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天使の分け前

2013年05月17日 | こんな映画見ました~(洋画)
『天使の分け前』
---THE ANGELS' SHARE---
2012年(イギリス/フランス/ベルギー/イタリア)

監督: ケン・ローチ 
出演:ポール・ブラニガン 、 ジョン・ヘンショウ、 ガリー・メイトランド、 ウィリアム・ルアン 、 ジャスミン・リギンズ 、 ロジャー・アラム、 シヴォーン・ライリー 、 チャーリー・マクリーン 

解「ケス」「麦の穂をゆらす風」の名匠ケン・ローチ監督が、荒んだ環境に生まれ育ったスコットランドの若者を主人公に描く感動のハートフル・コメディ。
暴力に明け暮れた先の見えない生活を送る青年が、ウイスキーが取り持つかけがえのない出会いをきっかけに初めての希望を見出すさまと、仲間たちと挑む人生の一発逆転を賭けた一世一代の大勝負の行方を、スコッチウイスキーの奥深い世界とともにユーモラスかつ痛快に描き出す。
主演は本作のリサーチ中に見出されたという新人、ポール・ブラニガン。



長引く不況で若者たちの多くが仕事にあぶれるスコットランドの中心都市グラスゴー。
教育もままならない環境に育ち、親の代から続く敵対勢力との凄惨な抗争が日常と化した日々を送る青年ロビー(ポール・ブラニガン)。
恋人レオニー(シヴォーン・ライリー)の妊娠が判明し、心を入れ替えようとした矢先に再び暴力事件を起こしてしまい、裁判所から300時間の社会奉仕活動を命じられる。
そこで彼が出会ったのは、同じく社会奉仕を命じられた男女3人の若者と、彼らの指導にあたるウイスキー愛好家の中年男ハリー(ジョン・ヘンショウ)だった。
ロビーはやがて、親身に接してくれるハリーからウイスキーの奥深さを学び、興味を持つようになる。そして、ひょんなことから“テイスティング”の才能に目覚めるロビーだったが…。
(allcinemaより)


 



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ケン・ローチ監督の作品ですし、予告を見た時から是非見たいと思っていました。

 

荒んだ青年が、自分でも気づかなかったテイストの才能に気づき、社会に力強く生きていく姿を描いたという展開にも魅力を感じました。


天使の分け前というのは、蒸留していくウイスキーが年2%ほど蒸発して失われる分のことだそうです。

私はこの文章を読んだとき、その蒸発していくと言われてるウイスキーを集めて大儲けをするのかと思っていました。(^_^;)

ところが、**、話の展開は幻のウィスキーを盗む話し**だったんですね~(笑)。


でも、ロビーが自分の下の得意技に気づき一人の社会人として成長していく姿、それを見守ったハリーとのやり取り、そして一緒に立ち直ろうとした友達のあり方、それらがとても心地よく心に響いて来ました。

 

若者と彼らを見守った大人に心の中で拍手~~!!

やり切れない現実があることもしっかり見せつけられて、希望も見いだせるという展開で終わる・・・。

 

いい映画でした。


    


   


   


 

コメント
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