コロナ不況も続いてるし、またリストラが流行(はや)るのかな。リストラされないためには、どうしたらいいの? なーんて悩み抱えてる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『サバイバルする社員の条件』で、次のように説いておられます。
経営が傾いた会社の場合、リストラの候補者がリストアップされて順位をつけられ、いずれ、順番に削っていかれるようになります。
このリストの上位に載ることなく、「この人は外せない」と言われるようになって、最後まで生き残るには、どうしたらよいのでしょうか。(中略)
まず、企業がクビにした人に関する統計を見ると、その理由として最も多かったのは、「協調性がない」ということでした。この理由は、好況・不況を問わず、常に六十パーセントを超えているそうです。
ただ、その協調性がない人には、才能のある人がわりあい多くいるのです。要するに、学歴が高かったり、職人的な技能が非常に優れていたりするような、「仕上げにとてもうるさい人」や「自分の型があって自己流を貫くタイプの人」のなかに、協調性の足りない人がいるわけです。
上の人の判断が緩いときには、それでも組織にいられて、自己発揮することもあるのですが、そういう人が、リストラ候補としていちばんに引っ掛かるようです。
ちなみに、これは、以前も述べましたけれども、ある人が、会社をクビになったハーバード大学の卒業生について、追跡調査したところ、やはり、六十数パーセントの人が、「協調性がない」という理由で会社をクビになっていたそうです。
ハーバード大学の卒業生であれば、みな、頭がよいことに対してすごく自信があるのでしょうが、協調性がなければ、会社がうまくいかなくなってきたときに、最も切られやすいタイプになります。会社にしてみれば、「いやあ、あなたのように優秀な方は、どこでも雇ってくれるでしょうから、どうぞ、ほかのところへお行きください」と言い、安心して、クビを切れるわけですね。
しかも、そういう人は、たいてい生意気なので、クビを切っても、周りの賛同が得られやすいのです。「彼は、自分一人で生きていけるのではないでしょうか」という感じで、誰も守ってくれません。自分のほうで、労働組合から出ているような状態になるわけです。
このように、「協調性のなさ」が、リストラされる理由の一つであることを知っておいたほうがよいと思います。
(51~54ページ)
企業がクビにした人に関する統計で、その理由として最も多かったのは、「協調性がない」ということだった。
協調性がない人には、学歴が高かったり、職人的な技能が非常に優れていたりするような、才能のある人がわりあい多くいる。
会社にしてみれば、優秀だからどこでも雇ってくれるだろうと、安心してクビを切れるし、そういう人はたいてい生意気なので、クビを切っても周りの賛同が得られやすい――。
こういう形で説かれたのを見て、自分の胸に手をあててみたとき、ドキッとする方がおられるのではないでしょうか。
え、じゃ、どうしたらいいの? という話については、また次の機会に!
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『サバイバルする社員の条件』
大川隆法著
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