ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



自由と平等っていうけど、どっちかを選ぶとしたら、格差はよくないいんだから、やっぱし平等のほうが大事じゃないの? なーんて疑問もってる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『政治の理想について──幸福実現党宣言②』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。

 私は、統制経済型のものは勧めません。そういうものは、できるだけ最小限に抑え、企業や個人の努力が報われる社会をつくっていくべきです。
 もちろん、そのためのインフラを整備したり、「チャンスの平等」を与えるために、できるだけ努力することは大事なことだと思います。
 ただ、「自由か平等か、どちらかを選べ」と言われたら、迷わず自由のほうを選んでください。
 自由より平等を選んだら、必ず自由は死滅します。平等を選んだ場合には、極端まで行くと、最後は結果平等に必ず行き着きます。この結果平等は「貧しさの平等」なのです。
 なぜなら、平等を言う以上、そこからは、いかなる成功者も出てこなくなるからです。結果的な平等を求めたら、成功者は出てこなくなります。成功した人は、「悪いことをした人」か、「税金を吸い上げるための対象」にしかならないので、企業努力をする人がいなくなるわけです。
 したがって、「自由か平等か」ということなら、自由のほうを選ぶのがよいのです。(中略)
 そして、前述したように、自由の行使の結果、事業などで成功した人は、いろいろなかたちで、それを社会に還元していく努力をすることです。
 私は、「騎士道精神」という言葉を使うことがありますが、それは、この世的な言い方であり、別の言葉で言えば、「宗教的な精神」でもあります。
 そういう「信仰心に溢れた慈悲の行為」に取りかかるべきです。人生の前半において、事業の成功に向けて努力をし、それで成功したのなら、人生の後半においては、それを元手にして、慈悲の行為を実践していったほうがよいのではないでしょうか。
 そうすれば人生は“二毛作”となり、非常に楽しいと思います。「若いころには、事業を大きくするために、一生懸命に働き、晩年になったら、成功して得られた組織やお金を元手にして、それを社会に還元していく」ということは、実に楽しいことだと思うのです。
 「国家に税金を納めても、そのお金が何に使われているのか分からない」ということより、ロックフェラーのように自分たちで財団をつくり、「ここに病院を建てたい」「この地域の人たちを救いたい」というようなかたちで自分の財産を使えることは、企業家にとって、実に楽しく、うれしいことだと思います。「自分が蓄財したものを自分が自由に使っていける」ということは大事なことです。
 私は、企業家に対して、「しっかりお金儲けをして大きくなったら、人生の後半においては、それを社会に還元していくことが大事です。それは、騎士道精神、あるいは宗教的な慈悲の精神を推し進めることでもあるのです」ということを教え、そういう人が数多くいる社会をつくっていきたいのです。
(237~240ページ)

努力が報われる社会をつくるためのインフラ整備や、「チャンスの平等」のためにできるだけ努力することは大事ではあるが、「自由か平等か」では、自由のほうを選ぶべきである。

平等を選んだら、必ず自由は死滅し、最後は結果平等に行き着くが、これは「貧しさの平等」になってしまう。

自由の行使の結果、事業などで成功した人は、騎士道精神、あるいは宗教的な慈悲の精神をもって、いろいろなかたちで、それを社会に還元していく努力をすることである──。

「自由と平等」とよくまとめて言われますが、よくよく考えてみると、これは実は両立しない概念であって、突き詰めていくとどちらを取るのかが迫られるというのは、大川隆法先生がかなり以前から一貫して教えておられるところです。

そして、どちらかを取るとき、“平等”ではなく「自由」のほうを取らないと、結果として大変なことになってしまう、ということであるわけです。

考えてみると、これは大きくは、「自由主義」対“社会主義”の問題として、壮大な文明実験が行なわれてきたのではないでしょうか。

いまだ“平等”にこだわり、“社会主義”を取ろうとしておられる方の一人でも多くが、この大川隆法先生が説かれる「自由主義」の哲学をしっかりと学んで下さいますように。

そうすれば、世界はもっともっと素晴らしく、そして美しくなっていくのだろうと改めて私は思っているのです。
 

『政治の理想について──幸福実現党宣言②』

 大川隆法著


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