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こんなところに広大な雑木林

2006年10月20日 | 美術展・本
なんだか思いがけなく唐突に異次元に入っちゃったような感じ。・・これが「五島美術館」の”ある場所”を見た素直な感想です(東急電鉄創業者の五島氏が開設)

東急東横線自由が丘で大井町線に乗り換えて5分”上野毛駅”下車
5分も歩くと閑静な住宅街の一角に鎮座するように建ってます。今、墨跡・歌仙絵・李朝の陶芸など展示されてますが、目当ては「紫式部日記絵巻」。春は「源氏物語絵巻」が期間限定で展示されます。と・・もちろん展示作品は充分見応えあるものでしたが侘び寂びの作品云々の感想は伝えにくいもの墨跡は好き嫌いがはっきりしているので、チラっと見て通過するだけの作品と、しばし揺れるような気持ち良さで見惚れるものがあり、一見ヘタで乱れているような字体に多く足が止まります。墨跡は怖いくらいに性格がでてしまうような気がします。大胆豪放に見えた作品が、戻って再度眺めてみると意外に線が細かったり。

一室だけの小規模な展示だったので「庭園」も廻って見る事に。な、なんと眼下に見える「庭園」は庭園というよりも広大な雑木林ではありませんか武蔵野の多摩川に向かって傾斜しているその立地の抜群の良さ。人工的な便宜の良さというものを感じさせず、自然のあるがままをそのまま程よく遊ばせている。ゆっくり散策する途中には、あちこちに表情豊かな小さな石仏があり、のほほんと石灯籠があり、わざと配列を乱した石畳がある。日射しで輝く緑の苔を沿わせた石畳の坂を登ったり降りたりして深く吸う空気は雑木の匂いが満載。一山を濃縮してこの地に持ってきたような充実した景観。数時間かけないと廻りきれないほど味わいたいものがドッサリ
あります。掲載した画像は携帯画像なので広大な雑木林の雰囲気が撮れなくて残念です。

でも、こんな凄い庭園を要しながらHPではあっさり紹介してるだけなので分からないと思います。五島美術館

追記:「根津美術館」の庭園もgood。
追追記:作品についての詳細はTBして下さった”徒然なるままに”の方のブログをご覧になって下さい。”徒然なるままに”さん、ありがとうございます。
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