ミチェル・ビセリアの新しいアルバムがあったのでもちろん注文したけれど、このジャケは凄い。ジャケだけでこのアルバムを買おう思う方がいるならば、立ち位置を確認した方がよろしいのでは思ってしまいます。私は純粋にビセリア買です。
アルバムのタイトルが「ノスフェラトゥ」で吸血鬼のこと、ドイツ表現主義映画「吸血鬼ノスフェラトウ」にインスパイアされて作られたアルバムのようで、ネット上音楽をつけた映画フィルムがあってこれなかなか良いから認めてしまいます。
この関連はビセリアと名前を冠しているBUSCMIさんが続けている活動にビセリアが参加している形態だと思う。以前に「Jazz Works」という共作があったし、ただ1枚持っていないアルバム
2009年の「VERTOV L'uomo Com La Macchina Presa」がこの系統だと思う。
それにしてもここまで来ると寺山修司活動みたいで応援したくなる。
アルバムの方はBUSCMIさんの色合いが強いわけで、おどろおどろしいジャケの割にはモダンな音楽になっています。
もちろんビセリアさんのピアノもきけるけれど、どちらかと言うとジャズ・アンサンブルをまとめている部分が強く、そのところはジャズとしても楽しい。
ファンじゃないと、ちょっとこれだけではと思うアルバムだけど悪いわけではありません。
何人のひとがゲットしたのか気になるところです。
NOSFERATU / BUSCEMI & MICHEL BISCEGLIA ENSSENBLE
Buscemi, electronics, comp.
Michel Bisceglia Ensemble
Michel Bisceglia, piano, comp.
Jo Mahieu, guitar
Nathan Wouters, acoustic bass guitar
Ronny Verbiest, bandoneon, baryton saxophone, harmonica
1.Count Orlok Theme
2.Don’t Worry
3.Get A Doctor
4.Hutter’s Love for Ellen
5.Agent Knock
6.Spiders
7.The Arrival
8.Hutter’s Voyage to Transylvania
9.Rumors
10.The Escape
11.Nosferatu Awakens
12.The Hospital
13.The Plague
14.The Black Sea
15.Vampire On The Roof
16.Ellen’s Sacrifice
17.The Master is Dead
18.Nosferatu Epilogue