X氏 政治家はたくさん知っているがA(政権中枢に極めて近い自民党議員)といちばん親しい。Aの最初の選挙のときに、最初に応援に行ったのは俺だよ。
X氏 全学連で活動してました。当時はB(民主党参議院議員)が委員長で、C(元大蔵省主計局長)が副委員長、そして私が常任委員長でした。
■Aは加藤紘一さんで、Bは江田五月さんじゃないでしょうか?大東亜戦争の後始末も中途半端で、全学連も単なる「青春の思い出」にしてしまっている日本は、どんどん後続の世代が負わねばならない宿題が大きくなって手に負えませんぞ!「昔は共産党員だったんじゃあ」などと、トンデモない地位に付いている人が好々爺然として喋り出されては、本当に困るのです。このA氏にしても、高級官僚から国会議員にまでなりながら、生まれ故郷の朝鮮半島にはただならない思いを寄せているのですから、核関連技術にしても外交戦略にしても、日本は穴だらけだということです。
■1990年9月に税金使ってチャーター機で平壌に乗り込んだ自民党13人、社会党10人の国会議員と、両党関係者だの政府関係者だの報道陣などの「金魚のウンチ」が36人、合計90人の名前など調べる気になればずらずらと列記出来るのでしょうが、マスコミが大喜びした小泉さんの前置きの長かった「電撃訪問」にくっ付いて行った外交音痴軍団に負けないピンボケ集団だったようです。「鴨が葱背負って」とは言いますが、「アホがチャーター機で」という新しい慣用句を作った方が良さそうな、「タラップ上で手を振る訪朝団」写真が残っていますぞ。仲良くするにも喧嘩するにも、もう少し格好つけないと行けませんなあ。その後も我も我もと平壌詣でが続きましたが、その滑稽譚は別の機会に……。
■世の中はバブル、財界も政界もバブル、金丸爺さんは、外交交渉の場と銀座のクラブを間違えて、「チップをはずめ!」とトンデモない大盤振る舞いをやらかそうとして顰蹙を買ったのですが、選挙となれば炊き出しのオニギリの中にラップに包んだ1万円札が入っていると言われた山梨県の政治風土?をそのまま半島に持ち出しては行けませんなあ。バブルのあだ花だった東海道リニア・モーターカーをぐにゃりと北に曲げて山梨の山深い所に引っ張り込んだのは御愛嬌でしたが、慣れない外交などにまでしゃしゃり出ては行けません。当時の自民党には金丸さんを止める政治家が居なかったのです。それからの北朝鮮外交の「失われた10年」は大きな意味を持ちました。田中派・経世会・橋本派と流れた自民党の主流を根絶やしにした小泉さんが、ぽんと飛び出して「永遠」の外務官僚が書いておいたカビの生えた日朝平壌宣言を持って訪朝したのですから、拉致も核もミサイルも、何一つ解決するはずはないのでした。
■「日々変化する外交情勢」などと、作文にはあっさりと書き込む癖が有る外務省ですが、御仕事は「10年1日のごとく」こなしているようですから、あの宣言文も当時も今も、海外メディアはまったく重視してくれません。ちょっとした情報機関を持っている国なら、北朝鮮の核技術やIT技術が何処から来ているのかは知っているでしょうから、下手な田舎芝居にしか見えないに違い有りません。偏差値の高い大学に入学して、外交官試験にパスした、それがどうした?と生々しい世界の外交の最前線で戦っている連中に聞かれたら、ぐうの音も出ないとも聞きますなあ。日本国内だけで偉い外交官というのは悪い冗談です。
■法律では戦争と一緒に「博打」を禁止しながら日本中の津津浦浦にパチンコ屋さんと「景品交換所」が並んでいる変な捻れ現象を放置している国から、莫大な軍資金が北朝鮮に流れ、工業製品だろうが半軍事製品だろうが、日本から北朝鮮にどんどん流れていたのです。そう言えば、昔は「ココム」などという正体不明の組織が有って、日本も社会主義陣営に軍事転用可能な技術を輸出しない約束を強いられていました。日本から北朝鮮に変な技術が流れているぞ!と米国から怒られた事は一度も無かったようですが、日本の東芝が米国でも作れないスーパーコンピュータとノート型パソコンを開発したら、突然、ソ連の潜水艦のスクリューを滑らかに削る工作機械を輸出した!と濡れ衣を着せられましたなあ。
■米国は、敵が肥え太って世界中が注目するくらいに大きな悪役に育つまでは、自腹を切ってでも育て上げておいて、突如として、「邪悪な敵だ!」と名指しして自国の軍隊がしこたま貯め込んだ武器の在庫整理をするという悪い癖の有る国です。日米関係を機軸とするのは結構ですが、何でもかんでも言う事を聞いていると、また!生贄にされる危険は有りますぞ。ご用心、ご用心。
-------------------------------------------
■当ブログの目次
どこから読んだら良いか迷ったらここをクリック
■こちらのブログもよろしく
雲来末・風来末(うんらいまつふうらいまつ) テツガク的旅行記
五劫の切れ端(ごこうのきれはし)仏教の支流と源流のつまみ食い
------------------------------------------
X氏 全学連で活動してました。当時はB(民主党参議院議員)が委員長で、C(元大蔵省主計局長)が副委員長、そして私が常任委員長でした。
■Aは加藤紘一さんで、Bは江田五月さんじゃないでしょうか?大東亜戦争の後始末も中途半端で、全学連も単なる「青春の思い出」にしてしまっている日本は、どんどん後続の世代が負わねばならない宿題が大きくなって手に負えませんぞ!「昔は共産党員だったんじゃあ」などと、トンデモない地位に付いている人が好々爺然として喋り出されては、本当に困るのです。このA氏にしても、高級官僚から国会議員にまでなりながら、生まれ故郷の朝鮮半島にはただならない思いを寄せているのですから、核関連技術にしても外交戦略にしても、日本は穴だらけだということです。
■1990年9月に税金使ってチャーター機で平壌に乗り込んだ自民党13人、社会党10人の国会議員と、両党関係者だの政府関係者だの報道陣などの「金魚のウンチ」が36人、合計90人の名前など調べる気になればずらずらと列記出来るのでしょうが、マスコミが大喜びした小泉さんの前置きの長かった「電撃訪問」にくっ付いて行った外交音痴軍団に負けないピンボケ集団だったようです。「鴨が葱背負って」とは言いますが、「アホがチャーター機で」という新しい慣用句を作った方が良さそうな、「タラップ上で手を振る訪朝団」写真が残っていますぞ。仲良くするにも喧嘩するにも、もう少し格好つけないと行けませんなあ。その後も我も我もと平壌詣でが続きましたが、その滑稽譚は別の機会に……。
■世の中はバブル、財界も政界もバブル、金丸爺さんは、外交交渉の場と銀座のクラブを間違えて、「チップをはずめ!」とトンデモない大盤振る舞いをやらかそうとして顰蹙を買ったのですが、選挙となれば炊き出しのオニギリの中にラップに包んだ1万円札が入っていると言われた山梨県の政治風土?をそのまま半島に持ち出しては行けませんなあ。バブルのあだ花だった東海道リニア・モーターカーをぐにゃりと北に曲げて山梨の山深い所に引っ張り込んだのは御愛嬌でしたが、慣れない外交などにまでしゃしゃり出ては行けません。当時の自民党には金丸さんを止める政治家が居なかったのです。それからの北朝鮮外交の「失われた10年」は大きな意味を持ちました。田中派・経世会・橋本派と流れた自民党の主流を根絶やしにした小泉さんが、ぽんと飛び出して「永遠」の外務官僚が書いておいたカビの生えた日朝平壌宣言を持って訪朝したのですから、拉致も核もミサイルも、何一つ解決するはずはないのでした。
■「日々変化する外交情勢」などと、作文にはあっさりと書き込む癖が有る外務省ですが、御仕事は「10年1日のごとく」こなしているようですから、あの宣言文も当時も今も、海外メディアはまったく重視してくれません。ちょっとした情報機関を持っている国なら、北朝鮮の核技術やIT技術が何処から来ているのかは知っているでしょうから、下手な田舎芝居にしか見えないに違い有りません。偏差値の高い大学に入学して、外交官試験にパスした、それがどうした?と生々しい世界の外交の最前線で戦っている連中に聞かれたら、ぐうの音も出ないとも聞きますなあ。日本国内だけで偉い外交官というのは悪い冗談です。
■法律では戦争と一緒に「博打」を禁止しながら日本中の津津浦浦にパチンコ屋さんと「景品交換所」が並んでいる変な捻れ現象を放置している国から、莫大な軍資金が北朝鮮に流れ、工業製品だろうが半軍事製品だろうが、日本から北朝鮮にどんどん流れていたのです。そう言えば、昔は「ココム」などという正体不明の組織が有って、日本も社会主義陣営に軍事転用可能な技術を輸出しない約束を強いられていました。日本から北朝鮮に変な技術が流れているぞ!と米国から怒られた事は一度も無かったようですが、日本の東芝が米国でも作れないスーパーコンピュータとノート型パソコンを開発したら、突然、ソ連の潜水艦のスクリューを滑らかに削る工作機械を輸出した!と濡れ衣を着せられましたなあ。
■米国は、敵が肥え太って世界中が注目するくらいに大きな悪役に育つまでは、自腹を切ってでも育て上げておいて、突如として、「邪悪な敵だ!」と名指しして自国の軍隊がしこたま貯め込んだ武器の在庫整理をするという悪い癖の有る国です。日米関係を機軸とするのは結構ですが、何でもかんでも言う事を聞いていると、また!生贄にされる危険は有りますぞ。ご用心、ご用心。
-------------------------------------------
■当ブログの目次
どこから読んだら良いか迷ったらここをクリック
■こちらのブログもよろしく
雲来末・風来末(うんらいまつふうらいまつ) テツガク的旅行記
五劫の切れ端(ごこうのきれはし)仏教の支流と源流のつまみ食い
------------------------------------------