塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

生産国を追う楽しみ

2020-02-24 20:19:51 | 日記
 ジーパン好きの方ならば

 「リーバイス・ホワイトオーク」

 をいう言葉を聞いたことがあると思います。

 ホワイトオークというのはリーバイスが仕入れていたデニム生地なのですが、その生地を織っていた「コーン・デニム社」が、そのホワイト・オーク工場の稼働を既に終了しているのですね。

 生地も縫製もすべてが米国製というリーバイスは現状皆無となり、雑誌「ビギン」でも特集記事があったのはそのためです。

 僕のご近所には型番(501や505などのロットナンバー」にこだわらなければ、赤耳がついたホワイト・オークのリーバイスがまだ入手できますので、現在購入を検討中です。

 英国製にバブアーやラベンハム
 米国製のコンバース
 フランス製のラコステ

 というように、服飾ファンにとってはバカみたいな話ですが、製造国がアジアではない、生まれ故郷で作られているという点は、実に魅力的なのです。

 古いサッカー・スパイク収集家は、僕の言いたいことがわかっていただけると思います。

 フランス製のアディダスやパトリック
 旧ユーゴ製のプーマ

 が魅力的なのは(僕は写真でしか見ていませんが)最上級のレザーを用いて丁寧に作られているためですね。

 そこにはマラドーナやクライフ、ベッケンバウアーが履いた、党事実もあります。

 しかし、現在のように優れた衝撃吸収素材がなく、色も黒しかなかった当時、この極上の革が選手の脚を護っていたことは、大きな要素ですよね。

 日本製のミズノ・モレリア
 イタリア製の復刻ディアドラ

 もコレクターからすると、集めて眺めていたいスパイクではないでしょうか。

 ただコレクターには不思議と男性が多いように思えるのは、不思議ですよね。
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サッカーも環境に配慮する時代です

2020-02-24 20:07:30 | 日記
 長野県は海無し県としての側面を持ちます。

 しかし県内では、レジ袋やストローなどプラスチック製品を、環境に配慮された紙製品や植物由来の素材に変更してゆく動きが確認できます。

 スーツの世界でいいますと、帝人が開発したストレッチ素材

 「ソロテックス」

 は、その高い機能性だけでなく、素材の25%は植物繊維で織られている、と言う話を聞きました。

 僕もソロテックスを用いたパンツを2着所有していますが、その伸縮性は驚異的でしかも吸汗速乾に優れています。

 梅雨の時期のサッカー観戦には最適だと思いますし、仕事用の目的で買う方も多いと感じます。

 確か東レだったと思いますが、ポリエステルを従来の石油から開発するのではなく、植物成分から開発可能に至ったというニュースが流れました。

 サッカージャージはポリエステルですが、サッカーも今後はジャージ繊維も環境問題に取り組んだ形が求められるかもしれません。

 ナイキもアディダスもリサイクルを素材を用いていますし、この問題を無視してきたわけではありません。

 黎明期のサッカーは、ジャージがウール素材だったはずですから、天然繊維が持つ水分(雨や雪)を含むを重く、動きずらいうえに乾きにくいという形でプレイしていました。

 欧州のスタジアムでは雨水の再利用や、LEDの積極活用などが推進されています。

 日本は現在、卓球、バスケット、サッカーに野球がプロとして興行し、バドミントンやバレーボールもリーグ戦があります。

 皆が手を取り合い、環境や素材開発に向けて動くときかもしれませんね。
 
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排除するという考え方を考慮して

2020-02-24 19:54:49 | 日記
 東京帝国ホテルはいつの時代も、日本最高峰のホテルとして内外から多くの宿泊客が集まります。

 「帝国」を英語でいうとインペリアルになると思いますが、この言葉はシンガポールを軸に2次大戦において、日本陸軍が進駐した地域からは、忌み嫌われると思います。

 しかし、「帝国」ホテルは東南アジアの旅行者も大変多いと思いますが、その理由はなぜでしょうか。

 当然、ホテルの従業員が戦争に加担したわけではありませんよね

 東京帝国ホテルに宿泊する人物は、性別と国籍を問わず

 帝国ホテルに相応しい人間性を持つ
 帝国ホテルのしきたりを遵守できる人物
 帝国ホテルの良さを理解できる人物

 に違いありません。

 つまり、帝国ホテルは極上のサービスでお客様を迎えているのではなく、自分たちの哲学、精神に見合うお客だけが必然的に集まり、宿泊している形になります。

 だからこそ、宿泊客は自分たちの行動で帝国ホテルの名声に傷がつかないことを考慮し、だからこそホテル側はその愛情に応えるため、極上の料理、寝具、挨拶で迎え入れる、というわけです。

 これは差別ではありませんよね。

 帝国ホテルのマナーを守らないお客は、必然的に「排除」されていることになると、僕は考えています。

 サッカーもそうですよね。

 英国政府はフーリガンを差別したのではありません。

 サッカー・スタジアムという公益性と環境の良さを世間に訴えるには、立見席を止めて清潔なスタジアムを用意することで、利便性を追求した形です。

 暴力に頼った応援
 アルコールで問題行動を起こすファン

 彼らを「排除」した、つまり彼らが応援スタイルを適切な形に変化させれば、いつでも入場できるシステムを導入した形です。

 それでもスタジアムを覆う不穏な空気が払しょくされることが無い現実を思うと、むなしくなる方は多いと思います。
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首位と3位にある明確な差

2020-02-23 21:11:34 | 日記
 イタリアの場合、3強と言えばスクデット獲得順にユヴェントス、ミラン、インテルの形で名前が挙がります。

 スペインはレアルとバルサに追随するのがアトレティコですが、アトレティコは財務でも優勝回数でも、2強にあがなうことができません。

 それでも3強が形成されるリーグは欧州でも少なく、プレミアではビッグ6と呼ばれるものの、本当に欧州王者を狙えるのは、リバプールとシティのみでしょう。

 ブンデスリーガではバイエルン
 リーグ1ではパリ、サンジェルマン

 の力が突出しており、ベルギーがアンデルレヒト、スコットランドがセルティックというように、優勝回数に隔たりがあることも多いですね。

 このようなサッカーの勢力図は、ミルとマーチャントと呼ばれるスーツの生地メーカーにも同じことが言えます。

 英国ならばホーランド・&・シェリー、テーラー&ロッジ、ウイリアム・ハルステッドなど
 イタリア ロロ・ピアーナ、ゼニア、カノニコなど

 がその代表例です。

 マニアな方ならば

 「フランネルはフォックスが最適だね」
 「レダのアイス・センスは夏に最適だ」

 など、生地について語りたいことは多々あると思います。

 僕はネクタイでゼニア、トラウザーや上着でカノニコを所有していますが、いずれも抜群の肌さわりなんですね。

 しかし、中古や店頭でロロ・ピアーナの素材を用いた衣類を試着すると、その素晴らしさに感嘆します。

 「カノニコも素晴らしいが、ロロ、ピアーナはそれを凌駕している」

 と唸る思いです。

 この感覚はあくまで僕個人のもので、皆さんからは違和感があると思います。

 しかし、確実なのはサッカーでも実社会でも、首位と3位の間に広がる差は、僕らが思う以上に大きい代物、と言う点です。

 そう考えた場合、やはりシメオネが長期政権を築いている点は、凄いことですよ。
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遠藤保仁、空前絶後の記録を生む

2020-02-23 20:57:04 | 日記
 ガンバの遠藤保仁がリーグ戦631試合出場を達成しました。

 日本代表でも152試合という最多出場を誇るのも彼でしたね。

 遠藤にはこれまで、リーグ戦と代表戦でいくつもの紆余曲折があります。

 1・かつて在籍していたフリューゲルスの消滅
 2・シドニー五輪は観客席からの観戦
 3・2008年はアジア王者となり、クラブ・ワールドカップに出場
 4・2010年ワールドカップ終了後に、リバプールから獲得の打診があるとのうわさもあり

 遠藤といえば、欠場とは無縁の選手のように見えます。

 ですから冒頭の試合出場カ数が達成できたわけですが、改めてその道のりが僕らが思うほど、直線では無かったと思いますよね。

 彼がアンブロと就寝契約を結んでいることは有名ですが、ガンバもアンブロが契約先です。

 ですから、アンブロとしてはこの数字にかけて、何か記念スパイクか関連商品を企画、販売するかもしれません。

 仮定の域は出ませんが、森保監督は長谷部誠を五輪のオーバーエイジに目論んでいると囁かれます。

 最前線には大迫勇也の名前もありますが、監督としては遠藤のように

 ずば抜けた視野を持つ選手
 劣勢の場合でも、落ち着いて行動できる選手
 悪質がファウルにファウルで対抗しない選手

 は実に魅力的ではないでしょうか。

 僕は今季のガンバ、宮本監督が3-5-2を目論む際に要となるのは、代表選手である井出口や宇佐美ではなく、矢島ではないかと思います。

 ユヴェントスが3-3-2-2の中心部にアンドレア・ピルロを置き、その前にマルキージオやビダルを起用した、コンテ時代の布陣は興味深いものでした。

 その矢島もきっと、遠藤の姿に感化されているのではないでしょうか。

 そのピルロは幼少時代の贔屓クラブ、インテルではうまくいきませんでした。

 案外矢島をガンバに移籍させたことを、レッズ関係者は後悔するかもしれません。
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