JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ご存知monakaのお掃除日記 今年はやらない GAUCHOS / R・ Borghetti

2010-11-30 20:15:24 | その他


ここ1ヶ月半、話はあっても国の現場行きはなく、(中年誰かさんよりずっと楽)だいぶ余裕が出来てきました。
そんな余裕の時間で、恒例monakaのお掃除日記が始まる時期なのです。

ところがその恒例、掃除が始まらないのです。
するところがない、いつもの強敵、換気扇がありません。



食器棚を一つ一つ掃除するにも食器棚がない。サイドボードの中も空っぽです。





窓周りも全て覆いが被され、もう12月なのにmonakaの長年のお掃除日記どうなってしまうのでしょう。



でもとりあえず、ここのところずっと物を箱につめ、積み上げる作業をしてきました。
家のある部分はまるで物置以上の状態になってしまいました。

そんなんで今年は、monokaのお掃除日記はなし。(年末には工事が終わっているので、そのとき集中してやるかもしれません。)



昨日よりガスレンジがなくなってしまい、卓上ガスコンロの生活になりました。
それでも夕べは、その前に作っておいた、チキン・カツレットに豚汁(今日の朝もこれ)牛蒡の柳川もどき、サラダでした。
今日からは工事している中、ガスがないので(コンロはある)どうして行くのか、TVで一ヶ月1万円生活という番組ありますが、)“monakaのブルーシートに囲まれ日記”とか“monakaの1ヶ月お鍋ばっかし日記”とかしましょうか。
洗面所もあと3日の命です。

でもmonakaのお掃除日記も気に入ったアルバムを探して乗り切ってきたのですから、なんとかここはがんばります。
この一枚は御茶ノ水ウニが休業中に初めていった新宿ウニで仕入れた、アコーデオンアルバム4枚のうちの一枚、気に入ったので紹介です。

2年前のアルバムで、ブラジル南部のガウチョの音楽を演奏さるボタン・アコーデオン奏者レナード・ボルゲッティの演奏、これがとても快調でよいのです。

1曲目アコーデオンのハーモニーからフルクローレの軽快にリズムに変化して、続けて2曲目アコーデオンにフルートのメロディが乗っかったあと、持ち替えのソプラノ・サックス、後半のエレキ・ギターは充分にジャズです。
3曲目アコーデオンに生ギター、そこに管の音が絡み合って気持ちよい演奏です。
4曲目は生ギターのメロディが淡いボッサのようです。
7曲目のソプラノ・サックス、9曲目のギターソロはJAZZとして充分よいフレーズです。
10曲目で1曲目のメロディがダイアローグとして演奏され、ソプラノがまたリズムに乗った良いソロです。
このアコーデオン、モダンなアレンジをもちながら、その中に土臭さがあり、また基本フォークロアであるので、いろんな方が気軽に聞いて楽しめるとおもいます。
どっかで試聴してみてください。

GAUCHOS / Renato Borghetti

1 Milonga para as missoes - Prologue
2 Lacador
3 Taquito Militar
4 Quatro de bebe
5 Redomona
6 Entardecer no pontal
7 Fronteira
8 Fazendo fogo
9 Rancheira para Don Carlos
10 Milonga para as misseos - Dialogue
11 Carona para o norte
12 Stima do pontal
13 Barra do Ribeiro


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ハクエイ・キム Trisonique ライブ・アット・ピット・イン2010 11 27

2010-11-28 16:48:25 | サポート中、ライブ


トライソニークの演奏を6月が最後ですから5ヶ月ぶり、ピットイン昼の演奏です。
早くについてふらふらしていると、地下鉄の出口でピアノマンとばったり、遅れているみたいで「すみません、先にいきます。」とピットインへ早足でさりました。
誰かが遅れるから、遅れて開場です。
来年1月19日にリリースするアルバムの宣伝を兼ねてか、ユニヴァーサルの人が数人、ハクエイ・キムのニュースを配信してくれる会員登録中で、登録したら、サイン入りのパンフレットくれました。



“ハクエイ・キムと会える会”なんてのがあるそうで、アーァ・・・。
プロモーション・ビデオでも作るのでしょうか、カメラも2台入っています。
パンフレットには“激しくて、ロマンチック”って遂にメジャー・デビューです。

アルバムの予定ジャケットと曲目も載っていました。そうこれが気になっていたのです。



読めますでしょうか、最後に収録曲は記載したいとおもいます。最近演奏している曲に新しいものが数曲、いいんじゃないですか。



1st

1 ホワイト・フォレスト
久しぶりのトライソニーク、3人の主張が強くなった感じ、カルタさんも杉本さんもづっと自己主張しっぱなしです。

2 クアラルンプール
ホワイト・フォレストもそうですが、カラルンプールも今までとはまるで違うアレンジです。
杉本さんの繊細なアルコプレーから始まり、インに入ると3人が絡み合って、3人が同時に1つの曲を作っているのが解るのです。凄いグループになりました。

3 ディレイド・レゾリューション
“遅れた解決”という新しいバラッドで、哀愁を帯びた美しいメロディーで始まり、段々と熱をおびて、杉本さんのベースが歌いっぱなし、激しいバラッドです。

4 バードフード
これも私としては初めてのオーネット・コールマンの曲、少しアバンギャドな方向を見せてきたのも、このリズム隊との均衡からです。
ベースもドラムスもハクエイ以上に存在感があるのですから、こうなります。
コールマンのメロディーが出れば、これが大正解、気持ちよいぐらいドライブするのです。
これまでのソロ交換が必要なくなってきているのです、それぞれがずっとソロを演奏し続けているのです。
カルタさんが白熱ドラムスで、カルタさんのうれしそうな大笑いで1stが終了しました。

2nd

1 テイク・ファイブ
この曲が、このグループのテイク・ファイブになっていることはすでに認識済みですが、1st後半からそのオリジナリティが続いていて、とても緊張感のある(受け止める側にとって)1曲目です。

2 ヒドゥン・ランド
ちょっとカリプソが入っている曲、ピアノが走ったり、ベースが前に出たり、ドラムスが面白いことしたりで曲が進んでいくので、集中して聴けばいろいろ面白い演奏です。

3 ジ・アーキオロジスト
最近演奏している曲で、ハーモニーが美しいからドラマチックに展開して、再び美しいテーマに戻る演奏。

4 トライソニーク
この曲が最後になりました。以前1曲目に演奏していたとおもいますが、今日は最後、このグループの1番の曲になったみたいです。
ハクエイと出会った2005年の横浜JAZZプロムナードの演奏、「Open The Green Door」に収録されている“Sub Zero Destination”(疾走感がにている)思い出してとてもうれしくなりました。

夜の部があるのでアンコールなしでしたが、久しぶり気持ちよかったし、帰りがけカルタさんと握手し、12月29日の渋谷ではもっとぐちゃぐちゃにしましょうと声をかけたら、「だいぶぐちゃぐちゃになったでしょう。」って再会を約束しました。

トライソニークは今年12月29日 渋谷JB Bratがファイナル・ステージで、その後と東京では4月10日まで演奏ないそうです。ファイナル皆様もぜひお出かけください。

それでは2011.1.19 ユニバーサル・ミュージック・ジャパンの新レーベル、area azzurra(アレア。アズーラ)の第一弾として発売アルバム「Trisonique」の収録曲です。

Trisonique / トライソニーク

ハクエイ・キム   piano
杉本智和      bass
大槻“カルタ”英宣 drums 
 
1 Trisonique
2 Kuala Lumpur
3 White Forest
4 You Must Believe in Spuring
5 Bird Food
6 Delayed Desolution 
7 Hidden Land
8 Take Five
9 The Archeologist


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クーンツから春樹 なかなか納得出来なかった ヴェロシティ

2010-11-25 22:57:30 | 




中国に出張するときに、荷物にならないように文庫本をもっていくのですが、ほとんど読みません。でも何もないと現地でパニックになるので、必ずエイャで選んで持って生きます。
今月は結局行かなくて済みそうですが、これまで2回明日行ってみたいなのがあって、そんな理不尽な仕事には、もっと理不尽な内容の小説をぶつけてみました。

今までにたぶん読んだことがないけれど、一度読んでみようと思っていたディーン・クーンツの文庫がありましたので買ってみました。

「ヴェロシティ」というサスペンスで、昏睡状態の婚約者を持つバーテンダーが、彼宛におかれたメモから、一方的に理不尽な殺人ゲームに巻き込まれていく小説です。
出だしの最初の殺人があっという間に起こって、これは理不尽、2人の人間のどちらかを殺人相手に選べという指示で、指示をしないうちに殺人はおこります。

おお、この理不尽より私の方がずっとましだと、これでは比較にならなない。
次から次へと犯人の罠に嵌っていって、なんとも犯人がスーパーマンのよう。
第二、第三の殺人が進むうち、気持ちは悪いし、犯人の思い通りに全てが進み、納得できない。ミスゼロ、偶然ゼロ、犯人像が見えてきません。犯人の人格が感じられないままに後半まで来てしまいます。

孤軍奮闘のバーテンダー、ビリーが逆にパラノイアで、全て1人芝居に思えてきました。
そう思うと、動機はわかりませんが、自分の両親を殺した過去があるビリー、起こることはすべて納得いくようにおもえるのです。
でもそうなると、話は完全に種が開いているわけで、これじゃつまらないと最後のほう、でお終いは・・・・・であれよあれよと・・・・・でこんなもんかと、
この小説、結構評判が良いようですが、そこが良く解らないままクーンツにレッテルしました。

本屋さんで村上春樹文庫が平積みされている中で、読んでいなかった短編集があるのでこれは口直しという気で買いました。
村上春樹の「神の子供たちはみな踊る」という小説です。




内容は下記からなります。

• 連作『地震のあとで』その一 UFOが釧路に降りる (1999年『新潮』8月号)
• 連作『地震のあとで』その二 アイロンのある風景 (1999年『新潮』9月号)
• 連作『地震のあとで』その三 神の子どもたちはみな踊る (1999年『新潮』10月号)
• 連作『地震のあとで』その四 タイランド (1999年『新潮』11月号)
• 連作『地震のあとで』その五 かえるくん、東京を救う (1999年『新潮』12月号)
• 蜂蜜パイ (2000年2月 『神の子どもたちはみな踊る』に書き下ろし)

1995年1月におきた神戸大地震のニュースを背景に6ヶの物語が、そこには村上春樹のキャラクターのエッセンスがあるものの、雰囲気がなんだか荒廃しているし、残虐さも感じ、これまでの春樹と一味違うようにかんじるのです。

そんな中最後の書き下ろし“蜂蜜パイ”が良い。なんだか自分も感じるたような、青春とその後の人生、この描き下ろしが最後に持ってきたことでよい終わりになっています。

淡々とした、安心できる結論がありました。
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12年を重ねてSCENS FROM A DREAM / CHRIS MINH DOKY

2010-11-23 21:04:50 | 聞いてますCDいいと思う


クリス・ミン・ドーキーを大好きになったのは、5作目のリーダー作のアルバム、まるで青春映画をみているようだったので、「青春映画すきですか?」という題で記事にしました。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20060720

それ以後ずっとドーキーのアルバムを追っかけていますが、映画音楽を題材にしたり、今回のアルバムも題名からして映像的です。

1曲目がドングロルニックの曲“The Cost of Living”でドーキーの曲から始まると思っているから一寸驚きます。ドーキーは良い曲を選ぶのがうまいのですが、この曲はドーキーの曲調よりずっと沈んだ感じ、人生がはかなさをしみじみうたうような演奏です。
4曲目、ドーキーの曲“RAIN”もゆったりとした演奏で、大地に落ちる雨が全てを潤すように吸い込まれていくようです。
5曲目トラディションはニールス・ペデルセンも良く演奏していたと思っていると、7曲目“”はペデルセンが何度も録音している曲ではないですか。
最初に思い浮かぶのが、ケニー・ドリューとの「DUO」そしてO・ピーターソンのピアノが美しい「This is all My Ask」,晩年のワケニウスがギターを弾いている最後の録音でも演奏しています。この曲何度も聴いていて、ですからこのアルバムで演奏すること、ペデルセンを仰いでいるドーキーにして、とても思いいれた選曲です。
ゆっくりと、ペデルセンよりゆっくりと弾く(実際はそうでもない)ドーキー、青春映画みたいな「Minh」から12年、その年の積み重ねがこの選曲になり、やっとペデルセンを落ち着いて語れるのです。
アルバムからは、人生のはかなさ、悲しさを肯定していくような確固たる強さを感じさせるのです。
8曲目が面メンドーサの、これも映画音楽のような曲。
最後の曲はこれまでのドーキーの曲調に一番近い演奏、フォーク調の思い出を静かに語るような曲は“Dear Mom”ですから、遠くのMomへのやさしい思いなのでしょう。

想像とは少し違って少し陰影の強いアルバムになりましたが、これが12年の落ち着きでしょうか、メンドーサの協力を得て、とてもとても内容濃く仕上がった感じです。



SCENS FROM A DREAM / CHRIS MINH FOKY

Chris Minh Doky (b)
Larry Goldings( p)
Peter Erskine (ds)

Vince Mendoza (conduct)
The Metropole Orkestra

1.The Cost of Living
2.Arthos II
3.Fred Hviler Over Land og By
4.Rain
5. All Is Peace
6.Vienna Would
7.I Skovens Dybe Stille Ro
8. Julio And Romiet
9.Dear Mom  


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町をあるく 久しぶりに神楽坂

2010-11-21 22:42:26 | その他
ここのところ海外のごたごたも何とか切り抜けて、少し落ち着いてきた感があります。
家を少しリフォームしようというので、工事に入りました。それで土曜なども大工さんがいるので、出かけられるのは日曜日だけ、久しぶりに遊ぶのもいいかという事で、以前に行って気に入ったピザを食べに行くことにしました。
場所は神楽坂いつ行ったのか忘れてしまいました。



今日行ったらお祭りみたいな事をしていて福井県の協賛なのでしょうか。



赤木神社の境内で“雲丹のひしお”というものを買いました。何かと絡めていただけそうです。



福井の殿様はメガネをかけていました。



そして目的のピザ屋さん(イタリアン・レストラン)について、生ハム(量が多い)。



それにタコとセロリのサラダ。



で目的のピザを注文しました。



“クワトロ・ポルマッシュ”4種類のチーズのピザです。
蜂蜜をちょっとたらしていただきます。赤のワインをいただいてとても満足。
でももう一つしたいことがある。御茶ノ水のウニに久しぶりに行こうとおもったら、改装中でやってない、欲求をおさえていましたが、初めて新宿に寄ってみました。



ここのところのCDの取得は8月12枚、9月5枚、10月4枚、でとても欲求不満状態、今日は中古4枚を含めて7枚仕入れて13枚になりました。
バンドネオンの中古を4枚とDag Arnesenの新作、割引のまるで知らないアルバムとFormat A3のアルバム、これははすでに買ったものを買ってしまいました。でも気分的には良い感じ、この一枚誰かにあげてしまいましょう。

少し復調な感じです。
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腕組みをしながら聴いても Plastic Moon / Magnus Hjorth

2010-11-20 23:22:51 | 聞いてますCDいいと思う


マグヌス・ヨルトは前作の日本のライブ・ハウスでの録音がとても良いとおもっていて、その後来日に行きたかったけど残念だった人、だから新しいアルバムが気になっていました。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20100306

前作ではスタンダード集でしたが、オリジナルがきっと特徴を出すだろうと期待したオリジナル中心になりました。

1曲目、出だしの低いベースの音がつかみとなってすぐに購入を決めました。リズムの録音が協調された録音で、私としては良い塩梅です。
2曲目はリリカルな、ピアノのシングルトーンのフレージングですが、その運びがとても丹精です。この安定感は多くの新人から抜きでているように感じます。
3曲目はベースで始まる、これも美しいメロディの曲、心象を風景絵的に描いた感じ。
4曲目“Shiny Stockings”をちょっと重めのベースとリズムで、しかしこれはコンセプションだからしょうがない、ピアノがしっかりフレーズを刻むのでバランスが保たれます。
5曲目も内省的な曲、しかし途中からはヨルトの力図よいフレージングこれが隠されているのです。
6曲目このトリオ、ベースのPetter Eldhがリーダーもしくは双頭コンボのような重要なポジションをとる演奏、決して嫌いなわけではありません、しっかりしたリズム進行で気持ちが良い。
7曲目もベース・ソロがピアノのポップなメロディにのってとても良く聞こえます。ピアノが控えめでいながらとても良い纏めになっているのです。
最後の曲も語りかけるような内省的な静かな曲、終わってみれば、前作とは違うイメージがしっかり着いているアルバムとして作られたのでしょう。
マグナスの力強いラインを抑えに押さえながら、内省的に表現するあたりが、ベースとドラムスの兼ね合いの中、抑制と力を均衡させるおもしろいアルバムに仕上がっています。
この抑制感がなんだか、コペンハーゲンで録音したことと重なって、少し寒い、あけっぴろげな姿をみせるのではなく、襟を立てて胸元をあわせ、そんな姿の中からグループを感じて欲しいと言っている様な感じです。
日本も寒くなってきましたが、遠くコペンハーゲンも同じようで、少し構えて腕組みをしながら聴いてもいいじゃありませんか。

Plastic Moon / Magnus Hjorth

Magnus Hjorth(p)
Petter Eldh(b)
池長 一美 Kazumi Ikenaga(ds)
2010年Copenhargen

1. Play The Game
2. Pure Concept
3. Lacrima Lake
4. Shiny Stockings
5. Bullpen
6. Hot Corner
7. Leia
8. I Remember You
9. Jogen - Plastic Moon -
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ワンダーランドで遊んで FOLLOW THE WHITE RABBIT/ YARON HERMAN

2010-11-16 23:04:45 | 聞いてますCDいいと思う


ヤロン・ヘルマンのACTへ移っての新しいアルバムがでて、この人は今一押しと思っているピアニストなので惑わず買いでした。
最初に出会ったのが2007年、パリからのお土産CDで出会って、これではまってしまいました。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/e/38bf08b35ae65ae432e6ac431a959df4

その後のデビュー盤のソロの完成度におどろたのですが、前作「ミューズ」では上手く作りすぎでいるようで、ちょっとと思ったので、ACTは良い組み合わせだと思って聴き始めます。

1曲目短い“Follow The White Rabbit”はスタジオでの即興だそうですが、そのような即興と用意したオリジナル、それにカバー曲が組み合わさった聴き応えを意識したアルバムです。
その一曲目がアルバムタイトルで、“白兎を追いかけて”は即興ながらしっかりした構成もできたアリス・イン・ザ・ワンダーランドをイメージして、その後のいくつかの短いして、即興がそのワンダーランドのイメージしてそれを間に挟むことでトータルでもアルバムイメージを作っています。

3曲目“Trylon”はしっかりしたオリジナルで普段の演奏に一番近いのではないかと思う緊張感がある演奏、この人ピアノが上手すぎるので、曲を押し切って弾ききるところがありますが、そこもまた魅力でなのか、これからもっとよくなる気がします。

4曲目はニルヴァーナルの曲だそうですが、そもそもそのグループを知りませんから、特にうれしいわけではありませんが、感じではピアノデヴューより強くなっています。
5曲目はイスラエルの古いポピュラー・ソングだそうで、ちょっと淡く軽いタッチで、しかしラインは浮ついていない、ここら辺が凄いと思わせるところです。

このアルバムで気に入っているのが6曲目“The Mountain In G Minor”これまでの有名ベテラン・リズム、マット・ブリューアー(ベース)とジェラルド・クリーヴァー(ドラムス)に変わって若手、技量と奥行きは落ちますが、勢いは凄い、この曲はロック、グイグイとプログレのようにピアノ・ソロからうねりが続いて、ベースソロもドラムスソロときちんと入って聞き応え充分。

7曲目はピアノソロで“カデンツァ”となっていて、即興で普段弾くフレーズを弾いたのではないでしょうか。テクもしっかりとみせる演奏です。
短い曲がワンダーランドをイメージしてくみあわさっていますが、そんな意識がちょっと若々しく、前作よりか硬くるしさもかんじますが、これはワンダーランドを作ろうとした若さ、このようにもっともっと遊んでくれると、凄い飛躍をするだろうと感じるのです。
次の作品は必ず驚異的なものになるだろうと予感させるワンダーランドなのです。

FOLLOW THE EHITE RABBIT/ YARON HERMAN

Yaron Herman(p)
Chris Tordini(double bass)
Tommy Crane(ds)
2010 6/10~6/12

1. Follow The White Rabbit
2. Saturn Returns
3. Trylon
4. Heart Shaped Box
5. Ein Gedi
6. The Mountain In G Minor
7. Cadenza
8. Airlines
9. Aladins Psychedelic Lamp
10. Maby Mine
11. White Rabbit Robot
12. Clusterhobic
13. Wonderland
14. No Surprises




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グラスを保つ  Everything Happens To Me

2010-11-12 23:02:00 | 聞いてますCDおすすめ


記事のタイトルに奏者まで納まりませんでしたが、「Sweet Jazz Trio」のコルネット奏者ラッセル・トゥーンクヴィストとピアノのヤン・ラングレンのデュオアルバムです。
「Sweet Jazz Trio」が好きで、ラングレンが良いと思っているのですから、飛びついて買ったかというと、そうでもありません。
内容は想像がついているので、あせらず気持ちが盛り上がるまで待って買いました。
そうして、何度も聴くうちに酒場に浮遊しているような気分になりました。

淀むことがないよう、それでいて空気を動かさないようにカウンターの内側で40代後半のバーテンダーがグラスを磨きます。

1曲目“Everything Happens To Me”ピアノのイントロからトゥーンクヴィストのソフトでストレートなテーマが流れると、すでにピュアな世界がはじまります。トゥーンクヴィストのコルネットはいつものままで、ですから安心してコルネットのメロディにのって、ラングレンのバックに弾くピアノを楽しむのです。
2曲目はちょっとテンポを上げて、心を軽いところに持ち上げてくれる演奏。

棚に並べられたオールド・ファッション・グラスとタンブラー、逆さつるされたシャンパンとワイン・グラス、その輝きを保つことが一番の関心事といっても良いのです。

3曲目はおなじみの“枯葉”コルネットがテーマの後、アドリブパートに移ってのラインのしみじみとした美しさ、ここではトゥーンクヴィストのための曲となりました。

客数が多くなると、翌日のグラスには、判断のつかない濁りが浮くように感じるのです。
それは科学的な反応なのか知りませんが、色や香が混じりあって整理のつかない物質となってグラスを曇らすのです。
お客が2,3人の時を好みます。その程度の人数の会話が、時にグラスに輝きを与えることを、透明な音が鳴る事を幾度も経験しているのです。

4曲目“I'm Confessin”のように、このバーテンダー、決して人間嫌いなわけではない、良い人生を送っていることがわかるお客には、サービスをそっと添えることもあるのです。

5曲目“Little Man You've Had A Busy Day”、人生を振り返ることなどと思うのですが、いくつかのことは客の語る思い出の話の記憶とは違う場所に置いてあるのです。

9曲目“Jill”カードの並べ方に行きあぐねる客には、記憶した話を少しだけ捻じ曲げて話すこともあるのです。

ジンを注げば氷しか見えないピュアな清浄、シングル・モルトを注げば芳醇な色合い、ワインは注げば、その年々の悲喜劇が映しだされてくるのは、実はグラスの演出なのです。
同じように10曲目“We Fell Out Of Love”簡単のようで実に演出が効いている演奏です。

この酒場で一番大事なことは、そこにあるグラスの輝きを保つことと思っているのです。
昨日の汚れは感じさせない、門出の人には新品のように、悲しみを抱える人にもピュアに迎え合えるグラスを保つことがこのバーテンダーの仕事なのです。
ですから、このアルバムを開店の前に聴きながら、一つ一つのグラスを磨いていくのです。



Everything Happnes To Me/Lasse Tornqvist / Jan Lundgren

Lasse Tornqvist (cor)
Jan Lundgren (p)

1. Everything Happens To Me
2. Thanks A Million
3. Autumn Leaves
4. I'm Confessin'
5. Little Man You've Had A Busy Day
6. Moon Light Becomes You
7. Danny's Dream
8. The Very Thought Of You
9. Jill
10. We Fell Out Of Love
11. My Queen Is Home To Stay
12. Vidarna Sucka Uti Skogarna / The Winds Sigh In The Wood
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こんなのいただきました。

2010-11-03 21:05:25 | その他


先日、お誘いいただいて、オフ会なるものに初めて参加しました。
嵐が来るというので、帰れるか心配しながら、家から1時間ぐらいの国立へ、初めてあるくのではないでしょうか。
初めての街をあるくのは大好き、あいにく雨なのでちょっとだけ歩きました。
2時からという事で、お昼は会の前にという事で近くのお店でこんなのとギネスいただきました。


モツェレラとアンチョビのトースト
でも会場に行ったらお料理があってこれは無駄なことをしてしまいました。

そして会で持ち寄りでいただいたのが、この最初の写真のお酒、いや他にも持ち寄りのお酒があり、初参加の私は手ぶらで大変失礼した次第です。
訳ありのお酒のようでしたが、おいしくいただきました。

皆さんで持ち寄りCDかけ合って、時間はあっという間にすぎて、2次会、初めてなので予定も組んでおらず、このようなアンプをセットして1曲かけていただきました。



帰れないと困るので途中で失礼し巻いたが、大変楽しい会でした。


新しいアルバムの話題に触れられません。
1月~3月のアルバム取得が66枚
4月~6月のアルバム取得が41枚
7月~9月のアルバム取得が27枚
なんと10月は4枚でした。

記事にしようと思うアルバムを手にいれているのですが、残念ながら余裕がありません。
そんな中、本日は家にありCDをダンボールに梱包しガレージにつみあげました。
踏ん切りをつけていなかったリフォームをすることにしたら、日程が来週からになり大慌てです。
新しい部屋ではCD棚を大きく作ってくれるようなので、たぶん残りの人生分の棚確保できるのでないでしょうか。

聴いて記事にしなければ、皆様には関係ありませんけどね。
もう少ししたら、カムバックできるかも知れません。

とに角ショップ行きたいです。



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