日本って、「平和主義」の憲法を持ってるでしょ。日本の「平和主義」って、ぜったいに守り抜かなきゃね? なーんてこと考えてる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『この国を守り抜け』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
私は、人生観や会社経営などにおける信条としては、基本的に、「光明的で発展的なものの考え方をしている者は、成功や繁栄に導かれていく」という考えを持っています。
しかし、国の指導者の立場にある人たちは、外交関係や国際関係、あるいは軍事関係において、やはり、最低最悪のことも考えておく必要があります。国民が心配しなくてもよいように、国民の代わりに考えなければいけないわけです。
“平和主義”の人たちは、まるで、「警察がなくなれば、暴力団もこの世からなくなる」という言い方をしているように、私には聞こえます。逆に言えば、「警察があるから、暴力団が、あれほど、あちこちで“活躍”するのだ」という言い方をしているように聞こえなくもありません。
もちろん、軍事のレベルと警察のレベルは違うかもしれませんが、理屈だけを聞いていると、そうなのです。
警官は、人を殺すために、ピストルを持っているわけではありません。ピストルは、犯罪を抑止するためにあるのです。
もちろん、犯罪のない国になることが、いちばんよいことです。しかし、「警察官がいなくなれば、犯罪がなくなる」、要するに、「犯罪者を捕まえる人がいなくなれば、犯罪がなくなる」というような論理は成り立たないのです。
(23~25ページ)
人生観や会社経営などでは、基本的に光明的で発展的なほうがよい。
しかし、国の指導者の立場では、外交関係、国際関係、軍事関係においては最低最悪のことも考えておく必要がある。
“平和主義”の人たちは、まるで「警察がなくなれば、暴力団もこの世からなくなる」という言い方をしているように聞こえるが、そんな論理は成り立たない――。
平和な社会がいいのは、誰にとっても当然のことです。
大川隆法先生も、宗教者として、救世主として平和を望んでおられるのは、改めて言うまでもないことです。
ただし、大川隆法先生は、日本だけが平和であればよいとか、自分は死にたくはない、戦争はしたくない、憲法は変えたくない、というだけの無責任な“平和主義”には、真正面から反対しておられます。
それが、国の指導者の立場にある方々のあるべき姿勢である、と説いておられるのだと改めて私は思っているのです。
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『この国を守り抜け』
大川隆法著
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