塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アフリカサッカーの飛躍について

2020-02-05 00:54:42 | 日記
 日本経済新聞によれば、現在マリ、ブルキナファソ、ニジェールなど西アフリカの国々は、政情が非常に不安定であり、2019年はテロで4000人が犠牲になったとのこと。

 1990年ワールドカップ、カメルーン代表が躍動し大きな衝撃を与えました。

 初戦のアルゼンチン戦に1-0で勝利し、8強のイングランド戦はリネカーが決めたふたつのPKが無ければ、もっと競った展開になったかもしれません。

 アフリカ諸国はその多くがフランス、英国、ベルギーなど西欧諸国の植民地であり、特にコートジボワール、カメルーンやアルジェリアの選手たちが宗主国であるフランスを目指すこと。

 この点も大変よく知られています。

 しかし、かつてペレが予測した

 「将来アフリカの時代が来る」

 という形は一向に物る気配がありません。

 これが五輪ならば1996年のアフリカと2000年のカメルーンが相当しますが、国民の歓喜はともかく金メダルはワールドカップ優勝とは別の形ですよね。

 つまり、アフリカ諸国にまつわるエピソード

 1・勝利ボーナスをめぐって選手と協会が紛糾
 2・政治家が代表を好き勝手使う
 3・呪術など、土着の文化が色濃い

 など、多くの突飛な話がありますが、アフリカ諸国が本当に飛躍するには、まず政情の安定が必要なのは間違いありません。

 フランスではロジェ・ルナールやフィリップ・トルシエ、クロード・ルロワなど、まさに
 
 「アフリカのスペシャリスト」

 を生んできましたが、テロや政権交代など落ち着いて代表を組織できなければ、アフリカは自国の人物から代表監督を選ばねばなりません。

 しかし、西欧列強が自由や平等を説いた「はず」の植民地生活は、アフリカ大陸の発展に結びつかなかったとすれば、宗主国である彼らは今何を思うのでしょうか。
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