JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

この地で吸収して Adam's Apple / Wayne Shorter

2010-05-30 02:53:21 | 聞いてますCDいいと思う


今日もこんな時間に起きてます。といってもこちらは日が変わってすぐです。
もう何日こちらにいるのか、今日はすごい雨がふり、とても蒸し暑い一日でした。
毎日こんなことをしていると、きっとこれが日常にできるのかも知れません。
30年近くも昔の日本の中小企業の人たちがわんさかいるような感じです。

最後のミッションを残して9割方を乗り越えて、ですから今晩はやはりこんな時間にも起きています。
明日は明日で(実は今日ですが)したことないことしなければなりませんが仕事です。
かといってあまり心配することでもないので、リラックスモードに入ってきました。

今日来ているのはショーターの一風変割ったアルバム、でも当時とても人気があったのです。
1曲目、ハンコックが今ではここまでのシンプルなロック・リズム引かないでしょうというファンキー・ロック、ブルーノートのご用命かも知れない感がありますが、これを受けるのも時代だったのです。
2曲目は、しかしブルーノートのショーターの雰囲気にしっかり戻って、逆にもっともっどった路線の感じです。
3曲目のショーターのこの今日もすごく人気あったのです。この後のブルーノートのショーターとても好きです。ありゃずっと前のショーターも好きでした。その後のあのショーターも大好きです。ありゃありゃ、どうもしっくりこなくなったのはその後ぐらいからですね。
久しぶりに新しいショーターとめぐり合いたいです。
そして4曲目が“Footprints”、昨日はMiles Smilesで聴きましたがあれが、1966年の10月録音、こちらがその年の2月録音でそしてショーターだけで、そしていうならハンコックがとても自由に弾いて、曲の勢いこちらの方があります。あちらはやはりマイルスの制御が利いているのです。

何度か書いた続きの記事が飛んでしまいました。
このアルバムの感想はこれまで、最後の曲"The Collector ”が今に一番つながっているようですごいと思います。

自分のパソコンを使わずに書いていると、思わずそれまでの文を消して姉妹、それが2度続いて根つきました。アルバムは途中で退散です。


今度の中国での仕事で思うことは、ここにで仕事する中国の人々の真剣なというか、自分の勝ちを取ろうとする姿勢でがそれは、そうでなければ残るところがないだろうという状況があるのでしょう。
日本のサッカー代表のように何だ間だ言ってっていているようでは、すぐ代わりの超える人間がいるのです。
とても利益に対する好意的な視点と、はっきりとして損得勘定の視点は逆にすっきりするものでした。

この地を訪れるたびに、ここで行われている昔の日本の中小企業の勢いと現在の中国の若者たちとが組み合わさってすごい世界を作っているような感じを受けます。

音楽聴きながらだらだらしていたらこんなことを書いてしまいました。
前後も読み返していませんが、すみませんそろそろ本当に寝なければいけません。







ADAM'S APPLE / Wayne Shorter

WAYNE SHORTER teneor sax
HERBIE HANCOCK piano
REGGIE WORKMAN bass
JOE CHEMBERS drums

1 Adam's Apple
2 502 Blues (Drinkin' And Drivin')
3 El Gaucho
4 Footprints
5 TeruEl Gaucho
6 Chief Crazy Horse
7 The Collector
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国でマイルス それもスマイルス Miles Smiles / Miles Davis

2010-05-29 01:53:26 | 聞いてますCDおすすめ


随分前に博多に出張したときに博多のコルトレーンという無責任な記事を書きました。
今度はそれよりかずっと遠くに来ています。
毎日過酷な日々なので、とても記事など書く余裕内のですが、寝る前にいっぱいやりながら聴き始めたら元気が出ました。
新しいアルバムも入れてきたのですが、そちらを聴く集中力はまるでなく、出掛けに入れた古いアルバムが気分にマッチして、それを聞いています。
博多のコルトレーンに対抗する中国は、ずっと遠いのでコルトレーンも恐れるマイルスです。
中国のマイルス、それもスマイルスです。

1967年のこのアルバム、笑うマイルスはそれだけで話題になりましたが、とてもストレートに素直なマイルスでとても聞きやすい、ショーターの曲が3曲それもfootprintsなんかあったり、エディー・ハリスの“Freedom Jazz Dance ”なんかあってとてもご機嫌、大きく崩す前の原点のようでとても好きです。

で気分がほぐれてきたら、これを続けたくなってしまうのは、1日のつりあいが取りたいためでしょうか。
LP時代のアルバムのおかげで全5曲、これだったら全部聴けそうです。

もう少しで今回の目的も完了です。次のことを考えると、うなり声も出ますが、今回は、スマイルをもてそうな段階まで着ました。

Miles Smiles / Miles Davis

Miles Davis (tp)
Wayne Shorter (ts)
Herbie Hancock (p)
Ron Carter (b)
Tony Williams (ds)

1. Orbits
2. Circle
3. Footprints
4. Dolores
5. Freedom Jazz Dance
6. Gingerbread Boy

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

余裕は、ないな

2010-05-28 02:18:15 | その他
今中国時間で1時前ですが、少し前に戻ってきました。
リラックスのために少しいただきながらこれをかいていますが、新しいアルバムも古いアルバムの生記事はかけません。
やはり仕事はいっぱいいっぱい、何か選んで音楽を聴くということはできません。
iPodに入っている名前がわからない曲を、何が出るかわからずに聞いているのが精いっぱい、これはポール・デスモンドのアルトです。
続いて“Take 5”でした。昨日の夜も聴いたのに朦朧です。
もう寝なければいけないのに、この時間しかないのでどうしても、だらだらとしてしまいます。
その後の曲は実はここに来る前にHMVでたくさんのアルバムを視聴できるようになっているコーナーで仕入れたアルバムで、これを記事にしようと思っていたのに、奏者不明でくくられてしまいました。
でも心和みます、帰ったら記事にします、そうボナが最初に出たときみたいな気持ち良さです。
だらだらとしています、不思議なことに続く不明のプレーヤーにスタン・ゲッツとケニー・バロンのデュオが入る事が聴いていて面白い。

でも明日も過酷なことがおきるでしょうから、もう寝なければいけません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

軽く乗り切りたいけど Suger / Stanley Turrentine   

2010-05-27 01:12:06 | 聞いてますCDおすすめ


自宅から14時間かかった越境の場所からの記事になります。
先月も着ているのでっかなり賢くなっての再訪です。来月はもっと賢いでしょうが、ちょっと疲れています。
部屋にはミニバーにミニ・ボトルが1本しかありませんので、ナイト・キャップ用に1本買ってきました(長いので調度いい)、成田でせんべいを一袋、普段買わない週刊誌を1冊気分転換用に買いましたが、ほとんど読む暇はありません。
音楽もiPodに入れてもってきましたが、一番癒されたのが応援するハクエイ・キムのアルバムで、これは何度も聞いているからですが、成田出発前のホーム・ビヨンンドなどはとても心が落ち着きます。
新しいアルバムも仕入れましたが、こちらは残念ながら余裕がない、お仲間の書いているいくつかのアルバムも帰国してからでないと落ちつかない。
出発前に思いついて古いものを急遽入れてそれを今聞いています。
タレンタインのこのタイトル曲が大好きでこれでタレンタインを聞き始めた感があります。
曲の紹介は省いて、変わりに部屋の紹介をします。

泊まっているホテルは、アット・ホームな雰囲気ときちんとしたところを兼ね備えたローカルのホテルで気に入っています。



これが今記事を書いているデスクです。



そしてもうすぐOUTするのがこちらです。



そして明日の朝にはこんな窓があり、外はテニス・コートのようです。

そしてその後、この光景とはまるで関係のないような強靭な目的に向け仕事が始まるのです。

まだまだ今回の出張も続きますが、何とかつないでいます。
来月も・・・その次も・・・
だいぶ疲れてきました。

Suger / Stanley Turrentine 

trumpet : Freddie Hubbard  
tenor sax : Stanley Turrentine
electric piano : Lonnie L.Smith,Jr  
organ : Butch Cornell
guitar : George Benson  
bass : Ron Carter
drums : Billy Kaye  
conga : Richard "Pabro" Landrum

1. Sugar
2. Sunshine Alley
3. Impressions


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さて

2010-05-24 09:13:30 | その他
さて、  
これから出かけて
現地に着くのは
よるの10時ごろです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おっぱい 行ってきます / Tabla Rasa

2010-05-23 21:51:27 | 聞いてますCDいいと思う
明日からちょっと辺境とまでは言いませが、ちょっと遠くに行くので、パッキングしたりしてたり、洗濯から帰った冬物などしまっています。
明日からは自分ひとりの時間がなかなか取れないだろう、今日は真に勝手なことをしています。
持ってくものの準備もすまして、昼はオクサンがバジルのパスタを作ってくれました。
ひさしぶりで楽しんだ後は、とにかく軽く行きたいので、レンタルで映画を観ました。
題は「おっぱいバレー」とても軽く、時代設定が少し古くしていて、音楽も楽しい、軽くて軽くて、明日からのことを考えても軽くなりました。
中学生が女性の胸の感触を想像するのに、自転車で坂をぐたり下りる途中での風の抵抗がそうだと行っていて、そんなこと考えてたの中学生、それは知りませんでした。
思わず横のオクサンの胸触ってどやされました。





Jazzを永い間聞いているので、変わった楽器のジャズもあると聴くことが楽しみになっていて、ホルンだとか、バスーンだとか、マアそれなりであるしと思っているとシJAZZの中古のコーナーに結構凄いジャケがあり、これは面白いと拾いました。



楽器構成を見るとインドのギターとシタールの間みたいな楽器とバンジョー、インド風両面太鼓とインド風フルート、それにバイオリンと中国の二胡の6人のようです。 で結果これはまるでジャズではありませんでした。中古屋さんJAZZの棚にあるので拾いましたが、これは随分違いました。

ジャケで解るのはインド、シタールのラヴィ・シャンカールと3フィンガー奏法を作ったバンジョーのEarl Scruggsに捧げられたアルバムのようです。
1曲目はギターに近いインド楽器のBohan Vinaとバンジョーがこれはインドの感じ、タブラに近いパーカッションが入りこの感じ好きです。じつは、昔々(髪を長くしていた頃)シタールを買おうと思ったことがあるのです。ですからこの旋律はとても心和むものなのです。そして2曲目は、2胡がバンジョーとメロディをとりますが、この今日完全に2胡の音が勝ってこれは完全な中国音楽。
3曲目はバイオリンとインドフルートとのデュオからですが、バイオリンが若干中国風、フルートがオリエンタル全体風で、サウンドとしては面白い。(これバイオリンじゃなくと2胡のようです、聞き分け難しい)
4曲目はバンジョーとインドギターが合わさってこれはアメリカン・カントリーに近い曲名も“John Hardy”です。
5曲目はこのアルバムのタイトルとなっている“Tabla Rasa”ですから、中心でしょう、2胡のメインテーマにバンジョーが絡みむ曲。
6曲目太鼓のリズムのバリエーションから、これはバンジョーが旋律をしっかりと弾きます。
バンジョーアメリカ、二胡中国、そしてその他のインド楽器群が、合わさって演奏しているわけで各国の香りが強く立ちます。
バンジョーは結構どの国の感じにもあい、インドの楽器もなんだかそれれらしいのにカントリーとあったりします。
ところが二胡が出てくるとこれが完全中国世界、凄い独自性です。
音楽の世界は繋がっていて、いいのですが、そちらの個性強い世界に、おっぱいの記憶と行ってきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不思議な世界に行く前に シャッター・アイランド

2010-05-22 22:50:09 | 映画


お休みの日の行動がとても貴重に思うような、二日休みがあるなあら一日は何か残しておきたいこのごろです。という事で、ちょっと気になっていた映画を見に行きました。
デカプリオ主演のミステーリー映画、監督はあの「タクシー・ドライバー」のマーティン・スコセッシ、でもその後あんまり思い入れありません。
映像はかなり凝っていて、なんだか鈴木清順を思い浮かべました。ストーリーのほうはどうかというと、ある意味反則場面から入った感じですから、随分苦労して最後まで解らない部分を残したストーリーで、その意味ストーリーの簡便さを求めるなら、出来は悪いし、全体の雰囲気を映像表現するという感じでは面白い作品でした。

こんな島には行きたくないわけですが、ちょっと遠くに行かなければなりません。
少しスタミナをつけてということで、息子2がいなくなってからはめったに行かない焼肉でも食べましょうかという事になりました。
映画を観た駅とわが駅の中間に降りて、ふらふらしたら良さそうなお店がありましたので、5時からいただきました。



これタン、4っの部位だそうで、だんだんと柔らかくなります。



こちらは上カルビ、安心する味ですね。



ピリ辛もやしのナムル



上ロースです。



でこれは盛りあわせで、(あれ端っこのササカルビが写っていません)肩バラ、カメノコ、肩三角を写したみたいです。



牛もいろいろな部位で味が違って、楽しいものですが、これから値段も上がってしまうのでしょうか、焼肉屋さんも大変ですね。
という事で、ちょっと先を越してスタミナ補給しました。
来週からは何を食べたいなどといってられない場所に行きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

縁を感じて Francesco Marziani / IN MY OWN SWEET WAY

2010-05-21 23:18:56 | 聞いてますCDいいと思う


昨日聴いたデルフェローがピアノを弾くアルバム「TRIANGULAR VIEW 」でドラムスを叩いていたMassimo Manziさんの名前を、翌日中古屋さんで見つけました。それも昨日聞いた「IN YOUR OWN SWEET WAY」に反応するように、「IN MY OWN SWEET WAY」というタイトルのアルバム、なんかの縁があると拾いました。
このドラムスとベースはイタリアの長老ピアニスト、レナード・セラーニのリズム隊です。

1曲目ミディアム・テンポの4ビート、小気味良くスウィングするピアノ、セオリー通りの曲運びは、師匠がバリー・ハリスだそうで、うなずけます。
2曲目は静かなバラッド“You've Changed”ここで表現の上手さが解ります。タッチが丹精で決して勢いで弾きません。
3曲目はタッド・ダメロンの“The Chase”、速いテンポで転がるようで気持ちが良い。
ドラムスのManziさんもこっちの方が快調のようです。
4曲目の美しい曲はバリー・ハリスの作、曲の感じを上手く捉えたピアノはきっと、教えてもらったお気に入りの曲なのでしょう。これ一番です。
続く3曲はオリジナル、知った曲なのではリズムと上手くかみ合いますが、オリジナルだと一寸連携が悪い、全部スタンダードのほうが良いみたい。
8曲目はガレスピーとパーカーの“Shaw 'Nuff”ホーンの曲を上手くピアノで演りました。
内容解っていれば、普段は選ばないアルバムですが、縁があるから拾って結構楽しみました。


Francesco Marziani / IN MY OWN SWEET WAY

Francesco Marziani(p)
Massimo Moriconi(b)
Massimo Manzi(ds)

Recorded at Mu Rec,Milano on October 3,2008

1.If I Were A Blackbird
2.You've Changed
3.The Chase
4.Eleanor
5.Light Night
6.Walzer Per Il Sonno Di Andrea
7.In My Own Sweet Way
8.Shaw 'Nuff
9.Myself In Blue
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三者三様で TRIANGULAR VIEW / Mike Del Ferro

2010-05-20 22:04:35 | 聞いたけどCDどちらでも


blogを始めて間もないころに中古屋さんでMike Del Ferroがオペラの曲をとても上手くアレンジしたものを拾って、それ以来、見つけると拾ってきました。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20060620

2008年の横浜JAZZでは生の演奏に触れることが出来ましたが、最近のアルバムいまひとつの感があります。

このアルバム、自身のトリオとして出なく3人の名を冠したアルバムで、どうでしょうか。
ベースもドラムス知りません、ドラムスの人はたぶんbossoのアルバムで幾つか会っているかも知れません。

1曲目、ボッサのリズムなのでちょっと戸惑いますが、ベースの人の曲、このアルバムベースの人が4曲、フェローが4曲、3人共作が1、残り3曲がスタンダードの組み合わせです。リズムを協調した今日運びはベースそろ、ドラムスの目立つ部分、など3者が同じように見える構成です。
2曲目流麗なピアノで始めるフェローの曲は、アブストラクトなフレージングに、音はワッときますが、少し落ち着かない。
3曲目は少し沈んだ感じ、色付けがまだしていない線画のようで、逆にその線狙いなのかとても淡白なバラッドです。
4曲目、アルコで始まるメロディのベースはラテンが入っていて、ピアノもラテンタッチ。
5曲目はブルーベックのおなじみの曲、実はこれ、ドラマーと伴に明日に繋がるのですが、それは別の話、この有名曲を3者が実に上手く分け合って演奏していますが、特に凄いわけではありません。
6曲目はベーシストの沈んだ感じの曲で続く7曲目がフェローの曲、こちらはカリプソリズム、という事で、どうも落ち着きの悪いアルバムなのです。

フェローがリーダーでなく、3人のアルバムという事で、どちらかというとベーシストが要所でソロとりますし、どちらかというとそちらのアルバムみたいになっています。
そこにフェローの個性とか持ち込むので、静かだったり、ラテンだったり、はたまたフリーみたいになったりと、意気込みは感じますが、よく統一した理解定着しない感じです。
アルバムタイトル通り、3者の視点それぞれなのです。

10曲目“Besame Mucho ”はとてもゆったりと、とても静かに流れ、この曲のきれいな面を強調して、これがフェローらしいところなのに、これだけで残念です。(これいいです。)
11曲目が3人の共作となりますが、なんとフリーインプロ、ベサメ・ムーチョの後に驚きます。
最後はこれもピアノ・トリオ演奏としては有名な“In The Wee Small Hours Of The Morning”ハクエイもよく弾く素敵な曲ですが、さすがにフェローもこれ良い、曲の良さをムーチョと同じように弾く上手さはさすがにあるのです。
でも3冠グループでそれぞれがやりたいことだしたら、まとまりないアルバムになってしまった感があります。
フェローは技量に話題が言ってしまって、メロディーをとても上手く綴っていくシンプルな美しさのアルバムから遠うざかっています。ぜひこの最後の曲の演奏のような感じで、統一したアルバムを作って欲しいものです。


TRIANGULAR VIEW / Mike Del Ferro

Marco A. Ricci(b)
Mike Del Ferro(p)
Massimo Manzi(ds)

Recorded in Milano in April 2009 at Nikto Studio and September 2009 at Pull Digital Recording Studio


1.Bossanora
2.3 & 4
3.Seconds
4.Recomecar
5.In Your Own Sweet Way
6.Pray
7.Bunga Bunga
8.Ebb
9.Pat
10.Besame Mucho
11.Triangular View
12.In The Wee Small Hours Of The Morning
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

解ってくると Vocifero vol.2 / Stefano Risso

2010-05-19 22:27:28 | 聞いてますCDいいと思う


イタリアのDODICILUNEというレーベルのアルバムは結構注目しているので、面白そうなものを拾うようにしています。するとイタリアのとても今のレベルを知ることが出来るのです。
このアルバム、リーダーはベーシストStefano rissoでピアノがStefano battagliaなので拾いました。
バタグリアのピアノはそれこそ個性をしっかり持った強靭ラインですし、リーダーのベースはあのLuigi Martinaleのところのベース“CARUSO”大好きなのです。
このアルバムは自身のリーダーなので、そこに個性が出て、そうなんだ、自身はこうような音楽志向なのだと初めて思いました。
ドラムスMarco Zanoliは2007年に買ったMario Zaraの「Private Tales」やそれにもましてMichele Di Toroの幾つかのアルバムで叩いている人、これ強力なリズムです。

1曲目、出だしのピアノが美しい、少しくすんだソプラノはのメリディは沈んだ感じで始まります。
2曲目もくすんだ感じで、このソプラノのフレージングはあまり好みではないと思っていると、ピアノ・ソロこれが素晴らしい、リズムがしっかりとフォローします。
3曲目重いのベース・ソロから、こちらは昨日と違って主張がしっかりしている、その後のソプラノは苦悩を表現しているのか、曲は全てベーシストが書いているので、この人哲学的かも知れません。
4曲目、思索的な中ピアノがとても美しい。
5曲目のアルトはインド音楽みたいになって、これは参ったなと思っていると、そこに入る美しいピアノのメロディは唸り声が、そうだこれキースのヨーロピアン・カルテットになっているのでは、そう思うと納得できる演奏です。
そうすると6曲目、キースの得意なカントリー調でアメリカ的ピアノを聴いていれば、ベースはチャーリー・ヘイデンじゃないですか。この人たちのやりたいことが解ってくると、これは嬉しくなりました。ドラムスも貢献しています。
7曲目もピアノだけ聴いても価値有りの演奏、いやソプラノもなかなか良く聴こえてきました。
8,9曲目は思索的、なピアノから始まり、シリアスに終わる曲。
続く10曲目はこれはキースのカルテットの感じにもどって終わります。

ピアノが素晴らしいし、解ってくれば、このアルバムかなりの高得点になりました。

Vocifero vol.2 / Stefano Risso

Stefano Risso(b)
Andrea Ayace Ayassot(ss,as)
Stefano Battaglia(p)
Marco Zanoli(ds)
2009年作品

1. Canzone Della Sera
2. Il 10 Aprile
3. Funerorleans
4. Terra
5. Ney
6. 5,41
7. 21 Repliche
8. Una Notte Alla Finestra
9. Notte Insonne
10. Lilla


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする