■素人の目でも試合中のボールの動きが海外の強豪チームと日本とではまったく違うのを感じます。日本チームから奪われたボールは、それ自身が勇猛な意志を持って相手ゴールに向って飛び回っているように見えますなあ。それは技術の問題ではなくて、何か文化や経済などに根を持つ深いところに発生している違いのような気がします。日本が放つシュートには「武器」や「兵器」のイメージが無いのは何故でしょう?
土田 ジーコさん、別に日本代表が1次リーグで3敗しても、ブラジルに帰ったら仕事あるでしょ。……
原 …トルシエ監督は日本で名前を売ってヨーロッパのビッグクラブで監督をやりたいというヤシンがあった。今回、初戦の相手であるオーストラリアのヒディング監督も勝負しだから、ワールドカップで名前を売ったらどれだけ自分の価値が上がるかを知っている……
■こういうどろどろした話もあっけらかんと語られるのがサッカー界の特徴で、貧困から脱出するにはサッカー選手になるしか方法が無い!という国々が寄ってたかってボールを追いかけているのですから、気取った舶来趣味の日本サッカーでは勝負にならないのかも知れませんなあ。
昔の釜本さんのリフティングより、今の小学生の方がうまい。(笑い)……「谷間の世代」っていう言葉があったのに、どうして日本のサッカーが成長しているって言えるのか。
笑っているのもセルジオ越後さんです。ワールド・カップがどんどん大規模になってオリンピックに負けないくらいの世界的なお祭騒ぎになったら、怪しげな金銭も含めて莫大な資金が流れ込み、そして流れ出して行きます。競争原理が働いて日進月歩で技術が向上するのも当たり前の話です。そんな世界の動向が日本国内で毎日練習しているサッカー少年達にちゃんと届いているのでしょうか?変な利権に食い込んでお山の大将になっている困った老人などがいると、どんどん組織は内向きになって田舎サッカーしか出来なくなるでしょう。怪しげな人物や会社が紛れ込む非常に怪しいお祭騒ぎなのですから、切符が買えないとか、チャイナの詐欺師に騙されたとか、あまり騒がない方が良いのではないでしょうか?縁日には怪しげな口上で商売するテキヤさんや子供だましの楽しい商品が並んでいるのですから……。
土田 テレビでも、番組制作スタッフが「あまりマイナスコメント言わないでください」なんてすぐ言うじゃないですか。
越後 日本の評論家も、日本が入っているF組以外は、予選突破はこの国とこの国、と情報を吟味し、冷静に分析できる。ところがF組にくると、急に「日本は大丈夫」と言い出す。
土田 ただ、これがCMに入ったとたん、ころっと変わる(笑い)。「日本、勝てないでしょう」なんて言い出すから。……だからテレビ観てる人は、セルジオさんだけが1人で毒吐いていると思っているんです。(笑い)
■こういう暴露話は週刊誌でないと出て来ません。テレビは視聴率を手段を選ばずに引き揚げかさ上げして広告収入を荒稼ぎしたいのですから、視聴者の期待と妄想を強引に膨らませて雰囲気を盛り上げているのでしょうなあ。まあ、1次リーグの結果が出るまでの夢を貪(むさぼ)るのも良いでしょうが、生活や健康を破壊するほど熱中しないような注意は必要でしょう。
千葉のオシム監督がおもしろい分析をしている。三都主は攻撃力があるからそれを生かすには、その背中に守る人をおかないといけない、という。三都主が攻撃に出られるとしたら、彼はファウルをもらえるプレーができる。だから、日本はここにだれかをつけて三都主をハーフに使えるかどうかということです。中澤じゃない、中澤が外に出て、中に蹴りこまれたら、ヘディングの強い人間が中にいないから。
土田 ジーコさん、別に日本代表が1次リーグで3敗しても、ブラジルに帰ったら仕事あるでしょ。……
原 …トルシエ監督は日本で名前を売ってヨーロッパのビッグクラブで監督をやりたいというヤシンがあった。今回、初戦の相手であるオーストラリアのヒディング監督も勝負しだから、ワールドカップで名前を売ったらどれだけ自分の価値が上がるかを知っている……
■こういうどろどろした話もあっけらかんと語られるのがサッカー界の特徴で、貧困から脱出するにはサッカー選手になるしか方法が無い!という国々が寄ってたかってボールを追いかけているのですから、気取った舶来趣味の日本サッカーでは勝負にならないのかも知れませんなあ。
昔の釜本さんのリフティングより、今の小学生の方がうまい。(笑い)……「谷間の世代」っていう言葉があったのに、どうして日本のサッカーが成長しているって言えるのか。
笑っているのもセルジオ越後さんです。ワールド・カップがどんどん大規模になってオリンピックに負けないくらいの世界的なお祭騒ぎになったら、怪しげな金銭も含めて莫大な資金が流れ込み、そして流れ出して行きます。競争原理が働いて日進月歩で技術が向上するのも当たり前の話です。そんな世界の動向が日本国内で毎日練習しているサッカー少年達にちゃんと届いているのでしょうか?変な利権に食い込んでお山の大将になっている困った老人などがいると、どんどん組織は内向きになって田舎サッカーしか出来なくなるでしょう。怪しげな人物や会社が紛れ込む非常に怪しいお祭騒ぎなのですから、切符が買えないとか、チャイナの詐欺師に騙されたとか、あまり騒がない方が良いのではないでしょうか?縁日には怪しげな口上で商売するテキヤさんや子供だましの楽しい商品が並んでいるのですから……。
土田 テレビでも、番組制作スタッフが「あまりマイナスコメント言わないでください」なんてすぐ言うじゃないですか。
越後 日本の評論家も、日本が入っているF組以外は、予選突破はこの国とこの国、と情報を吟味し、冷静に分析できる。ところがF組にくると、急に「日本は大丈夫」と言い出す。
土田 ただ、これがCMに入ったとたん、ころっと変わる(笑い)。「日本、勝てないでしょう」なんて言い出すから。……だからテレビ観てる人は、セルジオさんだけが1人で毒吐いていると思っているんです。(笑い)
■こういう暴露話は週刊誌でないと出て来ません。テレビは視聴率を手段を選ばずに引き揚げかさ上げして広告収入を荒稼ぎしたいのですから、視聴者の期待と妄想を強引に膨らませて雰囲気を盛り上げているのでしょうなあ。まあ、1次リーグの結果が出るまでの夢を貪(むさぼ)るのも良いでしょうが、生活や健康を破壊するほど熱中しないような注意は必要でしょう。
千葉のオシム監督がおもしろい分析をしている。三都主は攻撃力があるからそれを生かすには、その背中に守る人をおかないといけない、という。三都主が攻撃に出られるとしたら、彼はファウルをもらえるプレーができる。だから、日本はここにだれかをつけて三都主をハーフに使えるかどうかということです。中澤じゃない、中澤が外に出て、中に蹴りこまれたら、ヘディングの強い人間が中にいないから。