恋猫や運河の底の泥眩し 堀籠政彦 「滝」6月号<滝集> 2013-06-17 05:11:30 | 日記 常識的な説明を一切捨てて、只二つの事実を並べている二 物衝撃の句である。したがって、字面を追っても意味は無い、 しかしあの夜も昼もなくせつなげな声で鳴き続ける恋猫と、 潮の引いたあとの運河の底に光る泥が、不思議な魅力で引き 合っている。(遠藤玲子)