JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

フランスで示す  CONVERSATIONS IN PARIS / HAKUEI KIM & XAVIER DESANDRE NAVARRE

2019-04-29 23:40:26 | 聞いてますCDおすすめ


ハクエイ・キムをずっと応援してきているので彼の動向は知るようにしている。夜遅くなるライヴがつらくなっているのでここのところご無沙汰だけれども一番推薦には変わりがない。
ヨーロッパにに行ってきますというのは、彼にとって実はすごい挑戦だと思うけれど、どうしたのかなというのが気にかかっていた。
その一つの証がこのアルバムなのだろう。ユニバーサルがこれを出したことでひとまず安心した。
彼とは昔から話しているのでヨーロッパ市場での一確保はずっと命題であったと思っている。
それなので今回ヨーロッパへ演奏に出かけたのは実は大変な意味を感じっていたのです。

アナウスの後になる収録2は、「目覚め」、フランスで弾いているの、真摯に彼のソロで始まっているのが素晴らしい。場所はパリ、サンセット・サンサイドというクラブ。
2013年、韓国の“光州ワールド・ミュージック”で朝食の卓で知り合ったフランスのパーカッションニスト、グザヴィエ・デザンドル・ナヴァルという人とのデュオがその結果になります。



行く前に話していたので結果を聞いているわけですが、その後あっていませんのでもう少し話してからかきたいところですが、まずは記事にします。
3曲はちょっとミステリアスに始まる「パリでの集い」はハクエイのフレーズとリズムがライブの形を整えていく一曲なのでしょう。
このアルバムというか、このライヴ、全編を即興演奏だけで纏めたそうで、その点が、ある意味とても興味深いし、結果も問われるでしょう。
3曲目、インプロの混沌にはいかずに4ビートを基本とするバラッドにするあたりがこのユニットの勝利の見えたところでしょうか。
切れ目ない曲は、ドラムスの電子音が少し入ったり、これがヨーロッパの求める音かは確信は出来ませんが、とてもミステリアスでなおエキゾチックです。
全編をインプロにしたという構成も理由は考えざるえません。(あったときにちょっと聞けたらまた。)聞き終わってみると、これでかの地での深淵なソロ(それぞれのソロと思う)
が出来て良かったと思う。
7曲目はハクエイのオリエンタルなメロディとタブラのリズムの「グラン・ヴルーヴァールでの太陽」、このハクエイ得意のメロディ、フランスでどのように受け入れられるかが一番の気にかかるところだけれど、演奏はうまくまとまっていると思う。
8曲目は「終わりのない階段」というので、そのままタブラリズムから、ハクエイは韓国のリズム奏者とも演奏してきているので、そこら辺はなれているだろうけれど、フランスと韓国のリズムの違いがまざまざと感じて面白い。
その「終わりのない階段」のイメージ・写真がこちら。



再び書くけれど、全編を即興演奏で纏めた点が今回のアルバムの要旨のすべてになると聞いていて思う。演奏そのものは均整の取れた素晴らしい纏まりの演奏に仕上がっている。
ヨーロッパで、パリで受け入れられるのか(日本の評価は想像つく)が気になるところだろうけれど、それは結果わからないのだろうな。

どちらにしても、新しアルバムを待っていた身としては実に刺激的な、そして新鮮なアルバムであった。(これが今回の評価かもしれないが、出来ることなら世界もっと評価されたい。)

最期にハクエイらしいハーモニーとメロディーの曲「旅立ち」が素晴らしい。


CONVERSATIONS IN PARIS / HAKUEI KIM & XAVIER DESANDRE NAVARRE

HAKUEI KIM          piano
XAVIER DESANDRE NAVARRE percussions,voice

1 イントロダクション (MC)
2 ス・レヴェイエ (目覚め) / ハクエイ・キム
3 ランデヴー・パリジャン (パリでの集い) / ハクエイ・キム
4 ル・ミュゼ (美術館で) / ハクエイ・キム
5 ワンダリング・ソウル (彷徨える魂) / ハクエイ・キム
6 コンタプレ・ラ・セーヌ (セーヌ川に見惚れて) / ハクエイ・キム
7 ドゥ・ソレイユ・シュル・レ・グラン・ブールヴァール (グラン・ブールヴァールでの太陽) / ハクエイ・キム
8 レ・ゼスカリエ・サン・ファン (終わりの無い階段) / ハクエイ・キム
9 ラビリンス (迷宮) / ハクエイ・キム
10 デパール・アン・ヴォヤージュ (旅立ち) / ハクエイ・キム
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変わらない便り soliloquy / alan pasqua

2019-04-28 22:16:39 | 聞いてますCDおすすめ
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アラン・パスクァについてはよくクレジットでトニー・ウイリアムスの「ライフ・タイム」のキーボードと紹介されるけれぢど、私にとってはもっとピアノ本来をひく人としている。
blogで知り合った人がパスクァの友達で、その縁で手に入らないアルバムもいただいたりしていてとても親近感がある。
ある意味ちょっと距離がある友人みたいな存在なのです。
彼の音楽もまさしく、友人に、もしくは連れ合いに語り掛けるよう音で、このアルバムなどはとても思い入れのあるアルバムです。



これ「soloじゃないsolo」といいう記事にしたのはずいぶん昔です。
あまり作品を上梓しない人ですから離れていたらショップにこんなアルバムがあるのでもちろん購入しました。
こちらもソロ集で、クレジットに何も書いてないのでわかりませんが2018年のリリースのようです。
1曲目、音が流れ出せば前の「solo」がそのままつながっているような何とも優しい気持ち。
「僕は変わらない、君への思いはずっと一緒、この音楽を聴いてくれれば解るはず、ちょっと連絡はしなかったけれど時々君を思っていたんだよ。」
というような便りがまるでついているような始まりです。
1曲目がR・ハマーシュタインの曲で2曲目はエリントン。須トレーホーンやガーシュイン、ロジャース・ハートやデュランの曲など、まさにパスクァがソロで弾きたいと思う曲を集めて演奏したアルバムと想像できます。
ハーモニーや響きのつながりを大切にするピアニストなので、その流れが良い曲を選んだと聞いていて思います。

久しぶりに出していなかった便りを出すけれど、「どうだい、僕は変わっていないだろ」ってとても心が和みアルバムでした。

追記、実はそのあと調べたらもう一枚アルバムが出ていました。パスクァはある意味大切なピアニストなのでもちろんそちらを注文しました。


soliloquy / alan pasqua

alan pasqua piano

1.Hello Young Lovers
2.I Got It Bad and That Ain't Good
3.Lotus Blossom
4.I See Your Face Before Me
5.In a Sentimental Mood
6.Embraceable You
7.Isn't It Romantic
8.Girl from the North Country
9.A Time for Love
10.There Are Such Things





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4何年振りかで

2019-04-27 21:08:09 | その他
私の家にある気だけれどここ何年花をつけない。この木はくたびれてしまったのかと思っていたら、なんとたくさんの花を今年はつけた。
全く理由がわからないのだけれど、自然というものは不思議で生きているもののそれぞれの理由があるのだろう。


咲いたことはとてもうれしいのだけれど、これが散り始めると結構目立つ。
道に結構花弁が散って、ご近所には失礼になるので、そこそこ手がかかるけど、やっぱる咲いた方が良い。



もう一つはこちら、こちらも大きくなってしまったので枝を落とさなければ。



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血泥の戦場  クリス・ライアン 著 石田 享 訳

2019-04-26 16:51:24 | 


つづけさまにクリス・ライアンのSASシリーズを読んだけれど、やはり続けてというのは良くなかった。前作の方がテーマも緊張感があった。
続けて読むとライアンって人、ほんとによく殺してしまう。アンリャ死んじゃったという場面に何度もであうので、ここでこのシリーズはちょっとお休みになるでしょう。
また残虐な血がわいたとき会いましょう。
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バッハ 無伴奏チェロ2題

2019-04-24 22:46:24 | チェロ無難
チェロをやっている人ならバッハの無伴奏チェロ組曲の音源は必ず持っているはずです。持っている、持っていないではなっくて、誰の演奏か、いくつ持っているかが話題でしょう。
当然このことは話題にしたと思ったらしていなかった。ですから私の持っているバッハの無伴奏チェロ組曲についてです。

チェロを始める前からもっていたのはこれ、この人の演奏で聞き始めているから一番安心して聴くことができる。ちなみにカザルスは持っていない。(問題か?)



フルニエの演奏、そのあと買ったのはどちらが先か忘れたけどこの二人。バロック・チェロのビルスマと鈴木秀美の演奏です。



若い人?で気に入っている演奏はこの人、ノルウェーの人でトルルス・モルクという人。端正な形のよいバッハを聞かせてくれます。



あと評判を読んで買ったけれど良くわからないかったのがこの一枚、六番だけです。



もう一つ変わり種がこちら。



清水靖晃のテナーサックスによるバッハの無伴奏チェロ組曲(全曲)でこれも凄いこと、何度も聞かないけれど。

ということで6種類が多いか少ないかはわからない。

それがショップに行ったら新盤で一気に二つ増えた。しれがこの題のチェロ2題。

一つが無伴奏チェロ全曲をバロック・バイオリンの一人者レイチェル・ポッジャーが演奏したもの、こちらとしてはちょっとオクサンに迎合して買ったのだけれど、これも結構楽しい。



バイオリン版は世界初録音だそうで、同じ4本弦で音域もそれほど違わないのになぜだろうと思う。いままでなかったのはなぜか知りたいところです。
サックスもそうだけれど、このバッハもやはり楽器を楽しむことができる。バイオリンの明るい溌剌としたとバッハが何とも楽しい。

そしてもう一枚が、こちらヨーヨー・マの無伴奏チェロ。



マとしては無伴奏チェロ組曲の3度目の録音だそうで、演奏を重ねてきた結果の録音ということでしょう。
こちらは凄い、新し良い録音ですからとにかく音が凄い。マの音はあまり得意ではないと思っていたけれど、この臨場感、すごい録音と演奏だと思います。

ということで急に増えたバッハの無伴奏チェロを機会にまとめました。


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次の団子

2019-04-22 11:20:18 | その他
チューリップを堪能した後は入り口交差点から5分ぐらいのお蕎麦屋さんへ。
店内は広くてゆったりしていて、普通のお蕎麦屋さんとは違った雰囲気です。



平日限定で予約の必要なコースをいただきました。
まずはそば豆腐



次が前菜というのでしょうか、突出し、白和え、バイガイの炊いたもの、うどの醤油つけ、鴨のムースなど
鴨には細かい白ネギが混ぜてあったり、白和えの青菜の苦さがこれもまたいい。



次はそば味噌焼き、日本酒にどれも合う。



次が柿菜と鯛のカルパチョ、柿菜が素晴らしく味が濃くて甘い



天ぷら



次がお蕎麦なのだけれど、どうしますと言われて、ウドの醤油につけたのがとても味が良かったと言ったら厨房に聞いてもらって追加で出してくれました。



ぶっかけのお蕎麦



デザート



このお店棚の上にLPが飾ってあってそれが、バド・パウエルとセシル・テイラー、低くジャズが流れているけれど、それがこのスピーカーを使っている。



LPは回ってなかったけれど台の上にはこんなLPがのっていた。



壁にはこんなのがあって懐かしい。



私としては何とも心の和むお店でした。
このお店野菜も自己栽培しているそうで、そのお野菜のおいしいこと、驚きました。
久しぶりに驚いた、ちょっと遠いけど平日また行きたい。

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花と

2019-04-21 17:23:34 | その他
新年度に入って生活の仕方がすこし変わって慣れてきた。休みが増えたから、毎週GWみたいなもんになった。
オクサンが友達と日光に行ったあから、こちらも一人オクサンの進めるところに行ってみた。

家から1時間ぐらい、平日の天気の良い日だった。



青空と広々とした公園が気持ちが良い。

目的はこれ、この季節にここのところ開催されているそうで、結構の人でだった。



入口からここにたどり着くのに30分ぐらい歩いて、お昼もその入口の近くだからまたこれを戻るのかとも思うけど、こっちの方が驚いた。



オランダから庭師がきて作っているそうで壮観です。



こんなに種類を見るのも初めてです。





今度のお休みはものすごい人手になるだろうかあら、平日はやはり得した気分。









以前コスモスを見に来た時に行ったお蕎麦屋さんに予約してある。平日限定の料理だそうで、ですから花(チューリップ)のあとは団子となるのです。


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花 八番目

2019-04-18 07:35:12 | 


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2000の時間

2019-04-16 18:33:50 | チェロ無難
チェロを買ったのが2014年の7月26日、ひとめぼれみたいに出会ったその日に購入、そして師匠もその日に決まりました。
それ以来で1、724日、4年と8か月が経ったわけです。良く続いたものですなんてことは書きません。いつまで経っても良い音にならないけれど、結構迷いなく続けてきました。
チェロ無難なんてカテゴリーを作って書いた記事も153ケ目になりました。
始めた当初は練習時間を記録して(いまだにしている)いて、200時間、333時間、500時間、800時間,900時間と記事にしていた。それは1,000時間も練習すれば一応弾けるようになるという人がいたから。確かに200時間と500時間では進歩しているのは当たり前。
1,000時間になったのが2016年11月13日で2年半前、おおきな変化がなくなったか1,000時間以降は練習時間を記事にはしていない。
しかし本日は2,000時間を超えたので、ここでは一区切りしてみたい。
チェロを初めて4年8か月、平均して1日70分で、1000時間の時が66分だったから4分ほど増えている勘定です。
チェロを触らなかった日が178日で約10日に一度練習をしていない。
一番長くチェロをひいていたのが7.5時間で次が7時間これはどちらも合宿でのこと、後は5時間が2日で4.5時間が1日、3時間以上弾いている日は32日だから、あまり多くはないかも。
基本的にはどうでもいいことでしょうが、私的には2,000時間はある点であるだろうと思う。

舞台でソロしたのが過去3回、どれも上出来とはいいがたいけれど、3回が落ち着きを加えてくれたらと思う。というのも6月中場に4度目の発表会。
もうあと2カ月になってしまった。今はそのことが大きくなってきて言って、あと60時間ぐらいでどれほど仕上がるのだろうと思う。
コメント (2)
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熟練の方向に DUONOMICS / MICHELR DI TORO YURI GOLOUBEV

2019-04-14 22:24:41 | 聞いてますCDおすすめ
NN

MICHELE DI TORO をずっと追いかけている。
ソロのアルバムと、トリオ、それに管を少し入れたアルバムを作っているけれど、ベースはユーリが務めているが多い。
これまでのトリオ作での2008年の作品からずっと信頼関係ができているのでしょう。
私もそれ以来ずっと追っかけになった二人です。



今回はトリオではなくデュオ、もちろんつき進めれば二人でアルバムを作りたくなることは想像できます。
今回は1曲づつのオリジナルを入れたスタンダードが中心の演奏になったみたいです。
テクニックでいえばその表現力は欧州一と思ってきている二人だからどのようなアルバムになったのかすごく楽しみです。
1曲目から実にうまい。心をくすぐるような強弱のピアノに、ベースのラインが表情を加えたり、逆にピアノのセンシティヴなフレーズにベースが寄り添ったり。
これまでのトリオ・アルバムは結構オリジナルがおおくて、その分の集中力みたいなものがあったけれど、今回はスタンダードをデュオで弾くという、それは二人の才能が見事には発揮されているわけで凄いととは思う。今このデュオを出来る人は少ないと思う。
4曲目”You Don’t Know What Love Is”などキースの演奏になじんだ人が聞いてもこっちもいいと思うはずだ。現在のピーコックよりかはずっと面白いはず。
5曲目はトローの短いオリジナル、この人のクラシカルな感覚がいい、だから今回はこの短い曲だけで残念だけど素晴らしい、それが次の″What Are You Doing The Rest Of Your Life
”につながるあたりはまさにこの人の資質だと思う。ユーリのアルコもジャズではないとは言ってはいけないけれど、このデュオやはり凄いと思う。そのあとは完全なピアノ・ソロでそれでもいいのが素晴らしい。
7曲目がユーリの曲だけれども、ピアノの優雅なソロからユーリのソロ、まさに二人の奏者に阿吽を楽しめる演奏になって来た。

こうやって聞いていると、トローとユーリの新しく創造されるインプロを(実はそうなのだけれど)楽しむということもあるけれど、ちょっと違う感じを今回は受けている。
ユーリの系列はニールス・ペデルセンけいだから、その線を継承して、ケニー・ドリューとの二人の活動を再現してるよう気がする。
もちろん感じ方だけれど、9曲目“Darn That Dream”なんか気張ることなくあの熟練の方向を出してくれている。
大好きだった二人を思い出させてくれるこの演奏大切続けて欲しいと思う

DUONOMICS / MICHELR DI TORO YURI GOLOUBEV

Michele Di Toro (p)
Yuri Goloubef (b)

1. Gentle Rain
2. B Minor Waltz
3. If I Should Lose You
4. You Don’t Know What Love Is
5. Nocturnal
6. What Are You Doing The Rest Of Your Life
7. ShwinGer
8. For All We Know
9. Darn That Dream
10. Like A Lover
2018年7月26日、27日録音
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