JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

夏休みの課題 Dreaming tree / Naoko Sakata

2016-07-31 11:40:28 | 聞いてますCDおすすめ


前作を聞いて強い印象が残ったピアニストが新しいアルバムを出しているので買ってみた。
これはゆっくりと聞いておくべきアルバムと思ったので、出張の帰りがひとりだからノート片手に新幹線で聴いてみた。

Naoko Sakataは澤野工房のを聞いて、1曲1曲がまるでタロット・カードのような予言に満ちたミステリーを感じた。
相当の個性と魅力を感じたけど、澤野以外のレーベルではどうでしょう。

1曲目、オリジナル“Rain”でのメロディの作り方、感覚だけれど、菊池プーさんを思い浮かべた。
2曲目、TVの旅番組で在住のイエティボリを見たことがあるけれど、“januari”という季節を澄んだ心で表現しているのだと思う。
3曲目“Blue”ブルーをタイトルにもりこんだ曲はたくさんご存じだとおもうけど、それがどう表現されているかある意味たのしみ。イエティボリの早朝、カモメの鳴き声もある海と空、そして自分の心も少しずつ色彩を変えたブルーなのです。
4曲目はベースの人の曲でベース・ソロから、硬質な詩歌を聞いて、貴殿はどう感じるかなどと、このピアニスト聞く側の返答を要求するような演奏です。
5曲目Sakataのソロから、もう一度プーさんを思い浮かべたことにもどるけど、地にある日本的な間合いとか束縛とか、それに西洋の和声がとても素直に受け入れるとこうなるというような感じでプーさんのソロを思い浮かべたのです。
これって日本人にとって大切なピアニストで、現役100人に参加してほしいですね。
6曲目からはSakataの7曲目をはさんでドラマーの曲。グループのベースの人は変わったけれどドラマーは前作のひと、ピアノの演奏を立てると言う意味で形がとても美しい、力で押し切ってしまうことなしの整ったピアノ・トリオです。
7曲目、アブストラクトなリズムの曲は一番フリー、こういう演奏もありだと思う。
9曲目、後半扇動的な部分もあるけれど、基本はこのピアニスト、メロディーをハモニィーとリズムの中から探し出す人、日本人のピアニストとしてとても貴重な人。ということで今年の夏休みの課題が出来ました。


Dreaming tree / Naoko Sakata

坂田尚子 piano
Alfred Lorinius bass
Johan Birgenius ds

Johannes Lundberg (rec)

1. Rain (Naoko Sakata)
2. januari (Naoko Sakata)
3. Blue (Naoko Sakata)
4. Ljung (Alfred Lorinius)
5. Dreaming tree (Naoko Sakata)
6. Zlin (Johan Birgenius)
7. Ingenting (Naoko Sakata)
8. Mahon (Johan Birgenius)
9. Intersection (Johan Birgenius)
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花が二十

2016-07-29 20:29:52 | 
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2年記念

2016-07-28 21:59:07 | チェロ無難
チェロの稽古に通い始めてちょうど2年が経過します。最初に記事にしたのが2014年7月28日だから2年、7月26日に受けたのは無料体験でその後49回目のレッスンが本日でした。
2年記念のご褒美じゃないだろうけれど、本日はエチュード3曲、課題曲1曲のOKをいただきました。

49回でOKのでたエチュードが50(1回1曲か)、スズキメソッドは1巻を15曲と2巻が3曲のこして9曲終了、ヘンデルのラルゴを3ヶ月弾いていたからこれ課題曲は25曲完了したのが結果です。
8月1日よりカウント始めた練習時間は868時間になっていて、とりあえずの1,000時間は3か月後ぐらいだろう。1,000時間弾けばいちおう弾けるようになるという人がいたから、がんばってきたけれどどうも怪しい。酔っぱらって弾いていることもあるのでかなりあいまいな時間だろうけれど、1万時間のの方が正解のような気がしてきた。そうすると10倍だからたぶん存在がなくなっているだろうから、完成はないということなのでしょう。

いずれにしても、来年の発表会にも出られるように、そして今年よりずっと(ずっとと言う言葉が必要)ましになることを目標で続けて行こう。



2年前に出会った愛器



何度か危険なめにあわせてすじをちがえさせてしまったりたけど鳴るようにしてくれている。

一番ひどい仕打ちはケースの方で酔っぱらってのっかてしまてこんな傷をつけてしまったけれど、なんとか機能している。



本日は先生より早く来ていて20分ぐらいれんしゅうできた。練習場所はこんな感じです。



一人なので勝手なことをしている、鏡があるのでわが愛器の双子作りなんて



次までのテーマも決まったので、なんとかお祝い2年目でした。




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剣より強し クリフトン年代記 第5巻 ジェフリー・アーチャー 著 戸田 裕之 訳

2016-07-27 21:52:30 | 


ビック・データを巡るサスペンス「ゼロ」は面白かったけれど結構読むのに時間がかかった。頭が時代についていっていないからだけれど、こっちは面白いしとてもすんなり読み切れた。クリフトン家とバリントン家のサーガも5部まで来たわけで、2013年7月に1部の記事を書いたから年に1部のペースで出版されている。
1年たてばだいぶわすれるから、読み始めてしばらくは思いだしながらなのだけど、ストーリー・テラーの1人者だから気にしないで読み続けるとだいたい状況がもどっている状態になる。
この話いつも問題が大きく変わるくだりで終わらせて次につづくの舞台回しなので、ああこれの答えはないだろうなで最後にたどり着いた。

最低あと2年は続くそうで、一番長い作品になってしまったようだ。

づんづん読み進んでしまうから、ここと言うのを選ばなかった。最後の方のここにしておきます。


 エマが俯いたと思うと、いきなり泣き出した。「二度と会えないんじゃないかと思うほど心配しない限り、自分がどんなにその人を愛しているかは気がつかないものなのね」
 「そうだな、その気持ちはよくわかるよ」ジャイルズは言った。

登場人物の状況や体験が実は言葉になっていて、上手いもんです。
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毛色が変わってきた NINE THOUGHTS FOR ONE WORD / CHAT NOIR

2016-07-26 19:32:01 | 聞いてますCDおすすめ


シャ・ノアールは出会ってからすべてのアルバムを記事にしていて、その独特のサウンドからずいぶんイメージを飛翔させてくれている。久しぶりに検索したら新しいアルバムがでていたので驚いた。

「がんばれ若者」-DECOUPAGE-
「エレメントが見えて」-ADORATION-
「スベンソンの都市」 -Difficult to see you-
「ミステリーを読むように」-weather forecasting stone-
レジスタンスへの憧れ、もしくは潜在化したアジテーション」-ELEC/3/CITIES

1曲目、エレベとエレクトロニカでミステリアスな出だしはこれまで同様の世界、エレクトロ感が強くなった分色彩が濃くなった。
2曲目はその上での生ピアノの叙情的なメロディ、このグループの魅力です。
3曲目ヴォーカルはフラワー・ミュージック風マッいいか。
4曲目エレクトロニカにエレキギターが絡んで一寸サウンドが変化したと感じ出しました。
5曲目パーカションのバリ風エキゾチシズムにこれもエレクトロニカ。
6曲目エレとコンピレーションの強調に、アレッこれYMOじゃないの。
7曲目も同じ感じでこのグループのアルバムはテーマをきめたトータルな仕上がりにするようになっているから、今回はこれなのかもしれません。
ただ前作までのドラムスのGiuliano FerrariがJ.Peter Schwalm に変わってその色合いが濃くなったのだろうかとも思います。
生ピアノ感をきちんと出していたのが前作あたりから変わり始めているから、6作目ともなるとしょうがないと言えばしょうがない。
私的には出会いの後のミステリアスなのがすきだから少し残念、それでも8曲目にはそれを補うように生ピアノでしめているから、次はどうなるのでしょう。
どちらにしてもずっと追っかけます。

シャ・ノアールの毛色が変わってきた。

NINE THOUGHTS FOR ONE WORD / CHAT NOIR

Michele Cavallari : keyboards, piano, fx
Luca Fogagnolo: el bass, upright bass, trombone
J.Peter Schwalm : electronics, beats, keyboards, acoustic guitar
guests:
Daniel Calvi: el.guitars, acoustic guitars, lap steel gu

1. Eternally Tranquil Light
2. Fundamental Mind
3. Momentary Continual
4. Blinking Neon
5. Detuning Leaves
6. Uneven
7. Soft Ground
8. Crystallized Flow

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トラエモンGO!

2016-07-25 21:45:27 | その他
この前一緒にお祝いした息子1に上げたプレゼントはサイズが好みでないということで返品を受けることにした。それを渡すからとランチすることになった。
食後は仕事をするというので軽くカジュアルにしようというので初めてだけれどここに行きました。



日曜のお昼過ぎ駅にいくといましたポケモンGOやっている子、ああこれなんだと思いながらエレベーターに乗るとこちらはドラえもんがいました。(実はトラエモンというそうで後から知りました。)



オープン・カフェのイタリアンに入りましたが、2階から4階に全部で10店舗ぐらい食事のできるところがあります。



海老とマッシュルームのアイージョ オイルがさっぱりしていて、海老のアヒージョ好きの息子に高得点でした。



高得点と言えば、このビル、ホテルとレジデンスとオフィスがありますが、ショッピング街は特になし、虎の門ということで人も少なく、日曜のお昼時なのに
食事場所も空いていてゆったりと静かに食事ができるので都心の休み食事とおしゃべりなら高得点です。
イタリア産ソーセージ盛り合わせ、これも予想よりスパイシーでおいしい。



定番ボンゴレ



蟹を使ったカニボラーナなんだそうです。オヨメサンはこちらがマッチ。



イカスミのリゾット 野菜とアナゴ添え  私はレモンを絞ったこちらがマッチ。



これでワインもお安いボトルがあってかなりお得感で上のホテルでお茶というかもう一杯しようとお店を出ました。



二つ目のトラエモンをゲット。



ホテルのほうに移動して



54階に上がりました。



バイオリンの生演奏をききながら眺めもいいところでもう一杯と思ったのですが残念ながら時間的に予約が入っていて残念あきらめました。
ちょっと覗いただけ。



ビリの外に出て3ッつ目のトラエモンゲットしました。
結局道を渡ったカフェで一杯いただきました。ここもオープンで走る車もすくないし、人も少ない、虎の門の休日お薦めです。

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Crimson! / DELTA SAXOPHONE QUARTET

2016-07-24 21:10:36 | 聞いてますCDおすすめ


ロンドンのギルドホール音楽院の卒業生で1984年に結成されたデルタ・サクソフォン・カルテットにグウィリアム・シムコックがピアノで加わったアルバム。
キング・クリムゾンをテーマにしたアルバムだけど、このグループ前にはソフト・マシーンの音楽も演ったらしい。
と言うのも今回はシムコックを訪ねての出会いでした。
クラシック界のこのグループとおなじようにクラシック系のサクソフォン・カルテットが日本にもあってパット・メセニーの音楽を演っているから比べると面白い。

1曲目だけシムコックの曲だけれど後はキング・クリムゾンの曲で収録されているアルバムの表示もあるので親切です。
幾つかはたぶん聞いたことがあるな~と思いながら聞いているけれど忘れている部分が多い。キング・クリムゾン大好きなひと(そう貴殿です)にはかなり楽しめるアルバムだと思います。

曲の説明は省きますがサクソフォンのアンサンブル力にはおどろきます。
1曲目大変な名前をつけた曲で、これはシムコックが気張ったのでしょうか、ブルーのアンサンブル感を取り入れたのかもしれません。
2曲目からのクリムゾンの音楽が流れ出してこれは吃驚、リード楽器群をきいているのに、なんだか弦をピッキングする感じを受けるのです。
ベース・ギターもいるしプログレ感もあります。シムコックのピアノも秀逸です。
一曲一曲書かないのは、酔っぱらって実に気持ちよく聞いていたからで


Crimson! / DELTA SAXOPHONE QUARTET

Gwilym Simcock piano

DELTA SAXOPHONE QUARTET
Graeme Blevins, soprano sax
Pete Whyman, alto sax
Tim Holmes, tenor sax
Chris Caldwell baritone sax

1.A Kind of Red (Gwilym Simcock) 8:52
2.VROOOM/Coda: Marine 475 6:17 (music by King Crimson) from THRAK 1995
3.The Night Watch 8:43 (Fripp, Wetton, Palmer-James) from Starless And Bible Black, 1974
4.Dinosaur 10:59 (music by King Crimson, words by Adrian Belew) from THRAK 1995
5.Two Hands 4:37 (music by King Crimson, words Adrian Belew) from Beat, 1982
6.The Great Deceiver 4:48 (Wetton Fripp, Palmer-James) from Starless And Bible Black, 1974
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花と19

2016-07-23 18:39:09 | 

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新しい戦線に EMOTIONAL PHRASING / MARCIN LOSIK

2016-07-22 21:39:48 | 聞いてますCDいいと思う


ドイツの人の次は、こちらもまるでしらないポーランドのピアニスト。こちらは昨日とちがってまるで違う印象、こちらは生粋のジャズ・ピアノストをめざしているのでしょう。
1曲目の印象からいうと、マッコイ・タイナーみたいに弾いてる。ドラムス、ベースは4ビートを刻んでいるけれど、ベース・ソロになったら津軽三味線みたいになったのがおかしい。
2曲目は可憐なゆったりしたバラッド
3曲目抑え気味の出だしから、速いシングルトーンのラインが美しい、この人Ⅰ音をはっきり鳴らして好感です。
4曲目は非4ビート、このピアニストインプロをしっかりフレーズしていて気持ちが良い。
5曲目はタイトル曲、タイトルの割には意外とさっぱりした仕上がり。
6曲目おとなしめの思索的なメロディー、この人この方面が特異なのかもしれない。
7曲目モーダルな始まりだけど思索的でもあり、フレーズを考えながら弾くところもあり面白い。
8曲目は美しい、これも思索なバラッド、欧州の激戦区にまた一人参戦。
1曲目の感じを増やすと、「Trio Acoustic」みたいな真向JAZZの戦線が維持されて戦いやすいとおもうけど。



EMOTIONAL PHRASING / MARCIN LOSIK

Marcin Losik (p)
Ksawery Wojcinski (b)
Robert Rasz (ds)
2015年作品

1. Modal Enterprise
2. The Portrait Of Satie
3. On The Edge Of The Millennium
4. Waiting For My Buddies
5. Emotional Phrasing
6. Her Song
7. The Last Castle
8. Both Sides
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才能の使い方 ARTIFACTS / SCENES-PIANO WORKS / TOBIAS WILDEN

2016-07-21 21:47:54 | 聞いてますCDいいと思う


まるで知らない人だけど、こういうジャケットに反応するし、進めている人がいるので買ってみた。
ドイツ生まれのトビアス・ヴィルデン。1990年生まれの26才。本業であるフォトグラファー/デザイナーだそうです。
ピアニストじゃない、この人同じ自分にギターのアルバムも作っていて一寸きいたけれど、こちらのPIANO WORKSと似た感じというかギターを聞いてからこのピアノを買いました。

先ずジャケは自分の作品、うらもそうでこんな感じをそのまま音楽にしています。



ちょっと真夏感とは違いますが、こんな冷たさも良いかもしれません。
2枚のアルバムを若干編集したもの、最初の方のARTIFACTSの出だしから数曲が特にいい。特別なメロディを紡ぎだすとも一寸違った、そこにあるものを拾い出すような音楽。
ある場面を切り取って作品にするところがある写真家だからそう思うのでもないでしょうが、上手い風景を切り取って表現しているような感じです。
ですから特にそのような才能に優れているのでしょう。それをピアノなりギターで表現するという、まったく才能の使い方には驚く。この人詩も俳句にも才能を発揮するんじゃないかと思う。

ピアニストとして驚くべき演奏をするということはないだろうけれどこおいうのもこれからはあってもいいか。
音楽だって、写真だって、絵画だって、詩だってすきだから、そのような共通性に反応するけれど、いや~才能の深さを感じるだけか。

ARTIFACTS / SCENES-PIANO WORKS / TOBIAS WILDEN

TOBIAS WILDEN  piano

1. Nightscapes
2. After The Rain
3. Fleeting Days
4. About Isolation / Ripples
5. Old Memories
6. In The Distance
7. Refuge
8. Wanderer
9. Fading
10. Winter Letters
11. Blue Hour
12. Old Memories (Early Take)
13. Early Light
14. Looking Back
15. Eye Contact
16. Stranger In The Rain
17. Dream Cycle
18. Departure
19. Last Autumn
20. Foothills
21. Steps
22. Adrift
23. Sometimes At Night
24. Departure (Alternative Take)


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