JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ハクエイ・キム 太田剣 デュオ アット 季立 2016/6/28

2014-06-30 22:01:45 | サポート中、ライブ
ハクエイ・キム 太田剣 デュオ アット 季立 2016/6/28

ハクエイ・キムに前回最後に会ったのは、blogを見返してみるとなんと昨年の9月、いろいろなことがあったからしょうがないけれど9か月あっていないのは彼がデヴューしていらい一番長くなってしまいました。
ということで面白そうなのをさがしだして先週土曜日に行ってきました。

場所は有楽町、マイク・ノックとハクエイを楽しんだ「季立」で、サックスの太田剣君とのデュオ、このプロジェクト前からお気に入りです。
ワールド・カップのお疲れとフレンチでいただいたワイン、ここでいただいているバーボンで一寸集中力がない、2ndの途中、落ちてしまいました。



7時半開場で8時から、7時45分ぐらいについて、カウンターの中と言われていましたが、一番後ろの壁際にオクサンと2人ならんで見ることのできるなかなかいい席でした。
8時15ぐらいかな、いつもいっしょみたいな調律の辻さんと太田君と入ってきて辻さんは私の前のカウンター席、アップライトの調律もしたんですかと聞いたら、今日は大学でセレモニーがあって一緒に行ってきたそうです。道理でハクエイ、ネクタイ姿でした。

1ST

1曲目から久しぶりなので何の曲かMCは一切なし、スタンダードとオリジナルを2対3ぐらいで組み合わせた演奏です。
1曲目牧歌的な気持ちの良い始まりで、太田君の魅力にひきいれられます。ハクエいはアップライトで一寸抑え気味の演奏になります。太田剣とのこのプロジェクトはこれからも続いていくことが解る進化です。
2曲目スタンダード、太田君はこの日ソプラノだけをも持って登場なので、ソプラノに特化してるのときいたらそうでもないらしいです。
3曲目太田君のバーチュオーソからピアノがはいって、アンビエントが少し入った感じです。そんなところ女性に受けるユニットになっているみたいで、久しぶりのハクエイ、太田女性が9割以上でしたって、私と辻さんとあと3人ぐらいでした。



ハクエイが弾いている譜面をみれば、アイパッド、何千曲か入っているそうで、太田君もそうでした。新しい世代なのです。
4曲目は落ち着いた感じの曲。



5曲目はアグレッシブに始めてオリエンタル調のモーダルなソプラノとのデュオ、この二人らしい盛り上げ方でした。

で1st終わって、終了後少し話そうよと約束して、辻さんの今日のセレモニーのお話を伺いました。前作で初めて使った神奈川工科大学で開発しているNeovichordという楽器のプロジェクトが大学で推進テーマに選ばれたとかで、辻さんが楽器のことを説明してくださいました。アルバムでは聴いていないので、そして赤い弁当箱はしっているけれど、たぶんNeovichordの生は未経験、ライブにも持って行っているということでしたからいつか会えるでしょう。鍵盤をたたいた後になおギターの様にイントネーションが付けレれるそうです。
会場にハクエイのデヴューのときから応援している顔見知りのKさんがいて、私の知る限りでは彼女が私より古いハクエイの追っかけじゃないでしょうか。

2ndとても通じ合っているということが伝わってくる感じでスタート。
2曲目、サックスがどれほどの音数を求めているのか、そしてピアノがピッタリな音で対応しているのが解る感じ、とても心地よいので落ちました。
メモとりながら聞くのですが、3曲目何も書いていない、そして酔いもあるので後は読み返せない。でここでレポは中止、でも最後にストレート・ノー・チェイサーを演ったような気がします。

終わってみたら少しはっきりして、久しぶりに持って行ったお土産を手渡して少し話をしました。
昔は会うたびにこれを聴いた方が良いなどとCDを焼いて渡していたけれど、これだけ立派になったら失礼になるなんていいながら昔話、いろいろ知ることで来てよかったと言ってくれた。検討して渡すけれど、今回渡したアルバムはどう感じてくれるだろう。(渡したアルバムは秘密)

忘れないうちに次の機会が作れると良いんだけどと思いながら帰ってきました。

追記 怖気ついて楽器に触ることもできずに帰ってきましたが、ワゴンセールで1枚500円の輸入盤がならんでいたので5枚で2,500円(税込)で買ってきました。結構あたりな感じです。

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急に入れ込みだした

2014-06-29 20:50:25 | その他
仕事は続けていて、しなければいけないことはあるけれど、ノルマみたいなものからは解放されているので余裕のある生活ができています。
オクサンが急に昔やっていた楽器をするなどといって教えてくれる先生も選んで決めました。
オクサンがその楽器なら私はこんな楽器がやりたいと急に思ったのですが、実は触ったこともない。
どうしようかともおもいますが、いい機会始めてみようかと急に思い始ました。
実は昔から触りたい楽器、湖畔で無伴奏チェロを弾いている映像をみて実にあこがれたわけですが、それは不可能にしてもなんか弾いてみたい。
ちょうどY楽器がチェロフェスをやっていて行ってみましたが、なんと数百万の楽器からずっと下がって入口にある一番お安いのが20万、触れるかなと思っていきましたがとてもとても、一言もしゃべれずに眺めてきただけでした。
さてどうしたことか、でも決心すると早いから次の段階に行きそうです。
オクサンは昔のバイオリンを実家に取りに帰るようです。そのオクサンと待ち合わせて、昨日は久しぶりの日本のジャズ・ピアニストです。
8時開演なので、その前に昔いって楽しかったフレンチを予約しました。



前は行き当たりばったりでしたが、今回ネットで場所は調べましたが15分ぐらいまよいました。なんせこんな小さいお店です。
6人がカウンターに座ると一杯になってしまうお店です。6時にお店について先の2人とちょうど同じコースメニューにしました。



目の前こんな感じで調理していて、実は下ごしらえをしっかりして、電子レンジなどを使いながら仕上げていくのです。






オードブルは夏野菜の冷隊コンソミ、アナゴのフェメとチーズのパリエ、鶏レバーのムース






お魚が本マグロのポワレ




お肉は豚ロースのピカタ とてもふんわりと作っていて凄い。



チーズの盛り合わせとコーヒー



デザートはグレープ・ふるーつの皮と身のジュレ

ということで段取りなどをみながら結構楽しいお店なのです。

この後、一駅先のお店にピアニストに会いにいきましたが、もはや少しよっているのであんまり記憶にたしかでない。お土産をわたしたりしましたが、何とか思い出してまた明日。

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途中下車

2014-06-28 13:37:14 | その他
昨日はオクサンのお姉さんがいろいろ一段落したので、遊びにくるというので夜は一緒に食事することとなった。
当然お酒もはいるので、電車で出社、帰りは一駅前で途中下車して初めてのお店に行った。
初めてだから店名がわかる写真はなしでまずはこれから。



前菜が幾品と握りのコース。



はもの酢味噌あえ



ニシン、タコ、つぶ貝



塩辛でいただいたのは山形のお酒フモトヰと青森の陸奥八仙を1合づつ



そこからは焼酎にかえて、これは間引きとうもろこしだそうです。



毛ガニのあえもの



アユの焼き物



そして握りがいくつか







家までは歩いてかえれるので、義姉と腕を組んで帰りました。

で本日は久しぶりに日本のジャズ・ピアニストに会い行きます。

その前に一度行ったことのあるとても面白いフレンチで、これはやせません。
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異方向の進化  For Trio's Sake / Trio Acoustic

2014-06-26 20:55:07 | 聞いてますCDいいと思う


いきなり元気のよいハンプトン・ホースの“Hamp's Blues”から始まったのには驚いた。一寸くさいくらいのドラムスを付けると(でも変拍子)ベースもアクのあるソロとこのグループらしい。
そしてピアノのゾルタンはかなり弾ける人なのです。
前作「GIANT STEPS」で大サービスをしてくれたガッツ・プロから再びリリース、ドラムスが変わっています。
2曲目はFeco Balazsという人の一寸ポップなピアノの音を聞かす曲。
ガンと始まる3曲目は“Take Five”で、重たいリズムと強いファイブにしています。
4曲目はピアノ・ソロ姿勢をただしてきちんと弾いている感じ。
5曲目は、ウォーキングをバックにぐいぐいと新主流派調、コリアのマトリックスを一寸思い出すモーダルな演奏。トリオ・アコーステックの兄弟もミシェル・ビセリアのトリオと同じように永い付き合いになっています。ビセリアが自分のピアノ奏法に進化を深めていたけれど、こちらはまた違う方向の進化をしています。
6曲目もBalazsという人の曲で、そういえばビゼリアとタッチも真逆だね。
7曲目ブルーベックのおなじみ“In Your Sweet Way ”をエッと思うほど激しく始めて、とてもモーダルな演奏、この方向に行っているようです。
8曲目も結構激しいベース・ソロでこの人らしい、という表現は反則か。
9曲目は哀愁を深めて“Gloomy Sunday”はこの国の有名曲、しっかりと表現をして終わります。
このグループはごのグループで良い。
ビゼリアとは異方向の進化が進んだ感じです。

For Trio's Sake / Trio Acoustic

Zoltan Olah - piano
Peter Olah - bass
Andras Lakatos Pecek - drums

1. Hamp's Blues (Hampton Hawes)
2. Sand In The Wind (Feco Balazs)
3. Take Five (Paul Desmond)
4. I'm So Grateful (Pal S. Gabor)
5. Makadam (Zoltan Olah)
6. Stay With Me (Feco Balazs)
7. In Your Sweet Way (Dave Brubeck)
8. Moon And Sand (Alec Wilder,Morty Palicz)
9. Gloomy Sunday (Rezso Seress)
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暗殺者の復讐 / マーク・グリーニー 伏見 威蕃 訳

2014-06-25 20:12:03 | 


マーク・グリーニーの“グレイマン”と呼ばれる暗殺者「コートランド・ジェントリー・シリーズ」はこれで4作目でタイトルは「DEAD EYE」で邦題などんなになるだろうと思っていたら「暗殺者の復讐」だった。
去年2作目が出た時に、図書館で1作目「暗殺者グレイマン」借りて読み、おもしろかったので続けざまに2作目「暗殺者の正義」を読んで記事にしたの12月の28日。
そうしたらなんと1月には3作目「暗殺者の鎮魂」が出て、この人トム・クランシーとの共著で「ライアン・シリーズ」もかいているので、めちゃくちゃ筆が早い感じです。
前作ではメキシコの麻薬組織が相手だったけれど、今回はシリーズの縦線となる、なぜCIAはジェントリーを“目撃しだい射殺”の指令がでたキエフでのミッションをからめて進行で、そこにモサドの女性エージェントがからんでくる展開です。
残虐度では前回の麻薬組織の方が高かったけれど、今回もストーリーもしっかりしていて読ませます。

ではちょっと書き抜き

ジェントリーは、皮肉だというのがわかる口調で、次の言葉をいった。「で、それでおしまいか」
「そうでもない。イラン側は予想どおりの歌や踊りをみせてくれた。なんの話かさっぱりわからないし、そちらの国が戦争を正当化するための情報欺瞞作戦だろう、と」
「それで?」
「それで、モサドでは、イランは契約をまもるだろうと結論を下した。カルブ首相が殺されたときは、自分たちは無関係というでしょうね。そして、わたしたちを非難する。アメリカを非難する。だって、刺客はアメリカ人だし。完全なシオニストの陰謀だちいうわけよ。そうゆう解釈が中東では100パーセントの人間に信じられ、ヨーロッパでは80%、アメリカでは50%に信じられる。ひどい話だけど」ルースはいった。「イスラエルでもおおぜいがモサドを疑うでしょうね。カルブ首相暗殺は、戦争をはじめて軍事産業複合体に利益をもたらすためのモサドの作戦だちかいうような馬鹿げたことを、左翼の一部はすぐに鵜呑みにするはずよ」
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呼吸とピアノが singularity / michel bisceglia

2014-06-24 21:00:02 | 聞いてますCDおすすめ


singularity / michel bisceglia

Michel Bisceglia (p)
Werner Lauscher (b)
Marc Lehan (ds)
2014年作品

1.Puccini
2.Meaning of the Blues
3.Jasmine
4.Lonely Woman
5.Choosing
6.Singularity
7.Augmented Tree
8.Don't Explain
9.Passion Theme


ミシェル・ビセリアの新しいアルバムは久しぶりでうれしくなって予約したけれど、時間がかかって組み合わせしたマックスとラングレンのアルバムがずいぶん遅くなってしまった。
でもこの人はゆっくり聞きたいということで、もう何度も聴いているけれど聞くほどに善さが伝わってくるアルバムです。

1曲目、ピアノのやわらかい和音の連なりから始まる“プッチーニ”、落ち着いた左手の和音にシングルトーンにちかい美しいタッチの右手、この人のピアノとの向かい方は変わらないというか、より洗練されたという感じです。
2曲目、まったくメロディを美しい音と流れで弾く人です。フレーズをつぐむといういう意味でこの人一流です。呼吸とピアノが同じレベルであるようです。
3曲目“ジャスミンン”というタイトルのフォーキーな美しい曲。
4曲目はゆったりとした和風の音階の曲。
5曲目はフリー・インプロもちょっといれた感じの変化させた曲。リズムはこのトリオのずっと同じメンバ―、何をピアノがするのか完全にわかっているバック・アップです。
7曲目、このバラッドも素晴らしい、フレージングこれを楽しまないのはもったいない。

で通勤に難度か聞いているけれど、アルバム「singularity」は57分、一枚をすべて聞き終わらないうちに会社についてしまいますが、このアルバムには凄いおまけ、「my ideal」というリリース記念のライブの演奏が7曲、これもすべて違う曲がalternate takeとしてヴォーナスとして41分のアルバムがついているのです。




my ideal / michel bisceglia
alternate takes(bonus album)

1.My Ideal
2.The Epic
3.Out To Sea
4.Red Eye
5.Paisellu Miu
6.A Whiter Shade of Pale
7.N'Siata

どっかの大きな会社の、ニュー・リリースと銘打って17曲中15曲が古い録音というのとはえらい違いです。
そしてこのもう一枚、本作と大きく変えたのかなと予想しましたが、基本同じパターン、幾分リラックスした演奏が収められています。
おいおいこっちも素晴らし、記事には書きませんがスタンダードではじめて、これは美しいという2曲目、哀愁たっぷりで5曲目、6曲目は“青い影”など素晴らしい演奏がこれがヴォーナス?、録音してみたらあまりに良い演奏なので、選別できずに一緒に出そうみたいな話になったのだろうと想像できます。
ミュージシャン、自分の素敵な演奏は省けないし、こうやって皆さんに公開するのでしょうね。

ミッシェル・ビゼリア、10枚ぐらいアルバムを出していますが、このアルバム彼の最高作と位置付けて間違いないと思います。



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ずっとの勢い INSPIRATION LIVE / MAX IONATA

2014-06-23 20:09:01 | 聞いてますCDおすすめ


先日日本に来て無料コンサートがとても良いところであったけれど、行くことはできなかった。
うらやましいけれどしょうがない、ガラティの方は行くからね。

アルボーレからマックスのアルバムが久しぶりにでたら、ライブ音源だったのでこれはリラックスして楽しめそうです。
組み合わせで予約したから届くまで時間がかかって、忘れて買いそうになったのを踏みとどまりました。

タイトル「INSPIRATION LIVE」は、マックスのアルボーレからの第一弾が「INSPIRATION」でしたから改めてもう一度自分を聴いてくれという自信作なのでしょう。

1曲目軽快な音とフレーズでスタート、いつからこんなに安心してきいていられるテナーになったんだっけと思う。
2曲目はブルース、マックスの後はマンヌッツァのピアノ・ソロ、非凡なソロはがっかりさせられたことがない。ピアノがマンヌッツァと知って喜び勇んで注文したわけです。
3曲目はソプラノで、マックス出会ったころにソプラノ始めたんじゃなかったけ、テナーとはちょっと違った立ち位置。ベースのソロ、この人のリーダーのアルバムを持っているけれど個性あるベースを弾く人、ここは一番バランスの悪い位置に立っている感じです。
4曲目エリントンなんかの曲も演奏するようになって、その線の一寸古いスタイルに幅を広げた感じです。
5曲目はカルロス・女ビンのバラッド、この選曲はうれしい、マンヌッツァのピアノがしっとりと輝く宝石の様です。
6曲目ソプラノではなんとO・コールマンのデヴュー・アルバムからの曲、ブルースを親しみをこめてという感じです。
7曲目は「INSPIRATION」でも演奏されていた曲、よりテンションを上げて、マンヌッツァのピアノはライブだからか、わずかだけれど行き過ぎて弾いています。
8曲目はそのマンヌッツァの曲で、このノリのために前の曲で弾きすぎたのでしょうか、この人マッコイみたいに熱くなる、テナーも途中ワウをいれて、70年代の感じでしょうか、盛り上がって終わるライブでした。

なかなか日本に来ないけどと思っていたら突然の様に来て、あっという間に帰ってしまったけれど、この人ずっと勢いを保っていますね。何回か言葉を交わしたので、親しみが大きなミュージシャンです。

INSPIRATION LIVE / MAC IONATA

Max Ionata (ts,ss)
Luca Mannutza (p)
Giuseppe Bassi (b)
Nicola Angelucci (ds)
Recorded at Ueffilo Music Club, Gioia Del Colle (BA) Italy, on January


1 I HOPE I WISH (Max Ionata / Raffaele Pallozzi)
2 BLUE ART (Max Ionata)
3 AURORA (Max Ionata)
4 THE BEST THING FOR YOU IS ME (Irving Berlin)
5 LUIZA (Antonio Carlos Jobim)
6 WHEN WILL THE BLUES LEAVE (Ornette Coleman)
7 SHINY STOCKINGS (Frank B. Foster)
8 E.S.C. (Luca Mannutza)
コメント (2)
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ジャズは気楽な旋律 / 木全 信 著

2014-06-22 16:06:55 | 
お休みだけれど公用で出かけていたので、アップした記事がちょっとおかしいのにも気がつかづ失礼しました。
仕事の後にいくつか仕入れてきましたが、それは次に回して、今週読んだ本です。



副題に“プロデューサーが出会った素顔の巨人たち”とついているジャズ・アルバムのプロデューサー木全信氏の、氏がプロデュースしてきたミュージシャンのことを綴った新書。
氏のプロデュース作品を特に好きというわけではないが、ニールス・H・O・ペデルセンの「Friends Forever」を作ってくれたことだけで好意を持っています。

時間がなくて拾い読みですが、有名ジャズ・マンの思わぬ話が面白いです。

中にコラムが2つかいてありその2が“評論家の存在意義とは―書かれた文章をどうよむか

というのがありました、何度か話題にしているテーマなのでそこからの書き抜きです。
出だしSJ誌を立ち読みしていた人と話したら、「誌で紹介されている記事とそのアルバムを聴いた印象とがかなり違うことが多くて・・・・買ってガッカリというケースが結構ある」という話ではじまって評論家についてこのように書いています。

 評論家、解説者と呼ばれる執筆者には、大きく分けて四つのタイプがある。
 一つ目は、ジャズを芸術的、学術的にとらえて、かなり難解な言葉を多用するタイプ。二つ目は、ジャズ・コレクターとして長くジャズに携わり、レコーディングの様々なデータにやたら詳しいタイプ。
 次に、楽理やテクニックを中心に論ずるタイプ。過去に演奏活動に身を置いてた人たちの多くがこのタイプ。最後に、自分独自の感性で語るタイプ。このタイプの筆者たちは「好き」「嫌い」がはっきりしていて、表現もわかりやすい。自分の感性で語ることは、かなりの文章力、説得力が要求され、読んでいて伝わってくるおのも多い。

そしてこのききゅつの一寸手前の記述アルバムを買うときの判断について

 評論家なり解説者が書いている中身に、説得力を感じ、聴いてみたいと思うことがどうも大切な大切な判断材料になる。簡単にいえば、自分の「好み」に近い執筆者を見つけることである。そうすれば、好みの同じ執筆者のアルバム紹介の記事と、それを読む自分の印象とがそんなに大きくかけ離れることはない。

ということで、実力はまるで違いますが、この評論家なり解説者をブロガーと言い換えても良いように思います。で、このタイプをはき違えずに、もしくはどのスタンスで書いているかを意識することでなんだかな~と思う記事を書かずに済むと思います。

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感想の変遷 ALIVE / Hiromi THE TRIO PROJECT

2014-06-21 10:34:24 | 聞いてますCDおすすめ


このアルバム、5月21日リリースでしたが、私当日にTで買いました。都内イベント参加券つきとなっていましたが、忙しくていけません、というかそれには行く気がない。ただ聞いたのはもうすこし後落ち着いてから、それからしばらくして記事にかいてアップしたと思いこんでいたら、なんと下書きのままになっていました。
今年記事にしたBESTアルバムなんてことをしていますから、記事にアップしておかないと、参加権がないということで、だけど古い記事では申し訳ないということで書き直ししています。

発売されてからほぼ1ヶ月、このアルバムに対しての感じ方って幾つかの段階で変わってきましたから、今のなってはそんな話。
私が買ったのはDVDの付いたアルバムで、その時期は落ち着かない時期だったので、最初にDVDだけみて、アルバムはゆっくりしてからと思いました。
それでDVD、これが良かった、おお、また今年のNo1かと思ったのが第一印象DVD編です。

それからしばらくたって本篇をきくと、印象は一寸違った、全体的にはパーソナルというか日常的な題材のアルバムとなっているようなソフトな感じを受けました。であらあらと戸惑っていたのだ第二期でした。

それで、そろそろ記事にしようと思っていると、セティングを間違えて1曲目をリピートで3、4回続けて聞きました。2週間ぐらいまえですがその時書いたのが以下の記事文でした。

「この一曲でいいとは、言い過ぎですぎですが、ここにすべてが詰まっています。
 この演奏をするから、2曲目、4ビートのグループ・サウンドが喜びになるのでしょう。
 4曲目O・ピーターソンがいかに上原に影響をあたえたことか、その影はうすまりません。
 5曲目、3人のミュージシャンが音楽をつくっているという、当たり前のことが、一番のことのように感じます。」

ということで、かなり好印象で解った気になった第三印象でした。でのこれをアップしたつもりになっていましたから入れ込み度は一寸疑りたくなって本日第4印象ということで最終結論です。

最初に印象がちょっと薄く感じたのは、3作目の興奮の期待のし過ぎだったかと思います。でたしかのこの1曲目、このプロジェクトのすべてが詰まっているという印象は変わりませんが、落ち着きも感じるのです。
聞き返せば2曲目4ビートにのったピアノは良いし、3曲ピアノのフレーズを聴けば、すでに挑戦者ではなくなった看板スターの存在があるのです。
このアルバム、このプロジェクト前2作の上に出来上がった安定した完成品というのが最後の印象になりました。


ALIVE / Hiromi THE TRIO PROJECT

上原ひろみ (p)
アンソニー・ジャクソン (b)
サイモン・フィリップス (ds)
2014年2月5~7日ニューヨーク、アヴァター・スタジオにて録音

1.Alive
2.Wanderer
3.Dreamer
4.Seeker
5.Player
6.Warrior
7.Firefly
8.Spirit
9.Life Goes On
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お遊び心 ELECTRO SWING

2014-06-20 15:08:37 | 聞いてますCDいいと思う


なんの気なしにブック・Oにはいって500円の棚をみたらこのアルバムともう一枚ステファン・グラッペリと古澤巌の共演アルバムがあって、それをかったらグラッペリの方はその値段の何倍もの素晴らしさを味わえた。
それでこちらはなんだと思ってもちっとも腹がたたない感じだけれど、こちらはまるで知らない“ELECTRO”が“SWING”にくっついているのでかったのだけれど遊び半分です。

まるでわからないから聴き始めて、リミックスアルバムかなともおもっていると、あたらしいグループのようで、スィング時代の雰囲気をとりいれたサウンドのようです。

1曲目軽快なリズムにクラの音色とヴォーカル、2曲目も良いということでかなり調子のよい音楽、クラブで流行りなのでしょうか。大ヒットとあるけれど良く知りません。
先ずリズムが良い、新しく録音されているから切れも良いしヴォーカルもきちんとモダンになっています。アレンジがおもしろいところあるし、スィング感もで思ったよりか楽しいかも、酔っぱらった勢いで大きな音で聴いてみたら大笑いかもしれません。
ただ注意しなければと思うのは、この打ち込みっぽいリズムが鼻につきだすと、まずいのでそこらへんは差し引いて聴いておかないといけません。

18曲目ミュージシャンがフィレッド・アステアーとなっていてリミックスしているようです。ドラムスがドコドコ叩いて特徴あるし、ヴォーカルのなかでジーン・クルーパーといっているからクルーパーなのでしょう。
というのでお遊びといえばお遊びと思ってしまいますが、真剣に作っている人には申し訳ない。

ELECTRO SWING

1 Caravan Palace - Jolie Coquine 3:43
2 Mr Scruff - Get A Move On 3:24
3 Chinese Man - Artichaut 4:23
4 Belleruche - Minor Swing 4:06
5 Nicolas Repac - Revue Noire (Instrumental) 3:33
6 Parov Stelar - Libella Swing 4:43
7 Mestizo & Mike Gao - Pick Up 52's 3:32
8 Kormac - Scratch Marchin' 3:21
9 Club Des Belugas - Hip Hip Chin Chin (Maxim Illion Mix) 5:36
10 Lena Horne - I Want A Little Doggie (Remix) 4:08
11 Free The Robots - Jazzhole 3:43
12 G-Swing Feat. Le Major Melon - La Voix Humaine 3:09
13 Dunkelbunt Feat. Boban I Marko Markovic Orkestar - Cinnamon Girl 3:56
14 De-Phazz - The Mambo Craze 4:08
15 Vono Box - Hello Joe 3:16
16 Waldeck - Memories 3:50
17 Lyre Le Temps - Hold The Night 4:19
18 Fred Astaire - Puttin' On The Ritz (Club Des Belugas Remix) 4:03
19 Kenneth Bager Ft. The Hellerup Cool School Choir - Fragment Eight The Sound Of Swing 3:27
20 M - Belleville Rendez-Vous 3:08

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