JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

まず音に酔う SKYNESS / Aessandro Galati

2021-09-30 09:14:55 | 聞いてますCDおすすめ


ガラティの新しいCDが出るというのでもちろん買いにいった。レインボー・スタジオでヤン・エリック・コングスハウグをエンジニアに迎えて録音され、マスタリングは、ステファノ・アメリオ。まずは音に酔うのが順序かもしれない。
1曲目鳴りだすと素晴らしい音で静謐な世界。最近のガラティではなく録音は2017年1月。
2曲目も内省的で美しいメロディでガラティらしい。ところが3曲目、4曲目とダークな感じがまして、のんきには聞いていられない感じになる。イタリアン・トリオとかで聞きやすいトリオ作品もおおいが、最近のガラティの次作は繊細で菜意匠的なものが多くなっているように思う。澤野公房から出した「Cold Sand」を記事にしたときそれまでのガラティのアルバムを見てみるとその傾向がわかる。
寺島レコードで出す前の作品群で、繊細に内的なメロディを追うものが多くなっているように思う。



「Wheeler Varations」

その前の「g plays G」はとても美しいメロディがおおくああるので、ここら辺が今度のアルバムでは混ざり合ってより内省てきな演奏が多いののだろう。
今回のアルバム、アレッと思う人がいるかもしれないけれど、音は特別いいので、一度①②⑤⑨だけを抜き出して並べて聞いてみるといいかもしれない。残りの③④⑥⑦⑧⑩もこれも続けて聞くとガラティがより理解できると思う。
どちらにしてもリリースされて良かったと思う。




SKYNESS / Aessandro Galati

Alessandro Galati アレッサンドロ・ガラティ (p)
Mats Eilertsen マッツ・アイラーツェン (b)
Paolo Vinaccia パオロ・ヴィナッチャ (ds)

1.Rob as Pier
2.Silky Sin
3.In My Boots
4.Balle Molle
5.Flight Scene #1
6.Raw Food
7.Flight scene #2
8.Entropy
9.Jealous Guy
10.Skyness
2017年1月録音
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こっちが正解  La Note Bleue(2CD) / Barney Wilen

2021-09-28 09:47:05 | 聞いてますCDおすすめ


バルネ・ウィランにIDAレコードの3部作と呼ばれるものがあるそうで、1枚持っていない「フレンチ・バラッズ」をそろえたのはつい最近です。



このうちの「La Note Bleue」が24トラックマスターから新たにリマスター、さらに 4曲のボーナストラックをが追加されているというので、かなり好きなアルバムなので買ってみた。

持っているのはこのCD。



オリジナル・レコードからは4曲追加だけれど、CDではすでに3曲は追加されていたから”Bésame Mucho [Solo #2; Previously Unissued]”だけが追加文だった。
”ベサメ・ムーチョ”あり”危険な関係のブルース”あり”ハーレム・ノクターン”ありのまるで歌謡ジャズみたいなところがあって久しぶりに楽しい。
アルバムとしての追加は1曲だけど、今回はCDが1枚追加になっていて、こちらが結果的にはメインになった。
1989 年にラジオ・フランスで放送された音源でジャッキー・テラソンがピアノを演っている。録音は3年ぐらいたっているけれど、未収録の”Commentary By Claude Carrière”を除いて「Bleue」で演奏されたもの。そこで歌謡ジャズかというと、こちらは観客のいる録音で”No Problem”からアグレッシブルな演奏鬼なっていてこれはご機嫌。24歳のテラソンが思い切りよく弾いているのが気持ちよい。
という事でリマスター盤に門下はないけれど、こちらのテラソン入りの盤を聞くのが本命だ。

La Note Bleue(2CD)

Disc One – The Studio Album
Barney Wilen (tenor sax)
Alain Jean-Marie (piano)
Philippe Petit (guitar)
Riccardo Del Fra (double bass)
Sangoma Everett (drums)
Recorded At Studio Gimmick, Yerres, France, November 30 & December 1-3, 1986

Disc Two - Le Petit Opportun Broadcast
Barney Wilen (tenor and soprano saxophone)
Jacky Terasson (piano)
Gilles Naturel (double-bass)
Peter Gritz (drums)
Recorded By Radio France At Le Petit Opportun Jazz Club, Paris, France, September 27, 1989

Disc One – The Studio Album
1. Bésame Mucho
2. No Problem (L’Habit De Lumière) [The Matador’s Suit]
3. Pauline
4. ‘Round Midnight’ [Round About Midnight]
5. Les Jours Heureux [Happy Days]
6. Mr Martin (Voleur D’Amour) [Thief Of Love]
7. Un Baiser Rouge [A Blood Red Kiss]
8. Portrait De L’Artiste Avec Saxophone[Portrait Of The Artist With Saxophone]
9. Whisper Not
10. Triste Again[Back To Sadness]
11. Harlem Nocturne
12. Bésame Mucho (Reprise)
13. Goodbye
14. All Blues
15. No Problem [Soprano Sax Version]
16. ‘Round Midnight’ (Quintet Version)
17. Bésame Mucho [Solo #2; Previously Unissued]

Disc Two – Le Petit Opportun Broadcast
1. No Problem
2. All Blues
3. Bésame Mucho
4. Commentary By Claude Carrière
5. ‘Round Midnight’
6. Goodbye
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インスピレーションの次元 en attendant / Marcin Wasilewski

2021-09-26 08:29:17 | 聞いてますCDおすすめ


今やECMの看板プレーヤーだとも思うMarcin、彼の変遷を多くの人がみてきたと思う。彼個人とともにトリオとしての演奏も同じである。
1曲目、Marcinのピアノ本質を表すような小品で始まる。
2曲目、バッハのゴールドベルグ変奏曲を、これもMarcinの実力というか、クラシックの題材を取り上げた演奏は多いのだが、インプロがこのように入ってくる演奏はなかなかないと思う。
3曲目、カーラの曲でのSlawomirのベース・ソロが全体を触発するような演奏。
1,4,7曲目が”In Motion ”と言うインプロにだろうが、ここら辺にトリオのインプロヴィゼーションの進化を感じる。
このメンバー、「Simple Acoustic Trio」からの進化が今がこれなのだろう。
それで、この変化インプロヴィゼーションの次元の進化と思った。5曲目の美しいMarcinの”Glimmer Of Hope”と心和む” Riders On The Storm”を聞いていると、「インプロが凄くなった」では収まらないような気がしてきた。インプロの次元に変わる言葉って何かと考えていたら、”インスピレーションの次元”という言葉が思いついた。
今回のアルバム、グループ・コンビネーションの素晴らしい安定もあるのだけれど、Marcinとそれに付き合うメンバーの”インスピレーションの次元”というものがあるように思った。

次元という言葉を使うにあたって意味を調べたのだけれど、次のような解説がこのアルバムに当たると思う。

『量の違いではなく質の違いがあることを指して「まったく別の要素(次元)を取り入れないと理解できない」ということを意味することが多い。』

en attendant / Marcin Wasilewski

Marcin Wasilewski (piano)
Slawomir Kurkiewicz (double bass)
Michal Miskiewicz (drums)
2019年8月フランス-ペルヌ・レ・フォンテーヌのStudio La Buissonne録音

1. In Motion Part I
(Wasliewski/Kurkiewicz/Miskiewicz)
2. Variation No.25 from: Goldberg Variations
(J.S.Bach, Goldberg Variations)
3. Vashkar
(Carla Bley)
4. In Motion Part II
(Wasilewski/Kurkiewicz/Miskiewicz)
5. Glimmer Of Hope
(Marcin Wasilewski)
6. Riders On The Storm
(Morrison/Densmore/Krieger/Manzarek)
7. In Motion Part III
(Wasilewski/Kurkiewicz/Miskiewicz)

コメント (2)
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クワエットの続き 2 Promises Kept / Seve Kuhn w/Strings

2021-09-23 10:14:50 | 聞いてますCDいいと思う


クワエットの本から買った2枚目。メローな音色というジャンルにあった一枚。
ステーヴ・キューンは結構買ってきたけれど、あまり相性が良くなく、売っちゃったというのも多い。ヴィーナスのせいもあるのだろう。ECMでキースの活躍にメインを取られていたこともある。でもJOE LOVANOと演った、「MOSTLY COLTRANE」は良かった。

今回は「弦楽器アンサンブルと組み、美しさを増幅させたアルバム」とあったので、このごろ弦に素直に反応するので買ってみた。
バイオリンが9、ヴィオラが3、チェロ3それにベースのDavid Finckがいるからストリング・オケがついている感じになる。抑制のきいたアレンジでピアノと弦が塩梅よく均衡していて、それっぞれの魅力が漂う。この前のWAGNER TISOも言えるけれど、何気に鳴っていても気持ちい良いし、きちんと聞いても十二分に鑑賞に値するアルバムだ。後いくつか到着予定があるから楽しみが続きます。

Promises Kept / Seve Kuhn w/Strings

Cello – Joshua Gordon, Richard Locker, Stephanie Cummins
Double Bass – David Finck
Piano, Composed By – Steve Kuhn
Viola – Karen Ritscher, Sue Pray, Vince Lionti*
Violin – Anca Nicolau, Barry Finclair, Carol Pool, Elizabeth Lim-Dutton*, Helen Kim (2), Karl Kawahara, Krista Bennion Feeney, Richard Sortomme, Robert Shaw

Recorded June and September 2000
Edison Studios, New York
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クワエットの続き 1 OUTRAS CANCOES DE CINEMA / WAGNER TISO

2021-09-21 08:55:02 | チェロ無難


クワエット・コーナーという本2冊を楽しんでいるけれど、クワエットいう縛りから結構チェロを使っているものが多い気がする。持っているアルバムを探して久しぶりに聞いたけれど、このように表現されていいた。


Thirry Lang Lyobe

ピアノとテロという組み合わせに素直に耳が反応してしまうのは、それが上質な空間を作り出す最高の形だと思うからで、



Ketil Bjornstad/Svate Henryson Night Song

二人による、抑制された音の空間があまりに美しい。



Bobe Ferra Luar

ベボちピアニスト、リタ・マルコッチェとの掛け合いとマルコ・デシーモのチェロが、ロマンティシズムを掻き立てドラマチックなものにしている。

随分前に買ったものもあるので、チェロを演っていて久しぶりにきいたら、これがどれも大変良い。そこで知らないけれどチェロの記載のあるアルバム買ってみた。
ミルトン・ナシメントをサポートしてきたピアニストで映画音楽なども手掛けるヴァグネル・チゾという人でチェリストのマルシオ・マラードとともに蔵しかあるなアレンジを施した楽曲集とあった。深入りの珈琲のような円熟したコクのある私的なブラジル音楽とあった。
1996年から2010年までに彼が手掛けた映画音楽に新たなアレンジをしたものでジャズではない、これはチェロの括りになっている。
裏ジャケでも二人が映ってものになっていて、チェロが全面的にフューチャーされているのがうれしい。アンサンブルにはなっているけれど、項目ではデュオにはいっていて、ブラジル、もしくはアルゼンチンあたりのリズムをバックのチェロも嬉しいし、映画音楽という事もあって、曲にストーリー賀盛り込まれているようでそれも楽しい。



子のようにゆったりとした感じでチェロとピアノがながれているのは、とても気分がやわらいで、このアルバムに出会っただけで大正解だったけれど、それに気を良くして続けて注文したので、良ければ又紹介しよう。

OUTRAS CANCOES DE CINEMA / WAGNER TISO

Wagner Tiso (piano,accordion)
Marcio Malard (cello)
Kiko Prazeres (oboe)
Victor Biglione (guitar)
Daniel Guedes (violin)
Mingo Araujo (percussion)
Joao Baptista (bass)

O TOQUE DO OBOE (Background Cues)
O PRIMEIRO FILME VIDA DE MENINA
Diario de Helena
PAI FRANCISCO DUAS MULHERES
Fernanda OS DESAFINADOS
Choro Cromatico
MENTE PRA MIM
BOLERO DE LA DOULEUR
MIRANDA O GUARANI
Ouverture
TRISTE AMOR
CANCAO 1
CANCAO 3
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Quiet Corner-2 日常に寄り添う音楽集

2021-09-18 08:51:23 | 


さて今年でた2号のほうは照らし合わせたら少し少なくなっているかな。紹介者の傾向も変わっているだろうと思おうけれど、参考になることには変わりない。

2号

1 Ma Fleur
マフラー 
(かすかな甘い香りのする音楽)



Keuth Jarrett The Melody At Night, With Me 1枚

2 Windfall Light
美しい光  
(光に包まれた澄んだ音楽)



Hania Rani Home  1枚

3 Still Life
静物 
(日常の柔らかな情緒が息づく音楽)



林正樹 Pendulum
福盛進也 Another Story   計2枚


4 Color de Verano
夏の色
(記憶の中の音楽)



Lars Jansson Hope
Charle Haden Land Of The Sun
Bill Evans You Must Belleve in Spring
Bar bluenose aires soiree dedicated to Bill Evans     計4枚

5 So Long, Frank Lloyd Wright
フランク・ロイド・ライトに捧げる歌
(知性と感性の造形音)



Paolo Fresu,Richerd Galliano,Jan Landgren Mare Nostrum Ⅱ

6 Polka Dots and Moonbeams
水玉模様のドレスと月の光
(眠りと目覚めを誘う音楽)



Melody Gardot Sunset in the Blue
Eugene Maslov Autumn In New England
Fred Hersch Songs From Home
Diana Krall This Dream Of You
Shai Maestro The Dream Thief    計5枚


7 Small folky Talk
繊細なフォークの声
(白日夢的フォーク)

該当なし

8 Born to Be Blue
ブルーになるために生まれた 
深く内省を秘めたブルーな音)

該当なし

9 Always By Your Side
いつもそばにいる ( 寄り添う音楽)



Alan Pasqua My New Old Friend
Ralph Towner My Foolish Heart    計2枚



10 The Chill Air
冷気
(夢幻と追想のゆらめき)

該当なし

11 Crystal Silence
澄み切った静寂
(真っ白な光景に溶け合う声)



Dag Arnesen Norwegian Song 2
Pat Metheny What’s It All About    計2枚

という事でⅠ7枚だった。Dag Arnesen Norwegian Song 2は会社が変わっていてジャけが3のデザインに変わっていた。
もっているアルバムをいくつか聞きなおして、くわえっとな統一感があるので、知らないか持っていないアルバムを選んでみた。海外からのもあってちょっと間が空くけれど次はそれが記事になるかもしれない。


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Quiet Corner 心を静める音楽集

2021-09-15 15:51:51 | 


HMVのフリー・ペーパーをまとめた「Quiet Corner」は心を静めるアルバム紹介で大変参考になる。ジャンルの分け方もハイセンスでちょっと悩むけれど、もう少し解りやすくしてみて、持っているアルバムを探してみた。こういう作業か結構楽しい。まずは2014年にでた1冊目。

1号
1 Viento,Luz,Agua
”風、光、水“
(透明感と生命力をたたえた音楽集)



Danilo Perez Across The Crystal Sea
Danny Gottlieb Jazz Beautiful Ballads
Paolo Fresu/Richard Galliano/Jan Lundgren Mare Nostrum
Bar buenos aires soiree-dedidated Bill Evans 計4枚


2 Fairy Sings Love Suite
妖精は恋の組曲を歌う  
(寓話のような情景)

該当なし

3 Intimate Dialogue
親密な対話 
(デュエット)



Kith Jarrett/Charlie Haden Jasmine
Charlie Haden/Pat Metheny Beyond The Missouri Sky
Charlie Haden/John Taylor Nightfall
Eddie Gomez/Cesarius Alvim Forever
Bill Charlap/Renee Rosnes Doble Portrait
Monica Dominique/Palle Danielsson Togetherness
Fred Hersch/Norma Winstne Songs And Lullabies  計7枚


4 Trav’lin’Light
旅している光 
(旅の途中にいるように)

該当なし

5 A Hazy Sade of Winter
冬の散歩道  
(吟遊詩人の歌)

該当なし

6 In a Melllow Tone
メローな音で



Melody Gardot My One And Only Love
Stefano Bollani Stone In The Water  計2枚



7 Musique d’Ameublement
家具のような音楽
(日常に溶け込む美学)



Thirry Lang Lyobe
Bugge Wesseltoft Songs
Steve Dobrogosz Golden Slumbers  計3枚

8 Conversations with Myself
自己との対話
(内省的でナイーヴな音楽)

該当なし

9 Night Dreamer
夜の夢人
(穏やかな夜のための音楽)



Ketil Bjornstad/Svate Henryson Night Song
Bobe Ferra Luar
Louis Van Dijk Nightwings
Mas Trio Waiting for the Moon  計4枚

10 Soft Meditation
穏やかな瞑想
(慈愛に満ちた鎮魂の響き)



Charles Lloyd Mirror
Marion Brown November Cotton Flower  計2枚

11 Here’s That Rainy Day
雨降りの日
(メランコリックな気分になる音楽)



Keith Jarrett The Melody at Night, With You
Alejando Franov Solo Piano
Paul Desmond Glad To Be Unhappy  計3枚

数えてみたら25枚だった。6%ちょっとが多いか少ないかはわからないけれど、デュエットが一番多いのは納得だし、透明感と穏やかな夜の為もそうなるだろな。
この後は2号をみてみよう。
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Quiet Corner a collection of sensitive music

2021-09-13 15:25:37 | 


HMVのフリーペパー「Quiet Corner」をまとめたディスク・ガイドの2州が出た。1冊目が2014年の発行だったので7年ぶりだそうだ。7年前この本を手に取った記憶はあるが実は買っていなかった。
今回両方を注文した。ネットで買い物をするようになって、ポッと押すだけ、現金もいらない(自分の口座からおちているのにね)というので決定ハードルが下がっているというようなもあるけれど、この本を手に取って感じていることがある。
この本最初の方(1号と呼ぶ)には心を静める音楽集とあり、今回のは(2号)日常に寄り添う音楽集とある。
7年前はまだ現役最中、日常に追われている感は今よりあったし、せわしく、せっかちな決め方をしていた。(今となって思う)完全リタイアして、物事をゆったりと感じるという事を身に着け始めているように思う。そのような時に、このディスク・ガイドは実にガイドとなってくれるような気がした。そして事実、大いに楽しんでいる。持っているアルバムを聞きなおしたり、いくつかの発注をして、それが良い。
そんなことで、この本を使っていくつか記事を書くことにしよう。

まず”はじめに”で書かれているこの本の主旨を見てみよう。

ジャンルに縛られないことをモットーにしているので、選んだ作品は国や年代も超越して様々であり、各省のテーマもあえて抽象的な言葉で表現している。
情報がスピードを時代だからこそ、ひと時歩みを緩め、穏やかな音楽に耳を傾けたい。(1号)
“美しい叙情と詩情に満ちあふれた音楽”というコンセプトで音楽が大好きな人にとって、この本が「これもどうですか?」とそっとおすすめする役割になれたら本望だ。(2号)

という事で心穏やかになるアルバムが約400枚ずつ紹介されている。
とてもオシャレな発想の本は良いけれど、引退老人にはちょっとハードルが高い。ある感覚ごとに紹介されているわけだけれど、その分けた項目が、はじめに書いてあるように横文字で、抽象的な言葉になっていて、そこで頭を使う。たとえば”Trav’lin’Light”という章がある。これはどのようなまとまりなんだろうかと考えなければいけない。
そこで又気が付いた。ゆったりとした日々を楽しむのだから、まずこの横文字のタイトルに邦題をつけることからはじめて、そのタイトルごとのアルバムを知ることにしよう。その分けたタイトルごちに自分が持っているアルバムを見つけて、自分の傾向を考えるのも楽しいかもしれない。
という事でⅠ号と2号のタイトルをまず日本語にしようとしたのだけれど、結局見た人はどんな音楽家わからないだろうな。それでも引き続いて持っているアルバムなんかを当てはめていくとすこし解るような気がするから、これから何回かお付き合いください。
まずはタイトルの問題、付けられている横文字のタイトルとそれに見合う邦題、英語能力はかなり低いので間違いあったら教えてください。

1号



1 Viento,Luz,Agua
”風、光、水“

2 Fairy Sings Love Suite
妖精は恋の組曲を歌う

3 Intimate Dialogue
親密な対話 

4 Trav’lin’ Light
旅している光
 
5 A Hazy Sade of Winter
冬の散歩道  

6 In a Mellow Tone
メローな音で

7 Musique d’Ameublement
家具のような音楽

8 Conversations with Myself
自己との対話
9 Night Dreamer
夜の夢人

10 Soft Meditation
穏やかな瞑想

11 Here’s That Rainy Day
雨降りの日

2号

2号

1 Ma Fleur
マフラー 

2 Windfall Light
美しい光  

3 Still Life
静物 

4 Color de Verano
夏の色

5 So Long, Frank Lloyd Wright
フランク・ロイド・ライトに捧げる歌

6 Polka Dots and Moonbeams
水玉模様のドレスと月の光

7 Small folky Talk
繊細なフォークの声

8 Born to Be Blue
ブルーになるために生まれた 


9 Always By Your Side
いつもそばにいる ( 寄り添う音楽)

10 The Chill Air
冷気

11 Crystal Silence
澄み切った静寂











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フレンチで  FRENCH BALLADS

2021-09-11 20:48:42 | 聞いてますCDいいと思う
ネットでアルバムをくことの方が増えた。大好きなBarney Wilenの未発表音源を加えた「La Note Bleue」が出るというので注文した。バルネは中古で見かけると買っていた時期がある。「ワイルド・ドッグス・オブ・ザ・ルウェンソリ」は大好きな一枚だ。
「フレンチ・バラッズ」を加えてIDA RECRDSの3部作だそうだけど、気が付いたけれどそれを持っていない。
それでネットで中古屋さんに注文した。そして届いたのがこちら。



あんりゃ、送られてきたのはアーチー・シェップのアルバム、それもヴィーナスじゃないか。「DejaVu」っていうタイトルで中古屋さん、間違っていると思ったけれど日本語タイトルには「フレンチ・バラッズ」だった。


そうなるとボケ頭のこちらが間違えてポチったのかもしれない。アーチー・シェップは「ワン・フォー・ザ・トレイン」が大好きだったけれど、最近のは買わない。それでも一応聞いてみたけどどうしてこうなっちゃのかわからない。現役で最近も新しいのを出しているのはやっぱり実力者なんだろ追う。まあ780円だからショックはない。
別のところからきちんと手にいれたから良しでした。



内容的には他の2作より内容は落ちているようにおもうけれどそろったからいいか。
どちらもフレンチ・バラッズで演奏家比べようもないけれど、”詩人の魂””枯葉””これからの人生””パリの空の下”の4曲が両方で演奏されている。後の方のシェップのアルバム、バルネのアルバムを意識したのだろうか。



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花は十七

2021-09-09 11:19:00 | 


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