JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

蜜が薫 Hummingbird / Helge Lien & Knut Hem

2018-01-30 17:05:14 | 聞いてますCDおすすめ


昨年出ていたアルバムだけれど、Dobro / Weissenbornっていう楽器がよくわからなくって即買いしなかったけれど、ネットで抱き合わせで注文してみた。
Dobro / Weissenbornっていうのを検索してみれば、これってカントリーで使うやつだった。


そして聴き始めてみればこれがまさにそんな世界。薫風のかおる湖畔で揺り椅子に座り一つ一つを納得しているような感じ。



一寸強面なこの二人とはちょっとイメージ違って何とも心癒される良い感じ。(スミマセン)

今年はなんだか癒されるアルバムが続いています。

Hummingbird / Helge Lien & Knut Hem

Helge Lien (P)
Knut Hem (Dobro / Weissenborn)
2017年作品

1. Dis
2. Take Another Five
3. Winterland
4. Moster
5. Music Box
6. Rafferty
7. We Hide and Seek
8. Hummingbird
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その犬の歩むところ ボストン・テラン 著 田口俊樹 訳

2018-01-29 17:03:37 | 


ギヴという名の犬と、傷を負った人間のロード・ムーヴィーの感のあるお話。
評判は良さそうなので買ってみた。
まずギヴという虐げられた犬が、こちらも傷ついた女性のもとに自分の場所を見つけるところから始まる。そして子犬が産まれ若いギヴが誕生しするまでが第一ストーリーで"父親”次にその子犬が次の人々に寄り添うのが"息子”そして最終章でこの物語のかたり手ディーン・ヒコックにたどり着いて3っの話がまとまっていくのだけれど、人々が悲しみを味わう状況が結構きついのと、文章に織り込まれた概念付けの様なところが初めのころは解らないから一寸きつかった。

結構内容きつい小説なんだなと思いながら読んでいたら、この本、"父親””息子”をプロローグとして読むとすっと落ちた。

お気に入りのところを一寸

 そのあいだおとなしくしていたことのほうびに、ギヴはビールをもらった。ギヴが注ぎたてのビールの泡がどれほど好きか、ディーンはもうよくわかっていた。国内ものでも海外ものでもギヴは気にしなかった。そればかりか、出ていくときにはビールの礼にバーカウンターの隅にマーキングをした。このギヴの行為は、ミシシッピ人のスタンディング・オヴェ―ションで迎えㇾれた。

善意の強い意志をもった犬ギヴが人々の心に悟りを与えていのだけれど一寸ぬきがきすると

191頁 ディーンの眼になみだがあふれはじめた。ぼくは孤独だ。どこまでもどこまでも孤独だ。

260頁 おまえは決して孤独ではない。どこまでもどこまでも孤独とおもえるときでさえ。お前は決して孤独でない。なぜならお目のもとを去ったものたちもほんとうには去っていないからだ。彼らは今もおまえとともにいる。ルーシー・ルースもイアンも・・・父親も・・・<セント・ピーターズ>の庭に眠るすべての魂も、ユーフラテス川の畔で倒れたものたちも。彼らはお前を導くために大地に突き刺さった道標だ。おまえがギアをいれ、走り出せば、かれらはおまえに囁きはじめる。

これってこの前読んだ天国本を小説にしたでした。天国本の次にこの本に会わせるなんて、また神様にいたずらされたかな。
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スローボートの思いで A Letter from Slowboat / 福居 良

2018-01-27 08:12:28 | 聞いてますCDいいと思う


福居 良氏のアルバム「Mellow Doream」をJAZZ本で知って凄く聞きたくなった。10年前に札幌に行った折に福良氏が経営していた「スローボート」にお邪魔して、わけていただいた。その福良氏が亡くなっていたのを知ったのは最近で、このアルバムを是非欲しくなった。

このアルバム録音が2015年、私がお邪魔したのが2008年の夏だからそれから7年後、当時と同じメンバーでの演奏です。
福居氏とは共通の知り合いが判明し、奥様も含めてとても親しく、良いときを過ごすことが出来た。
読み返してみても、それだけで温かい気持ちが蘇るレポで良かった。

1曲目モーダルな粘りあるリズムにメロディアスなジャジーなメロディ、あのスローボートに座っているようです。リラックスした演奏ってこういうのを言うのでしょうね。
2曲目もキャッチなメロディのバップ、師であるバリー・ハリスが浮かび上がります。
3曲目「ステラ・バイ・スターライト」はメロディを慈しむように。
4曲目、自由に楽しく弾いて、それがそのままアルバムになっているっていう域はハクエイもまだかも。
6曲目、アドリブ・プレーをこれほどまでに楽しく感じさせること素晴らしい。
7曲目スローボートで福居さんのブルースを聴くことはかなわないことになったけれど、この7曲目まるでスローボートに座っているような気持ちになりました。
終曲は軽やかに、まるで爽やかな別れのメッセージのように感じてしまうのは感傷かも知れないけれど、やはり一言  「ありがとうございました。」。

追記

なぜ福居氏がハクエイのことを「キンちゃん」と呼んでいたかというとこれがありました。デヴュー当時もらった名刺



名前は

とも表示していたのです。


A Letter from Slowboat / 福居 良

福居良 Ryo Fukui (piano)
粟谷巧 Takumi Awaya (bass)
竹村一哲 Ittetsu Takemura (drums)
録音 2015年1月25日、26日、『スローボート』

1. Sonora
2. Old Country
3. Stella by Starlight
4. Chasin' the Bird
5. Soultrane
6. Speak low
7. Nobody knows the touble I've seen
8. Be my love
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4番目の花

2018-01-25 11:14:44 | 


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美しいポスト・カード Nella Memoria / Rie Losacco

2018-01-24 09:46:55 | 聞いてますCDおすすめ


ネットで見ていて、ピピッときて購入しました。自主制作盤で八戸出身、現在伊プーリア州VALENZANO在住の日本人ピアニスト、ロサッコ梨恵の初リーダーアルバムだそうです。
ロサッコ梨恵さん、宮城教育大学音楽科在学中より、演奏活動を開始し、拠点をイタリアに移し、現在プーリア州VALENZANO在住。

1曲目まず思い浮かんだのが、ポスト・カード。遠い場所にいるから美しいポストカードを贈りたい。良いカードを選ぶことはテクニカルな点検も必要かもしれないけれど、選ぶセンスであり、相手への思いのたけだと思う。そんな優しさが伝わってくる曲、それぞれの曲名も曲にマッチしています。
ベースのアレス・タヴォラッジって人も良いですね。
3曲目も美しい曲、メロディの音域が、日々親しんでいるチェロ音域ととても重なるのが今の私にとてもマッチするのでしょう。梨恵さんが奨学6年の時に作曲したそうでタイトル「風の調べ」はお母様だつけたそうで最ものお気に入りだったそうです。
6曲目も美しいこれは「祈り」だそうで。そのお母様だ2014年に亡くなった日の夜に作った曲だすです。ということでこちらも思いのこもった曲だったようです。
曲タイトルはそういうことで日本語で理解する方がいいような気がします。日本人の音楽感覚派どの曲にも感じられるし、イタリアに行きトリオとして演奏したことが良かったと彼女が自分のサイトで書いています。このトリオになったことで、音楽の意気が大きく広がった感じです。
アルバム・ジャケも彼女自身の写真だそうで、それも最初に感じ入った一因かもしれません。



自主制作盤というそれこそ全霊のかかったアルバムだとおもいますが、ハクエいの「オープン・ザ・グリーン・ドア」も外山安樹子の「ソング・オブ・ライラック」も自主制作から始まったもの、ここから始まって是非広がって欲しい人が出てきました。

どんな感じの方かと彼女のサイトからお写真お借りしてきました。ぜひ日本にもお帰りください。




Nella Memoria / Rie Losacco

Rie Losacco (p,comp)
Ares Tavolazzi (b)
Piero Borri (ds)
Recorded at La Sala del Rosso, Firenze (Italy),November 24 2016

1. Nostalgia「ノスタルジア、望郷、郷愁」
2. Il Male 「海」
3. Melodia del Vento 「風の調べ」
4. Montmartre 「モンマルトルの丘」
5. Foglie Cadenti 「落ちゆく葉」
6. La Preghiera 「祈り」
7. Autumn in Poland 「ポーランドの秋」
8. Nocturne 「夜想曲」
9. Improvisation (即興)

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プルーフ・オブ・ヘヴン  エベン・アレクサンダー 著 白川貴子 訳

2018-01-22 15:07:29 | 



通勤時に読む本を忘れてしまったので、昼食時に買うことにした。と言ってこれ読みたいというものがここの所ない。
それでもって選んだのが、「天国の証明」って"脳神経外科医が見た死後の世界”という副題が付いている本。

日本では2013年に出版されたものの文庫化だそうです。こうゆう本を選んだのも神様の思し召しかしら。少なくともJAZZの神様は信じているからまんざらでもない。
それよりも、もう少し裏付けがあります。
死後の世界について書かれた本を昔結構読んでいる。キューブラロスの「死ぬ瞬間」が最初かもしれないけれど、イワン・スティーブンスの「前世を記憶する子供たち」(1990年)やブライアン・L・ワイスの「前世療法」(1996年)なんか結構、感動して読んだ記憶がある。好きとは大きな声ではいえないけれど、丹波哲郎の「大霊界」1987年なんてのもあったしね。
ある部分流行りもあったのかもしれないけれど、20、30年前に読んでいたからまだ現役ばりばり、その世界とはまるで関係ない身で安心を読んでいたのかもしれません。
それで今回、本屋さんでこうゆうのと出会うのは、そろそろ意識しなさいねという霊界からの通信と言えないこともない。

内容は脳死状態の7日間に輝ける天空と守護神(あったことのない死んだ妹)に導かれて愛に包まれていることを悟というのは昔読んだのと基本的には一緒だけれど、脳科学などが神秘下状態での脳神経外科医が書いたということに意味があるのでしょう。

この歳になって読むと、死というものに対抗するような感じが薄れて、次の世界があっても、無でもどちらでもしょうがないかな、などと思ってしまう。良いか悪いか解らないけど。

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落ち着くメロディ The Beatles / Wihan QUALTET

2018-01-21 14:07:48 | チェロ無難



我々の世代で一番耳になじんでいるのはビートルズのメロディじゃないかと思う。そうでないと、ビートルズの曲をいろいろなミュージシャンが演奏しているのをいつもホッとしながら聞いたり、つい買ってしまう理由が付かない。
ビル・フリのレノン集は私の旅行の一番のお供になっている。

それでついついビートルズの名前のあるアルバムを買ってしまうわけだけど、今回は正調弦楽4重奏のグループ。1985年に結成され、1991年のロンドン国際弦楽四重奏コンクールで第1位を受賞、幅広いレパートリーに定評があるチェコの実力派クヮルテット、ヴィハン四重奏団というのだそうだ。

弦楽4重奏はついこのあいだもマティアス・ムジクム・カルテットという齋藤真知亜 (Violin)大林修子(Violin)中竹英昭(VA)藤森亮一(VC))の4人のビートルズ集をしいれたばかり。アレンジをすぎやまこういちがしていた。
奏者はこちらも一流だから、これはアレンジの違いが面白いところ。
すぎやまさんらしいPOPカラーのあるアレンジだったのにくらべて、こちらのアレンジはLubos Krtickaって人だそうだけど、こちらは正調の弦楽の枠に入って、結構モノトーンタイプ。
一寸クラシックになりすぎているから、これはクラシックの側から見たビートルズって感じで、それでもやはりこのメロディは気持ちを落ち着かせてくれるだな。



The Beatles / Wihan QUALTET

ヴィハン弦楽四重奏団
 レオシュ・チェピツキー(第1vn)
 ヤン・シュルマイステル(第2vn)
 イジー・ジクムント(va)
 アレシュ・カスプシーク(vc)

● エリナー・リグビー
● ブラックバード
● キャント・バイ・ミー・ラヴ
● ジュリア
● カム・トゥゲザー
● ヒア・カムズ・ザ・サン
● ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ
● ミッシェル
● アイ・ウィル
● イエスタデイ
● ハニー・パイ
● フール・オン・ザ・ヒル
● アイ・ウォント・ユー

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三番目の花

2018-01-19 17:10:00 | 





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眠る狼 グレン・エリック・ハミルトン 著 山中朝昌 訳

2018-01-18 19:57:54 | 


シアトル出身のグレン・エリック・ハミルトンさんのデヴュー作だそうで、リー・チャイルドが「初球ホームラン」といったそうな。
祖父の頼みで、生まれ育ったシアトルに戻ると、祖父は何者かに頭を撃たれていて・・・っていうところから始まって、祖父とは強盗という過去も共有して・・・
という陸軍レンジャー、軍曹バン・ショウを主人公にした、生い立ちと、祖父との関係、を事件の解決とからめて語られるお話。
ジャック・リーチャーと似ていなくもない、というか感覚はとても良く似ているバン・ショウ軍曹だから、りー・チャイルドがホームランというのは解らないではないけれど、リーチャーよりか若干軟弱で、感覚も一般人に近いところに位置するかな。
この後3作がシリーズとしてでているようなので、軍をどうするのか、場所がシアトルの近くだから、彼女になったルースとか祖父の仲間ホリス、コーコランなんかは再登場するのだろうな。

謎を追うところは、謎の相手との駆け引きをかなり読ませてくれたけれど、最後に近いアクションは一寸安易かなというところでクリーン・ヒットと言うところではないだろうか。
軍曹というよりかは、カーボーイ的な主人公、次はどうするかは一寸棚上げかな。
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「共振」 RESONANCE / HAKUEI KIM

2018-01-16 22:18:52 | 聞いてますCDおすすめ


1月になったらアルバムが出ますっていっていたアルバムを買ってきた。6年ぶりのピアノソロ、オリジナル9曲とスタンダードとノックの曲6曲、永いお付き合いで感じる丁度いい配分です。
12年ものお付き合いでファーストからずっと見てきたわけだから、こんどのソロの変化も納得のいくところとなりました。
過去のアルバムで、ジョーン・バエズの"ドナ・ドナ”やエヴィータの中の曲"ドント・クライ・フォー・ミー・アルゼンティーナ”なんかを演っているけれど、その流れで" ワルツィング・マチルダ ”や"ムーン・リヴァー”がある様な気がするし、"恋とはなんでしょう?”は"Alone Together”や"You be So nice to come home to"なんかのスタンダード編曲路線なのでしょう。"Take 5”の変化も面白いね。
そしてオリジナルが、”ホワイト・フォレスト”や”ディレイド・レゾリュ―ション”の新しい輝きで帰ってきたのも嬉しい。”レヴォリューション”良い曲だとおもっていたから特別ですね。
それにシンセとクラヴィコードを組み合わせた挑戦が良い塩梅に絡み合っていて内容が豊になっています。
最後の曲”ア・ナイト・イン・ザ・キャッスル・シティ ”は新しいハクエイ節なっているのもファンが安心するとことです。

アルバムの中で、一つ一つの曲がそれぞれの価値をもってあるのは昔からだけれど、昔はそれぞれの位置で輝いているように思う。今回のアルバムでは、スタンダードであれ、オリジナルであれ、シンセであっても、ある一つの共通振幅数で鳴っているような、一つが鳴っているとアルバムすべての曲がすこしづつ鳴っているような気がする。

そんなんでアルバム・タイトル「レゾナンス」はこの15曲が「共振」し合ってハクエイ・キムが出来ていますって意味なんだろうと勝手ながら思う。



1月からこのアルバムの発売・イヴェントの長いツアーがはじまっていていつ会おうかと思うけれど、ラストの渋谷にいくよって話は前に会った時にしたからたぶん6月になるかな。

RESONANCE / HAKUEI KIM

Hakuei Kim Steinway piano Neovichord Moog Sub37 Analogue Synthesizer Korg Minilorge Analogue synthezizer

01. ワルツィング・マチルダ / Waltzing Matilda
02.ホワイト・フォレスト (ジ・エントランス (入口)) / White Forest (The Entrance)
03.テイク・ファイヴ / Take Five
04.ムーン・リヴァー / Moon River
05.インプロヴィゼーション“NandM” / Improvisation "N And M"
06.ア・ロータス・オン・アイリッシュ・ストリームス / A Lotus On Irish Streams
07.恋とはなんでしょう? / What Is This Thing Called Love?
08.ディレイド・レゾリューション / Delayed Resolution
09.コーヒー・カップ / Coffee Cup
10.ザ・コンサート(合奏) / The Concert
11.ホワイト・フォレスト (ジ・エグジット(出口)) / White Forest (The Exit)
12.ザ・ストリーツ・オブ・デトロイト / The Streets Of Detroit
13.ザ・ランド・オブ・ザ・ロング・ホワイト・クラウド / Land Of The Long White Cloud
14.イプロヴィゼーション“ゲット・ミー・アウト・オブ・ヒア” / Improvisation "Get Me Out Of Here"
15.ア・ナイト・イン・ザ・キャッスル・シティ / A Night In The Castle City
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