
お彼岸に近づいたからというわけでもないけれど、たぶん9月はジャコが集まりそう。というのもジャコ・パストリィアスをしのんだアルバムをついつい買っているうちにだいぶたまって、それは随分前に「jaco jac ja j ・・・」という記事にしました。
日本の櫻井哲夫のJacoトリヴュート・バンドのアルバムが彼岸前にでるのは楽しみだけれど、出ているはずのウェザーのジャコの入った音源は発売が伸びていて一寸イラついている。ということで呼び水第1弾で始めてしまいます。
新しい録音かとおもったら2005年のリイシュ―でした。
1曲目、エレベとアコーディオンで“Continuum”の始まりは親しみ深くてうれしい。ハーモニカも入ってきてノスタルジックな感じ、エレベはソフトな音色です。
2曲目はソプラノとギターがはいったO・コールマンの曲でドラムスのステファン・ハチャードが細かいリズムで仕掛けます。このアルバムしっているのがこのハチャードだけだけれど、J・P・コモやフローリアン・ロス、パリス・ジャズ・ビック・バンドでずっと聞いている人、ヨーロッパでは1stの人お仕事請け負いましたという感じでしょうか。
3曲目もメセニー関連から、ここではバイブが入って、今日のバイブはG・バートン風。
リーダーはフランスのベーシストでアコーデオンの“Lionel Suarez”と気が合って作ったという感じでこの二人が中心でゲストが加わった演奏です。
4曲目リーダーの曲はエレベがソロの曲で一寸ソフトだけれどそれなりのジャコ。
6曲目“Three Views of a Secret ”はゲストのアルトのソロで、これはあまりいただけない。もっとカッコよくふける人日本にもたくさんいる。
7曲目“Teen Town”の出だしのアコーデオンがカッコ良いし、8曲目“Liberty City”エレキギターを上手く使ったアレンジでこの2曲カッコ良い。
9曲目はJacoのデヴューアルバムで演ったハンコックの曲、バイブのソロがなかなか良い。
10曲目もジャコの古い曲でエレベのソロ。
ジャコのトリビュートだと、おれおれ的なベースになりがちだけれど、このひと出すぎず、かといってジャコの曲ではきちんと弾いて、音のソフトさが特徴のトリビュートアルバムって感じかな、櫻井 哲夫のアルバムはどうなるか楽しみです。
それよりもウエザーのライブ・音源きちんとだしてください。
Araund Jaco / FREDERIC MONINO
Frederic Monino Trio
Lionel Suarez (accordion)
Stephane Huchard (drums)
François Jeanneau (soprano sax)
Franck Tortiller (vibraphone)
Louis Winsberg (guitars)
Olivier Ker Ourio (harmonica)
Thomas Depourquery (alto sax)
1. Continuum (Jaco Pastorius)
2. Round Trip / Broadway Blues (O.Coleman)
3. Bright Size Life (Pat Metheny)
4. Punktroduction (F.Monino)
5. Punk Jazz (Jaco Pastorius)
6. Three Views of a Secret (Jaco Pastorius)
7. Teen Town (Jaco Pastorius)
8. Liberty City (Jaco Pastorius)
9. Speak Like a Child / Kuru (H.Hancock/Jaco Pastorius)
10.Used to Be a Chacha (Jaco Pastorius)