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ビリーブ 未来への大逆転

2024年08月21日 | こんな映画見ました~(洋画)
『ビリーブ 未来への大逆転』
---On the Basis of Sex---
2019年(アメリカ)

監督:ミミ・レダー
出演:フェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマー、 ジャスティン・セロー、キャシー・ベイツ

「博士と彼女のセオリー」「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のフェリシティ・ジョーンズ主演で、実話をもとに史上初の男女平等裁判に挑んだ女性弁護士を描いたドラマ。

のちにアメリカで最高裁判事を務めることとなるルース・ギンズバーグは、貧しいユダヤ人家庭に生まれ、努力の末に名門ハーバード法科大学院に入学する。
夫マーティの協力のもと彼女は大学院を首席で卒業するが、女性であることを理由にルースを雇い入れる法律事務所はどこにもなかった。
やむなく大学教授となったルースは、男女平等の講義に力を入れながらも、弁護士への夢を捨てきれずにいた。
やがてある訴訟記録を目にし、それが歴史を変える裁判になると信じたルースは自ら弁護を買って出るが…。

ルース役をジョーンズが演じるほか、彼女を支え続ける夫役を「君の名前で僕を呼んで」のアーミー・ハマー、伝説の弁護士役を「ミザリー」のキャシー・ベイツがそれぞれ演じる。監督は「ディープ・インパクト」のミミ・レダー。(映画.comより)

        
 
-------私のひと言-------
 
お家鑑賞(Amazonプライム)。
実社会において性差による働く場の違いの是正に挑んだ女性裁判官の実話です。
 
女性の地位向上のために数多くの女性達が活躍して来ています。
その凄まじい努力の裏を支えている男性陣にも本当に頭が下がります。

ルースは大学院を首席で卒業するも、女性という事で弁護士として就職が出来ず、大学で教授として働く一方で弁護士として働く機会を待っています。
やがてある訴訟記録を目にします。誰も受けようとしない訴訟で自分がやらねばならないと立ち上がります。
その訴訟というのがです。(ネタバレ)
 
---Wikipediaより---
1970年のある日、マーティンが持ち込んできた案件の一つがルースの関心を引いた。
その案件はチャールズ・モリッツという名前の男性に関するものだった。
モリッツは働きながら母親を介護するために、看護師を雇うことにしたのだが、未婚の男性であるという理由でその分の所得控除が受けられない状態にあったのである。
その根拠となる法律の条文には「介護に関する所得控除は、女性、妻と死別した男性、離婚した男性、妻が障害を抱えている男性、妻が入院している男性に限られる」とあった。
ルースは法律の中に潜む性差別を是正する機会を窺っていたが、モリッツの一件はその第一歩に最適だと思った。
「法律における男性の性差別が是正されたという前例ができれば、法律における女性の性差別の是正を目指す際に大きな助けとなるに違いない。また、高等裁判所の裁判官は男性ばかりだから、男性の性差別の方が共感しやすいはずだ」と考えたからである。
 

つまり男性であるがゆえに法の擁護を受けられないことに対しての性差別を訴えたのです。
男性が性差別を受けたことで裁判に勝つことが出来れば、法律に性差別が生じていることになり性差別が是正されると信じたのです。裁判は見事勝訴しました。

その後、
クリントン大統領時代1993年ギンズバーグは連邦最高裁判事に就任(オコナー判事に次いで女性として二人)。トランプ大統領時代の2020年9月まで連邦最高裁判事を務めた。ギンズバーグ死後わずか1か月ですぐにトランプ大統領は保守派の判事を任命している。

その辺りのニュースは微かに記憶があります。トランプ大統領が何か選挙後に異議申し立てをしたときに有利なように、、、とかニュースで騒いでいたのは、このギンズバーグ女史が亡くなったからなのですね~、と今になって繋がりました。。。

 

 

 


 

 

 

コメント (2)
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