1月になったらアルバムが出ますっていっていたアルバムを買ってきた。6年ぶりのピアノソロ、オリジナル9曲とスタンダードとノックの曲6曲、永いお付き合いで感じる丁度いい配分です。
12年ものお付き合いでファーストからずっと見てきたわけだから、こんどのソロの変化も納得のいくところとなりました。
過去のアルバムで、ジョーン・バエズの"ドナ・ドナ”やエヴィータの中の曲"ドント・クライ・フォー・ミー・アルゼンティーナ”なんかを演っているけれど、その流れで" ワルツィング・マチルダ ”や"ムーン・リヴァー”がある様な気がするし、"恋とはなんでしょう?”は"Alone Together”や"You be So nice to come home to"なんかのスタンダード編曲路線なのでしょう。"Take 5”の変化も面白いね。
そしてオリジナルが、”ホワイト・フォレスト”や”ディレイド・レゾリュ―ション”の新しい輝きで帰ってきたのも嬉しい。”レヴォリューション”良い曲だとおもっていたから特別ですね。
それにシンセとクラヴィコードを組み合わせた挑戦が良い塩梅に絡み合っていて内容が豊になっています。
最後の曲”ア・ナイト・イン・ザ・キャッスル・シティ ”は新しいハクエイ節なっているのもファンが安心するとことです。
アルバムの中で、一つ一つの曲がそれぞれの価値をもってあるのは昔からだけれど、昔はそれぞれの位置で輝いているように思う。今回のアルバムでは、スタンダードであれ、オリジナルであれ、シンセであっても、ある一つの共通振幅数で鳴っているような、一つが鳴っているとアルバムすべての曲がすこしづつ鳴っているような気がする。
そんなんでアルバム・タイトル「レゾナンス」はこの15曲が「共振」し合ってハクエイ・キムが出来ていますって意味なんだろうと勝手ながら思う。
1月からこのアルバムの発売・イヴェントの長いツアーがはじまっていていつ会おうかと思うけれど、ラストの渋谷にいくよって話は前に会った時にしたからたぶん6月になるかな。
RESONANCE / HAKUEI KIM
Hakuei Kim Steinway piano Neovichord Moog Sub37 Analogue Synthesizer Korg Minilorge Analogue synthezizer
01. ワルツィング・マチルダ / Waltzing Matilda
02.ホワイト・フォレスト (ジ・エントランス (入口)) / White Forest (The Entrance)
03.テイク・ファイヴ / Take Five
04.ムーン・リヴァー / Moon River
05.インプロヴィゼーション“NandM” / Improvisation "N And M"
06.ア・ロータス・オン・アイリッシュ・ストリームス / A Lotus On Irish Streams
07.恋とはなんでしょう? / What Is This Thing Called Love?
08.ディレイド・レゾリューション / Delayed Resolution
09.コーヒー・カップ / Coffee Cup
10.ザ・コンサート(合奏) / The Concert
11.ホワイト・フォレスト (ジ・エグジット(出口)) / White Forest (The Exit)
12.ザ・ストリーツ・オブ・デトロイト / The Streets Of Detroit
13.ザ・ランド・オブ・ザ・ロング・ホワイト・クラウド / Land Of The Long White Cloud
14.イプロヴィゼーション“ゲット・ミー・アウト・オブ・ヒア” / Improvisation "Get Me Out Of Here"
15.ア・ナイト・イン・ザ・キャッスル・シティ / A Night In The Castle City