JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

気持よい舞台 CLASSIC Ⅱ / HAUSER LONDON SYMPHONY ORCHESTRA

2024-05-14 21:15:21 | チェロ無難


ハウザー名義での4枚目のアルバム。
1枚目はまだ2CELLOS活動中にだした「CLASSIC]で今作とおなじロンドン・フィルとの共演。


「CLASSIC」 2019年6月 録音

そして解散の年に出した2作目はラテンの名曲をチェコ・ナショナル交響楽団ととったアルバム。


「THE PLAYER」 2022年2月ー3月 録音

そして2CELLOS解散後の昨年はクリスマスの曲を集めたアルバムだった。


Chrismas」 2023年4月-6月 録音

昨年のクリスマスにでて、間を置かずに今回「CLASSIC Ⅱ」がでて嬉しい。
クラシックとなっているけれど”Emmanuel ”と”Kiss The Rain ”はポップスじゃないかな、よい曲だから良いけど。
オケをバックにこうやって弾いたらさぞかし気持ちがよいだろうと思う。
演ったことのある”Arioso ”を今回のアルバムでは演奏している。Ⅰでは”白鳥”を演奏していたな、ということで今週末はついに舞台で”白鳥”を弾くことになる。
こんなにに優雅にできないのが残念。

CLASSIC Ⅱ / HAUSER LONDON SYMPHONY ORCHESTRA

HAUSER Cello
LONDON SYMPHONY ORCHESTRA


Albinoni Adagio
Mozart Piano Concerto No. 23
Arioso
Rachmaninoff Symphony No. 2
Slavonic Dance
Emmanuel
Kiss The Rain
Serenade
Song to the Moon (from Rusalka)
Una Furtiva Lagrima
Pathétique Sonata
Intermezzo
Tristesse
Adagio d’Amore
Rhapsody on a Theme of Paganini
Postlude No. 3
Adagietto
Lullaby
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吉松隆 ケンタウルス・ユニット / 宮田大

2024-03-28 09:36:57 | チェロ無難


この楽曲は、2003年に発表されて以降、あまりに超難曲ゆえ20年近く再演されてこなかった異端の作品で、2022年に東京シティフィル、東京交響楽団の公演で立て続けにとりあげられ、その両公演で宮田大がソリストを務め、再び注目を集めました。

ちょっととっつきにくい感じもする壮大なコンチェルト。1楽章緊張が張り詰めるような出だしからの流れ。
第二楽章はちょっと「文楽」を思い出す雅楽的なピチカートから始まる。
宇宙的広がりを持つ第3楽章。
四季のタイトルが付く小品4曲が続く。その3曲目、子守歌のとタイトルが付いた曲、出だしはチェロがフルートに聞こえて宮田大のテクニックに驚く。


吉松隆 ケンタウルス・ユニット / 宮田大

吉松隆 作曲

1-3.チェロ協奏曲 ≪ケンタウルス・ユニット≫ op.91
 I.Allegro
 II.Adagio
 III.Allegro Molto
4-7.4つの小さな夢の歌
 春:5月の夢の歌 
 夏:8月の歪んだワルツ
 秋:11月の夢の歌
 冬:子守歌
8.ベルベット・ワルツ

[演奏]
Tr.1-3 宮田大(チェロ) 原田慶太楼(指揮) 東京交響楽団
Tr.4-8 宮田大(チェロ) ジュリアン・ジェルネ(ピアノ)

[録音]
Tr.1-4 2022年9月25日 ミューザ川崎シンフォニーホール(ライブ録音)
Tr.4-8 2023年4月18-20日 柏崎市文化会館アルフォーレ(新潟県)
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白鳥の研究 4 実技編

2024-03-06 20:51:52 | チェロ無難


実際の曲に対してどのように対応していくかについての研究。
まずこの曲に対しての構想を決めて、それの表現を演奏構想として考えよう。
この曲のイメージはこのようなもの。

優雅なふるまいの白鳥、その動きの中に強い意志と優しさがあり、それを表す。白鳥は時とともに去るが、白鳥の優しさの余韻が残る。そんな白鳥への感謝の思いを表現する。
というと一般的なイメージだけど、宮田大チャンは、個人的な思いを込めていきたいと言っていた。

ということ実際には楽譜上での注意事項から決めていかなければいけない。ここで手にはいる”白鳥”の演奏について調べていく。

”白鳥”についての演奏解説の楽譜を並べてみる。なっているスズキ、指導者黒川氏、チェリストの新倉氏の監修楽譜を並べてみる。

  

色を付けたところは、スラ―とか弓使いとかの表現が違っている。並べると結構違うと思ったけれど、要は曲表現であまり問題ではない。
構想が決まっているので、それに合わせての各小節の作り方になっていくのだろう。
この曲の勝負はビブラートとよく言われるが、そこのところは、実は一番弱い。(じゃ何で選んだということになるが)
そこを挑戦しつつ、各小節を読み込んでいく。
読んでいて大切なのは休符の扱い。休符がないところとあるところには作者の意思があるわけで、ここをちゃんと表現したい。

ということでここからは大変難しく(技術的に)なるけれど、練習の重要部分を纏めておこう。

1 フレージング 音を明確に表現するよう意識しよう。例えばヴィブラートをシャープに表してい      
  くような、もちろん正確な音程。
2 アーティキュレーション 曲のまとまりを作るために曲の流れの強弱をきちんと作ること。
3 アクセント 曲の中のポイントを決めてそこを表現すること。
4 イントネーション 微妙な音の表現を確認すること。 ビブラートの音の出し方とか。
5 グルーヴ 曲を歌うことが大切、これがなければ聞いている人は楽譜の並びを聴くことになる。

って並べてみたらかなり重要。後3か月、このことを考えなたら頑張りましょう。

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白鳥の研究 3

2024-02-10 16:27:39 | チェロ無難


”白鳥”を演奏するために、”白鳥”の曲自体の内容を研究するのも大切だけれど、演奏会にむけての進め方も決めておく必要がある。
舞台で上がらないために、なぜ上がるのかをきちんと認識してそれに備える。森本志乃氏の教えをもとにする。
チェロをどこかの舞台で演奏する予定の人はすくないだろうけれど、何かを演奏するとか、どこかの舞台で鼻差避ければいけないひとには参考になると思うので一読の価値はあるかもしれません。

まずがどんな時に、上がるかの認識となる。

・準備不足の自覚があるときー 「msにってない、どうしよう」
・自信が持てない時 ― 「大丈夫かな?ちゃんと弾けるかな?」
・期待に応えたいと強く思っているとき ー 「良い結果をださなければ」
・周りの評価がきになるとき ー 「みんなどう思うか、心配だな」
・過去の失敗を思い出してしまったとき ー 「また失敗したらどうしよう」
・場慣れていないとき ― 「響かない、周りの音がよく聴こえない・・・」
・想定外のことが起きたとき ー 「間違えたことがないところで間違えた」
・コンデションが悪い時 ー 「調子が悪い!」

いくつかのことは除去できないことではあるけど、問題は「緊張」よりも「不安」?
不安要素を一つでも排除できれば、もしかするとあまり上がらないで演奏できるかもしれない。

ということで演奏までのスケジュールをたて、それにしたがって納得しておくことがその除去につながる。

1 曲目決定(済み) 長期計画を立てる。(今)本番用ルーティンを作成。(本番の演奏をする一連の手順を決める。)
2 準備期 (現在) 譜読み(現在)細かい記譜の読みおとしをしない。「読み違い」で修正に時間がかかる。
           スコアリーディング・楽曲分析 フェージングとアーティキュレーション。部分練習が明確になる。
           技術分析 はじめて、あるいはにがてなテクニックがないかをチェック。
3 学習期(これから)難しいパッセージの克服 長いめで見ること。
           穴を作らない練習 後半とか苦手部をつくらない
           早めの暗譜 バグが発生した時に対応できる
4 荒仕上      ざっくり仕上げる 2月いっぱい 動画撮影
5 調整期      休養 動画チェック      
6 強化期      表現力の強化 構成やストーリーを身体で理解し覚える 3月
           違うテンポで練習 自動化してしまった動きをみなおし、上がってテンポが速くなったときに対応。
           癖をとる  「力みぐせ」「間違えぐせ」「泊りぐせ」な悪いくせがないかチェック
7 仕上げ期     本番を意識して仕上げていく 4月中
8追い込み      ドレスリハーサル 当日の服装で演奏してみる
           ネガティヴイメトレ  当日起きそうな”事故”を含めてのイメージ。しすぎない。
9調整        テーパリング 本番1週間ぐらい前から、頻度・内容・質は変えずに練習量を減らしていく。
           ポジティヴトレーニング 理想のパフォーマンスを名何度もイメージして正しい運動動作を学習。5月10日
10 前日       無理のない練習
           持ち物確認
           十分な睡眠の確保
11 当日 本番まで   リラクゼーションからリラックスさせる
            フィジカル 各呼吸法。ストレッチなどおこなう
            好きな香りをみに付ける
            ため息をつく
            あくびをする
            ガムを噛む
           メンタル
            緊張している自分を認める             
            練習不足の場合は「自分を出し切る」考える
            頑張って練習してきたことを思い出して、自分をほめる
            結果を意識するのでなく、今やるべき行動に注意を向ける
            「ネガティヴにならない」「小声にならない」「下を見ない」
12    演奏直前   サイキングアップ 「身体を叩く」「軽い跳躍をする」など心拍や体温をあげる。よい緊張に導く。
13    演奏中    「笑顔」「お辞儀は深くゆっくり」「調弦は焦らず丁寧に」「弾く前に曲をイメージ&深呼吸」
            演奏中呼吸を意識、動作はゆったりと
14    演奏後    本番で酷使した心身をケア

実際、体験してきた先生がまとめられたのだろう、大変参考になりました。
  
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白鳥の研究 2

2024-02-04 08:41:41 | チェロ無難


曲を練習するのに、まず譜読みというのをするけれど、”白鳥”の場合、多くのチェリストが演奏している。多くの演奏を聴くことも大切なので、それを片っ端から聞いてみた。並べてみたら27の”白鳥”があった。
それをCD焼いて、だれの演奏が好きか、その人の演奏に少しでも近づけようという考えだ。(無駄な努力かもしれないけど)
録音の時代別にならべたら、1962年のジャクリーヌ・デュ・プレから2022年のスーパー・チェリストとなった。堤さんのはスズキ・メソッドの模範演奏でいつの録音かわからない。



並べてみたら、結構”白鳥”演奏研究になった。一番演奏時間が短いのが、リン・ハレルの2分28秒。長いのがミーシャ・マイスキーの3分30秒だった。これだけ違うとだいぶ雰囲気も変わってくる。
参考までに収録されているアルバムを並べておきます。

   

ジャクリーヌ・デュ・プレ  ピエール・フルニエ  ミーシャ・マイスキー  モーリス・ジャンドロン

   

藤原真理  オーフラ・ハーノイ  長谷川陽子  サンクト・ペテルブルク・テロ・アンサンブル

   

ロイド・ウエーバー  向山佳絵子  リン・ハレル  ハンナ・チャン
    

藤原亮一   水谷川優子    渡辺宏    遠藤真理

   

高田剛志  水野由紀   YO・YO MA   宮田大

   

新倉瞳   ゴーティエ・カピュソン  ハウザー   辻本玲

  
 
西谷牧人   スーパーチェリスト

大分長くなっちゃたので、曲の研究は次から。



     
 

  




 
 




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”白鳥”の研究 1

2024-01-29 15:30:30 | チェロ無難
  

白鳥の研究と言っても、鳥類の白鳥を研究するわけではない。
9年前から楽器のチェロを始めている。月に2回ぐらいレッスンを受けていて。スズキ・メソッドの課題曲を順番にに進んできた。(それ以外にエチュードがある。)
それが第1巻から5巻が終わり(最後の曲に8ヵ月もかかった)、6巻に入る。その1曲目がサン・サアーンスの”白鳥”になる。
実はコロナで中断していたが、師匠の弟子たちの発表会をすることが昨年末に決まった。演奏曲を急遽決めることになって、丁度”白鳥”やるから、「”白鳥”やりますか」になった。
チェロの、発表会になると誰か一人は”白鳥”を演奏するということがあるけれど、今回は私がそれを引き当てた。(monakaでいいのかということは忘れておく)
そこで発表会にむけれ、”白鳥”をちょっと研究しておこうともう。
サン=サーンスの「白鳥」はクラシック音楽の中で非常に有名で、美しい作品だ。特にチェロで演奏されることが多い。
まずは宮田大チャンが演奏する”白鳥”を聴いてみて下さい。



チェロで「白鳥」を演奏する理由についてチャト・GTPでこのように説明されている。

美しいメロディー:「白鳥」は、サン=サーンスの『動物の謝肉祭』という組曲の一部であり、その中でも特に美しいメロディーで知られています。この曲は、優美で感動的な旋律が豊かに展開されており、聴衆に感情的な共感を呼び起こすことができます。チェリストは、その美しい旋律をチェロの音色で表現することに喜びを感じるでしょう。

チェロに適した楽曲:「白鳥」は、チェロにとって非常に適した楽曲であり、チェロの音色と特性を最大限に活かすことができます。この曲は、チェロの豊かな音域を利用して幅広い音楽的表現が可能であるため、多くのチェリストが愛用する曲の一つです。

チャレンジングな技巧:一部の箇所では、チェロ奏者にとって技巧的な挑戦があります。高度なテクニックが要求されるため、チェリストたちは自身の演奏スキルを向上させ、技術的な成長を追求するためにこの曲を選ぶことがあります。

感情的な表現:「白鳥」は感情的な深さを持っており、演奏者は音楽を通じて感情を表現し、聴衆に感動を伝えることができます。チェロの音色はしばしば情熱的で感傷的な要素を引き立てるのに適しており、演奏者はこれらの要素を表現するためにこの曲を選ぶことがあります。

総括すると、チェリストがサン=サーンスの「白鳥」を演奏する理由は、その美しい旋律、チェロに適した楽曲、技巧的な挑戦、感情的な表現の機会を求めるためです。この曲はクラシック音楽の愛好家や聴衆にとっても魅力的であり、その美しさと感動的な性格から多くの演奏家によって愛されています。

ASTA(全米弦楽器指導者協会)の 難易度別レパートリー表(syllabus;シラバス)というのがあって、初心者からプロレベルまで13段階に分けて、教本、無伴奏曲、ソナタ、 コンチェルト、小品など、それぞれ主なものがリストアップされています。

http://www.cello.org/Libraries/references/syllabus.html

これによると、小品(SHOW PIECES & SHORTER COMPOSITIONS)では、バッハ「アリオーソ」、フォーレ「シシリエンヌ」などがグレード7、サン・サーンス「白鳥」、フォーレ「夢のあとに」などがグレード8、ラフマニノフ「ヴォーカリーズ」、などがグレード9となっています。
ラフマニノフの「ヴォーカリーズ」は演奏会で演ったことがあるので、レベルが一つ上なら今回はなんとかなるかもしれません。

大分長くなってしまったので、今後いくつかに分けて研究していきます。












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売れると良いけど DANS NOS YEUX / CAMILLE & JULIE BERTHOLLET

2024-01-18 16:17:12 | チェロ無難


ショップで見ていて、バイオリンとチェロのデュオのようなので買いました。曲目を見るといろいろ演っているようなのでそれは良いかと。
チェロのおねえさん、ちょっと胸元が開きすぎじゃないとは思います。でも、決してジャケに惹かれて買ったわけではありません。
チェロとバイオリンの女性デュオは結構売れ筋なのだとおもいます。フランスのオーデション・番組で受かったバイオリストがお姉さんと結構人気の姉妹のようです。
女性二人のバイオリンとチェロは日系のお嬢さん二人、クリスティーナ・レイコ・クーバー(チェロ)とローナ・ウラウチ(バイオリン)のデュオが好きでアルバム結構買いました。かなりの美女でとても育ちが良さそう。(外観ではなくて、結構アレンジと演奏がいいので買いました。)

 

 

というのがあって今度もそちら系かなと思いました。
基本クラシックを演奏しているようどすが、なんと、4曲目ではジョンとポールの”イエスタディ”を二人に歌わせるという、凄いことをします。
曲目は基本的にはクラシックDですがステファン・グラッペリとかフレディ・マーキュリーの曲を演って、これレコード会社の企てなんじゃないかとおもいます。
チェロに関しては、バッハの無伴奏ソロ、かなり弾けているので悪いわけじゃない。(プロなら当たり前の技術かもしれないけれど)
ワーナー、フランスでは人気だから世界売りしたいのかもしれない。それだからって、チェリストとバイオリストに歌わせることはないと思う。クラシックを演奏しているところでは特に問題はないのにかわいそうな気がする。
クラシックの演奏だけではなかなか売れないのかな。



だけどミュージシャンを水に浮かべる必要はないと確実に思う、ワーナー・クラシックさん。



がんばれ、チェリスト、バイオリニスト。

DANS NOS YEUX / CAMILLE & JULIE BERTHOLLET

【演奏】
ジュリー・ベルトレ
(ヴァイオリン:1–4,6,7,9,10,12–15,17,18/ヴォーカル:4,11/ピアノ:11,16,17)
カミーユ・ベルトレ
(ヴァイオリン:1,2,17/チェロ:3–6,8–10,13–18)/ヴォーカル:4)
ヴァンサン・フォレスティエ(ピアノ:1–3,5–7,9,12,14,15,18)
マキシム・フェリ(キーボード:13/ビートメイカー:15-18)
【アレンジ】
カミーユ&ジュリー・ベルトレ(1–6,9,10,12–18)
ローラン・コルシア(7)、ヴァンサン・フォレスティエ(9)、マキシム・フェリ(13,15-18)
【録音】
2023年7月17,19-22日、パリ、ラ・セーヌ・ミュージカル、Studio 2, RiffX Studios

1) トラディショナル:二つのギター
2) モンティ:チャルダッシュ
3) チャイコフスキー:『白鳥の湖』~第2幕第10曲:情景
4) ポール・マッカートニー&ジョン・レノン:イエスタデイ
5) ポッパー:ハンガリー狂詩曲
6) グノー=バッハ:アヴェ・マリア
7) ステファン・グラッペリ:ロールズ
8) J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ~ プレリュード
9) グラッペリ&ジャンゴ・ラインハルト:マイナースイング
10) レナード・コーエン:ハレルヤ
11) ジュリー・ベルトレ:マラン
12) ショパン:夜想曲第20番 嬰ハ短調
13) ハンス・ジマー:ついに自由に(映画『グラディエーター』より)
14) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番『月光』~第1楽章:アダージョ
15) フレディ・マーキュリー:伝説のチャンピオン
16) ジュリー・ベルトレ:ボリバル
17) モーツァルト:証聖者の荘厳晩課K.339 ~ 主をほめたたえよ
18) フレディ・マーキュリー:ボヘミアン・ラプソディ



 
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新時代の挑戦 EMOTIONS / GAUTIER CAPUCON

2023-12-16 16:03:13 | チェロ無難


ネットでチェロのアルバムをランダムにきいていて、これいいかもと注文してみた。選んだのは選曲にピアソラの”Oblivion”やよく聞く曲が入っていて、新世代の代表チェリストと歌っているのが理由。
そして届いてみたて、ジャケ写真をみると、アレャ、この人持っているというので棚をしらべたらありました。



2018年のアルバムで、ヴィジュアルでも売ろうとしたのか、いろいろな場所でチェロを弾いているDVDがセットのアルバムでした。



こちらのタイトルが「INTUITION」というもので「直観」、選曲もアンコール曲集のように慣れ親しんだもので、まとめていました。
1) マスネ:タイスの瞑想曲、
2) デュクロ:アンコール、
3) サン=サーンス:白鳥、
4) ソッリマ:チェロよ 歌え!(映画「レンブラントの夜警」使用曲)、
5) ドヴォルザーク:私にかまわないで Op.82-1、
6) エルガー:愛のあいさつ Op.12、
7) ポッパー:妖精の踊り Op.39、
8) 不詳(カタロニア民謡):鳥の歌、
9) パガニーニ:ロッシーニの「モーゼ」の主題による序奏と変奏曲(モーゼ幻想曲)、
10) チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ Op.11、
11) ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14、
12) ジョプリン:オリジナル・ラグズ、
13) ドヴォルザーク:森の静けさ、
14) フォーレ:夢のあとに、
15) ピアソラ:ル・グラン・タンゴ

今回のアルバムが「EMOTIONS」ですからどうやら続きの感があり選曲基準も前回と同じようです。
演奏については、新世代というように、やはり新しい人という感があり、そうゆう人が弾きつくされた曲をえらんで弾くのも面白いでしょう。
ただ弾いても面白味がかけるので、それなりの編曲がこらされていて、こう料理したのかという楽しみがあるし、ルドヴィコ・エイナウディなんかも選んでくれると、チェロの楽しさも増すと思う。

まあチェロに興味がなしという人には、?だけどバックグランドとしてもこの2枚いい雰囲気を作ってくれるアルバムだと思う。

EMOTIONS / GAUTIER CAPUCON

1) エディット・ピアフ:愛の讃歌
2) ドビュッシー:月の光
3) モンティ:チャルダッシュ
4) ドヴォルザーク:月に寄せる歌
5) マックス・リヒター:She Remembers (From “The Leftovers” – Season 1)
6) チャイコフスキー:感傷的なワルツ Op.51-6
7) シューベルト:アヴェ・マリア
8) サティ:ジムノペディ第1番
9) フォーレ:パヴァーヌ
10) メンデルスゾーン:歌の翼に Op.34-2
11) ジャゾット:アルビノーニのアダージョ
12) レナード・コーエン:ハレルヤ
13) ルドヴィコ・エイナウディ:Una mattina
14) エルガー:ニムロッド(エニグマ変奏曲より)
15) 陳其鋼(チェン・チーガン):ユー・アンド・ミー
16) マイケル・ナイマン:楽しみを希う心
17) ピアソラ:忘却/Oblivion
18) スコット・ジョプリン:ジ・エンターテイナー

【演奏】
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
ジェローム・デュクロ(ピアノ:3, 10, 13, 16, 18)
アドリアン・ペルション(指揮)パリ室内管弦楽団
(1, 2, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 11, 12, 14, 15, 17)
パリ・ノートルダム大聖堂聖歌隊(7)

【録音】
2020年2月25日~3月1日、フィルハーモニー・ド・パリ内、Studio de repetition 1
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チェリストの選曲 VOCE favorite melodies on cello / 宮田 大

2023-12-14 20:49:44 | チェロ無難


宮田大の新しいアルバムが届いた。宮田 大が今届けたい「名曲」を厳選して収録したアルバムだそうだ。
1曲目、これ聞いたことがあるような気がするけど村松崇継氏の”Earth”という曲だそうだ。2曲目こちらも聴いたことがある。”ソング・フロム・ア・シークレット・ガーデン”という曲だそうだ。
ということでききはじめたら結構とまどう。これまでの大ちゃんのアルバム、テーマがあってできてきたけれど、今回、気に入った今を表す曲を選択したということらしい。現代日本の、作曲家の作品がおおく、こちらとしても初めて人にあるような、ちょっとした緊張感がある。ロストロポービッチ国際チェロ・コンクールの優勝者として聞かれるのでなく、自分自身の音楽を聴いてもらえるようになった、と考えての選曲のようだ。
だから少し、慣れるのに時間がかかる。ただしそこは宮田大、3回目あたりから安心感がでた。
5曲目のサン・サーンスの曲も知らなかったし、その後の 加羽沢美濃の曲も、 菅野祐悟の曲も知らない。
これは大ちゃんがいま、チェロで弾くのに良い曲をえらんだんだと思えてくる。
そう思って聞き出すと、これが聴くほどに良くなってくる。6曲目の”Desert Rose”や7曲目の”ACT”などチェロに楽器にあった曲を選んでいるのだとわかってくる。
8曲目のピアソラ”リベルタンゴ”などは再演になるわけだけれど、これもいま弾きたいという気持ちが出たのだろうか。
こうやって聞き出すと、知らない曲がつらなって、なじみがないのだけれど、これをチェロで弾いてくれていることへの納得感が増してくるのがこのあアルバムだとおもう。
チェロというのは、メロディーの流れをとても大切にできる楽器だとおもうので、この選曲、大ちゃん、実にチェロの曲集として考えに考えた結果だったのだと、思うようになる。
まさにチェロに心血を注ぐ人の作ったアルバムだと思う。



VOCE favorite melodies on cello / 宮田 大

 宮田 大(チェロ)
 ジュリアン・ジェルネ(ピアノ)
 録音時期:2023年4月18-20日
 録音場所:新潟県、柏崎市文化会館アルフォーレ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

1. 村松崇継:Earth
2. ロルフ・ラヴランド:ソング・フロム・ア・シークレット・ガーデン
3. ビル・ウィーラン:リバーダンス
4. 久石 譲:Asian Dream Song
5. カミーユ・サン=サーンス:あなたの声に私の心は開く~『サムソンとデリラ』より
6. 加羽沢美濃:Desert Rose
7. 菅野祐悟:ACT
8. アストル・ピアソラ:リベルタンゴ
9. 吉松 隆:ベルベット・ワルツ
10. 植松伸夫:ザナルカンドにて
11. 坂本龍一:星になった少年
12. アントニン・ドヴォルザーク:私にかまわないで~4つの歌曲 Op.82より第1曲
 編曲:伊賀拓郎(2,8) 山中惇史(3) 篠田大介(4,10,11)

 
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チェロは祈りに通じる Chants,Hymns and Dances / Anja Lecher Vassilis Tsabropolos

2023-11-23 09:14:45 | チェロ無難


「聖歌、讃歌、舞踊」とタイトルのついた、ピアノのVassilis Tsabropolosの曲を間にグルジェフの曲を演奏したアルバム。キースのグルジェフはきいたけれど、その曲とどれが同じだかはわからない。(調べるのが面倒)
しかしここ、チェロの組み合わせで、そこにある世界が数倍に広がっていいる。
宗教的な祈りのモードがぴったりな表現になった。
アルバムでは1曲目から5曲目がグルジェフの曲になるけれど、何とも神秘的、敬虔ななにかが曲にまとわって流れているような気を感じる。
同時にVassilis Tsabropolosというピアニストの才気も上げとかなければいけないだろう。6~10曲目は彼の作曲による。
2曲目、神秘主義とかの理論はわからないけれど、ある意味ズゥッズゥと聞いてくる深い落ち着き。
3曲目は”祈り”になるのだろうけれど、ピアノとチェロの比率というかそれぞれが、まさに2者が祈りの世界にあるような落ち着いた雰囲気。
4曲目は民族的な舞曲の雰囲気をベースにしかし落ち着いた曲。
5曲目は中間曲として、短い間奏なのだろう。
続いてVassilis Tsabropolosの曲が5曲続くのだけれど、基本的にグルジェフの曲調とかわらない。グルジェフの音楽に同調しているということなのだろう。逆にもっとシンプルにグルジェフ的な音が続く。
11曲目から16曲目が再びグルジェフの曲になる。間奏にの後には、テーマはシンプルなのに何ともピアノと溶け合うような演奏、れをチェロで演奏するといることに至るレイチャーの発想に敬意を表したい。



ということで Anja Lecher がグルシェフの音楽を演ったのに感動したので、ほかにもレイチャーを買ってみた。
前から持っているのと並べてみよう。

Chants,Hymns and Dances / Anja Lecher Vassilis Tsabropolos

Anja Lecher   cello
Vassilis Tsabropolos piano

Recorded December 2003

1. Chant From A Holy Book
2. Bayaty
3. Prayer
4. Duduki
5. Interlude 1 Vassilis Tsabropoulos:
6-8. Trois Morceaux Apres Des Hymnes Byzantins
9. Dance
10. Chant Georges Ivanovitch Gurgjieff:
11. Interlude 2
12. Assyrian Women Mourners
13. Armenian Song
14. No.11
15. Woman's Prayer
16. Chant From A Holy Book, Var.1
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