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わらの犬

2007年07月31日 | こんな映画見ました~(洋画)
『わらの犬』
---STRAW DOGS ---
1971年(アメリカ)

監督:サム・ペキンパー 
出演:ダスティン・ホフマン、スーザン・ジョージ 


イギリスの片田舎に越して来た学者夫婦。
暴力を否定する夫は周囲の仕打ちにもひたすら耐え続けるが、ある夜、かくまった精神薄弱者に牙をむく村人相手に遂にその怒りを爆発させる……。
鬼才サム・ペキンパーが人間の心の闇に眠る暴力を描いた心理サスペンス。 
(TSUTAYA DISCAS :イントロダクション)


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ダスティン・ホフマンの「真夜中のカーボーイ 」の次の作品で、前から見たいと思っていました。
アメリカの暴力が横行する社会から、平和を求めてイギリスの片田舎に妻エミー(スーザン・ジョージ)とやってきた数学者デビッド(ダスティン・ホフマン)。
温厚な彼が、自分と妻を守るために暴力で戦わざるをえなかった姿を描いています。
う~ん、始めは静かな出だしで、何が言いたいのかハッキリしなくて、ちょっとイライラ・・・。
何かに目覚めたように暴力的になっていくデビッドを演じたホフマンは、さすがです。
若いときからやっぱり説得力があります。


原題のSTRAW DOGS(わらの犬たち)は、中国の思想家老子の語録の中からとった言葉で、超人間的存在である天から見れば、人間の行動は護身のために焼くわらの犬のようにちっぽけな存在にすぎないという意味である。
(キネマ旬報データベースより)

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4 コメント

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ペキンパーの美学 (moondreams)
2007-07-31 19:09:51
非暴力主義者が、己に眠ってる暴力性が表れる。
後半になるにしたがって激しい憎悪と自己嫌悪に混乱するダスティン・ホフマンが熱演。次第にヒートアップし、バイオレンス化していく映像は、凄かったね。

スーザン・ジョージの肢体は、アカン(魅力的過ぎ)です。田舎者を誘惑するなというのが無理ってもんです。(笑)
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moondreamsさんへ! (小米花)
2007-07-31 22:51:31
コメントありがとうございます!

サム・ペキンパー 作品だと意識しないで見てました(汗)。それを意識して見たらもっと感情移入できていたかもしれません・・・。

でも、後半はさすが!でした。

エミー(スーザン・ジョージ)のあり方は挑発的でしたね(笑)。そういえば、ゲッタウェイのアリ・マッグローに同じ雰囲気を感じたような気がします・・・。


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ペキンパーらしからぬ映画 (Bill McCreary)
2007-08-12 08:50:17
はじめまして。

私もスーザン・ジョージをはじめてみたのがこの映画でして、あのスタイルと幼い顔とのアンバランスにけっこう刺激を受けた記憶があります。ダスティン・ホフマンと対照的で、うまいキャスティングだったかなと。

それにしてもこの作品、舞台といい、キャスティングといい、およそペキンパーらしからぬ映画ですね。ホフマンがよくペキンパー作品にでたなあと思います。やはり米国西部や南部を舞台にしている映画とは雰囲気がぜんぜん違います。

スーザン・ジョージは、その後あまり印象に残りませんでしたね。一応今でも芸能活動はしているみたいですけど。個人的には、『おませなツインキー』なんて映画でチャ-ルズ・ブロンソンの若妻役をやっていたのが印象に残りました。ブロンソンさんも、役とはいえ、彼女に奥さんになってもらえてうれしかったかもしれませんね。

それではまた。
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Bill McCrearyさんへ! (小米花)
2007-08-12 22:37:10
はじめまして!
ようこそ~!書き込みありがとうございます。

私はスーザン・ジョージはこの映画以外、知りませんでした。
ペキンパーの映画も特に好んで見ているわけではないのですが・・・。
ゲッタウェイ、ジュニア・ボナー がとても好きなんですがこれもマックィーン見たさにビデオ、DVD借りたんです。
わらの犬はペキンパーらしからぬ作品だという事なんですか~~。

でも、ゲッタウェイは本当に素晴らしかった~~。
わらの犬の感想でこんなこと言うの変ですが(笑)。

こんなブログですが、またいらしてください♪


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