東京ヤクルトスワローズ、1980年代はヤクルト・スワローズでしたが、ボブ・ホーナーという外国籍選手が加入します。
どういういきさつかはわかりませんが、大リーグでなんの問題もなくプレイできる実力選手が、いきなり活躍の場を日本に求め、初戦から快音を響かせたことで、野球好きが騒然としたんですよ。
ただ、ホーナー自身は日本の生活が息苦しかったのか、球場そのものが狭く、米国と異なりファンが太鼓やトランペットで応援するスタイルが嫌だったのか、それともセリーグの力量にがっかりしたのか。
理由はどうであれ、1年持たずに帰国し、米国に戻った際
「地球の裏側には、異なる野球があった」
と発言したはずなんですね。
創設当時のJリーグ、そして2010年ごろまでの日本代表も
やたらと走り回る
プレッシングというが、闇雲に走っていても無駄に体力を消費するだけだ
ファンが敗戦にもっと怒るべきだ、プレッシャーが少ないリーグだ
と来日した外国籍選手から、多くの苦言と意見があったものです。
それらを考慮し、代表強化のための方策、魅力あるリーグとは何かを考え続けた現在、育成と学校の部活の両輪がかみ合うことで、欧州市場にどんどん選手を供給し、育成の協力金が学校に支給される恩恵が目立つようになりました。
諫言は確かに聞くことが嫌ですよね。
ただ彼らの意見を無視しなかったことが、今の日本サッカーの根底にあるのではないでしょうか。
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