JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

Travelogue / 宮田大 大萩康司

2021-02-26 20:18:12 | チェロ無難


先日宮田大ちゃんのでたコンサートにいってきたけれど、このコロナ禍、結構いろいろ活躍している。今回アルバムも出たけれど去年の7月の録音だったにで大変だったと思う。
宮田大ちゃんとやん呼ばわりは失礼だけどチェロを始めたことにお話しして応援もらっているから大ちゃんなのです。
このアルバムに相応してかNHKで大萩氏とのデュオ・演奏が放映された。
ギターとのデュオということで選曲も考慮されたのだと思う。





こっちのアルバムの1曲目”キャラバンの到着”はこの前のコンサートでアンコールだった。
その後ピアソラ、サティ、ラヴェルとギターとチェロの響きが効果的な曲が選ばれていると思う。
この時期こういうアルバムがリリースされれることをとても良いことだと思う。

実はこんなことは書いちゃいけないのだけれど、なんでこんな音が出るのだろうと思う。
凄い楽器を使っているのだけれど、自分が弾いたらどうしようもない音なのだろうか。大ちゃんのチェロを弾く姿の美しさからその音が出ているのだろうともちろん考えるけれど、少し嫉妬の念があるのはいけないことだろう。

でもなぜこんな音なのか、うらやましい!



Travelogue / 宮田大 大萩康司

宮田 大(チェロ)
大萩康司(ギター)
録音時期: 2020年7月2,3日
録音場所:長野県上田市、サントミューゼ

1.ルグラン:キャラバンの到着
2.ピアソラ:タンティ・アンニ・プリマ
3-5.ニャタリ:チェロとギターのためのソナタ
Ⅰ-Allegretto comodo
II-Adagio
III-Con Spirito
6.ショパン:チェロ・ソナタOp.65~III.Largo
7.サティ:ジュ・トゥ・ヴ
8.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
9.ピアソラ:オブリビオン
10.ピアソラ:ブエノスアイレスの冬

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blogを読むように  Another Story / Shinya Fukumori

2021-02-24 13:47:24 | 聞いてますCDおすすめ


blogのお仲間がアップしていてこれは欲しいとすぐに注文した。ECMでデヴューして凄い人だと思っていたけれど国内でも自信を表現して凄いアルバムが出たものだと思う。
いやこれほどのアルバムを出せることがすごい思う。実は最初に感じていたのはこの人のblogを読んでいるような感覚です。十数年もbぉgを書いているけれど、もちろん一銭の利益を得ていない。なんでなのかとも思うけれど今日は別の問題。書きたいことを書いて成り立っているのだけれど、この福盛さんのアルバム、これほどまでに自分のことに徹しているような内容で良いのだろうかと思う。自分のいいたいことをストレートにすべて書いているようなblogを読むように感じるアルバムだ。
だから気が合わなければちょっと難しいかもしれないけれど、こちらは前から好きな感じなのでなんとも心が癒される。まさに今の時期によく出してくれたと感謝したい。
アルバムを通じてご自身が携わる音楽環境を見事に体現して、こちらまさにECMを超えた作品だと思う。



ミュージシャンの名前をみると大好きな林 正樹さんの名があるし西嶋 徹さんの名前もあって、まえに出たアルバム「EL retrador」に通じているようで又出会たようでうれしい。



CD2枚はすべてを表現するのに必要だったのだろうと思う。
CD2の最初の曲、”Birth"はなんか言葉を付けたならば童謡として受け継がれるようなほのぼのとした感じだ。
林さんってとても優しい人でお話しすると音楽そのものだった様に思う。福盛さんとはあったことないけれど、このアルバムを持って一度ぜひお会いしたいと感じます。

Another Story / Shinya Fukumori

福盛進也 Shinya Fukumori (drums)
藤本一馬 Kazuma Fujimoto (acoustic & electric guitar)
林 正樹 Masaki Hayashi (piano)
佐藤浩一 Koichi Sato (piano)
小濱明人 Akihito Obama (shakuhachi 尺八)
蒼波花音 Kanon Aonami (sax)
北村 聡 Satoshi Kitamura (bandoneon) Twitter
田辺和弘 Kazuhiro Tanabe (bass)
西嶋 徹 Toru Nishijima (bass)
甲斐正樹 Masaki Kai (bass)
Salyu (vocals)
青柳拓次 Takuji Aoyagi (vocals, acoustic guitar)

CD1『月』
1.月はとうに沈みゆき
北村聡(bandoneon) 藤本一馬 (electric guitar) 林正樹 (piano) 田辺和弘 (bass) 福盛進也 (drums)
2.L.A.S.
藤本一馬 (acoustic guitar) 林正樹 (piano) 西嶋徹 (bass) 福盛進也 (drums)
3.可惜夜 (Improvisation) (福盛進也 & Salyu)
Salyu (vocals) 福盛進也 (drums)
4.悲しくてやりきれない (加藤和彦 作曲/サトウハチロー 作詞)
青柳拓次 (vocals) 小濱明人 (尺八) 佐藤浩一 (piano) 福盛進也 (drums)
5.Fallen
佐藤浩一 (piano) 福盛進也 (drums)
6.Another Story
小濱明人 (尺八) 蒼波花音 (alto saxophone) 佐藤浩一 (piano) 福盛進也 (drums)
7.美しき魂 -月-
Salyu (vocals) 藤本一馬 (electric guitar) 林正樹 (piano) 福盛進也 (drums)

CD2『花』
1.Birth
佐藤浩一 (piano) 福盛進也 (drums)
2.Flight of a Black Kite
藤本一馬 (acoustic guitar) 林正樹 (piano) 西嶋徹 (bass) 福盛進也 (drums)
3.水光 (Improvisation) (福盛進也 & Salyu)
Salyu (vocals) 福盛進也 (drums)
4.美しき魂 -花-
Salyu (vocals) 藤本一馬 (electric guitar) 林正樹 (piano) 福盛進也 (drums)
5.Lily
北村聡 (bandoneon) 藤本一馬 (electric guitar) 林正樹 (piano) 田辺和弘 (bass) 福盛進也 (drums)
6.Farewell
蒼波花音 (alto saxophone) 佐藤浩一 (piano) 福盛進也 (drums)
7.Walk
青柳拓次 (vocals & acoustic guitar) 北村聡 (bandoneon) 林正樹 (piano) 甲斐正樹 (bass) 福盛進也 (drums)
8.花は光に導かれ
佐藤浩一 (piano)


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鳥の考え方 Catalogue d'Oiseaux Olivier Messiaen / Pierre-Laurent Aimard

2021-02-20 13:58:22 | 聞いてますCDおすすめ


ジャズの雑誌をみても大体そこで紹介される内容は想像がつくし、記事は面白いとほとんど思わないから新譜の情報を立ち読みすればいいような気がする。
図書館に雑誌がいろいろおいてあるけれど、この雑誌知ってはいたけれど手に取ると面白そう。



特集があって「2001~2020 21世紀生まれのベスト・ディスク ピアノ編」とあった。この雑誌リリースされるCDを中心に編集されているようだ。
2001年からリリースされたピアノ演奏のよいものを紹介されているのだけれどほとんど知らない。 この間買ったKHATIA BUNIATISHVILIの「マザー・ランド」と「ラビリンス(展覧会の絵などを弾いていて、これもこの前買った)」が紹介されている。
読んでいてこれは聞いてみたいというのが2枚あってそれを買ってみた。そのうちの一枚がこれで、総合のベストの3位に入っている。(もう一枚はこんど)



結構なお値段だとかったら、なんとボックスのケースに4枚のCD(うち一枚はDVD)が入っていた。



というよりか入っているもので最初に驚いたのがこちら。



なんとふたを開けると鳥の羽が2枚入っていました。
アルバムはPierre-Laurent Aimardというピアニストがメシアンの「鳥の歌」というものを全曲ひいたものです。
メシアンは前衛作曲家として認識していて、管弦楽曲をたしか聞いたことがあると思うけど現代音楽としてしか認識はない。
覚悟はしてききはじめたから現代音楽なのはすぐに諒解。
こっちはセシル・テイラーやアレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハで訓練積んでるからまるでその意味平気。
現代の音連なりだけどとても聞きやく感じる。偉大な作曲家の和音の連なりがとても美しい。
2曲目鳥の鳴き声を音にしているのだろう。たぶん鳥の鳴き声を聞いてもそれが音符になって頭をながっるのだろうな。
3曲目などタッチもシャープでジャズを聞いているのかと錯覚する。
どの曲もタイトルがに鳥の名がついているのだろうけれど、聞いていてどのような鳥なのかは残念ながらわからない。フランス語のノートもわからないから鳥を調べながら聞くのも楽しい。

1 キバシカラス 2 キガシラコウライウグイス 3 イソヒヨドリ 4 カオグロセタキ 5 ボリフクロウ 6 モリヒバリ 7 ヨーロッパヨシキリ 8 ヒメコウテンシ
9 ヨーロッパウグイス 10 ユシジロイソヒヨドリ 11 ノリス 12 クロサバクセタチ 13 タイシャウシギ

6曲目のモリヒバリがいい感じで聞ける。



森林の中にいるような気持になってきて、やがては鳴き交わす鳥たちにまじって、鳥の考えが理解できるような気持になってくる。 







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とても懐かしいというのは本当です。 THE EARLY ALBUMS COLLECTION / ALBERT AYLER

2021-02-16 14:33:24 | 聞いてますCDいいと思う


「五十年後のアルバート・アイラー」という本を買った。アイラーのアルバムはインパルスになってからのものを買ったけれど、初期のものはもっぱらジャズ喫茶でしか聞かなかった。
自宅にそれを保管して聞くほど凄くはなかったということだけど、今になって再び聞いてみたい。
それでさがしてらとんでもないのが出ていた。ENLIGTMENT RECORDSっていろんなミュージシャンの版落ちしたのを集めて結構だしているけれどアイラーまで出しているとはしらなかった。
それがこのボックスというか初期のアイラーのアアルバム8枚を聞くことができる。(1枚だけCDで買ったのがかぶっている。)
この前かったソニーから出ているウエザーやマイルスみたいにオリジナル・ジャケの神ケースにそれぞれ入っていたら最高だけれどそれは我慢しよう。



したの写真は「50年後・・」に掲載されているアイラーのDISCOGRAPHYの1ページ目と2ページ目、ここの「No.2」The First Recording Vol.2を除いた(録音はNO.1と同じ日)No.9までがCD4枚に入っている。



アルバム録音順に1枚にアルバム2枚づつがならんでいるので、聞いていても違和感はまるでない。
それで順に聞いていけるわけだ。
聞いていて昔に返ったかははっきりしないけれど、昔のジャズ喫茶の雰囲気はおもいだすし、Tpのノーマン・ハワードが面白いのに気が付いた。ドナルド・アイラーが苦手だったけれどこのカルテットだったらいい具合にもう。
という事でもちろんしょっちゅう聞くことはないけれど2,000円しなかったんだからとても満足。

1962 Something Different!!!!! (aka The First Recordings Vol. 1) Bird Notes Records
1963 My Name is Albert Ayler Debut Records (Reissued on Black Lion Records)
1964 Spirits (aka Witches & Devils) Debut (Reissued on Freedom Records)
1964 Swing Low Sweet Spiritual (aka Goin' Home) Osmosis Records (Reissued on Black Lion)
1964 Prophecy ESP Live
1964 Albert Smiles With Sunny Inrespect Records Live
1964 Spiritual Unity ESP (Reissued on Venus Records)
1964 New York Eye And Ear Control
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追悼  チック・コリア

2021-02-13 18:02:31 | その他


新聞を開いてアッと声をあげてしまった。チック・コリアが癌で亡くなったという報道があった。
珍しい癌だったらしく、闘病をされているというのも全く知らなかった。
心から哀悼を捧げたい。
blogのお仲間も皆さん偲ばれているようで、私もチックを聞きながら時間を過ごそうと思う。
熱烈なファンとは言えないので、それほど多くのアルバムを持っていない。一番に思いくのあh「ナウ・ヒー・・」だけれど、あのアルバムは出た当時は友人が買ったので大人になってから買った。それで50年近く前にかったLPを引っ張り出して聞いている。



「piano improvisations vol.1」 1971年の録音で、当時インプロだけのピアノ・アルバムも珍しかった、そしてとても気に入ったアルバムだった。

LPを聞き終わったので、その後ならしておくアルバムはG・バートンとのデュオアルバムを続けて流そう。

運命にたいして,うらみつらむことはしないように考えるので、静かに冥福を祈るだけとしよう。

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フレーズに徹する Conspiracy / Terji Rypdal

2021-02-11 19:52:49 | 聞いてますCDいいと思う


Terji Rypdalさんは1947年生まれだから73歳になっているけれど、新しいアルバムが出て、スタイルが前に戻っていると書いてあった。ロック・ギタリストの演奏は疎いけれど、ジャズの世界で弾いてくれるリピダルのスタイルがとても好きだった。
それで結構中古で見つけると買うという感じで大分たまった。



最近はもういいかなと思い始めていたらスタイルどうのとうことでやっぱり買ってみた。
確かにそれは言えていて、いい雰囲気で自分の音世界をつくっているという感じになっていた。
持っているアルバムで初期の2枚のあとは1970年からECMからのもので25枚がでた勘定になる。もっと持っているかなと思ったけれど半分ぐらいだった。
アイヒャーさんも古くからの付き合いというか、スタイルを持った人は大切にするのだろう。
今回のアルバム、確かにサウンドスタイルをシンプルに本来に戻した感じでとても良い。
スタジオ録音ということで、熟考した後のサウンドなのだろうと推察できる。もうちょっと長く主張してもいいのではと思うけれど、このお年でこうやって刺激的なフレーズを維持しているのはさすがミュージシャンだと思う。
でも、もう一つ書いてしまうと、リピダルのリーダー・アルバムがお勧めとなることは結構少ない。自分のアルバムのサウンド作りに力が入ってギターフレーズよりかサウンド中心になる。
これまでのアルバムのなかで実はkitel Bjornstadの「sea」の演奏の方が好きだ。そっちの方がリピダルがギターのフレーズで自己主張しているように感じてします。
という事でこれは、好みの問題だと思うけど、リピダル、ギター奏者としてソロ・フレーズに徹している方が好き。

Conspiracy / Terji Rypdal

Terje Rypdal (Electric Guitar)
Ståle Storløkken (Keyboards)
Endre Hareide Hallre (Fretless Bass, Fender Precision)
Pål Thowsen (Drums, Percussion)

Produced by Manfred Eicher
Recorded February 2019
Rainbow Studio,Oslo

1. AS IF THE GHOST … WAS ME!?(Terje Rypdal)
2. WHAT WAS I THINKING(Terje Rypdal)
3. CONSPIRACY(Terje Rypdal) 4. BY HIS LONESOME (Terje Rypdal)
5. BABY BEAUTIFUL(Terje Rypdal)
6. DAWN (Terje Rypdal)
 
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アルバート・アイラーのことを語ること  五十年後のアルバート・アイラー / 細田成嗣 編

2021-02-07 09:43:05 | 
  

アルバート・アイラーについての本が出た。なくなって50年だからかもしれないけれど、この本を買う人は何人いるのだろうか。『東京大学のアルバート・アイラー」なんて本もあったから、採算が合うという考えだろうか。こちらもその対象か無性に欲しくなった。500ページいじょうのこの本をしべて読もうとは思わないけど、気になるところを読んでいきたい。主要ディスクがガイドになっているのも体系出来てうれしい。
アルバート・アイラーと聞いてウームとか、背筋に緊張を感じるという人がいまどれほどいるかわからない。
1936年に生まれて、イースト・リバーに浮かんでいたのが1970年、34歳の若さで亡くなっているから、アルバムの活動も1962年から70年までの8年、主要アルバムも25枚という少なさだ。
コルトレーン、ドルフィーを除いてこれほど特別扱いで語られるサックス奏者は珍らしい。
アルバート・アイラーについて語るという事は、1960年代をジャズった人にはある意味があるように思う。この記事を書くにあたってもちょっとこちらはこころの準備が必要だった。1960年代の後半、アルバート・アイラーについて語るという事はちょっと決心がいることで、一つ間違えると「ヘッ、何言ってんの!」と思われるのではとジャズ初心者には大変なことだった。
まだアイラーは生きていたけど、ESPのレコードなどは家で聞くことはできないからアイラーはジャズ喫茶で聞くものだった。(ESPに廻す小遣いはなかった)



当時のリアルで「ラブ・クライ」は買って「ニュー・グラス」も買ったおぼえがあるけれど見つからない。これはいらないと売ったのではないだろうか。ライブの方はコルトレーンで買ったのに入っていたし、「ラスト・レコーヂングvol2」亡くなってからだいぶたっての発売だった。
ジャズ喫茶でアイラーを聞くというのが、若造の背伸びだあったわけで、当時渋谷の”オスカー”でリクエストして一曲だけで止められたと思い出がある。渋谷の反対側のブラックホークではそんなことはなかった.
ジャズ喫茶は気楽に話す場所ではなかったので、聞いている人たちの目つきを判断したりして、アルバート・アイラーなんかが鳴っていると、緊張しあ状況が生まれていた。だから、ジャズ喫茶においてもアイラーを語るなんてことは無理なことだったと思う。



アイラーが亡くなった後に、出たのを買ったのがこちらのCD。

という事で、アイラー本を今買うっていうのは、あの時代の未完成に終止符を打とうとしているのかもしれない。

この本、60年代のナット・ヘントフの論評やスウィングジャーナルの取材記事なども掲載されているが当時の文は今更いらない。
面白いのは、「ハラヒレ、ララヒロ」(知っている人は知っている)を通り越したて、50年たった今の思いだ。後藤雅洋、村井康司、柳楽光隆各氏の対談が面白い。

村井 まあたしかにね。岩波先生のトンデモないテキストがいっぱいありますからね。

なんて当時じゃ書かない暴露話や70年代をいきてたらっていう話で

柳楽 絶対フュ―ジョンをやってたんじゃないですか?
柳楽 まあでも、せいぜいジェームス・ブラッド・ウルマーとかビル・ラズウェルとかと一緒にアルバムを作ってちょっと話題になるぐらいじゃない?

みたいなよた話があったりもうちょっと高尚な菊池成孔氏と大谷能生氏の対談などが、時代を読み取って面白い。

という事でアルバート・アイラーに関しちょっと気が楽になったけれど、初期のアルバムもっていないな~と気が付いた。
ちょっと探したら1980円でとんでもないものが出ていて注文した。
3月になるまで届かないようだけど、そして内容紹介もたぶんしないとおもけどついたらどんなのかは記事にしようと思う。
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Boccherini Cello Concertos Complete / Enrico Bronzi

2021-02-04 21:03:35 | チェロ無難


年にいとど受ける人間ドックに行った。去年の3月ここでステージ0の食道癌を見つけてもらって、告知後わずか2週間で除去の処置まで済ますことが出来た。だからここは大変御あるところでとても良いところだと思う。ドックの胃カメラ検査は半年に1度の経過観察をしているから、しないことになってなんとも簡単にドックも済んだ。(なにかあるかもしれないけれど)
この街には中古屋さんがあるので寄ってみた。そして見つけたのがこのアルバム。
CD3枚組でボッケリーニのチェロ曲をえんそうしたものだすだけど、ボッケリーニってこれまで名前しか知らなかったと思う。18世紀のイタリアの作曲家だそうで、モーツアルト、ハイドンと尾の味時代の人。



3枚もあるCDを聞き出したのだけれど、これがとても良い。チェロのいろいろな競協奏曲だけれど、これがいかにもチェロが美しくメロディする。チェリストがこう弾いたら気持ちいいという流れです。ボッケリーニがイェロの奏者だったそうで、それでうなずけました。
ジャズの中古はわかっているからほとんど買わないけれど、クラシックは素人なのでまだまだ驚きがあって楽しいし、チェロのアルバムも順調に増えていきそうです。
ゲンのいい街で良いアルバムが見つかってついている。
というので良いなと思ったアルバムをもう一枚。これは仕事場の中古屋さんで買ったアルバム。



「フィンランドのチェロ小品集」 エルッキ・ラウティオ(チェロ) 舘野 泉(ピアノ)

フィンランドの作曲家の曲をチェロで演奏したものだけれど、こちらはフィンランドというイメージがまさにチェロとぴったりな感じで良い。シベリウスとかフィンランドの作家の作品だけれど、土地というのが音楽に反映することがとてもよくわかる。なんとも静かな心地にしてくれる演奏です。一般的にはこっちの方が受けるかもしれない。

ついでだから後買った中古品ンはイサーリスをちゃんと聞いた覚えがないので買った2枚。



もう2枚はボッケリーニと一緒に買った。アンドレ・ナヴァアという人のアルバムは選曲は良いのだけれど録音が古いのだろう音がちょっとだった。もう一つはビルスマのバロックだけれど、まあちょっと地味なアルバムだった。



という事でボッケリーニは大当りで、フィンランドは当たり、チェロのアルバムなんか新譜を別にして記事にする人いないから、ちょっと聞いてみるのはいいかもしれません。


Boccherini Cello Concertos Complete / Enrico Bronzi

Concerto For Cello And Strings In D No. 2 G 479
1-01 Allegro 6:57
1-02 Adagio 4:40
1-03 Allegro Assai 4:35
Concerto For Cello And Strings In G No. 3 G 480
1-04 Allegro 6:46
1-05 Adagio 4:03
1-06 Allegro 5:09
Concerto For Cello, 2 Horns And Strings In C No. 1 G 477
1-07 Allegro 5:09
1-08 Largo 3:38
1-09 Allegro 4:36
Concerto For Cello, 2 Horns And Strings In B Flat No. 9 G 482
1-10 Allegro Moderato 7:50
1-11 Andantino Grazioso 6:00
1-12 Rondò Allegro 5:18
Concerto For Cello, 2 Oboes, 2 Horns And Strings In E Flat No. 12
2-01 Maestoso 5:59
2-02 Largo 4:49
2-03 Allegro 4:05
Concerto For Cello, 2 Oboes, 2 Horns And Strings In D No. 8 G 478
2-04 Allegro Con Spirito 6:37
2-05 Larghetto 7:13
2-06 Rondò - Rondò II - Comodo Assai 9:23
Concerto For Cello, 2 Oboes, 2 Horns And Strings In A No. 6 G 475
2-07 Allegro 4:10
2-08 Adagio 4:03
2-09 Rondò - Allegro 4:00
Concerto For Cello, 2 Oboes, 2 Horns And Strings In D No. 10 G 483
2-10 Allegro Moderato 7:34
2-11 Andante Lentarello 5:39
2-12 Allegro E Con Moto 6:42
Concerto For Cello, 2 Oboes, 2 Horns And Strings In E Flat No. 5 G 474
3-01 Allegro 7:47
3-02 Largo 6:25
3-03 Allegro (Rondò) 3:46
Concerto For Cello, 2 Trumpets, 2 Oboes And Strings In C No. 11 G 573
3-04 Maestoso 6:09
3-05 Largo Cantabile 4:19
3-06 Allegro Comodo 5:29
Concerto For Cello, 2 Flutes And Strings In C No. 7 G 476
3-07 Allegro 6:54
3-08 Largo 5:13
3-09 Allegro 4:04
Concerto For Cello, 2 Horns And Strings In C No. 4 G 481
3-10 Allegro Moderato 6:55
3-11 Adagio 5:25
3-12 Allegretto 4:58

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インプロみたいに LABYRINTH / KHATIA BUNIATISHVILI

2021-02-01 14:25:38 | 聞いてますCDおすすめ


blogのお仲間に広い守備範囲を持っている方がいて、時々素敵なアルバムを教えてくれる。今回は試聴押したらとても良いので買ってみた。なんかすごいので同じ線狙いのデヴュー3作目、2013年のアルバムも合わせて聞くことにした。



こちらのアルバムも個人的に思い入れのある心情に訴える曲が選ばれている。曲目は以下の通り。



そのアルバムのノートの写真、これじゃ人気になるのもわかる。



で新作の「LABYRINTH」だけれどより個人的な感覚を大切にしたようなアルバムになっている感じ。
とにかく1曲目のモリコーネの選曲と演奏、テクなんてみせることない、この曲を選んで弾いたという何とも歌うような演奏が素晴らしい。
続いてサティ、ショパンと続くのも良い。このピアニストの好みが伝わってくるようだ。
ピアノの譜面のことはよくわからないけれど6曲目”Badinerie”なんてどうやって譜に起こしたんだろう。
7曲目ヴォカリーズについてはちょっと書きたい。この曲、実はチェロの発表会で演奏して以来、好きで2年ぐらいずっと弾いている。
この曲の演奏は、伴奏のピアノとのメロディとのかけ合いが大切になっているけれど、カティアのピアノは一人だからすべてを演るのが面白い。
楽譜の曲調の指示には「Lentamente.Molto cantabile」とある。意味は「とてもゆっくりと歌うように」で、この指示を生かすことに苦心する。ピアノ・ソロのヴォカリーズはほとんど聞いたこのがないけれど、湖畔に靄が漂いだすように始めるのは、同じ感じだけれど、24小節目から29小節目にかけてダイナミックに装飾もつけて、これ作曲者のラフマニノフのピアノ作風を意識したんじゃないだろうかと想像しました。
クラシックでカデンツァという自由に即興で演奏するということがあるけれど、なんかアルバム自体がカデンツァみたいで、インプロビゼーションを聞いているような錯覚を覚えてしまった。
クラシックのピアノ演奏でこれほど驚きながら、楽しめるなんて初めてかもしれない。

LABYRINTH / KHATIA BUNIATISHVILI

Khatia buniatishvili(p)
Gvantsa Buniatishvili(p track 5,13)
arr. Khatia Buniatishvili track 1,5,8,11
Recording: Paris, Philharmonie, La Grande Salle Pierre Boulez,
June 16–20, 2020

1.Ennio Morricone:Deborah’s Theme( from the film Once Upon a Time in America
2.Erik Satie:Gymnopédie No. 1
3.Frédéric Copin:Prélude in E minor op. 28/4
4.György Ligeti: Arc-en-ciel No. 5 from Études pour piano – Book I
5.Johann Sebastian Bach:Badinerie(from Orchestral Suite No. 2 in B minor BWV 1067 for piano four hands with Gvantsa Buniatishvili
6 Johann Sebastian Bach:Air on the G String 5:19 from Orchestral Suite (Overture) No. 3 in D major BWV 1068
7.Sergi Rahmaninov(arr.Alan Richardson):Vocalise op. 34/14
8.Serge Gainsbourg:La Javanaise
9.Heitor Villa-Lobos:Valsa da dor
10.François Couperin:Les Barricades mystérieuses from Pièces de clavecin – Book II
11.Antonio Vivaldi/Johann Sebastian Bach:Sicilienne Largo from Bach’s Organ Concerto in D minor BWV 596 based on Vivaldi’s Concerto in D minor RV 565
12.Johannes Brahms:Intermezzo in A major op. 118/2
13:Arvo Pärtt:Pari intervallo for piano four hands
14.Phlip Glass(arr. Michael Riesman & Nico Muhly ):I’m Going to Make a Cake from the film The Hours
15.Domenico Scarlatti:Sonata in D minor K 32
16.Franz List:Consolation (Pensée poétique) in D-flat major S 172/3
17.John Cage:4:33
18. Alessandro Marcello/Johann Sebastian Bach:Adagio from Bach’s Keyboard Concerto in D minor BWV 974 based on Marcello’s Oboe Concerto in D minor




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