中村元っていう東大名誉教授の大仏教学者がいたでしょ。いまどうしてるのかなあ? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『仏教学から観た「幸福の科学」分析』――東大名誉教授・中村元と仏教学者・渡辺照宏のパースペクティブ(視角)から(幸福の科学出版)のまえがきで、次のように説いておられます。
仏教を、学問を通して研究することは可能だろう。しかし、学問を仏教に仕立て上げることは難しい。
教理を理性的・合理的に分析すること自体は可能だが、理性的・合理的なものの中に、「信仰」を観ずることは難しい。
真理は単純なことの中にある。仏陀の教えを哲学化して説明することは可能だが、仏陀の言葉を誰にでもわかる言葉で説明し、伝え切ることは難しい。単純かつ神秘的でないものには感動がない。感動がないところに世界宗教は生まれない。
神も仏もなく、霊界も存在しない世界に宗教が成り立つとすれば、宗教を単なる優れた人物論と観ているか、ただのレトリックとして観ているかのどちらかである。「信じる」ということは、この世とあの世の間の川を飛び越すことである。信仰なき者には、真の宗教に出会うことは、つくづくと難しいものだと感じる。
(1~2ページ)
このまえがきでは、少し遠回しに説かれています。
ですが、本書の大半が中村元・東大名誉教授の霊の言葉(「霊言」)で占められていることを考えると、真の宗教に出会うことが難しい「信仰なき者」というのが誰を指すのかは、自ずから明らかなことと思います。
40巻もの大全集を刊行し、岩波文庫でも多数の翻訳経典を刊行するなど、少しでも仏教を勉強した人であれば誰もがその高名に触れたことがある方です。
その仏教学の大権威が、じつは「真の宗教」に出会っていなかったという事実は、やはり衝撃的ではないでしょうか。
本書は、仏教と仏教学に興味関心を持つすべての方に、強くお勧めしたい書籍だと改めて私は思っているのです。
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『仏教学から観た「幸福の科学」分析』
大川隆法著
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