日々、思うことをサラサラと。

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9才、その舞は美しく勇敢だった。

2021年03月03日 | 喜怒☆楽

中村勘太郎くん”連獅子”です。

(画像は演舞キックさんよりお借りしました)

歌舞伎座にて(2021.2.2~2.27)の約一か月、ロングの舞台を僅か9歳で努める。
この子の類まれと思われる才能は、毎年放送されるドキュメンタリー「中村屋ファミリー」で把握していた。
しかし、ここまですでに踊れているとは・・・ただただ感嘆する。
生の舞台は観劇できなかったので”歌舞伎オンデマンド”で視聴する→3/2~3/22まで配信(7日間は何度でも視聴可能)
9歳を侮るなかれです 子どもだからなんていう甘事は一切介在しない清々しさ厳しさがある連獅子です。
綺麗な品格があり、手先足先隅々まで意識した様式の美(どこで止めても静止画像が美しい)、床を踏み鳴らす音のクリアな確かさ、
そしてなにより勇敢なんです 
その舞に、はじけるような踊ることが好きで堪らないという気持ちを見いだすことができる。
良い意味での9歳ならばこその風景の初々しさ凛々しさがそこにあった。
もちろん勘九郎さんの親獅子もしっかり堪能、オーラが凄いです。
ただ、目が・・・子獅子に奪われっぱなしでお父様に負けないオーラがあるのですよ既に。
勘太郎くん、その才能を見事に開花させた感のある連獅子でした。
時間が許すならば何度でもリピートして見続けていたい舞台だった。

弟の長三郎くん(別作品に出演)この子も近い将来ドカンと来るかも。

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