JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

突然出会った A DRUM THING / 小橋 敦子 & TONY OVERWATER

2023-05-31 17:37:49 | 聞いてますCDおすすめ


ネット・ショップの新譜をみていたら”2022年にオランダのエジソン音楽大賞、ドイツのレコード批評家大賞ジャズ部門にノミネート”とあって小橋敦子という人だそうで、まるで知らなかった。それで聞いてみたくなって聞いたらこれがいい。ピアノとべーっすのデュオ・アルルバムでタイトルが「クレッセント」だからコルトレーンのが好きなようで、タイトル以外3曲を取り上げている。



1 ワイズ・ワン Wise One (John Coltrane)
2 ホワッツ・ニュー What's New (Bob Haggart)
3 ロニーズ・ラメント Lonnie's Lament (John Coltrane)
4 デ・ボート De Boot (Tony Overwater)
5 クレッセント Crescent (John Coltrane)
6 ナイトフォール Nightfall (Charlie Haden)
7 ミスター・シムズ Mr. Syms (John Coltrane)
8 アワー・スパニッシュ・ラブ・ソング Our Spanish Love Song (Charlie Haden)とある
9 アズ・ロング・アズ・ゼアズ・ミュージック As Long As There's Music (Jule Styne)

小橋 敦子 ATZKO KOHASHI(PIANO)
トニー・オーヴァーウォーターTONY OVERWATER(BASS)
2021年2月14日 オランダ王国オーステルリッツ、ボーフォートハウス 録音

ほかにC・ヘイデンの”ナイトフォール”と”アワー・スパニッシュ・ラブ・ソング”を演ってくれていてベースのトニー・オーヴァーウォーターはヘイデンを敬愛していると受け取れる。2018年のドラムスが入ったトリオ・アルバム「VIRGO」でもヘイデンの”FIRST SONG"と”Lapasienaria”を演っていてこれもいい。



「クレッセント」がほしかったのだけれど、売り切れなので、新しい方のアルバムを注文した。今回はドラマーの作品に焦点を合わせたようだけれど、コルトレーンとヘイデンの曲もちゃんと入っていてよかった。

ピアノとベースのデュオだから、もちろんそれぞれを十二分に感応できるわけだけれど、ベースの方は重量感のある音で、ヘイデンも感じるメロディ明日なベースで好み、ピアノもやはりメロディの美しさを(ただ美しいということはない)大切にする響き。
デュオの良さがじわっとにじんでいる。ドラマーの作品をえらんで、ドラマー貫ということがこれは面白い。へんだけれど、ドラムスを想像しながら聞くのも面白い。5曲目ののベースのトニーの曲はしっとりしたバラッドでベース・ソロが何ともしんみりとする。

ピアノとベースのデュオは好きなユニット、棚から選んで並べてみようか。

A DRUM THING / 小橋 敦子 & TONY OVERWATER

小橋 敦子 ATZKO KOHASHI(PIANO)
トニー・オーヴァーウォーターTONY OVERWATER(BASS)
2022年12月15日 オランダ、ヒルバーサムMCOスタジオ

1. エンジェル・ボイス Angel Voice (Sunny Murray)
2. ブルース・イン・モチアン Blues in Motian (Charlie Haden)
3. トリエステ Trieste (Paul Motian)
4. バイア・ブルー Bya Blue (Paul Motian)
5. テイル・オブ・ザ・フィッシャーマン Tale of the Fisherman (Tony Overwater)
6. ジャーニー・トゥ・ザ・センター・オブ・ザ・ブルース Journey to the Center of the Blues (Peter Erskine)
7. パステル・ラプソディー Pastel Rhapsody (Jack DeJonette)
8. リフ・ラフ Riff Raff (Jack DeJonette)
9. イット・シュドヴ・ハップンド・ア・ロング・タイム・アゴー/フォー・チュリヤ It Should’ve Happened a Long Time Ago / For Turiya (Paul Motion / Charlie Haden)
10. ザ・チーフ The Chief (Al Foster)
11. ザ・ドラム・シング The Drum Thing (John Coltrane)


コメント (2)
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久しぶりの料理

2023-05-29 17:43:42 | その他
久しぶりに2日続けて夕食を作った。オクサンがなんとインフルエンザにかかって
しまい、とても料理などできない。
ということでこれはやらねばあらない。
1日目、肉はとても食べる気にならないということで、料理本の中から鰤の料理と思い生協に買い出し。鰤がないので、代わりにメカジキ。作ったのは「焼きメカジキ大根みぞれ仕立て」。大根おろしのみぞれを温めてたっぷりとかけたものだけど評判は上々。
「賛否両論」の笠原シェフのレシピ通りだから味が良かったのだあろう。

それで気をよくして2姫は「ラ・ベットラ」の落合務シェフのレシピでこちらは2時間かけて、3品。「トマトのブルスケッタ」と「魚介のサラダ」、それに「ボンゴレ・ロッソ」、「ボンゴレ・ロッソ」はレシピになかったので我流、っと的ピューレなどは使わないトマトだけ(おっとトマトジュースをすこしつかった。)こちらは調味料は測らなかったから全体てきにオリーブオイルの量がすくなかったようで、見た目ほど評判は良くなかった。翌日オクサンは魚介でチヤーハンを作ってくれた。



今夜は復活するらしいので一安心。
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Wesを並べる

2023-05-27 14:48:23 | 聞いてますCDいいと思う
ウエス・モンゴメリーが生誕100年ということで企画されたムック本にあわせて出たCDを買った。
27曲中11曲はすでに持っているCDだったけれど、バラッドとブルースで括った企画はとても良くて、モンゴメリーのそれぞれの面が判りやすく聞けた。そのかぶったもいれて年代順に並べてみよう。


「FINGERPICKING」 1957


「THE WES MONTGOMERY TRIO」 1959


「THE INCREDIBLE JAZZ GUITAR OF WES MONTOGOMERY」 1960


「WEST COAST BLUES」 1960


「MOVIN'ALONG」 1960


「GROOVE YARD」 1961


「SO MUCH GUITAR」 1961


「GEORGE SHEARING & THE MONGOMERY BROTHERS」 1961


「FULL HOUSE」 1962


「SMOKUN'in seattle」 1966/4


「calfornia dreaming」 1966/9


「JIMMY & WES THE DYNMIC DUO」 1966/9


「FURTHER ADVENTURES OF JIMMY and WESES」 1966/9


「Bumpin'」 1967/3


「A DAY IN THE LIFE」」 1967/6


「ROAD SONG」 1968

多いか少ないかはわからないけれど、結構ウエスを楽しめるようになった。














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Ballads & Bluse / Wes Montgomery

2023-05-25 18:09:36 | 聞いてますCDおすすめ


若い時にジャズ・ギターの部門にはあまり行かなかったので、ウエスの演奏をあまり聞かないで過ごした。
CTIのウエスはきいたけれど、それまでが疎遠だった。ところが年をとって、古いがとてもよくなり廉価版のウエスをそろえたりした。その後ウエスの発掘などでかなり気に入っている。
ショップにいったら「ギター・マガジン」監修のCDがあって、それが「Ballads & Bluse 」とある。
このコンセプト・アルバムは初めてだと思うので欲しくなった。
今年はウエスの生誕100年だそうで、それに合わせたムック本もあって、それも欲しかったけどちょっとお高いのであきらめた。



アルバムの方の結論から言うと、これはかなり正解。”ギター・マガジンン”というギター・オタクが作る雑誌の監修で、それが「Ballads & Bluse 」という枠を作ったのが大正解。ウエスのバラッド、ブルースを心地よく聞いていることが出来る。
オタク誌の監修だから、曲がどのアルバムから選ばれているか、元アルバムの写真も載っていて、一枚一枚元アルバムのジャケを調べる必要もなくありがたい。
そのジャケをみていたら、このアルバム27曲中10曲のCDは持っていることになるけれど、今回は気にならない。「Ballads & Bluse 」ということで並べなおしてくれて、これが聞いていてとても落ち着くのだ。ある部分的な良さを並べられて、その部分が強調されて、これ、さすがオタク誌だと感服した次第だ。


1. Polka Dots And Moonbeams  「The Incredible JAzz Guitar」 1960 Rec
2. Born To Be Blue 「The Altiernative WES Montgomery」 1962 Rec
3. Heart Strings 「groove Yad」 1961 Rec
4. While We're Young 「So Much Guitar!」 1961 Rec
5. Lover Man 「The Montgomery Brothers」 1960 Rec
6. I've Got A Crush On You 「Work Song」 1960 Rec
7. I've Grown Accustomed To Her Face 「Full House」 1962 Rec
8. Oh, You Crazy Moon 「Willow Weep For Me」 1965 Rec
9. Days Of Wine And Roses 「Boss Gutar」 1963 Rec
10. 'Round Midnight 「Just Walkin'」 1966 Rec
11. God Bless The Child 「Fusion!」 1963 Rec
12. Mi Cosa 「Bumpon'」 1965 Rec
13. My One And Only Love 「Just Wlkin'」 1965 Rec
14. I Don't Stand A Ghost Of A Chance With You 「Movin' Along」 1960  Rec
15. Theodora                 「Movin' Wes」 1964 Rec       
16. Serene 「Road Song」 1966 Rec

CD2.
1. Naptown Blues 「Goin' Out Of My Head」 1965 Rec
2. West Coast Blues 「Movin' Wes」 1964   Rec
3. Missile Blues 「The Wes Montgomery Trio」 1959 Rec
4. Blues Riff (aka Movin' Along) 「portait Of Wes」 1963 Rec
5. Night Train 「Jimmy Smoth & Wes Montgomery」 1966 Rec
6. Bumpin' 「Bumpin'」  1965 Rec
7. Blue Roz 「Bags Meets Wes!」 1961 Rec 
8. Monterey Blues (aka D-Natural Blues) 「The Montgomery Brothers」 1960  Rec
9. Blue 'N' Boogie 「Full Houae」 1962 Rec
10. No Blues 「smokin' At The Half Note」 1965 Rec
11. Sun Down 「Calfornia Dreaming」 1966   Rec
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街とその不確かな壁  村上春樹 著

2023-05-22 10:02:29 | 
 

村上春樹の「街とその不確実な壁」を読了した。村上春樹の本はストーリーをどんどんと追いかけていく必要は感じず書中の、(まるで〈夢読み〉が図書館で〈古い夢〉を読むみたいにゆっくりと読んで(楽しんで)来た。
村上春樹の本を読んだあとは春樹のような分になってしまう。

本作3年をかけて完成させたそうだが、これまでの作品に関連ついてかなり重要作になったと思う。
ストーリーには関係ないけれど、(ただし無駄な文章など存在しない)(雰囲気は出ている)抜き書きを二つ。

 「ユー・ゴー・トゥー・マイ・ヘッド」と私は独り言をいった。
 女性がマフィンをオーヴンで温めながら、顔をあげて私を見た。
 「ポール・デズモンド」とわたしは言った。
 「この音楽のこと?」
 「そう」と私はいった。「ギターはジム・ホール」
 「ジャズのことは私。あまりよく知らないんです」と彼女は少し申し訳なさそうに言った。そして壁のスピーカーを指さした。「有線のジャズ・チャンネルをそのまま流しているだけだから」
 私は肯いた。まあ、そんなところだろう。ポール・デズモンドのサウンドを愛好するには彼女は若すぎる。私は運ばれてきた温かいブルーベリー・マフィンをちぎって秘匿k値食べ、温かいコーヒーを飲んだ。素敵な音楽だ。白い雪を眺めながら聞くポール・デズモンド。

 店の小さなスピーカーからジェリー・マリガンのソロが流れていた。ずっと昔によく聴いた演奏だ。わつぃな熱いブラック・コーヒーを飲みながら、記憶の底を探り、その曲の題名を思い出した。『ウォーキン・シューズ』、大家育ったと思う。ピアノレス・カルテットでの演奏、トランペットはチェット・ベイカーだ。
 しばらくして客席が落ち着き、手が空いたところで、彼女が私の前にやって来た。細身のジーンズに白い無地のエプロンという恰好だった。

きっと主人公の救いとなる女性との2題でした。
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いっぱいのガラティ  The Freeway / Alessandro Galati

2023-05-19 09:01:53 | 聞いてますCDおすすめ


Alessandro Galatiが初来日した時からのファンで随分と追っかけていた。ディスコグラフィーをみながら古いのも探したりして、大体のalbumを知っているような気になっていた。ネットでガラティを選んだら知らないアルバムが並んでいたので驚いた。
その一枚がこちら。John Patitucci - bass,、Peter Erskine - drums だから悪いはずがない。
JAZZMUDというレーベルがガラティの古い作品を配信したようで、それがAMに並んだみたい。
ほかにもこのトリオにBob Sheppardが加わった{Jason Salad!」やハモンドなどを弾いている「SPACESHIP LOUPER」やクラリネットのMIRCO MARIOTTNIとのデュオ「Ritual Songs」Gabriele EuangellstaとStefano Tamborrinoとのライブ「LIVE FROM THE INSIDEOUY」などがなRんでいる。

     

個人的にはこのライヴ版が気に入った。
気になってJAZZMUDというところに行ってみたらほかにもこんなアルバム(日本のブルーグレームが出したアルバムなんかもならんでいるから、版権落ちしたのをリリースしたんだあろう。)そのような知ってるalbumを除いては除いて知らないのも並べておこう。

    

いずれにしてもネット配信は大変¥ありがたい。

The Freeway

Alessandro Galati - piano,
John Patitucci - bass,
Peter Erskine - drums

1. Sea Shore (06:08)
2. Woody's Grouse (03:00)
3. You Don't Know What Love Is (07:38)
4. Ascending (04:46)
5. Bye Bye Blackbird (08:00)
6. Hi Dance with You (07:42)
7. Tobaccoless (04:52)


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ゆったりとプッチーニ Puccini ARIAS / Joe Chindamo

2023-05-17 08:31:39 | 聞いてますCDおすすめ


ジョー・チンダモは澤野工房のところでしっていた。ポール・サイモンの曲集を弾いていたとおもうけれど、その後バート・バカラック集などもだしているみたい。AMで「ArIs」とあるから聞いてみたらこれがプッチーニのアリア集。
チンダモだから、変にこねくり廻さないし、聴きやすくていい。村上春樹の「街とそのふたしかな壁」を読むときに流していると何とも落ち着いて良い。
1曲目、静かに始まる曲は有名な”私のお父さん”、とても美しい音色でゆったりと、バックにバンドネオンが聞こえるけれどクレジットにない。
2曲目もオルガンのように聞こえる音がバックにはいるけれど、シンセか何かをチンダモが付けているのだろうか。ここでクレジットにあるギター、ベース、ドラムスが入る。Doug De Vriesのナイロン・ギターがとても良い雰囲気を作る。とても美しいタッチの演奏になっているというのはプッチーニのアリアだからなのだろう。
3曲目、フリーのインプロのようにはじまるけれど、ギターがこれも良く知られる”ある晴れた日に”のメロディーを弾き始めると、これがイタリア歌曲のおおらかな感じになって楽しい。
4曲目の”私が街をあるけば”はギターとピアノが掛け合う、ちょっと小粋なシャンソンのような曲調。
5曲目はちょっと短いけれど格調は高く、シンセに聞こえるのはバイオリンとべエースが鳴らしているのだろうか。
6曲目”冷たい手を”も気分が落ち着いてくる、バラッド曲の様。
7曲目は”誰がドレッタの美しい夢を”というミステリアスなタイトルであるけれど、”私のお父さん”と同じ歌曲なのかな、フレーズが出てくるからつながって、プッチーニという統一感がある。

CDアルバムが手元ににはなく、サブスクで連続して聞くので、全曲紹介になってしまった。でもとても美しいアルバムなのでそれも良し、最後の曲がネットにあったので聞いてみて下さい。




Puccini ARIAS / Joe Chindamo

Joe Chindamo(p)
Doug De Vries(g)
Ben Robertson(b)
Rajiv Jayaweera(ds)
Nigel MacLean(vln)
2019年作品

1. O Mio Babbino Caro(私のお父さん)
2. E Lucevan Le Stelle(星は光りぬ)
3.Un Bel Di Vedremo(ある晴れた日に)
4. Quando Men Vo(私が街をあるけば)
5. Ch'ella Mi Creda(やがて来る自由の日)
6.Che Gelida Manina(冷たい手を)
7.Chi il Bel Sogno Di Doretta(誰がドレッタの美しい夢を)





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終止符のない人生  反田恭平 著

2023-05-15 13:27:26 | 


2021年代18回ショパン国際ピアノコンクールで第2位になり、同コンクールで第4位の小林愛実嬢と結婚をした反田恭平の自伝といえる音楽の道のりを綴った本。
小学校の頃はサッカーに夢中で、趣味がピアノで本業がサッカーだったという反田少年、けがをして、ピアノに重心が移った。11歳まで通った”一音会ミュージックスクールでは子供の絶対音階を鍛えるのだけれど、そこで反田君。

『誰からも何も教わらないのに、白い鍵盤(ドレミファソラシド)のどこを鳴らしたのかすぐに分かる。黒い鍵盤の音も分かった。「ラのシャープ」「ミのフラット」と半音をあてることもできたし、コードも不協和音も耳コピーで再現できた。気づけば同時に11鳴らされても、下から順に当てていくことができた。』

とあるから、これはほとんど当たらないだろうこちらとしては、基本的に別の人類だと思う。そして師がが教えることがなくなり、師がかわり、コンクールで賞をとり、ロシアに留学からポーランド、ワルシャワ音楽院へそしてご存じのショパン・コンクールにこぎつける。
この本の圧巻はやはりショパン・コンクールのことを本人が書いているところ。

   

演奏する曲はどのように、なぜ選んだか実際の演奏がどうであったのか、その間の心境がいかにあったか、実に生々しく、かつ興奮させられる。

いかにピアニスト反田恭平ができあがり、どのようにして成り立っているかがわかる。
とんでもないピンチに出くわしてもたどり着く信念、持つものを持っているのですね。違いすぎる。
音楽ファンでなくても面白い。
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とてもパーソナルに思う。 MORLA / TIM ALLHOFF

2023-05-13 11:30:37 | 聞いてますCDいいと思う


TIM ALLHOFFは最初出会ったときに良いピアニストだと思った。



それからしばらく追っかけていた。



「HASSLIBE」 2012年



「KID ICA RUS 」 2013年



「THERE WILL BE LIGHT」 2017年

2015年の「LOVEBOX SESSION」は棚にないので中古屋さんに行ったのだろう。このころから疎遠になっていた。
AMで久しぶりに見たら、声楽とコラボしている、ほとんど宗教音楽のアルバムが新作なので驚いた。「MEDITATIONS」というアルバムでサウンドは嫌いではないけれど、さすがにそれは買わないことにしてひとつ前のアルバムを頼んでみた。
2022年の「MORLA 」というアルバム。3曲が弦楽アンサンブルが入っていている。
1,2曲目がそれで1曲目流れ始めると、この人クラシックに近づいたのかと思う。2曲目弦のアンサンブルが入り、サウンドに重量感が増して心地よい。
4曲目はシューベルトの曲だし、6曲目が」シューマンを題材にし、10曲目はバッハのオルガン曲となっている。パンデミックで自宅でエクササイズとしてクラシックのピアノ曲を多く弾いているうちに曲がたまっていったのではないかと想像する。2022年ごろ出たアルバムはそのようなピアノ・ソロ集がおおい。
このアルバムの曲調はクラシックのピアノ小品みたいなものが多いし、そこでメロディの向いたものは弦のアンサンブルをつけてみたということではないだろうか。
とても落ち着いた響きと、ピアノのテクが効ける。刺激がないとかいえばジャズとしてはそうなるけれど、パンデミックの間に自分のベースを音楽にしたと思う。昔だったらこんなのジャズじゃないという輩があらわれただろうけれど、1曲だけ”In The Wee Small Hours Of The Morning”を演っていて、何ともふんわりした気持ちになる。
最後に”In The End”で終わる、とてもパーソナルなアルバムだと思う。

MORLA / TIM ALLHOFF

Cello – Lukas Minoru Schwarz (曲: 1, 2, 11)
Ensemble – Leonkoro Quartet (曲: 1, 2, 11)
Piano – Tim Allhoff
Viola – Mayu Konoe (曲: 1, 2, 11)
ViolinーNIKLAS LIEPE (曲12)

 Violin – Amelie Cosima Wallner (曲: 1, 2, 11), Jonathan Masaki Schwarz (曲: 1, 2, 11)
 
1 Death With Dignity 4:47
2 Day Of Leaving 4:30
3 Aerith 4:00
4 Lieder Ohne Worte, Op. 67: No.5. Schäfers Klagelied 3:09
5 Gigue 2:52
6 Schumann Exploration 5:27
7 Morla 4:24
8 Namiko 4:41
9 Waters 5:39
10 Organ Sonata No. 4, BWV 528 in E Minor: 2. Andante
11 Lea's Song 5:55
12 For Iori 3:32
13 Somewhere Somewhen 3:48
14 Melancholia 5:16
15 In The Wee Small Hours Of The Morning 4:11
16 In The End 3:53

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帝王への思い

2023-05-10 12:39:20 | 聞いてますCDいいと思う
ちょっと古いアルバムだけれどニコラ・フォルメルが帝王マイルスへの思いを込めたアルバム「So Miles」を聴いた。そういえばマイルスへの思い出出来上がったアルバムを見つけると欲しくなってしまうことに気が付いた。MEBというバンドの新譜も買ったし、棚をあさってマイルス・トリヴュートを並べてみよう。

 

は記事にしたから、最初にならべて、そうなると古いリリースの方にさかのぼってみると2015年リリースのこちらのアルバム。{MEB」でも吹いていたWallace Roneyはマイルスみたいに吹ければいいと思っている人だったが、たぶんルーニーとBob Bendenが作ったであろうアルバム。レニー・ホワイトがだラムスを叩いているマイルス・トリビュート・アルバム



「In an Ambient Way」 POWERHOUSE

2012年、こちらはスペインから敬意を込めたアルバム、「フラメンコ・スケッチ」への感謝だろう。



「FLAMENCO SKETCHES」 CHANO DOMINGUEZ

そのチャノがピアノを弾いているのがこちら。2011年、これもマイルス・オタクなのだろうBob Bedenが2枚組のNEW SKETCHES OF SPAINにしている。ピアノはチャノ以外チック・コリア、ゴンザロ・ルバルラカなどが弾いている。



「MILES ESPANOL」 Bob Beden

フランスのピアニスト、THIERRY MAILLARDは2011年、トリオとソロの2枚組アルバムのソロで、”AROUND ABOUT MILES"とか"
BALLADE FOR MILES"などの自作と7つのマイルス曲を演奏している。フランスからの敬意だろう。



「BHIND THE MIRROR」  THIERRY MAILLARD

2006年、これはマイルスのバンドでギターを弾きたかったギター小僧とか実際に弾いたK増たちが作ったアルバム。MAIKE STERN やBILL FRISELL,
PAT MARTINOなど10人のギタリストが参加している。サックスはDAVE LIEBMAN。



「FUSION FOR MIKES A GUTAR TRIBUTE」

そして、こちらもマイルスみたいに吹きたいということでアルバムを作ってしまったマーク・アイシャム、気持ちがいいくらいマイルスを演っている。



「MILES RENENBERED :THE SILENT WAY PROJECT」

1996年には、ことらは日本企画盤、E・ヘンダーソン、R・ハーグローブ、N・ペイトンをフロントにそろえた一枚。



「MILES FAVORITE SONNGS」 DREAM SESSION '96

1995年、こちらはギターのところでもサックスを吹いた、DAVE LIEBMANが作ったアルバム。



「MILES AWAY」  DAVE LIEBMAN

最期はマイルスが亡くなった2週間後1991年10月12日に録音されたまさにマイルスへの哀悼盤。キースのアルバムの中でも特に意義あるアルバムとして存在していると思う。



「Bye Bye Blackbird」 Keith Jarrett Trio

こうやって11枚並べて聞いていくと、ミュージシャンがいかにマイルスに敬意をもち愛していたかが感じられる。





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