JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

新しいチェリスト block ice & propane / ERIK FRIEDLANDER

2018-10-08 13:02:09 | チェロ無難


新しいチェリストと書いたけれど、新人ではない。こちらが初めて知ったという意味。
中古屋さんの珍しい楽器の棚を見ていてまるで知らない人のアルバムがあった。ってこの棚のミュージシャンはほとんど知らない。どんな楽器を使っているのかをみるのだけれど、「compositions & improvisations for solo cello」とある。チェロのソロってめったにないからこれは失敗してもいい。



中を開けばこんな写真、エリック・フリードランダーという人のチェロ演奏だそうです。
1曲目、ピッキングでちょっとバンジョーのブルースの感じがある。
2曲目もピッキングでこちらはよりカントリー色を強くしています。
3曲目はアルコになってこちらはアイリシュがはいっている感じ。
アルバム情報をみるとフォークに分類されています。この人のお父さんは有名な写真家リー・フリードランダーというかたで、夏になると一家をつれてキャンプをしてアメリカをあるいたというその思い出を音楽にしたようです。
この人異色のチェリストといちづけられているようで、ベースのハーヴィー・シュワルツに巡り合ってプロの演奏家になる決心をしたそうで、ハーヴィー・シュワルツってとてもうなづけます。
調べたらかなりたくさんのアルバムをだしているようで、ジョン・ゾーンとも親しいようです。いくつか試聴して、2枚ポチリました。
1枚がこちら、ジョン・ゾーンのレーベルから出ている「Book of Angel」シリーズのVol.8がこの人の演奏、チェロでのゾーン曲集です。スピリチュアルでチェロの音が響く1曲目がとてもよくて、チェロ好きにはこれはいい。



分類はワールドになっていました。1枚じゃ足りないようでもう一枚2010年のアルバム「ALCHEMY」というアルバム。こちらはジャズに分類されていました。ピアノ、アコーデオンギ、ギターなどが入りますが、ミュージシャンの記載は一切なし。このようにいろんな音楽に多彩だから、一人多重かもしれません。
こちらはジャズでフリーも入って、だけど現代音楽の無調とかではなくワールドに近いかんじです。



このチェリスト、昔のアラン・シルヴァみたいに弾くこともあるけれど、ハーモニーに戻るし、フォークの感じとスピリチュアルな感じも持っている。多彩な音色も使っているのでチェロをクラシックだけにとどめない人にはおもしろいところがあると思う。

アメリカに戻ったデヴィッド・ダーリングがまったく面白くなくなったから、このエリック・フリードライダーというひとはもう少し追っかけよう。


block ice & propane / ERIK FRIEDLANDER

ERIK FRIEDLANDER  cello

1.King Rig 05:58
2.Dream Song 06:33
3.Airstream Envy 07:10
4.Road Weary 04:14
5.Night White 09:01
6.Block Ice & Propane 07:14
7.A Thousand Unpieced Suns 02:27
8.Rushmore 09:55
9.Rusting In Honeysuckle 03:29
10.Cold Chicken 01:09
11.Yakima 08:59
12.Pressure Cooking 03:11
13.Valley of Fire 09:50
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美音で悩む Quatuor Cell'Opera

2018-10-04 17:27:43 | チェロ無難


中古屋さんのチェロ棚で見つけたアルバム、今年の8月にリリースされたものだから、ちょっと得したな気持ちになった。
まるで知らないカルテットだけれど、解説に説明があったのでその解説。

「Cello(チェロ)×Opera(オペラ)=Cell’Opera(チェロペラ)の遊び心ある名前を冠し、2011年、パリ・オペラ座管弦楽団首席チェロ奏者オレリアン・サブレを中心として4人の主要メンバーによって結成されたチェロ四重奏団「クアチュオール・チェロペラ」。」

クラシックの小品からタンゴまでをチェロ・カルテットにアレンジして演奏しているもの。


(写真間違えてました。)

実はチェロ・カルテットでのアンサンブルを演って、とても楽しかったのでチェロ・アンサンブルは結構集めている。今度のアルバムは知っている曲も多くて、その分興味深い。
来年もアンサンブルを演りたいねとみなさん話しているけれど、楽譜がなかなか手に入らない。というか、演奏レベルが合うのがないのが問題。師匠もそれが悩み。来年の合宿に向けて良さそうなのが手に入るといい。このアルバムもそんなことを考えながら聞いていた。

もちろんパリ・オペラ管弦楽団のチェリストの技量は1番チェロから4番チェロまで差があるわけではないだろう、4番が特にやさしいというわけではないはず。でも師匠の門下たちでも結構テクニックある人いるし、なんか出来そうな曲がある。

特に後半のゆったり目の曲などはチャレンジしたくなる。CDから採譜という手もあるけれど、師匠にお願いしなければいけないし、それが結構の負担になってしまうと聞いている。それに著作権もある。
チャレンジしたいのは下の曲。

[10] マスネ : タイスの瞑想曲
[11] ドビュッシー : 亜麻色の髪の乙女
[13] フォーレ : 夢のあとに
[14] ピュッツ : タンゴ
[15] ピアソラ : オブリヴィオン

とくどくど書いているのは訳がある。アルバムに付いている解説に、この一文がある。

「一部の収録曲はBION RECORDSのホームページより楽譜の購入可能。」

でBION RECORDSに行ってみた。ジャケにもこんなロゴがある。



で安心していったら、これがなんとフランスのレーベルだった。東武トレーディングという会社も代理店になっているけれど、直接は販売しそうにない。といことはフランスへの問い合わせ、ちょっと躊躇しているところなのである。

Quatuor Cell'Opera

クアチュオール・チェロペラ (チェロ四重奏団):
【クララ・ストロース/
 ジェレミー・ブーレ/
 タチアナ・ウーデ/
 オレリアン・サブレ】
録音:2014年6月、ル・ブルジェ(フランス)

「チェロ×オペラ チェロ四重奏小品集」
[1] グルック : パントマイム ~オペラ「アルセスト」より*
[2] J.S. バッハ : 賛美と誉れと栄光 BWV 231*
[3] ラモー : シャコンヌ ~オペラ「優雅なインドの国々」より*
[4] ヴェルディ : 花から花へ ~オペラ「椿姫」より*
[5]-[8] ビゼー : 前奏曲/煙草女工の歌/ハバネラ/セギディーヤ ~オペラ「カルメン」より*
[9] ワーグナー(H.ヤコボフスキー編曲) : オペラ「パルジファル」より抜粋
[10] マスネ : タイスの瞑想曲*
[11] ドビュッシー : 亜麻色の髪の乙女*
[12] ラヴェル : 道化師の朝の歌*
[13] フォーレ : 夢のあとに*
[14] ピュッツ : タンゴ
[15] ピアソラ : オブリヴィオン*
[16] ガーシュウィン (T. ミフネ編曲): フラグメント
* オレリアン・サブレ編曲

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はじまりのボーイミーツガール

2018-09-25 22:06:27 | チェロ無難
オクサンとDVDを見ようと借りてきたらなんと前に見た映画だった。オクサンは初めてだし、チェロを弾く部分を覚えてないのでもう一度みた。



小さな恋のメロディーを思い出させる邦題そのもののお話。

プロのチェリストをなりたくて、音楽学校を目指しているマリー、しかし先天性の目の疾患で視力が極度に劣る。
両親は心配して入院をさせようとするが、それでは音楽学校の試験はうけられない。というので落ち込んでいる彼女。



視力が弱いのを悟られないようにするために、マリーにあこがれるヴィクトールに急接近、自宅で勉強をおしえチェロも聞かせる。



ヴィクトールが仲間とやるキーボードの騒音音楽にに合わせてチェロを弾きマリー、この場面がいい。



この黒いチェロ・ケースがかっこいい。すごく高そう。



ケンカをしたり、親が入院を強行しようとしたりでいろいろあっての最後。



結末がわかってしまうかもしれないけれど、チェロを弾く終わりはそれ以外ないからバレても良いでしょう。



画面で見ていて確かにチェロは鳴らしている女の子。最初にチェロを弾く場面は確かに鳴らしているようにおもうけれど、右手の重みはこれではのらないだろうから乗ってないので最後の音は違う人が弾いているのだろう。




この女の子音楽学校にいっているらしいけれど、楽器はバイオリンだそう。2週間の特訓でこの演奏姿だから、そして音もだしていたから凄い。3か月以上練習してこの前の舞台の演奏をした自分を思うと、いやこれは映画と思うことにする。
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終わってしまった。

2018-09-18 17:18:34 | チェロ無難
いよいよ発表会の日、3連休の初日だから車で行くのは危険と久しぶりにチェロを背負っていきました。
午後開演だけれど、午前中にアンサンブルの合わせをしましょうということで10時半に到着。



控室ではもう奏者がガンガン弾いている、チェロを出したら、ほかの人からmonakaさんも弾きたいだろうと少し一人にしてくれました。
(後輩に優しい先輩たちです。)



しかしこの控室、クーラーがない、舞台衣装も汗でぬれて、これはいかんとちょっとで休憩。



音調室から見ると、師匠とたのグループがアンサンブル中、私はこの後お昼まで。



ドラマーの悪友が今回は観にきてくれて、オクサンとその友達と一緒にお昼。前回はまずいかとアルコールを取らなかったけど、緊張で結局失敗したから、今年はいっぱいいただくと決めていた。
生ビールを一つ、うまい、緊張もほぐれる。



そば味噌で、こちらは周りが飲んでいるお酒をちょっとだけ味見して、緊張がもうすこしほぐれる。



でも結局は早い方の演奏で何か所かついていけずに全然違う音で3小節ぐらいアドリブしてしまった。
録画もしたけれど、翌日は観る気も起きず、ひっくり返って何十年もまえにかったLPレコードなどを聴いて癒しました。



今日になって録画を見たけれど、去年よりかはずっとうまくなっているとトモダチが言っていたのは正解としておこう。
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ついに来ちゃった発表会

2018-09-14 09:42:34 | チェロ無難
5月にチェロの合宿をして、そのあと発表会が決まった。好きな曲の演奏は許されたけれどレベルはそこまで行っていなかった。(うちの先生かならず現状以上のレベルの曲を選ぶような気がする。)
5月末から練習初めて、まだ時間あるなんて思っていたら、なんと明日が演奏の日になってしまった。
第7回目のコンサートになっていて、20人の方が演奏する。この会場、アレクサンドロ・ガラティもピアノ・ソロをしたところでしっかり整備されたところ、嬉しいことだけどそこまで気がいかない。私はこれで3回目、まだまだなれません。



全部で20の曲、後半は難しい曲が続きます。私は早い段階でおわるからその分、緊張からは早く解放される。どの人がこの発表会を一番楽しむのだろう。私であったらいいと思うようにしよう。





とこう続いて、この後が反省会というか、言い訳会というか、フォロー会というか、これが楽しみ。

さあ、どうなることやら。

JOY MUSIC !!


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フル・チェンジ 弦

2018-08-23 16:51:32 | チェロ無難
ペグの方で音を調整していて弦を何度かきったことがある。バチッといって切れたのが恐ろしくてその後切れるとショップの人に張ってもらう。
切れたのだけをかえていたけれど、前回から4弦すべてを一緒に変えることにした。来月には発表会があるので、タイミング的には今だろうと替えることにして、レッスンの昨日ショップに持ち込んだ。
前回弦を替えたのが2017年6月17日だから1年65日、楽器店なんかによると張替の目安に3か月から半年というけれど、これぐらいでいいんじゃないか。張り替えてから訳490時間ぐらい弾いている計算です。

仕事が終わってお願いしていたチェロとご対面、昨日はレッスンでした。レッスンまで時間があるので空いている部屋を借りて弾いてみました。



1弦まあ、こんなものか、で2弦弾いてみて驚いた。これって私の音、3弦まろやかに鳴って、これや予想以上。4弦見ていると弦の振動幅が普段よりはるかに振れているのが見える。これは替えてよかった。硬かったアジャスターも調整して軽く回せるようにしてくれていました。



演奏曲を2度ぐらい弾いて先生の室に。

「今日、弦を替えました。」
「音は良くなりました?」
「ハイ」っていうことでレッスン開始。

ゆったりな1楽章と早い2楽章、だいぶ仕上がったなと思っている1楽章、弓の角度をガンガン指摘される。1か月以上やってきて今更なに!という感じでがっくり。1弦、2弦のポジション移動で弾く曲だから、そこを安定した角度でひくと、もっとクリーンな音が出ます。ってことでした。

確かに良い音になりましたねと、これは弦替えをお褒めいただきました。

「ちなみに先生はどれぐらいで替えますか?」って聞いたら
「演奏会が多いときは3,4か月に1度ぐらい」ということでした。

仕上がりの方はちょっとがっくり来たけど、その点を注意すればということであと1か月を切りました。

ちなみに替えた弦はこちら、



誰かと一緒かな、もっと参考になるのはお値段でしょう。



このお店の会員なので5%引きでした。
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THE EXCELLENCY OF HAND ENGLISF VIOLA DA GANBA DUOS / ROBERT SMITH PAOLO PANDOLFO

2018-08-19 17:14:54 | チェロ無難


ヴィオラ・ダ・ガンバのデュオのアルバムを買ってみた。チェロの合宿に持ってきて演奏を聞かせてくれる人がいるけれど、大きさによっていくつかの種類がある。その人のは一番小さくて、音の感じとしてはリュートにちかいか、弦も6本だしね。



バロック・チェロというのもあって、エンドピンがないところはダ・ガンバににていて、弾き方も近いから一番近しいのかもしれないけれど詳しいことは知らない。



バロック・チェロのアルバムはいくつかもっているけれど、今回はヴィオラ・ダ・ガンバに幅を広げて音色を楽しもうというわけです。




ロバート・スミスとパオロ・パンドルフォという2人のガンバ奏者のデュオ。17世紀のイングランドの作曲家、クリストファー・シンプソンのディヴィジョン(高度な技術を用いた演奏が可能な小型のヴィオールのための作品)を中心に22曲、同時期の作曲家、ジェンキンスやアイヴズの技巧的な作品を組み合わさってています。

チェロとヴィオラ(現代の)と聞き分けできないことがあるけれど、このデュオもいくつかのダ・ガンバを使っているのでしょう。チェロに一番近しいバスを使っているのがやっぱりたのしい。11曲目などはゆったりとした音の感じがチェロとそっくりだからやはりいい。
曲は17世紀でソロ・演奏というよりかは室内楽なので、あまり真剣に聞かないでバックに流れているって聞き方。アルバム全体の雰囲気を感じて、ちょっといつもと違うのを楽しみました。





THE EXCELLENCY OF HAND ENGLISF VIOLA DA GANBA DUOS

ROBERT SMITH
PAOLO PANDOLFO

1 Divisions for Two Viols in G major, VdGS 28 6:29
2 Prelude No. 2 in D minor 0:18
3 Divisions on a Ground in D major, VdGS 21 4:19
4 Prelude No. 5 in A minor 1:00
5 Divisions on a Ground in A minor, VdGS 19 5:47
6 Divisions on a Ground in C major, VdGS 13 4:56
7 Ayre for Two Bass Viols No. 1 2:50
8 Prelude No. 4 in F major 0:16
9 Division for Two Viols in F major, VdGS 26 3:07
10 Air with Divisions in C major, VdGS 11 5:55
11 Divisions on a Ground in A minor, VdGS 20 5:19
12 Prelude No. 11 in B-flat major 1:25
13 Divisions on a Ground in A major, VdGS 18 4:07
14 Prelude No. 7 in G minor 1:01
15 Divisions on a Ground in G minor, VdGS 23 4:02
16 Ayre for Two Bass Viols No. 2 2:46
17 Prelude in A minor 0:59
18 Division for Two Viols in A minor, VdGS 25 3:52
19 Air with Divisions in C major, VdGS 12 5:48
20 Ayre for Bass Viols and Basso Continuo in D minor, VdGS 32 3:21
21 Prelude No. 3 in F major 0:35
22 Division for Two Viols in F major, VdGS 27 5:26

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5年目に突入

2018-07-28 21:33:30 | チェロ無難
チェロの体験レッスンに行って、その講師を師匠に、そこで借りたチェロをそのまま買ってチェロ弾きになった。
それが4年前の7月の末だった。そして本日チェロのレッスン94回目を受けて5年目に突入しました。
歩みがのろくてなかなか上手くならないけど、少しずつは進歩するので飽きたということはなかった。
始めたころにレッスン日と教本の進み具合、練習時間をEXCELにつけ始めたのが続いているから4年間の推移はのこっています。
グラフにしても、一向にかわらないけれどのんなんになりました。(初期のころに塗りつぶしがでてるけれどなぜだかわからない、今回初めて)



4年間、1,460日のうちチェロを触った日が1,295日だいたい1週間に1日触っていない。4年で触った時間は1,706時間(もちろんだいたいです。)
練習した日の平均時間は79分(合宿で7時間なんて日もあるけど)、4年平均すると70分。
まあ、よくやるよのぶるいだろうけれど、そうかんがえると本当にうまくならない。
合宿以外にレッスンは94回とかいたけれど、スズキ・メソッドは現在3巻目のメヌエット3を2月におえてユーモレスク前、合宿のアンサンブルと9月の発表会の曲練習が続いています。5月の合宿を終えて、すぐにヴィヴァルディを決めたからもう2か月以上はこれにかかっているのに進み方は牛まで行かない。
オクサンからは難しいのを選びすぎと言われているけれどもうあともどりは出来ません。先生はいい方なので今のところ仕上げようということで、8月は追い込みにはいりおうです。

5年目に突入したけれど、チェロと私はどのように説明したらいいだろう。チェロを初めて1か月、「私をなんと呼ぶの」ってくだらない記事を書いた。そこでは音が出せて何とか曲が弾けるというランクをつけたのだけど、アンリャ今もそのランクと変わらないじゃないか。
どうその先にいは行かないみたいで、この6番目(記事をみてください)と次との間に何かのランクを考えなければどうやらお仲間みんなおんなじになってしまうようですね。
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十字架と復活の音楽 2008年春 /  山本 護

2018-07-27 17:03:41 | チェロ無難


中古屋さんの棚をみていたら背表紙に『十字架と復活の音楽 2008年春 /  山本 護』とあった。クラシックの棚だけどどんな音楽かは皆目わからない。てにとって裏をみれば「チェロのための〈十字架上の七つの言葉〉演奏 チェロ 山本 護』とある。これを手にとるのはお導き、迷わず500円で買いました。

日本基督教団八ヶ岳伝道所の牧師である山本護さんが作曲し、演奏したチェロの曲とチェンバロの演奏のようです。チェンバロの方は杉本周介
さんという方が演奏されている。
1曲目、ハイドンの楽曲構成を借用したそうだけれど、山本さんの作曲、現代音楽を作曲されるそうなので、ちょっとびびったけれど、序奏はゴスペルを感じる曲でした。
2曲目、現代音楽もはいっているのだろうけれど、力強いチェロのおとで下の解説にもあるように小さな日本の会堂での黙想という感じです。
3曲目なお一層の黙想感、ちょっと日本民謡のようなところが面白い。4曲目、5曲目、愁いを深めていくキリストの最後の七つの言葉を牧師さんが音楽にしているのだから、その心に沁みていくようなメロディ。
6曲目“われ渇く”もキリストの悲しみの声として沁み渡る。
序奏から7つのキリストの言葉の後、最後は“地震”はマタイ伝でこれは描写的な音楽になっているので、復活に至る部分なのだろうな。
そして続く2曲がチェンバロの演奏で復活の音楽なのでしょうがとても清々としながら力強い良い曲だと感じます。
演奏者について「複雑な山本作品を演奏させられ、神経症を悪化させた。」なんてこれは山本氏がかいているのだろうから、なんか懐ふかい牧師さんかもしれません。
どのような経緯でこのCDができたのか解らないけれど、録音も山本氏の自宅、ある意味自主制作なのだろうけれど、これもお導きなのだろう。

アーメン

CDにチェロ曲の題材、十字架上の七つの言葉について書かれていたのだ、まるでわからないけれど書き写しておきます。
<十字架上の七つの言葉>は、J.ハイドンの同名管弦楽曲(弦楽四十奏曲版、オラトリオ版もある)の楽曲構成を借用している。ハイドン作品は1780年、スペイン・カディスの聖堂から、四旬節(最終週か受難週)のための黙想曲の作曲依頼を受けて作られたもの。その時期には、聖書七箇所からキリスト最後の言葉が読まれ、黙想と音楽が融合する。チェロで奏される十字架の言葉は、カディス聖堂での七つの聖書箇所に準じつつ、小さな日本の会堂での黙想を想定したもの。言葉の意味性だけでなく、文語訳の韻文だからこそ染み入るキリストの味わいを重視している。」

十字架と復活の音楽 (2008年春) 作曲 山本 護

<曲目>
チェロのための <十字架上の七つの音楽> 演奏 チェロ:山本護
1.序奏                      1:30
2.第一の言葉 『彼らを赦し給へ』         3:40
 「斯くて言ひ給ふ『父よ、後らを赦し給へ。その為す所を知らざればなり』。ルカ傳福音書23章34節
3.第二の言葉 『パラダイスに在るべし』      2:22
 「イエス言ひ給ふ『われ誠に汝に告ぐ、今日なんぢは我と偕にパラダイスに在るべし。』ルカ傳福音書23章43節
4.第三の言葉 『視よ、なんぢの子なり』      2:40
 「イエスその母とその愛する弟子との近くに立てるを見て、母に言いたまふ『をんなよ、視よ、なんぢの子なり』。」ヨハネ傳福音書19章26節
5.第四の言葉 『エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ』3:24
 「三時にイエス大聲に『エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ』と呼はり給ふ。之を釈けば、わが神、わが神、なんぞ我を見棄て給ひし、との意なり。」マルコ傳福音書15章34節
6.第五の言葉 『われ渇く』            3:52
 「この後イエス萬の事の終りたるを知りて=聖書の全うせられん為に=『われ渇く』と言ひたまふ。」ヨハネ傳福音書19章28節
7.第六の言葉 『事畢りぬ』            2:46
 「イエスその葡萄酒をうけて後いひ給ふ『事畢りぬ』遂に首をたれて霊をわたしたまふ。」ヨハネ傳福音書19章30節
8.第七の言葉 『わが霊を御手にゆだぬ』      4:20
 「イエス大聲に呼はりて言ひ給ふ『父よ、わが霊を御手にゆだぬ』斯く言ひて息絶えたまふ。」ルカ傳福音書23章46節
9.地震                      2‥36
 「視よ、聖所の幕、上より下まで裂けて二つとなり、また地震ひ、磐さけ、墓ひらけて、眠りたる聖徒の屍體おほく活きかへり」マタイ傳福音書27章51節

鍵盤音楽のための <復活の日の前奏とフーガ> 演奏 チェンバロ:杉本周介
10.前奏                      1:57
11.フーガ                     7:17
 「息を吹きかけ言ひたまふ『聖霊を受けよ。汝ら誰の罪を赦すとも其の罪ゆるされ、誰の罪を留むるとも其の罪とどめらるべし』」ヨハネ傳福音書20章22節
                       total 37:15

批評「詩的芸術の世界化と音楽」 中村不二夫



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個人の好みだから 15 SCENES / La QUARTINA

2018-07-23 17:32:47 | チェロ無難


藤森亮一氏がトップのチェリストのカルテット「ラ・クァルティーナ」のアルバムは結構もっているけれど、好みが結構わかれる。変わっているのは紙ケース部分はデザインされたケースで内側のプラ・ケースには4人の写真を使っている。



今回買ったのは映画音楽を15曲演奏したもの。1曲目“第三の男”から聞き始める。ちょっとピンとこない感じで4曲目の“黒いオルフェ”も変わったアレンジでしっくりこない。
チェロ4本は同じ音域をもっているから、パートとしては音域を分けるのだろうけれど、弦楽4重奏とはアレンジが変わって各自の個性が出しづらいような気がする。そこでアレンジにこるのだろうけれど、そこが結構危険領域かもしれない。
1曲目から4曲目まで、アレンジはドイツの巧妙な現代作曲家のThomas Mayer Fiebig氏だそうだけれど、これが好み出なかった。
クラシックの人がポップを演奏したり、アレンジすると、根のところに持つクラシックの上品さがどうしても全体を覆って、いい意味の怪しいところが出てこない。知った曲にどうしても新鮮な驚きがついていかない。クラシックがすべての人には面白いのかもしれません。幾人かの人がアレンジを担当しているのでいくつかの曲はうんうんと納得できるものもあります。(生意気ですみません)

これってポピュラーの原曲自体の限界もあるのでしょうか。ラ・クァルティーナは素晴らしいグループですから、持っているアルバム「ADAGIO」の1曲目S・バーバーの「弦楽のためのアダージョ」などは、アレンジは不詳ですが、チェロのアンサンブルがため息のでるようで美しい。
聴きたいアルバムの違いであって、これは聞く方の好みがほとんどです。永くお付き合いがある人のための個人的な好みでした。





ADAGIO

演奏:ラ・クァルティーナ チェロ四重奏
(藤森亮一、藤村俊介、銅銀久弥、桑田歩)
2003年3月 録音


◾S.バーバー:弦楽のためのアダージョ
Samuel BARBER : Adagio for srings
◾W.A.モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
Wolfgang Amadeus MOZART : Ave verum corpus K.618
◾J.パッヘルベル:カノン
Johann PACHELBEL : Kanon
◾J.S.バッハ:サラバンド(無伴奏チェロ組曲6番より)
J.S.BACH : Sarabande - Cello suite BWV1012
◾G.ゴルターマン:ロマンス
Georg GOLTERMANN : Romance
◾E.グリーグ:ソルヴェーグの歌(ペール・ギュントより)
Edvard GRIEG : Solveigs sang - Peer Gynt,op.55
◾E.グリーグ:オーゼの死(ペール・ギュントより)
Edvard GRIEG : Ases death - Peer Gynt,op.46
◾J.S.バッハ:サラバンド(フランス風序曲より)
J.S.BACH : Sarabande - Overture BWV831
◾P.I.チャイコフスキー:夕べの祈り
Pyotr Ilyich TCHAIKOVSKY : Evening Hymn
◾R.ワグナー:荘厳なる曲
Richard WAGNER : Feierliches stuck
◾G.ゴルターマン:2つの小品
Georg GOLTERMANN : 2 Morceaux de Salon
◾F.グルツマッヒャー:聖歌
Friedrich GRUETZMACHER : Consecration Hymn Op.65
◾.A.モーツァルト:アンダンテ (ピアノ・ソナタ K.381より)
Wolfgang Amadeus MOZART : Andante - Sonate K.381

5 SCENES / La QUARTINA

演奏:ラ・クァルティーナ チェロ四重奏
(藤森亮一、藤村俊介、銅銀久弥、桑田歩)
録音:2008.8 発売:2008.10.24

◾カラス:第三の男
◾カラス:カフェ・モーツァルト・ワルツ「第三の男」より
◾バカロフ:イル・ポスティーノ
◾ボンファ:カーニバルの朝「黒いオルフェ」より
◾ルグラン:シェルブールの雨傘
◾モリコーネ:シネマ・パラディーゾ
◾モリコーネ:チャイルドフッド・マンフッド
「シネマ・パラディーゾ」より
◾マンシーニ:ひまわり
◾マンシーニ:ムーン・リバー
「ティフアニーで朝食を」より
◾坂本龍一:シェルタリング・スカイ
◾マイヤーズ:カヴァティーナ
「ディア・ハンター」より
◾ロータ:ゴッドファーザー       
◾ロータ:ゴッドファーザー・ワルツ
◾ウィリアムズ:シンドラーのリスト
◾ロジャース:サウンド・オブ・ミュージック



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