JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

何を聴きますか SAHIB'S JAZZ PARTY / SAHIB SHIHAB

2007-09-30 20:01:13 | 聞いてますCDいいと思う
SAHIB'S JAZZ PARTY / SAHIB SHIHAB

Sahib Shihab alto ,baritone soprano sax,flute
Allan Botschinsky fligelhone
Niele-henning orsted pedersen bass
Ole Molin guitar
Alex Riel drums
Gjarne Rostvold snare drums

古い録音を新しくCDでかうことは珍しいのですが、このアルバムLPで持っているわけでもなく、どうしてCDを買ったのでしょう。
オリジナルアルバムでは5曲です。

1 4070 blues
2 Charde

1 Conversation Psrt Ⅰ
2 Conversation Psrt Ⅱ
3 Conversation Psrt Ⅲ

CDでは3曲が追加になって曲順が変わっています。

1 FORTY-SEVENTY BLUES
2 BILLY BOY
3 NOT YET
4 CONVERSATIONS PART Ⅰ
5 CONVERSATIONS PART Ⅱ  
6 CONVERSATIONS PART Ⅲ
7 CHARADE
8 SOMEDAY MY PRINCE WILL COME

録音は1963年10月コペンハーゲン、カフェ・モンマルトルでのライブの模様です。
何年か前に拾ったアルバムですが、なぜ拾ったのか覚えていません。ベースのペデルセンが17歳の演奏だからでしょうか、一時期バリトンサックスを聴きたかったからでしょうか。忘れてしまいました。

1曲目ちょっとちょっとぎこちないフルートのソロとか、かなりフレーズが落ちるギターを聴くのでしょうか。それとも17歳としては驚くべきペデルセンの長いベースソロと正確なアレックス・リールのドラムスを聴くのでしょうか。
2曲目、シハブのどこかへ行ってしまうソプラノを聴くのでしょうか。
3曲目はのりの悪いフレーズのホーンとちょっと品のないバリトンで、上手く乗れない雰囲気を味わうのでしょうか。
4曲目、ちょっと実験的なカンバセーッションを時代的に聴くか、この曲では見違えるようなポチンスキーのフリューゲルホーン、それにぺデルセンのウォーキングを聞くのでしょうか。
6強目はシハブのソプラノソロをきくのでしょね。
7曲目“シャレード”ではいきのいいAlex Rielのドラミングを聞くのでしょか。
古いアルバムで、録音は悪いし、全てのプレーがよいわけではなく、ライブではこういうことがあるということも思い出しました。
だけどシハブがぐいぐい押し切って吹きまくってしまう強さや、思わず素晴らしいプレーをするホーン、ビックリするようなリズム隊がいたり、これもジャズですね。スタジオ録音では決して味わえない、不足と充足がこのアルバムにはあります。ここから何を聴くのでしょうか、いいところだけ聴いてもJAZZって面白くないと思いませんか。


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旧友が A BRAND NEW SILVER DOLLAR / PETER NORDAHL

2007-09-29 23:01:33 | 聞いてますCDいいと思う
PETER NORDAHLというスェーデンのピアニストはかなり評判が分かれるように思います。刺激はないし、テクもそれほど見えないし、メロディが凄い訳でもないと言う人がいると思います。この人のアルバムを記事にしましたが、私は結構好きなピアニストです。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20060814

その後しばらく忘れていましたが、中古屋さんで名前を見て聴きたくなりました。
1曲目はグルービーなリズムを強調した始まりで、ちょっと驚きますがおとの使い方のやさしさはNordahlです。
2曲目をゆったりと弾くところ、ここで評価が分かれていくわけですが、この音色で、メロディをゆっくり弾いて飽きさせないのは素晴らしい実力です。間に挟むフレーズは結構凄いのです。
4曲目、ゴスペル調の“MO' BETTER BLUES”は素敵なO・ピーターソンの演奏を思い起こさせるゆったりとした曲で心が和みます。
5曲目にK・Jarrettの曲を演奏してくれるのもとてもいい、ベースの音もなかなか伸びやかで良いと思います。
6曲目Nordahlのオリジナル“THE ART OF FLYING”この曲がやはりこの人の魅力です。きれいなメロディを美しいトーンで軽く弾くように聴こえますが、そのメロディの中には本当にやさしいと心使いが伝わったくるのです。
前の記事で友人からの“暑中見舞”みたいに書きましたが、久しぶりに会った友人は、本当にいつでも私のことを心配してくれて、とってもありがたいと思うような響きが出ています。
7曲目の“JOHANNA”もそのような優しい曲、目を閉じて優しい旧友のことが思い浮かぶ人には良いと思います。こんなに優しいJAZZがあるんです。


A BRAND NE SILVER DOLLAR / PETER NORDAHL

PETER NORDAHL piano
PATRIK BOMAN bass
HARRY WALLIN drums

1 A BRAND NEW SILVER DOLLAR
2 SEND IN THE CLOWNS
3 WHAT LOVE/IS THIS THING CALLED
4 MO' BETTER BLUES
5 MEMORIES OF TOMORROW
6 THE ART OF FLYING
7 JOHANNA
8 FAREWELL FAREWELL



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藍にそめて Sound Pictures / Lars Jansson & Tommy kotter

2007-09-28 22:51:10 | 聞いてますCDいいと思う
ピアノが2台のデュオは、ライブであれば100フィンガーズみたいにSHOW的にも楽しいし、それ以外ではチックとゴンサロ・ルバルカルや上原ひろみなどとののデュオも日本のライヴで記憶に残っています。ただアルバムとなると耳が2人を聞き分けたく思うし、同じ守備、攻撃範囲なのでおさえが利かなくなって結構難しいと思います。チックとハンコックのように、それぞれの個性が確立した2人の物は良かったと思いますが、それ以外これは良いと言うのが思い浮かびません。
Lars Janssonの一番最新なのが、のこのアルバム、ピアノデュオです。
1曲目2曲目がラースの曲で“Sound Pictures 1,2”思索的に始まって、次でははっきりゴスペル調の曲を2台で掛け合うところ素晴らしい。
3曲目はスタンダード“ You Don't Know What Love Is”を軽快に掛け合いするところ、同じ楽器でソロしている画一的なところがなく、それぞれの演奏駆け引きが出ておもしろさがはっきりでています。ピアノデュオの録音ではかなり面白い演奏と思います。
4曲目はkotterの美しい曲で、ピアノデュオが変になる弾きすぎるところがなく、どちらかというとワンマンプレー的な作品ですがいい演奏です。
5曲目ラースの美旋律の曲、また聴けてうれしく思う曲です。デュオですが2台のピアノの抑制が上手く交わっています。
二つの同じ楽器をどう扱うか、強い個性はどうするか、色々あるのでしょうが、このアルバム、ラースへの敬意を十分にもって、一つの色に染めていくように思います。
6曲目カリプソ調の選曲は大正解で、2台のピアノのソロフレーズも楽しいものになっています。
7曲目はスパニシュの入った荘厳な曲。
8曲目はダラーブランドのゴスペル調の曲で面白く聞けます。
9曲目はフリースタイルのvoiceなども入る曲です。ライヴで見るには良いけど、アルバムではどうでしょうか。特にvoiceは日本人には理解に苦しむところです。
演奏はフリーの形ですが、ベースにはアメリカのラグがあるように感じて安心して聴ける曲です。
10曲目は静かだけど大きく展開をする曲で最後2曲はT・Kotterへ譲った曲のようにおもいますが、エピローグとして落ち着く曲です。
2台のピアノをどのように聴かせるか、ここでは同じ国のとても親しい2人が抑制をもっていい音楽と作った感じです。二人で同じ色に染める作業をしているような、裏面ジャケで二人で飲んでいるワインの色のように同じに染めたアルバムです。裏面で二人が飲んでいるワインはそれほど高くなさそうなのに、ノートに写っているワインは高いよなー。どうせなら飲ませてあげて欲しかった。(シャトー・マルゴー)

追記
blogを通じてのお友達のカノンさんからご指摘を受けました。二人が飲んでいるのは
シャトー・ムートン・ロートシルト 1988
Chateau Mouton-Rothschild 1988
フランス・ボルドー AOCポイヤック 第1級格付け 赤ワイン
税込価格 \33,180(本体価格 \31,600)
でした。私こんな高いの飲んだことないから、まるで知りませんでした。
お見事、どっちでもいいから飲んでみたい。
今夜私が飲むのはRUFFINO CHIANTI 1,000円ちょっとです。







Sound Pictures / Lars Jansson & Tommy kotter

Lars Jansson piano
Tommy kotter  piano


1 Sound Pictures Part 1
2 Sound Pictures Part 2
3 You Don't Know What Love Is
4 Wintersong
5 Worship Of Self
6 Dolly Days
7 Rojo Y Negro
8 Miniatyr Nr 3
9 Tintiyana
10 Flowering Children


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60フィンガーズぐらい TEO FOR THE SHOW / DAVID FRIESEN

2007-09-27 21:19:20 | 聞いたけどCDどちらでも



昨日はピアニスト11人とベーシストが1995年に録音したデュオを聴きました。
同じようなことを考えるベーシストはいますから、それより2年前、こちらは、
6人の色々な楽器の名手とのデュオです。
基本のベーシストはDavid Friesenで、私は大好きでありませんが、結構持っています。フリーゼンに招かれたゲスト6名が順繰りに2回りする演奏です。
最初がいきなりMichael Breckerとのデュオ、ロリンズの“AIRGIN”、ブレッカーらしい節回しです、7曲目のフリーゼンの曲でも、とうとうと吹くブレッカー、今年はすこしナーバスに聴きました。
次の楽器はエレキギターで奏者はJOHN SCOFIELD、オリジナルの2曲目と8曲目“Old Folks”スコフィールドらいし演奏です。ベースはゲストのフレーズと張り合うのではなく、持ち味をうまく引き出して楽しいショウしているようです。
3つ目の楽器はトランペットで奏者はクラーク・テリー、“I WANT YO BE HAPPY”は昔のラグが少し入った演奏で、9曲目の“BREEZE”もスウィングを強調した楽しい演奏でテリーの個性を引き出しています。
4つ目はピアノのDenny Zeitlin,フリーゼンのオリジナル“In Times Past”は思索的ピアノフレーズにベースソロが強調される静かな曲。ザイトリンのオリジナルも静かな曲で、これが持ち味なのかもしれません、この2曲だけ1992年のライブ録音です。
次がアルトサックスでBud Shank、“Alone Together”をぐいぐいとストレートに吹けば、フリーゼンのオリジナルもこれはバースのかけ合いでアルトの持ち味が出ています。
最後のはアコギターとのデュオで、糸系の親戚同士、相性はやはりいい。Uwe Kropinski という人は知りませんが、ジプシーギターの感じです。フリーゼンのオリジナルはジプシーのリズムでのりが良く、Kropinskiのオリジナルになると一層乗った演奏です。


TWO FOR THE SHOW DAVID FRIESEN

David Friesen acoustic bass

Bud Shank alto saxophone
Michael Brecker tenor saxophone
Clark Terry trumpet, flugelhorn
Denny Zeitlin piano
Uwe Kropinski acoustic guitar
John Scofield electric guitar

1 Airegin
2 True Blue
3 I Want to Be Happy
4 In Times Past
5 Alone Together
6 On the Road With Jazz
7 Signs and Wonders
8 Old Folks
9 Breeze
10 Maybe in Spring
11 Double Take
12 Pianola
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110フィンガーズだぜい Piano-Bass Duets / Dave Young

2007-09-26 21:40:47 | 聞いてますCDいいと思う


TWO BY TWO / DAVE YOUNG

1 OP & D
2 Younger Than Springtime
3 N.P.S.
4 Smoke Gets in Your Eyes
5 Milestones
6 In a Sentimental Mood
7 Stablemates
8 Passion Flower
9 One by One
10 Hot House

Dave Young bass

Oscar Peterson piano 1,2
Ceder Walton piano 3,4
Tommy Flanagan piano 5,6
Jhon Hicks piano 7,8
Mulgrew Miller piano 9,10

ベーシストというのはとても地味な仕事を強いられているように感じるところがありますが、実際には一番基礎になる音を出しているんだぞという自信があるように感じます。だからそんなベースにピアノを色々変えてアルバムを作ろうとすることはよく解ります。その成功例がこのアルバムです。
最初の2曲がO・Peterson,その後2曲づつ、Ceder.Walton,Tommy Flanagan,
Jhon Hicks,Mulgrrew Millerと続きます。
デュオの最初は一番にふさわしい人、1995年の録音ですから、まだ音にもメロディに張りが有り、当たり前だけどうまくて、重量感がったっぷりです。
1曲目“OP & D”はピーターソンのオリジナル、オルステッド・ペデルセンとケニー・ドリューの事で、曲調がそれらしいので、良いと思うのでしょう。
Ceder Waltonはちょっと乾いた音とハーモニーで硬めな曲運びです。
3人目Tommy Flanagan、6曲目“In a Sentimental Mood ”はDaveの得意曲なのでしょうか、長いベースソロを弾いています。けれどもピアノになるとピアノのラインはFlanaganらしい、引き締まって音も美しい。
4人目のJohn Hicksは何度か来日もしていてアルバムも出ていますが、私との接点はほとんどないピアニスト、ちょっとダイナミックな感じの展開です。
5人目のMulgrew Millerはこのシリーズのタイトル”Two By Two”の元となる、ショーターの“One By One”を明るくアーシーに演奏して楽しい。ベースのウォーキングラインも快調で良い。



TWO BY TWO volume2 / DAVE YOUNG

1 Dolphin Dance
2 Blowin' the Blues Away
3 Make Me a Pallet on the Floor
4 Moment to Moment
5 Bass Blues
6 Self Portrait in Three Colors
7 One Finger Snap
8 Lover Man
9 Nascimento
10 Pendulum at Falcon's Lair
11 I'm All Smiles
12 Peaceful

 DAVE YOUNG bass

Ellis Marsalis piano 1,2
Cyrus Chestnut Piano 3,4
Oliver Jones Piano 5,6
Kenny Barron Piano 7,8
Barry Harris Piano 9,10
Renee Rosnes Piano 11,12

このアルバム続編もありEllis Marsalis,Cyrus Chestnut,Olver Jones,Kenny Barron,Barry Harris,Renee Rosnesと続きます。ここまで相手をそろえたことがまず凄いと思います。演奏が悪くても、相手のせいみたいに思えてくるから得をします。ところがベーシストはずっと一緒なので、それほど変わらない分ピアニスト比較になってそれなりに面白い2枚です。
ベースは基本的にオーソドックス、リズムを基本にして、メロディアスにソロを採るところもあり低いところで弾くゆったりそたソロはいいのですが、ただ興に乗ってどんどん弾くと荒いところが少しでます。アメリカ大陸としては上手いと思います。
1人目Ellis Marsalis、“Dolphin Dance”のピアノとベースがゆったりして美しい。ピーターソンと甲乙つけがたい出だしです。2曲目もベースにとても合ってます。
Cyrus Chestnutは実はフレーズが少し軽いようで、あまり好みでは有りません。やはり軽くは感じますが“Moment to Moment”でベースソロは落ち着いた良い感じで、ピアノもマッチしています。
Oliver Jonesと言う人は知りません。カナダのピーターソン系のピアニストのようです。
Kenny Barronのところの“Lover Man”でのベースソロがとても良いので、バロンのピアノも少しかすみます。
Barry Harrisはベースラインにのって、バリー・ハリスの軽やかなピアノ、健在と思います。
Renee Rosnesは目立ったフレーズ展開もなく、このアルバムのなかでは普通の出来の方に感じます。
こうやって2枚のアルバムを2曲づつ聴いてきたら、おおこれは、100フィンガーズの上をいく、110フィンガーズじゃないか。

追記 記事の題でだぜいとっしてジェフ・ベック、モーツアルトを書きました。
次に桑田啓祐が歌唱法の真似をしているのは前川ひろしだ、といったのを見て
“クールファイブだぜい”というのを考えましたが一線で踏みこたえました。好きなんですが。ちょっと変わりましたが、今度の題だぜいにしました。




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最高の口直し idea6

2007-09-25 22:35:41 | 聞いてますCDおすすめ


昨日はガクとくるようなvocalを聞いてしまいましたが、神はちゃんと救いもあわせてありました。
idea6“Stepp in'out”の1曲目“Tune Up”のFrancesca Sortinoのvocalジャジーでああjazz vocalが戻ってきました。
2曲目“Mr.G.B.”ウォーキングベースに乗ったGianni Bassoのつやのあるテナーのソロ、つづくペットもトロンボーンも素晴らしい、1960年台の世界、天国に来てしまったのでしょうか。
3曲目ペット、テナーでのユニゾンテーマがまたカッコ良く続くテナーもまた良い。バッソと一緒のアルバムではそれほどと思わなかったけどイタリアで重鎮ということ解りました。ピアノのソロも流れるよう、そのはずで大好きなAndrea Pozzaです。
4曲目もvocalが入りますが、癖のない、でもつややかな歌声です。
5曲目の“O.m Bles”の曲がまたカッコいい。トロンボーン、ペット、ピアノとまさに3管のハードバップの名曲を聴いているようです。
7曲目はpozzaの曲でたっぷりとピアノソロが聴ける曲。
9曲目はラテンタッチな曲BassoもPistocchiのペットもPianaのトロンボーンも熱く、甘く、優しくて激しい。ここでのRiccardo Fioravantiのベースソロも良い。1曲目からこの9曲目まで怒涛のバップチューン、完全な確信犯のその手に、しっかりとはまっていく気持ちよさ、あっという間に最後の曲になってしまう感じです。
10曲目はしっとりとガーシュインの曲をvocalで、ちょっと熱を、さましてもらう感じです。
そしてサービス満点なのが、この素晴らしい1曲目、2曲目、4曲目の演奏のvideoが付いていることです。またインタヴューではイタリアのJAZZの歴史が良くわかる事もすばらしい。



新しいCDを買わなくなっている方は沢山いると思います。それはそれで、好みに合わした聴きかたで、なんでもないことです。でもそんな方にお薦めしたいのです。
60年代のJAZZの良いエッセンスを抽出し、なお且つ現代的なリズムに乗せられることを、ちょっと聞いていただきたい。それを演奏しているのは確実に60年代のホーンの人たち、そして若いリズム、イタリアのJAZZが一番凄いとインタヴューでも言っているのが、わかる気がするアルバムです。

  idea6 / Steppin' Out

Gianni Basso, Tenor Sax
Guido Pistocchi, Trumpet
Dino Piana, Valve Trombone
Riccardo Fioravanti, Double bass
Andrea Pozza, Piano
Stefano Bagnoli, Drums
Francesca Sortino, Vocals
Annibale Modoni, Vibraphone

CD

01. Tune Up (Davis, Terry Crosara)
02. Mr. G. B. (Gianni Basso, Fulvio Albano)
03. Steppin Out (R. Pistocchi)
04. Bell's (I'll be waiting) (R. Pistocchi - A. Corti)
05. O. M. Blues (Franco Piana)
06. Tempura 4/4 (Franco Piana)
07. Dance of The Crickets (Andrea Pozza)
08. Junior is Back! (Franco Ambrosetti)
09. Taboo (Lecuona)
10. It Ain't Necessarilly So (George Gershwin - Ira Gershwin)

DVD

Intro & Interviews by FRANCO FAYENZ to:
Gianni Basso, Dino Piana, Guido Pistocchi

video

01. Tune Up
02. Mr. G. B.
03. Bell's (I'll be waiting)


おまけ

さっきblog仲間のバブさんのところへ行ったら、仲秋の名月、十五夜だそうです。あわてて外でみてきました。素晴らく晴れた空にキリッと輝いていました。カメラで撮れるだろうか疑問でしたが、撮れました。福島の澄んだ空と、神奈川の空では差がありますが、もちろんそれ以上に腕の差です。2007年仲秋の名月競演させていただきました。



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想定外 Roound about Bill / Laurent & Manuel

2007-09-24 17:54:27 | 聞いたけどCDわからない
昨日は映画を見た後、中古品や新品を幾つか拾ってきました。内容を知らなくてもカンを働かせて、結構ビックリするものにもあたることがあります。昨日のChano Dominguezも最初はただカンで拾った1枚がよかったので新作を拾うことになりました。
昨日の1枚、ジャケットがなかなか良くて、2人名前が書いてあります。確かManuel Rochemanはピアニストで(1枚持っていました)B・エバンスの作品をデュオで演っていることは想像が付きます。Laurent Naouriという人はどのような楽器を演奏するのでしょう。ギターだなんかだと曲目からして期待できます。1500円は中古では少し高いけれど、未開封なのでまあ良いか、ジャケットいいしね。
で帰ってきて真っ先に聴きました。どんな音が出てくるのでしょう。
ぬぁーんと-、vocalです。なにーB・エバンスだぜ。それも歌いかたがおかしい。なにーJazzじゃない。ピアノは非常に上手い、センスも素晴らしい、持っているアルバム“dance cactus”よりもこっちのほうが素晴らしく感じるくらい。
Manuel RochemanについてはBlog仲間のクリスさんが詳しく書いていてよく解ります。
http://blog.goo.ne.jp/crissmorgan/d/20070321

その中でクリスさんは「ロシュマンは1990年のデビュー・アルバム『 Trio Urbain 』( Nocturne )以来,1作品を除き全て聴いてきました。」と書いています。知ってたらこのこと書いておいて欲しかったなー。
話はなかなかそっちに行きたくないけれど、Laurent Naouriという人、オペラのバリトン歌手のようです。ちょっとジョニー・ハートマンからJAZZを抜いたような歌い方です。秋川雅史の“千の風になって”よりかはずっと良いので、最後まで聞きました。随所に良いピアノがあるので救われます。Naouriさんのほうはあんまり声も出ていないようで参った歌い方も数曲ありました。
それにしてもジャケットと題、良いんだけどなー。
vocalが飛び出るという想定外にちょっといじけて、ジャケ写真と曲名は最後にもってきましいた。




検索してもこのアルバムなかなかヒットせず、曲名を全部手書きしなければ。

  Round about Bill Laurent Naouri & Manuel Rocheman

1 Waltz for Debby
2 You must believe in spring
3 Five
4 Here's that rainy day
5 If you could see me now
6 Laurie
7 I do it for your love
8 Minha
9 Very early
10 My romance
11 Turn out the Stars
12 You and the night and the music
13 Only child
14 Up with the lark


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monakaのひかり 間違えた  mircoのひかり

2007-09-23 22:50:55 | 映画
先週はお墓参りも済ませたので、今日の休みは遊ぶことにしました。映画でも見に行こうということで、渋谷へ、行きたいところも多いのですぐOKです。
私が早く出て整理券を購入しましたが、奥さんは時間を間違えていて、ひと悶着ありました。まあ上映には間に合ってみることが出来ました。
観た映画はイタリア映画の「ミルコのひかり]100人ぐらい入るミニシアタでの上映です。



宣伝テロップは次のようなものです。

音と勇気が、僕の瞳になった。
盲目の少年は、やがてイタリア映画界屈指の音の作り手となった。暗闇から音をとおしてひかりを見出した、
そのドラマティックで果敢な少年時代を描いたトゥルー・ストーリー。

今もイタリアで活躍する1961年生まれ音響編集者ミルコ・メンカッチの実話がベーースで、不慮の事故で視力を失った子が当時は国の規定で盲学校施設に行かねばならず、その厳しい規律の中で、自由な音への才能を目覚めさせていく話で、才能を信じる教師の神父や、おしゃまな女の子との心の通いなど、私としては好きなお話でした。
今も活躍されているということで、良かったのですが、ストーリーの女の子が、かわいかったのでその後の彼女の幸せも気になります。

さて映画のは1時半に終わりましたが、お昼をどうしようということになりまして、和食バイキングというところに行きましたが1時間待ち、繁華街というのは凄いです。そこで前にも行ったところに行くことにしました。
渋谷は結構人気のある繁華街ですが、その中でも人気があるスペイン坂というところがあります。



そこでスペイン料理を頂きました。お安いんです。メインとオードブル、パエリヤ、デザート、コーヒーが付いて1,300円、私たちはそれ以外にシャンピニオン、セルビア風とワイン1本をいただきました。



食事も済んで、この地域そのままは帰れませんので、奥さんとは別れて3箇所回りました。
まず中古店で2枚これはあったら欲しいと思っていた、昔のアルバムに出会いました。
STEVE MARCUS “COUNT'T ROCK BAND”
結構探していたアルバムであります。
次はどこかでジャケを観た覚えがあり購入。
TONY PANCELLA “DIFARENT STORIES”
次のお店でジャケ買いで“Round abaut Bill”というアルバム、Laurent Naouriという人とManuel Rochemanとのデュオみたいですが、曲とジャケから拾いました。
新譜としては、やっぱり欲しくなったidea 6の“Steppin'out”とこの前聴いていいと思った人の新作、Chano Dominguezの新作“NEW FLLAMENCO SOUND”です。
さて拾って帰った5枚のうちの2枚はカンで拾っていますから、全く内容はわかりません。そのうちの1枚がありゃーと思いました。そのことはまた別に、良く聴いてから書くことにします。
意外と気分が平気なのは、そのお店で1枚ただのアルバムを頂いてきました。



MAXZAZZのSAMPLERですがしっかり1曲ずつが入っていて満足出来るアルバムです。これで一枚分の不満は帳消しになりました。
さて今日のアルバムに対してはまた後日に書くことにします。







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二筋縄 THE LONG JOURNEY / PILC &GEYN

2007-09-22 21:37:33 | 聞いてますCDいいと思う
ベースについてのバトンをまわしたときに、ベーシストのHEIN VAN DE GEYNって知らないと書いて、エンリコ・ピエラヌンツィの“LIVE IN PARIS”のベーシストですと、指摘され恥ずかしかったなー。名前を覚えるのが大の苦手な霞頭です。結構もっているんです。もう一人独自のセンスを持つJEAN-MICHEL PILCとのデュオのアルバムがありました。
1曲目NARDISのメロディを深くベースで初めてカッコイイ出だしです。ピアノは勿論簡単には美しく弾かないで、気が付くときれいなNARDISになったいます。
2曲目は大好きな“FOOTPRINTS”もおなじで、PILCのピアノが色々と漂う中に少しづつ足跡が見えてくるのです。ここでのベースとピアノのインプロヴィゼーション、ピンと張り詰めた駆け引きです。
このアルバムPILCのオリジナル4曲と8曲の有名曲で、この2人が演るとどうなるかだけで楽しくなります。
3曲目“Golden Key”は大変美しいPILCの曲、オリジナルのよさがわかります。
4曲目、“Alice In Wonderland”は5曲目と感じが似ていて 思索的になメロディをつむいでいく曲、6曲目タイトルになっている曲も大変一音一音を思索的に鳴らしているピアノとそれにあわせていくベース。
7曲目“My Funny Valentine ”はついに曲が最初わからないようになってしまいますが、曲調が美しいのできれいに弾いている感じです。
8曲目“ Straight, No Chaser ” はおなじみのメロディで始まりますが、続くピアノメロディは全然別物、jean-michhel pilcのことを書くのは大変難しい。9曲目も同じくモンクの“Rhythm-A-Ning ”この演奏は、私は良くわからない。
10曲目“My Foolish Heart”もやはり変奏曲的で、アルバム全体がそのような感じでPILCがそうといえばそうなのでしょうが、集中していなければいけなくて、ちょっと疲れてしまいました。
簡単には聴かせてくれない人が1人だけでなく、2人、二筋縄は相当です。快調な気分明晰の時に楽しいアルバムです。

THE LONG JOURNEY / PILC,VAN DE GEYN

JEAN-MICHEL PILC piano
hEIN VAN DE GEYN bass

1 Nardis
2 Footprints
3 Golden Key
4 Alice In Wonderland
5 Tiroirs
6 Long Journey, The
7 My Funny Valentine
8 Straight, No Chaser
9 Rhythm-A-Ning
10 My Foolish Heart
11 T.T.T. In T.
12 Mr. P.C.
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強力な釣り合い MICHEL PETRUCCIANI / Concerts Indits

2007-09-21 21:46:16 | 聞いてますCDいいと思う
Niels Henning Orsted PederusenとKenny Drewとのデュオに入り込む隙間はないと書いたので、すぐ後にこれは辛いものがあるかも知れません。kenny Drewの相手としてはNHOPしか考えられませんが、NHOPの相手としてはもう少し幅が広いように思います。勿論O・ピーターソンがいましたし、技巧派ペトルチアーニはどうでしょう。
このアルバム、ペトルチアーニが亡くなった後に、ライブ音源で、ソロ、デュオ、トリオという形態を各一枚ずつあわせたボックス物です。
ペトルチアーニの演奏のスタイルからすると、真ん中のデュオが一番マッチングしないように感じます。すばらしく個性的な力強いフレーズのペトルチアーニは、一人でぐいぐい行くか、強力リズム隊と打打発止と行くかが、あっているように思います。相手のフレーズにセンシティブに反応しながら曲を作っていくのは少し苦手みたいに感じます。
しかしここでは相手がNHOPですから凄さが出てきます。
Drewのところでも演奏していた“OLEO”と“ALL BLUES”が演奏されているのは、とても面白い。
“OLEO”はpedersenの得意なピアノとのユニゾンがありますが、こなれた感じでそこから“ALL BLUES”に移るタイミングはため息ものです。ペデルセンはkenny Drewのピアノと一つの塊みたいでしたが、こちらでは、ピアノとベースがはっきりと間をとって、しっかり対峙している感じです。
5曲目“Beautiful Love”のベースソロが素晴らしい、この時期のペデルセンにはありゃと思う演奏がありますがこれは、一時代の元気な雰囲気が一杯です。
6曲目“Someday My Prince Will Come”とてもピアノとベースが上手く絡んで素晴らしい。ただ昨日の、Drewとのセットとは一つ興奮の度合いが違うのは、昨日の今日だからでしょうか。
7曲目“Billie's Bounce”でのウォーキング・ラインとソロ、凄い演奏に思います。
9曲目がアンコール“My Funny Valentine”ペデルセンの力強いベースソロ、好きな事に代わりはありません。
Kenny Drewとのアルバムの後なので、いまいちこれが一番とはいえませんが、それは本質的には関係ない。ペトルチアーニの個性がしっかり出ているため、Drewよりピアノが強くなるための差でしょう。このアルバム結果的にはペトルチアーニのアルバムとして聴くわけで、なかなか力強いアルバムです。

追記 ビル・エバンスとジム・ホールの“UNDERCURRENT”の記事をUPしたら変わったトラックバックがきました。何に反応したのでしょうか“中古のコンバイン コンバインの中古情報”と言う記事です。とってもうれしいのでそのまま残すことにしました。新しいお友達が出来たみたい。


1 All the Things You Are
2 I Can't Get Started
3 Oleo
4 All Blues
5 Beautiful Love
6 Someday My Prince Will Come
7 Billie's Bounce
8 Blues in the Closet
9 My Funny Valentine


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