JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

幻のようでもある FREEDOM SONGBOOK THE OSCER OETERSON BIG 4 IN JAPAN '82

2020-08-29 09:02:01 | 聞いてますCDいいと思う


熱い日差しのなかで、涼し部屋でしているサウンドを聞くのも暑さ疲れをいやす。と言っても持っているアルバムではちょっと刺激が少ないのでとレンタルショップで選んだのがこのアルバム。
オスカー・ピータソンってキャリアも長いし山ほどアルバムがあるから、知らないアルバムも多いけどこれはしらないアルバムだった。
オスカー・ピーターソンを嫌いと言える人はなかなかいない。多くのアルバムがあって、それで知らないところd3実にうまいなと思わせるアルバムがある。
このアアルバムまるで知らなかったけれど1982年の日本、新宿厚生年金と渋谷公会堂の録音になっている
当時はこのあたりの録音が多いのも懐かしいし、MCが出てくると流暢な英語はイソノ・テルオ氏ですね。懐かしい、このころジャズを広げる先駆者のひとりとしてちゃんと評価すべき人ですね。



演奏はBig 4という名のコンサートの通り、ピーターソンとジョー・パスが2台巨頭だけれど、それにペデルセン、Martin Drew は巨匠かどうかわからないけれど当時のパブロ・ツアーの一環だったのでしょうか。
そして日本でピーターソンとパスの生は(私見ていませんが)1982年これは素晴らしい経験が残っている音でないでしょうか。

このアルバムを聞きながらほかに何があるかなとパスとピーターソン、ペデルセンのトリオを聞いてこれを書いています。こちらの方がフレージングなどいいかもしれませんが、なお日本録音というのは日本のファンには価値がるのでないでしょうか。



という事で日本録音盤ですがピーターソンの”'Round Midnight ”に始まってそのごパスのソロ、そのあとに人気曲の”自由の賛歌”に流れていくあたり日本のファンを意識しているし、でも私もそれが見たかった気がする。
もちろんその後Big4でのペデルセンのソロはこれでもかと、そして元気だったな~という気持ちも含めてとてもうれしい音運びが続きます。

という事で今回初めて出会ったアルバムですが、内容は思った通りで、やっぱり思っていることよりか凄い人たちだったなと思います。

今はとても企画できないだろうBig 4,それは幻のようにもある今年の夏です。

FREEDOM SONGBOOK THE OSCER OETERSON BIG 4 IN JAPAN '82

Bass – Niels-Henning Ørsted Pedersen
Drums – Martin Drew
Guitar – Joe Pass
Piano – Oscar Peterson

Tracks 1-5, 7 recorded Feb. 20, 1982 at Shinjuku Kosei-Nenkin Hall, Tokyo, Japan.
Tracks 6, 8 recorded Feb. 21, 1982 at Shibuya Public Hall, Tokyo, Japan.


ディスク 1

01. 'Round Midnight
02. Medley: Watch What Happens/Waltz For Debby
03. Easy Living
04. Move
05. Medley: Hymn To Freedom/The Fallen Warrior
06. Sweet Lorraine
07. You Look Good To Me

ディスク 2

01. Now's The Time
02. Future Child
03. Mississauga Rattler
04. Nigerian Marketplace
05. Medley: Emily/Tenderly
06. Night Child
07. The Cakewalk
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花9は暑くてかわいそう

2020-08-26 20:40:41 | 
 

花を玄関にかざっているけれど、閉めている玄関は室温が上がってそこに花を置いておけない。
ということで別な場所に本作はいるけれど、それじゃ玄関はということでこちらが頑張ってくれている。

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チェリストのための基礎講座  黒川正三 監修・著

2020-08-25 11:20:12 | チェロ無難


チェロを初めて7年目にはいって、はたからみればだいぶ弾けるだろうなどと思われるかもしれないけれど、どうも自慢できない。
ただ良い音で弾きたいという思いはあるので、弾き方やテクを見直すのも時期かと思った。
それでずっと拾い読みなどしている「サラサーテ」のせきれい社から出ている「チェリストのための基礎講座」を買ってみてチェックを始めた。

なんせ基礎講座なんだから、基礎の見直しですよ。
ほんの内容はもちろん基礎ですから、楽器の扱い、持ち方から右手、左手と正しい基礎の手順です。ちょっと目次を見ておきますとこんな感じです。

  

それでもちろん、楽器の選び方や扱い方については思い通りなので、右手についてを読みだしています。

おおそうだそうだ、ここは私の悪いところだ、とか、マーキングしながらこれは参考になると始めました。

最初のマーキングの部分はここ

「右の手首は常に力を抜いてぶら下がった状態を保ちます。そのため、ひじは手首より上になるよう、やや持ちあげ気味になっています。」って部分私ひじの位置が安定してないのがいけないのわかっています。



続けていくと「ダウン・アップの二つの弓の動きを繋(つな)げると∞(無限)という記号になります【図】。無限の可能性を引き出す基本中の基本です【図】。
ってなかなかスムーズにいかなんだよね。



って読み進んで7ページ目、滑らかな弓の返しは連続した動作からって、返す時に音がきれないような方法なんだけれど、ここらへんでちょっとへたる。
7年目だから基礎講座だっていいけれど、この本かなり高度じゃないか。

それで10ページ目

「それでは【練習曲1】でこれまでのことを踏まえて表現について学んでみましょう」ってあってフォーレの「夢のあとに」が載っている。



知った曲が練習曲で解説されていてこれはいい。っていうのは無論正しいのですが、これって本当。10ページ目のこの楽譜、ヘ音記号から途中ト音記号に移って、ポジションめちゃめちゃに変わるじゃないか。こりゃ楽譜を音にするのにかなりの時間が必要で、右手の練習どころじゃないじゃない。
これって初心を過ぎたかな、などと思い始めている人にはかなりきつい1曲目じゃないでしょうか。
ちなみに3曲目がラフマニノフの「ヴォカリーズ」が音程を作るための練習曲になっているけれど、これだって私半年以上かかった曲じゃないか。

ということで初心者を過ぎた人のための教本という思いは間違っていたかもしれない。(私だけかもしれないけれど)

この本のタイトルをきちんと読まなかったことがいけない。「チェリストのための基礎講座」。

チェリストですからね、チェリスト。

これで思い出した。チェロをはじめて1ヵ月ころ、こんな駄文を書いていました。「私をなんと呼ぶ

チェリストという言葉にあこがれて、チェリストって呼ばれるのはどの程度のなのかなどくだらないこと(本当のチェリストにとっては)を書いたいた文。

そこで当時の私を自分で評価して△、3曲ぐらい弾けるで△にしてたけど、あまいあまい。7年たって30曲ぐらい弾いたかもしれないけれど、ああ△は変わらない。○と思えるのはいつの日か。

チェリストへの道は険しいと、がっくり来たわけでした。
 
なんとか練習はつづけます。 初心を通りこしたチェリストもしくは△の方々、くれぐれもご注意を!。
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候補 GO GO PENGUIN

2020-08-23 09:55:05 | 聞いてますCDおすすめ


毎年お盆になるとジャズ・ピアニストの活躍を考えたりして、勝手に現役のピアニストを100人選んだりして顰蹙だけれど、まあ今年もやってしまった。
1年間ででたアルバムで勝手にに選んでいるわけで、情報収集も落ちたこの頃では、内容も大分怪しくなっていると思う。
なぜこんなことを書いているかというと、新しく選ぶピアニストは今年はシャビン・ノヴァラスリをえらんだけれど、ほかに候補はいるだろうかと考えているからです。
このアルバム5月に出てそのときにかっているから2020年度の対象になるとおもうけれど、グループとして聞いていたからピアニストを気にしていなかった。でも買って聞く回数がかなりある。そしてひょっとしてこのクリス・アイリングワースという人雄活動も目を離せないのではと改めて思う。
考えてみればグループとしての活躍が主流になっているけれど、その活動が好きで100人のピアニストに選んでいる人もかなりいる。
「Format A」のAlexis Gfeller、「Chat Noir」のCavallari Michele,「Alboran Trio」のPaolo Paliaga たちでほかにもエミール・パリシャンのところのJulien Toneryなんかがそこに入る。それを考えると、このピアニストを選出することもおかしくないし、このアルバムを聞くと十分にその範囲だと思うからだ。
GO GO PENGUINというグループがでたころに切れはなんともスタイリシュで面白いバンドと思って評価もしたけれど、探しても書いた記事が見つからない。これほどの話題性があるバンドでアルバムももっているけど記事にしていないような気がする。(って探したけれど見つからない)
新しいアルバムも同じようかなと思って最初躊躇したけれど、買ってみたらこれがフレシュ度というか、追及していることの深度が増してなんとも気持ちがいい。
毎年選ぶベスト盤とか100人は,blogの記事にしていることを条件にしているから、遅ればせながらこのアルバムは記事にしておかなくちゃ、と思ったわけです。

そんな意味で古いアルバムも聞いてこのアルバムを聞いているわけです。今度のタイトルを「GO GO PENGUIN 」としていることで分かるように、バンドの追及を改めて確認、形成をしたのでしょう。
とても明確に意図が伝わるし、数あるピアノ・トリオの中でその存在感を新たに明確にしたように思う。


GO GO PENGUIN

Chris Illingworth(p) クリス・アイリングワース(ピアノ)
Nick Blacka(b) ニック・ブラッカ(ベース)
Rob Turner(ds) ロブ・ターナー(ドラムス)
01. 1_#
02. アトマイズド
03. シグナル・イン・ザ・ノイズ
04. オープン
05. F マジ・ピクシー
06. コーラ
07. トーテム
08. エンバース
09. トゥ・ザ・Nth
10. ドント・ゴー


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7年目

2020-08-19 17:32:28 | チェロ無難
8月に入るとちょっと思うことがある。それはチェロをしていることで今年で7年目に入ったことになった。決して進歩が目覚ましいわけではないけれど7年これほど真面目につづけていることはない。練習の軌陸は残しているから6年済んでチェロを弾いた日は1990日、チェロに触らないのが月3日程度というのだから、これはもう何でも弾けるだろうと言われそう。そう考えるとまるで進歩がないのだけれどしょうがない。とにかく7年目なのです。
 音楽雑誌に「サラサーテ」というのがあって、バイオリン属を中心にした弦楽器を演する人向けのものです。
拾い読み程度しかしないけれどそれもチェロ特集もだいぶたまってきた。



最近の特集は別冊でこちら。



チェロをはじめようとあるけれどなかなか難しい。楽譜がいくつかあるけれどその中にショパンのノクターン9-2があった。
この楽譜Ⅰポジ(ファーストポジションといってチェロの運指の基本位置)だけになっていて、チェロを触りだした人でも1週間ぐらいで音は終えるかもしれない。



友人の集まりで、この楽譜をつかって「30分でショパンのノクターンを弾けます」というのをやってみた。実際には30分では弾くことはできないけれど、7,8小節は続けられて、みんな満足してくれた。
それはチェロは構えると楽器が胸にあたって弾く音が体にしっかり伝わること。この楽譜の最初の4小節は抑えるところが2か所で開放弦との和音がなるのでとても気持ちが良い。
というのでチェロからでる音がとても気持ちよいのです。
それをつたえられたので、7年目のチェロ伝道師は良かったと思ったのでした。

ということが前段で、実は自分でこの簡単と思う楽譜を自分で弾いてみるのだけれど、どうもうまく収まらない。楽譜の音程がなってはいるけれど、まるで歌にならないとじつは思っていた。

実は書きたいことはこれからで、古いサラサーテをパラパラめくってみたら、このショパン:ノクターンをチェロ・レッスンとして教えているぺ自があった。2019年2月号で教師はビートルズの曲などをカバーしている1966カルテットのチェリスト林はるかさん。この人実際生徒さんもとっているようで案内を見たことがある。



この中の1節を読んで、実際それを参考にひいてみたらアララと変わったのでびっくりした。
ここらへんが7年続けてきた甲斐だ、というのが実は書きたかったこと、いいわけみたいだけれど、時間をへてもう一度見直すといろいろ気が付くことがあるよということでした。

ちなみにその記述なのですがちょっと長いけど先生のことばを引用。

ショパンのノクターンop・9-2はピアノの作品で、原曲は12/8拍子でかかれている。チェロ用に編曲されたこの楽譜は3/4拍子のため、音価(楽譜上の音の長さ、注monaka)が原曲の倍になり、1小節分がが4小節に分割されている。そのため、どうしてもフレーズが細かく切れてしまい、音楽の流れが停滞してしまう。
 かるか先生は「1小節=1拍とイメージして弾いてみてください」とアドバイスしている。

ふむふむ、ということでイメージして弾いてみるとこれが曲に流れが見えてきそうなのと驚いた次第です。

ということで7年目でもこんなもんなのですが、うなずくことが結構みつかるからまだまだ続きそうです。

ということで見直す意味で、この雑誌に連載されていたチェロレッスンが出版されていたので買ってみた。そちらはもう少し読んでから。


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JAZZピアニスト100人選定評議会 第十五回定期理事会

2020-08-16 09:18:02 | 現役ピアニスト名鑑
またお盆の季節が来て定例のピアニスト100人の評議会の季節でるが世の中、この状況である。高齢者が多い理事会である。その開催をどうするか危ぶまれたが、規模を縮小して開催することとなった。
と言っても評議会員はほとんど幽霊のようなものだから、死ぬという事がない。まずは問題は起きないし、規模の縮小もただ議題が少ないだけなのだ。

議事録

本年度会の規定等の変更はない。理事の改選等もなし。

議題 1  新規入会 Shain Nouvasli シャヒン・ノヴラスリさん、2019年9月19日 「惚れこんだかも」 で紹介された。

議題 2  議題1の決定にともない、一目の方の脱会を決定した。
      今年度、諸事情により活動の機会が減少していて、把握のできない方がかなりになった。どなたに脱会いただくかで紛糾をみた。CDをリリースされてなくてもネット上で活動されている方がいるのでむずかしい。こちらとして具体的に確認できない4名、Erik Lindenborgさん、Mathias Algotssonさん、Peter Rozendalさん、Vinsenzo Daniseさんが候補にあがり、微妙な差で Erik Lindenborgさんにご勇退願う事となった。

議題 3  Benjamin Moussayさんのこの一枚が「sweimming pool」から「PROMONTOIRE]と変更となった。

以上 2020年度 ご報告申し上げます。  




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花8は年末みたい

2020-08-14 20:48:42 | 
 
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信頼の関係  LIVE THE COTTON CLUB TOKYO VOL.1 / JOEY CALDERAZZO

2020-08-12 14:40:54 | 聞いてますCDいいと思う


毎年お盆の季節になるとお気に入りのピアニストのところを一廻りする。今回あることに気が付いてちょっとスルーしていたアルバムを買い足しました。ピアニストはジョイ・カルデラッツオだお好きなピアニストです。
まず手持ちのジョイのアルバムがこちら。



1965年生まれのジョイ、26歳のデヴュ―・アルバムは1991年ブルーノートからでたこの「INTHE DOOM」めちゃくちゃガンガン弾きまくるフレージングにびっくりして大好きになりました。



そして今回思いがいったのは、ここでテナーを吹いているブランフォード・マリサリス、デヴュー作でこの人にテナー吹いてもらうのだからそれだけでも当時脚光を浴びていたのでしょう。
声が1991年のはなしだから29年前、そして思い至ったのがこのブランフォードとの関係。
1999年、8年後にはブランフォードのグループに参加して以後、現在にいたるまでブランフォード・グループでピアノを弾いています。



これが初参加の「Cotemporary Jazz」こちらもびっくりするようなまさに当時コンテンポラリーと圧倒されたアルバムです。



データ・ベースをもっていないのであいまいですが、管がリーダーのグループでは、リーダーのスタイル変化につれてピアニストも変わっていくことが普通のようにおもいますが、ブランフォードとジョイ1999年以来20年以上一緒に音楽作ってきているのです。
結構長い関係だって、マイルスとハンコックもコルトレーンとタイナーだって6年間の付き合いでした。ブルーベックとですもんどは長いけれど、これはブルーベックがリーダーだからピアニストは変わらない。管じゃないけれどMJQは最初見ると・ジャクソンがリーダー格でつづいてこれはすごく長いけれど、声はスタイルが出来上がって変えようがなかった感じがある。
というのでリーダーとそこに加わる永い信頼関係のグループってほかにあるかしらと言いので素晴らしい信頼関係というのが今回思い至ったことです。
このグループがあるじゃないかとご指摘をいただくかもしれないと一生懸命考えたけど思い浮かびません。と言ってもぼけ頭、思い浮かんだのは家ーロー・ジャケットのラッセル・フェランテで1981年から続いていて39年だけど、こちらもリーダー扱いだろうからちょっと外れるかな。

という事でづっと追いかけているジョイ、コットン・クラブのアルバムを持っていないのも手落ちみたいな気がしてきて買いました。
内容はもちろん良い。昔の感じが出るところもあれば5曲目”FREE”の美しいバラッドなど、はい今でもジョイ・カルデラッツオ凄い人だという考えに変わりはありません。

LIVE THE COTTON CLUB TOKYO VOL.1 / JOEY CALDERAZZO

Joey Calderazzo (p)
Orlando Le Fleming (b)
Donald Edwards (ds)
2018年作品

1. Hats Off To Bebay
2. Clanna
3. One Way
4. Manifold
5. Free
6. Mighty Sword
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小説仕立てで 魂柱と鞴  新倉 瞳 & 佐藤 芳明

2020-08-09 14:23:32 | チェロ無難


夏休みに入って、と言っても日常はほとんど変わらないけれどレッスンがあって都心にいった。ちょっと危険だけれどショップとレンタル屋さんでお休みに聞くアルバムを仕入れた。何も決めていなくてその場で見てえらんだのが5枚、2枚は内容がわかっているもの、2枚はまるで知らないけれど試聴で、そしてこれは知らなかったけれど試聴はする必要ない。
チェロとアコーディオンのデュオ・アルバム。
新譜だと思ったらば昨年出ていたものだったのですね。
チェロは新倉 瞳さん、1枚持っていた人です。



アコーデオンの佐藤 芳明さん は知らないけれどジャズが多い人みたい。

内容に行く前に、まず素晴らしいと思ったのがこのジャケット、というかこの感じです。
タイトルが「魂柱と鞴」、知らない人が多い顔すれないけれど、魂柱とは弦楽器バイオリン属の本体の中に立っている棒。表板と裏板との間に立っていてこれで楽器が鳴るという見えないけれど実は要のパーツです。鞴の方はふいごと呼んであの伸び縮みして空気を送るあれ、こちらはアコーデオンの要パーツ、これを二つ並べたのでたタイトル。演奏曲目などの表示でなく、二つの楽器の存在を大きく主張したいという意志の表れでしょう。
リリースしているのがJavaLa-Yeahというところで、どうやらアコーデオン関係が多いのでしょうか。なんかうれしくなる感じです。
そしてジャケット、神ジャケの見開き、解説なしでまずはスタジオにある二つの楽器、左上にタイトルが感じで、ここでもうイメージが出来上がる。たぶんその意図あるのだろうと感じたけれどスレは後で。
見開くとミュージシャン二人がそれぞれの見開きに、なんだか映画の主人公みたいに、演奏することが必然で決まったようなストーリーを思ったりします。

  

そして裏にはスタジオに並んだふたり。表から裏まで写真4枚ですが、紙の素材をふくめてこれまるで、小説をてに取るような感じです。



後でといったけれど、このアルバムを手に取って思い浮かべたのが恩田陸の小説「蜂蜜と遠雷」です。漢字の名詞を並べたタイトルだからこちらも単純ですが、なんだかその想像だけでもうこのアルバムが素晴らしいと決まったようものです。



そして、内容ですが思った通り、「蜂蜜と遠雷」と同じようにとても素敵です。チェロとアコーディオンのそれぞれがそれこそ二つ丁寧に並んで、そして主張し、保管し、リスペクトしあう演奏が収録されています。

音が出て1曲目、まず嬉しくなるのがヴィバルディのチェロソナタ第5番 ホ短調、大好きで1,2曲目を演奏会で演奏したのですからこのようなアルバムに選ばれていることで心入れも倍増。
そしてバッハ、ピアソラなどチェロとアコーディオンを生かす選曲、それぞれが抜き出てでしゃばるカンジではなく、うまく保管して楽器を知らしてくれるというか、だから面白いのですが、アコーディオンがちょりに近い通奏低音のようになったり、チェロがオルガンみたいになったように感じたのはもはや二人の作るストーリーに組み込まれたからなのでしょう。

という事でお休みにあえに、大好きな世界に誘い込んでくれたアルバムでした。

魂柱と鞴  新倉 瞳 & 佐藤 芳明

    新倉 瞳    cello
    佐藤 芳明 accodion

アントニオ・ヴィヴァルディ Antonio Lucio Vivaldi
 チェロソナタ第5番 ホ短調 Cello Sonata No.5 in E minor RV40
  1.第1楽章 ラルゴ  Ⅰ Largo
  2.第2楽章 アレグロ Ⅱ Allegro
  3.第3楽章 ラルゴ  Ⅲ Largo
  4.第4楽章 アレグロ Ⅳ Allegro

ヨハン・セバスチャン・バッハ Johann Sebastian Bach
 シュープラー・コラール集より Schublerschen Chorale fur Orgel
  5.わが魂は主をあがめ Meine Seel erhebt den Herren BWV648
 オルガン小曲 コラール・プレリュードより Das Orgelbuchlein
  6.主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる Ich ruf' zu dir, Herr Jesu Christ BWV639

アストル・ピアソラ Astor Pantaleon Piazzolla
 7.タンティ・アンニ・プリマ Tanti Anni Prima
 8.リベルタンゴ(編曲:佐藤芳明) Libertango (arr.Yoshiaki Sato)

リシャール・ガリアーノ Richard Jose Marius Gabriel Galliano
 9.マルゴーのワルツ La Valse a Margaux

クレズマー Klezmer
 10.コロメイカ(トラディショナル) Kolomeyka (Traditional)
 11.スコチネ(トラディショナル)~ Skotshne (Trad.) -
  コイレン(ナスキー・ホランダー) Koilen (Nuske Hollander)

久石 譲 Joe Hisaishi
 『ハウルの動く城』メインテーマ Howl's Moving Castle
  12.人生のメリーゴーランド Merry-Go-Round of Life

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イタリアで当たり MY LITTLE ITALY / JEAN-PIERRE COMO

2020-08-06 17:57:52 | 聞いてますCDおすすめ


お盆が近づいてくると『お元気ですか?」とお気に入りのピアニストのところを一回りすることにしている。そうするとああ元気にやっていてよかったと思う人たちがいる。
昔、ジャン・イエール・コモが大好きだった。哀愁あるメロディーと0高速フレーズがとてもさわやかだった。



このオトウサンにささげたアルバムや、フランスらしい小粋でちょっとフランス映画みたいな感じのアルバムはコモ独特だった。



そんなわけで、アルバムがでるとずっと買い続けているけれど、1枚が不明になっていて、たぶんあまり面白くなくて処分したのだろう。



ここのところのアルバムではトリオでスタンダードを演奏したものは、アルド・ロマーノのドラムスでしまってとてもオーソドックスなトリオ演奏になっているし、「bolero」ではJavier Girottoなんかとま詰まったアンサンブルを聞かせてくれる。
前作の「express europa」昔のグループを再現したのだろう、うまくまとめてはいるけれど、なんか作りすぎ感がなかったわけじゃない。
とてもうまい人が、時としてはまってしまう、こういうの出来るだろうと想像内のアルバムになってしまった感が続いていた。

そして今回、全面的にヴォーカルもをフューチャーしているし、スルーかなとも、思ったけれどまあお盆だからと買ってみた。
サウンド的にはここのところのちょっと軽めの行きかたなのだろうけれど、1曲目イタリア語だろうか柔らかな男性ヴォーカルが歌いだすと、これは想像の枠をもっていなかったから逆に刺激になった。

コモはフランスの人で、フランスらしさがベースだったけど(express europaはフランスと地中海をつなぐ音楽だけど)今回タイトルの「MY LITTLE ITALY」で分かる通りイタリアへのおもいだろうか、枠がとれたような爽快感がある。2曲目”MANIA"アのヴォーカル明るさ、吹っ切れたようなピアノそろとか今回は意外性がとても楽しい。

ここで思い出したけど、イタリアのポップをジャズで引いたものって結構どれもいいような気がする。一番思いつくのがルイージ・マルティナーレの「Caruso」だけど、このアルバムもその線に乗っているように感じるってことで結構気に入った。



4曲目”QUANDO”は聞いたことあってすきだけれど、誰の演奏だったかは忘れた。だけどなんとも懐かしいうっとりするヴォーカルで良い。
6曲目”Guarda che Luna ”も知っている。月影のなんとかとかいった曲だったようなきがする。
聞いているうちにとても楽しくなってこれ、お勧めのところにいれていいような気になった。

という事で、予想を超える吹っ切れで、これはイタリアで大当りです。



欄外 コモさん、もう少しスマートだともっと受けると思う。

MY LITTLE ITALY / JEAN-PIERRE COMO

Jean-Pierre Como (p)
Walter Ricci (vo)
Felipe Cabrera (b # 1, 2, 4, 6, 8, 11)
Rémi Vignolo (b # 3, 5, 7, 9, 10)
André Ceccarelli (ds)
Minino Garay (per #2, 4, 6, 8, 9, 10)
INVITÉS :
Louis Winsberg (g # 7, 9)
Christophe Lampidecchia (acco# 8)
2020年作品

1. Nun è Peccato
2. Mania
3. Inside my Head
4. Quando
5. Doje stelle
6. Guarda che Luna
7. Stanza 103
8.Dolce tango
9. These Four Walls
10. Chorino Amalfitano
11.Malinconia


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