JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

1000の風 1000のチェロ  いせ ひでこ 作

2015-11-30 22:06:20 | チェロ無難


いせ ひでこさん作の「チェロの木」の素敵な絵本がありましたが、もう一つチェロを描いた絵本があってこちらは予約になっていました。



阪神大震災の後にあった1000人のチェロ・コンサートを題材にした、今度は日本のお話でした。
「チェロの木」のどの物語性はありませんでした。同じ構図の絵がありましたが、この構図とてもいいです。




私自身チェロを弾いているものの1000人のアンサンブルに入る実力などありません。
ですからこんな感じで、一生懸命やっているのがとても共感できて、こちらは年よりですが、こんな絵がとても好きです。

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オンチは楽器がうまくなる  向谷 実著

2015-11-28 22:46:38 | 


図書館で見つけた楽器を始めた人間には福音書ではないかと思う題名のほんだから借りてみました。
まさか聖書みたいに持ち歩く事はないでしょうが、まさにタイトルから始まります。

書いたのはカシオペアのキーボード向谷 実氏、なぜ音痴が楽器がうまくなるのかの理由からです。
グレン・グールドの唸りを聴いても、小澤征爾の練習風景をみても決してうまくない、かくいう著者もカラオケが大の苦手で、誘われないんだそうで、そんな音痴も頭の中に流れる音楽は美しいので、自分の声で表現できなかった美しい音楽を必死になって表現するからだそうです。

なんだか歌の上手い人も同じような気がするけれど、必死さが違うのだということらしい。

まあ、あまり期待したわけではないけれど、楽器がうまくなりたいのできちんと読みました。次の項が参考になりました。
次は「小指を自在に動かすのは特訓が必要」ということで、ピアノの特訓も書いてあったけれど、これは弦を押さえる特訓、他の指に比べて小指の非力は当然でそれを強くしなければならない。
一つの弦のどこでもいいからフレットを中指で押さえる。中指はそのままに半音上を薬指で押さえて弾く。次は薬指をあげて、そのとなりのフレットを小指で押さえて弾く。この2音を繰り返し得て弾くのだそうです。これをいろんな弦で練習するのだそうで、他の指にくらべて薬指と小指の連動は動きがわるいので、これがスムーズになるとテクニックは一段揚がるのだそうです。

実際やってみましたが、これ確かです。この練習カシオペアのギタリスト、野呂一生氏から聞いたそうです。

話が飛びますが今チェロではウエーバーの「狩人の合唱」に入っていて、16分音符が出てきますが、私の先生ただただ100回練習するよりか、いろんなリズムで20回弾いてみる方が指が自由に動くようになるそうです。(ついつい曲通り練習してしまいますが)

「音量・音質を意識すると演奏の質が上がる」と言うところでは弦楽器はチューニングがとても大切、とあってアンサンブルには音量と音質のコントロールが大切とこれはわかるけれど、ウッド・べースやバイオリンなどは音程を維持するのが技術的にとてもむずかしい。と書いてある。十二分に理解しているけれど、どうしろとは残念ながら書いてありませんでした。

カシオペアというバンドのキーボード奏者の向谷氏だからバンド演奏の話に流れていくけれど、録音でガシガシ弾いてプロデューサーのハービー・メイソンにお前はうるさいと右手をたたかれた話がある。

一つお勉強しておきます。

アマチュアの内は、自分の演奏をきくことに必死で、他人の音はきこえないものだ。楽器がうまいかヘタか、その分かれ目となるのが「他人の音が聴けるかどうか」だと思う。
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平日だけど

2015-11-27 09:03:07 | その他


母が亡くなったあとのいろいろな片づけがすんだので(こっちはほとんどしていない)食事をしようと言うことになったので、前に行ったお寿司屋さんに行ってきた。



どこだか解らないからピンボケが良い。



冬が来たような寒い日だけれどビールから。食べたものをこうやって記録しておくと忘れたころみると結構楽しいことにきずいたので皆さんには不快かもしれないけれど昨日いただいたもの写真を載せます。



カツオはポン酢たれでいただきました。



サバはスダチの香辛料で



赤貝がとてもやわらかい



牡丹エビ



カワハギのお造り、いつもよりずっと上品、もみじおろしもきちんと作ったものでこれがいい。



タコの上はマグロの酒盗、もちろん冷酒をいただいています。



シイタケの上に白子を乗せて焼いたもの



せいこかに



生ガキ



ほたての焼いたもの



薬味の材料もこのようにおいてあると何とも美しい。あとはにぎり





氷見の鰤



追加に白身がたべたいと言ったらぐちを握ってくれました。








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感謝 !! WEATHER REPORT THE LEGENDARY LIVE TAPES:1978-1981

2015-11-25 13:01:36 | 聞いてますCDおすすめ


ピーター・アースキンの保有するウエザー・リポートの音源をアルバムにしてリリースするという情報をきいたのは2年ぐらい前じゃないだろうか。
販売予定日もきまったようで、それからショップにいくと必ずウエザーのところをみるけれど一向にない。



それが出るとなったので申し込んだらこんどはきっちりと届きました。こりゃ驚いた、ってこのごろ驚き過ぎか。
だいたいウエザー・リポートはLPで付き合っていたじだいなのでCDはあまり持っていない。持っていないLPをたまに買うくらい、そうでもファンだから解散後幾つか買っています。
解散後オフィシャルに出だこのアルバムはこれはもちろん購入しました。



あとはブート、どうやらブートは7種類ぐらいでているようですが、欲しくなるのはもちろん1978-1981年のあのグループの演奏です。持っている一枚はだいぶ以前にかったもの、今年の9月には同じ時期のに会って買いました。



音があまりよろしくないので、なんだかな~と思っていたら今度のアルバムです。



何とCDが4枚、これは凄い、CD4枚に28曲うれしいことにそのうち15曲が日本での録音です。そしてその録音の良さに驚きますが、音源はいずれも、ウェザー・リポートのPA・ミキシング・エンジニアリングを担当していたブライアン・リズナーが録音していたというから良いのは当然、まさにビックサプライズです。



まずはCD2から聞きます。なぜかというと東京での演奏、1978年と1980年これどちらも生に見に行っているからです。厚生年金と芝郵便貯金だと記憶しています。特に1978年の方が凄かった、人生であった最高のコンサートの一つです。(あと一つはキースの雨の読売)
大阪での録音が10曲で東京のものが5曲で一寸残念ですが、それが“ Three Views of A Secret”“Birdland”“A Remark You Made”“Black Market”だから充分です。
見に行ったときもこんなカッコしていたからこの演奏がみたのもだと信じます。





その1曲目がエリントンの曲をショーターとザヴィヌルのデュオ、これちょっと忘れていましたが、次の“バートランド”まさにこれだと思います。一曲はさんで“ A Remark You Made”
で確信です。まさにサプライズ。もうこの記事の題はアースキンに「感謝」以外ありません。
CD1のもどって大阪の2曲目、ショーターのソロでまさに当時にタイムスリップします。6曲目こちらは厚生年金ホールこれも覚えています。7曲目の“BadiaBoogie Waltz”ジャコのベースパターンにザヴィヌルのキーボード、パーカッションとシンセが一体になっていって、こんなブギウギ・ワルツきいたことない、凄い。
9曲目ジャコのソロにシンセがかぶさるのも初めてきいた感覚、感激です。

CD4の3曲目“Black Market”が東京での録音、東京の5曲をきいてただけで満足だけれど、そこに素晴らしい大阪録音が加わります。それ以外のアメリカ、イギリスのが引けをとるかというとそんなことは全然ない。新鮮なブギウギ・ワルツがきけたのだから大感激。

もう一度ピーター・アースキンとザヴィヌルの息子トニーに感謝しておきたい




WEATHER REPORT THE LEGENDARY LIVE TAPES:1978-1981

Disc 1 THE QUINTET 1980+1981

*QUINTET
JOE ZAWINUL
WAYNE SHORTER
JACO PASTORIUS
PETER ERSKINE

*QUINTET
JOE ZAWINUL
WAYNE SHORTER
JACO PASTORIUS
PETER ERSKINE
ROBERT THOMAS,JR.

1978年-1981年 録音

1. 8:30
2. Sightseeing
3. Brown Street
4. The Orphan
5. Forlon
6. Three Views of A Secret
7. BadiaBoogie Waltz
8. Wayne Solo
9. Jaco Solo (Osaka 1980)

Disc 2 THE QUARTET 1978
1. Joe and Wayne Duet (Toyko 1978)
2. Birdland
3. Peter's Solo
4. A Remark You Made
5. ContinuumRiver People
6. Gibraltar

Disc 3 THE QUINTET 1980+1981
1. Fast City
2. Madagascar
3. Night Passage
4. Dream Clock
5. Rockin' In Rhythm
6. Port of Entry

Disc 4 THE QUARTET 1978
1. Elegant People
2. Scarlet Women
3. Black Market
4. Jaco Solo (Osaka 1978)
5. Teen Town
6. Peter's Solo (Osaka 1978)
7. Directions

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休日にサプライズ

2015-11-23 20:41:01 | 大川美術館
平日に随分サプライズしたけれど、すぐに今度は連休になって、オクサンの実家から去年も言った美のパーティーという、ちょっと関係する美術館のパーティーに行かないかとお誘いただいたので行くことにしました。
我が家から電車を乗り継いで2時間だけれど、オネイサンが迎えに来てくれてまずはお昼です。



何十年もこの街に来ていますがここは初めて、ここは2年目ぐらい出そうです。
割烹のおそばがおいしいということで新しく作ったおみせだそうで、ですから小料理をだしてくれる。



鰆の煮凝りだそうでめずらしい。



ずいきの酢の物



香筍の炊き込み(とても高い茸だそうです。)



そしておそば、結構もっちりとした感じでした。



それに天ぷら盛り合わせがついて(実はおまめをにたデザートもついて)1,440円、これっとぇ安い、私はいつも贅沢をしているわけではありません。



それで実家にいったら花の香りが家じゅうすごい。



で今日のパーティーは音楽の演奏のあとパーティーですが、いま展示されているのがこれ、藤の素描を集めたものだそうです。
なんと平日に見に行った藤田嗣治の並びの展示でここら辺からサプライズです。



美術館にはいいて前もしたけれど、プレスの腕章をかりて写真を撮らせてもらいました。展示された絵画をいかに記録していくかもっと自由であるべきです。



定期的に変わる展示をいくつか楽しみます。



もちろんいつもの松本俊介の絶筆を確認します。



そしてこちらが藤田嗣治の絵だそうですが、これは珍しい画風です。



今回の展示はエコールド・パリ時代の素描がテーマですから、このような感じです。





今回た美術館からかりた素晴らしい素描は残念ながらアップできません。



そして当時の3番目のオクサン、素描に描かれるユキとの記事、なんと映画fujita"の展示もありサプライズです。




そして当美術館の亡くなった館長、大川氏にあてた藤田嗣治の書簡です。
現在の館長もおどろいていましたが、映画の招待されたり、近代美術展で展示されたり、同じ時間で藤田がでるのは驚きで、ましてやこの数日で藤田嗣二を身近にするのはサプライズ、ジャズの神様と一緒でミューズも遊んでくれているような気がします。



そして藤田の絵を楽しんだあとはおなじところで生演奏が行われます。
今年はテナーの川嶋哲郎氏と琴の竹澤悦子さんとのコラボです。



演奏写真は撮れないかと思ったらプレス腕章を引き続いて使えて写真とれるって。すごい特権いただきました。



ですから曲ごとの写真。



1曲目ソプラノで幽玄的な印象の川嶋の「富士}



2曲目は川嶋の沖縄音律を使った「ちゅら玉」



次は川嶋のソロで「イン・ア・センチメンタル・ムード」



竹澤の「へちま」という長唄



「陸に上がるーカメの唄」



最後は竹田の子守歌

3曲目に「あの日への道のり」という美し曲があったけれど写真忘れ。
ライヴ後にパーティーだけれど川嶋さんは帰るそう、たまたま帰りがけに行き会ったので、この日買ったアルバムにサインをいただきました。




持ってぃった、こっちのアルバムもお願いしたらとても喜んでくれました。



オクサンが体調がすぐれないので、そのまま実家に帰っていっぱいいただいていたら、オネイサン夫婦も早く帰ってきて逆に気を使わまい楽しい時を過ごしました。

休日の最後のサプライズ、お休みの最後の予約していたCDが届きましたがこれがお休み最後のサプライズ、すごい。




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火傷はしないけど 60 OUT OF SHAPE / JASPER LUNDGAARD

2015-11-22 20:20:37 | 聞いてますCDいいと思う


新譜を選ぶときはまずはリーダーで次がメンバーと楽器構成などだと思う。このアルバムみるとピアノがエンリコ・ピエラヌンツェだからそこから選ぶ人が多いかと思います。
私の場合はリーダーのイェスパー・ルンゴーで選びました。エンリコは幅が広くてアレッというのもあるしこの頃多作です。
アルバム情報をみるとこれが一寸怪しい。ネット販売しているところのフライヤーをみると「収録曲をご覧ください! このトリオによるこの曲目で聴く前からもう間違いナシ!
」なんて書いてある。イエスパーとアレックス・リールは良く演っているし、クラブのライヴですから、そのクラブの雰囲気に合わせて大スタンダード大会かとも思いました。
でもなんで今頃エンリコが“Autumn Leaves ”“My Funny Valentine ”“Round Midnight”なのって多くの人が不思議に思うでしょう。



でもこのメンバーだし、もちろん欲しい方がまさります。
で1曲目が“枯葉”で聴きだして、やっぱりそうなんだと思います。
最後が“Oleo”で締めくくられるこのアルバムを仕掛け無に楽しみたい方には警告です。フライヤーの聞く前から問題なし!は一寸無責任のような気がします。
アンテークな素敵なポットがテーブルにあったので持ってみたら結構熱い状態で驚いたというようなことになるかもしれません。(それで火傷をするまでではないにしろ)
あれ枯葉のメロディーをエンリコは弾いていません。2度目に聞いて枯葉と思って聞くとアッとかここそうとか思います。3分50秒過ぎのイエスパーのベース・ソロになって“枯葉”とわかる状態です。じゃフリー・インプロなのというと曲の感じは感じます。
2曲目“All The Things You Are”は雰囲気を崩してくれます。ってここでアルバムタイトルが「60 OUT OF SHEAPE」っていうのですから不慣れな人には注意が必要です。
4曲目“My Funny Valentine”何かもそれとわかるのは半分あたりまで来た5分45秒あたりです。
ジャズマンは「GO OUT OF SHEAPE」していこうぜなんて言うのでしょうか。リズムをくずしたり、メロディを崩したり、ハーモニーを崩したりといろいろやりながら、お客を喜ばせているのはこれ、少し慣れが必要です。
最後アンコールでしょうか“ Oleo ”4ビートでかっこよく弾き倒すなんて、それまでのいじられをすっきりさせる演奏もあるのでお客サービスもあります。
しかしタイトルの「60」は何のことでしょうね、私最初「GO」と読み違えていました。
ノートに書いてあるのでしょうか、読めないのでスルーですが「60分」OUT OF SHAPEなのでしょうか、計算するとほぼ60分です。

ノートの書き出しの先頭がこれです。



で答えは政治的にはnoだそうです。

それでいて見開きの左側の文がこれ



「最高のヨーロッパのジャズ」っていうのですから結構挑戦的なアルバムなのです。

火傷しないよう注意は必要です。

GO OUT OF SHAPE / JASPER LUNDGAARD

JASPER LUNDGAARD  bass
ENRICO PIERANUNZI piano
ALEX RIEL drums

1. Autumn Leaves
2. All The Things You Are
3. I Can't Get Started
4. My Funny Valentine
5. Medley: What Is This Thing Called Love, Everything I Love, Round Midnight
6. Oleo
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平日にサプライズ

2015-11-20 21:58:41 | その他
最近はお休みの日に仕事をしようとすると代わりにいつ休むのか決める様になっていて、平日のコンサートなんかの時に自由席に並ぶのにとてもいい。
チェロのお稽古が平日の夜になったので翌日をお休みにしました。(ついにバッハのメヌエット3番が合格、2ヶ月かかってしまった)
せっかく休むのだからとオクサンと美術館に行くことにしました。

行ったのは藤田嗣治展、平日だけれど結構うれしい驚きが続きます。まずは前日チェロの練習から帰るとオクサンが美術館の後はランチのお店が決まったと嬉しそう。
一度連れて行ってあげたいと思う店だけれど、いつも予約いっぱいで絶対取れないお店をキャンセル待ちリストしていたら、この日に2名空きが出来たと連絡あったそうです。
オクサンも行くのは2年ぶりぐらい、お店も新しいところに移っているそうです。

藤田嗣治の方は戦時中の絵が多くあり、なんだかな~と思うところもありましたが、なぜこのような絵を描いたのか解ったような気がしてこれは良かった。




美術館の後は移動してお昼のお店に、そのお店がなかなか見つかりません。ちょっとわかりづらい看板で地下5分ぐらい予約時間におくれました。
階段をおりると普通のオフィスみたいな入口です。ただでさえ予約できないのに、これ以上予約が増えてもいけないので店名は秘密にします。



店に入ると受付がこんな感じで、しばし待ちます。



そして案内された席がこちら、オープンキッチンをコの字に石のカウンターが囲って、ゆったりと16人ぐらいが座っています。



さてここからは驚きの連続です。こんなに驚いたフレンチは初めてです。音楽じゃないけれど、料理一つ一つにタイトルをつけて出てきます。



「投影」というタイトルでまず出てきたのがこれ、これで度肝をぬかれます。いったいなんだというとさつまいも、それもただのさつまいもではありません。



まさかフレンチに焼き芋がでるわけがない、驚きのさつまいもです。



さつまいものムースの紅イモのニッキョで包んで焼いたものだそうで、食べている途中で写真に撮らないと解りません。



次が「要素」というたいとるで素材は牛、経生牛の肉のカルパッチョだそうですが、熟せさせて乾燥させて味を凝縮させているそうで、実に下にあるソースと、上にかけた濃厚なコンソメスープとぴったり、手前にあるのはなんとアップルのジェラードでこの甘さも絶妙に絡みます。



こっちも驚きの酒粕を練り込んだパン、お皿のソースをからめて、お皿が洗ったようにしてしまいました。



次が「コントラスト」素材はフォアグラです。フォアグラはムースにしてそれをシフォン・ケーキの上に間にはレモンのムース、上にかかっているのは栗、想像がつくでしょうか。



次がこれ、「ヘテロ」というタイトルでなんだかは見た目ではまるで解らない。



前から見ても後ろから見ても解らない。これが牡蠣。まず白く見えるのがレモンのスフレ、液体窒素で冷たくしてある、緑色はおかひじき、これで包んで素材をあげてあります。
ただ牡蠣を包んでいるのでなく、いっしょに下記のエキスを冷凍したものが入っていて、いろんな触感、温度をいっぺんにいただくそうでそれで「ヘテロ」



熱い下記のスープがついていて、どの段階で飲むかも考えるのだそうです。



次がこの塊肉でタイトルが「分かち合う」だそうで、千葉産の豚肉の固まり、皮をカリカリになるように、お肉は逆にやわらかい。



切り分けて出で来るから「分かち合う」あれが来るなと解ります。



付け合せはオニオンだけれど、中にはスクランブルした卵料理がはいっています。ここでメインが終わり跡がデザート。



「艶めかしさ」は切らないとわからないから食べてる途中の写真、黒糖がテーマで黒糖のゴーフルをつくり中はいちじくのお菓子



もう一つが「お似合い」でモツァレラのケーキ、しろいのはやはりレモンのスフレ



食後は私は日本茶、見た目も美しく、味わいを替えて2煎いただいてこれで終わりですが、木の箱が運ばれてきました。



特別な日だそうでと言ってメッセージ付、アレッと驚きましたが、そういえばちょっと前になりますが、アニバーサリーだったのを思い出ししました。
会計し帰るときにはシェフがちゃんとでてきてくれて、これもこのお店のお約束、お店の外までお送りいただいて、私たちが見えなくなるまで送っていただきました。
いろいろなところにいっているオクサンですが、ここが一番と言い切る星付レストランでした。




ついでにもう少し驚いておくと美術館にあった映画のフライヤー、藤田嗣治を題材にしたそのまま「FUJITA」という映画です。
主演がオダギリジョーが藤田のそっくり、このフライヤーに最初にかいた戦争協力画のことを映画の監督をした小栗康平が書いてありました。

「これをねじれととるか、したたかさととるか。フジタは一筋縄では捉えられる画家ではない」

美術館でじっくりみると答えが解ったような気になります。行ったレストランのヒントを一寸、帰りがけに一寸歩いてて見に行ったけれど、こちらはまだ早かった。





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年よりには結構 SONG BOOK / Sadao Watanabe

2015-11-19 21:09:21 | 聞いてますCDいいと思う


JAZZ COLECTION 1000と言うシリーズの第何弾だかで今回3枚の古いアルバムがリリースされて、全然知らないアルバムのだけれど1,000円もしないので買ってみました。
と言うよりかこれが結構楽しみ、TBSのTVドラマ「待ってますワ」の関連音楽集だそうだけれど、覚えているようないないような。
録音は「パストラル」と「アット・ジャンク」の間に録音されていますが、発売は1972年になってからだそうです。パストラルのなかから“パストラル”と“ファンダンゴ”ジャンクからは“空がおちてきたらどうしよう”と言う曲が演奏されなすが、11分近いパストラル以外は全部3分以内の短い演奏です。

1曲目“DUET FOR LOVERS”がまず良い、シンプルなメロディーが今の時代でもぴったりするような感じがするから驚きです。ボサノバ調で演奏されるのがやはり耳によく10曲目の“I KNOW THE PLACE FOR US”と18曲目の“祭りの朝(2)”が特に気に入りました。
短い演奏の方はヘェッという時代を感じるものもありますが、この後の音楽の洗練と停滞、打開案みたいなjazzがいまだ入り込まない、シンプルな明るさがあるのが、この短い25曲の中につまっていて、これは年よりには結構楽しめるアルバムです。

パストラルは再演ですが、私的にはこっちの演奏の方がしっくりくる、たぶんアルバム発売後、山ほどパストラルの演奏を当時観る機会があったので(本当にあった)このようなほうがなんか思い出と一致します。

SONG BOOK / Sadao Watanabe

Sadao Watanabe (as,fl,sn)
Yoshiaki Masuo (g)
Yoshio Suzuki (b)
Fumio Watanabe (ds)
Kazuo Yashiro (p)
Masabumi Kikuchi (p)
Recorded Jul.11 to Oct.3, 1969

1. DUET FOR LOVERS
2. STREET SAMBA
3. DORIA'S STEP
4. LOVE THEME (1)
5. LOVE THEME (2)
6. RODA VIVA
7. GABOR
8. TUXAUA
9. CURLED HAIR BOY & LONG HAIR GIRL
10. I KNOW THE PLACE FOR US
11. NIHONBASHI
12. IF I SAID THE SKY WAS FALLING
13. TRAIN SAMBA
14. FANDANGO
15. TROIS GYMNOPEDIES
16. ONE FOR T
17. MATSURI NO ASA NI (1)
18. MATSURI NO ASA NI (2)
19. HOPEFUL ENCOUNTER
20. I FEEL ROMANTIC
21. YOU AND I
22. PROMISE ME
23. LADY MAKO
24. DEAR OLD DAYS
25. PASTORAL
26. CLOSING THEME FROM “MATTE-MAS-WA”
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クリスマスのプレゼント  A NIGHT WITH STRINGS / Sadao Watanabe

2015-11-18 22:04:47 | 聞いてますCDいいと思う


何とも楽しそうな子供の顔が映るクリスマス・ケーキのコマーシャルを見て、こういうのうちには今のところないねと話をする。
私がもらってあげるとプレゼントのことをオクサンは言うけれどそれはないだろう。
なぜこんなことというのがこのアルバム、1992年のクリスマスの日にオーチャードで録音されたアルバムです。渡辺貞夫の1969年録音の3枚のアルバムを買いましが1枚はまだ届きません。それで少し前に買ったアルバムを聞いています。野力奏一のピアノにピーター・アースキンとマークジョンソンというリズム陣にストリングセクションがバックに着くコンサートの模様です。
オリジナル3曲とビートルズの曲が1曲それにスタンダードとクリスマス・ソングという、これはお客のことをヨーク考えた構成で、まさにクリスマスの日のプレゼントになっただろうと思います。
ストリング付だからバラッドが基調でとても良い感じ、マーク・ジョンソンもピーター・アースキンも決して目立ったことをしないのに、常に的をえたサポートを続けます。
渡辺貞夫の音楽監修も務めた野力奏一があまりきいたことないけれど、しゃれた良いピアノを入れています。

69年の渡辺貞夫がゴツッと自己を主張すれば、23年後には現在にいたる道筋にちゃんとある音とメロディ、もう少し新しいのも聴いておこうと思います。

12月のオーチャード、きっと素晴らしい、クリスマス・プレゼントになると思います。



A NIGHT WITH STRINGS / Sadao Watanabe

Sadao Watanabe (as)
Soichi Noriki (p)
Marc Johnson (b)
Peter Erskine (ds)
The Tokyo Symphony Strings
Recorded Live Dec.25,1992 at Bunkamura Orchard Hall, Tokyo


1. I THOUGHT ABOUT YOU
2. BEAUTIFUL LOVE
3. THE CHRISTMAS SONG
4. IN THE WEE SMALL HOURS OF THE MORNING
5. TOKYO DATING
6. STOLEN MOMENTS
7. ECHO
8. HERE THERE AND EVERYWHERE
9. VIOLETS FOR YOUR FURS
10. LOVE WALKED IN
11. ONE FOR JOJO

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ジャンクの思い出 LIVE AT THE JUNK Sadao Watanabe

2015-11-17 23:15:17 | 聞いてますCDいいと思う


パストラルの次はライヴ・アット・ジャンクを聴いてみました。この年3枚目のアルバムと言うのも当時の人気を思い出させます。
スタジオではなく、ライヴなので音のバランスなど問題も加わりますので、パストラルよりかアルバムの完成度はおちますが、それはそれで当時のライブを残します。
翌年、もしくは翌々年のヨーロッパでのライブ盤がすばらしいので、若干これは記録としての価値が強くなるのは比較してしょうがないかもしれません。

今の音色とかと比較してはいけないのでしょう、今の貞夫さんは神の域ですから、生身の渡辺貞夫がいるということでしょうか。
それよりかなつかしいのがジャンク、いつ何をどう聞いたか忘れましたがジャンクには行ったことがある。銀座の青柳ビルの4階、ビルの名前もみたら思い出した。
当時、銀座とあってちょっと格調のある場所だったと思うけれど、高校生のわだしがどうしていけていたのか思い出せません。
ですからジャンクの思い出と言うっても書くことありませんが、それでもかっこよかった思いは確実に残っています。

LIVE AT THE JUNK Sadao Watanabe

Sadao Watanabe (as,,sn)
Yoshiaki Masuo (g)
oshio Suzuki (b)
Fumio Watanabe (ds)
Recorded Live Dec.26&27, 1969 at The Junk, Tok

1. CHERYL
2. IF I SAID THE SKY WAS FALLIN'
3. GEORGIA ON MY MIND ~ THE THEME
4. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU
5. NO MORE BLUES
6. HERE'S THAT RAINY DAY
7. GRANNY'S SAMBA ~ FELICIDADE
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