月は見上げる人の心持を映しながら空にある。紛争の地と
被災地を思った作者にも、同等の憂いがあったのではなかっ
たのでしょうか。
「満月がひとりにひとつ海の上 正木ゆう子」
この句は秋の月ですが、月を見る心地は「ひとりにひとつ」
づつある。見るうちに、春満月が自分の憂いを包むように、
それぞれの地で「人」を和ませているのだろうかと、地球上
にある憂いの数々を思い出すに至った。そんな句と思います。
優しいですね。(H)
被災地を思った作者にも、同等の憂いがあったのではなかっ
たのでしょうか。
「満月がひとりにひとつ海の上 正木ゆう子」
この句は秋の月ですが、月を見る心地は「ひとりにひとつ」
づつある。見るうちに、春満月が自分の憂いを包むように、
それぞれの地で「人」を和ませているのだろうかと、地球上
にある憂いの数々を思い出すに至った。そんな句と思います。
優しいですね。(H)