中古屋さんで見かけてそういえば持っていないし、買おうとも思っていなかったけど急遽買ったアルバム。
昔お金がなくて買えなかったけれどJCOAは不確かになってしまったけれど、果たしてどうなのか思い出がある。
このアルバムはそのJCOAの2作目で久しぶりにサウンドを聞きたくなって買ってみた。
カーラが作ったオペラ音楽でJCOがオケを演っている。
1曲目、ホーンのハーモニーはラズエル・ラッドのトロンボーンだし、そこでバルビエリが吹きだせば、これゲーリー・バートンの「葬送」のサウンド、これだけど心がとろける。
オペラ・音楽だからヴォーカルの部分が多くてその部分は理解は難しいけれど、カーラのプログレ・ロックと思って聴いていれば我慢もできる。
CD2枚で全27曲、曲の長さもだいぶ違うけど、DISC1の1,7,8,10,15,16,DISC2では6,7がインストでバルビエリやヘイデン、ラズウェル、ドン・チェリー、サム・ブラウン、ジョン・マクラフリンなんかが懐かしく出てきて、だから全ての人にはむかないけれど、昔興奮した人には懐かしいアルバムになります。
それで記憶が飛んでしまっているけれど変な記憶があります。
ジャズ・コンポーザース・ギルトが解散してJCOAが結成されたことは、当時かなりの話題になっていて、その音楽を待ち構えていました。LPを買ったわけではありませんが、当時FM放送は個性的で、このJCOAの演奏をすべて放送してくれたことがあります。
当時オープン・リールのテープ・レコーダーを持っていたのでそれをすべて録音して聴いていました。
残念ながらテープは残っていませんが、なぜかテープの録音量がLPの演奏より多かったような気がしています。
セシル・テーラーがピアノを弾いているのはおぼえていますから、LPの録音と同じものでしょうがなぜか3本ぐらい3倍量ぐらいあったような気がしています。
たぶん間違えでしょう、同時期にほかのフリーを録音していたのがテープ量だけ記憶に入り込んだのでしょう。
中古屋さんでフッと蘇った思い出で買いましたが、インストの部分は個人的には素晴らしい再会です。
ESCALATOR OVER THE HILL / CARLA BLEY
Carla Bley, Paul Haines
& The Jazz Composer's Orchestra
Gato Barbieri - tenor saxophone
Souren Baronian - clarinet
Karl Berger - vibraphone
Carla Bley - organ, celeste, chimes, calliope, piano
Sam Brown - guitar
Jack Bruce - bass, vocal
John Buckingham - tuba
Sam Burtis - trombone
Bob Carlisle - French horn
Don Cherry - trumpet
Roger Dawson - congas, xylophone
Sharon Freeman - French horn
Charlie Haden - bass
Peggy Imig - clarinet
Jack Jeffers - bass trombone
Leroy Jenkins - violin
Howard Johnson - tuba
Sheila Jordan - vocal
Jimmy Knepper - trombone
Jeanne Lee - vocal
Jimmy Lyons - alto saxophone
Michael Mantler - prepared piano, trumpet, valve trombone
Ron McClure - bass
John McLaughlin - guitar
Bill Morimando - orchestra bells, celeste
Paul Motian - drums, dumbec
Nancy Newton - viola
Don Preston - Moog synthesizer
Enrico Rava - trumpet
Perry Robinson - clarinet
Linda Ronstadt - vocal
Roswell Rudd - trombone
Calo Scott - cello
Michael Snow - trumpet
Chris Woods - baritone saxophone
Richard Youngstein - bass