JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

合わせ上手が自己中で  BERND HEITZLER / BASSTRIO

2006-06-30 15:08:33 | 聞いてますCDいいと思う
1曲目出だしからいい音だと思う。いい録音だと思う。曲も良い。ALL BLUES。ドイツのベーシストのアルバムです。ベースを聴かせようと思うからベース音がはっきり採れています。だいたいベーシストはピアノに合わせて、それも色々なプレーヤーと演るから合わせ上手になっています。この合わせて演っている色々な曲を、自分中心にやり直している感じです。曲をここまで多彩に選んで弾くとピアノがリダーのライブではサービスのしすぎです。ピアノもでしゃばらない様に、これ以上に目立たないよう演っているからいい。WALTER LANGってECMのカバー出していた人でしょう。聴いた事ないけど。
ベースのテクもあり、音程もよいのでちょっと粘っこいけど、安心して聴いていられます。最後のソロ曲ALL BLUESは力強くカッコいいです。

BERND HEITZLER / BASSTRIO

Bernd Heitzler bass
Andreas Erchinger piano
Walter Lang piano
Meinhard Obi Jenne drums
Torsten Krill    drums


1 All Blues
2 One Note Samba
4 Georgia on My Mind
5 Bye Bye Blackbird
6 TeemTown
7 My One And Only Love
8 A Night in Tunisia
9 I Hear A Rhapsody
10 In A Sentimental Mood
11 Corcovado
12 So What
13 All Blues(solo)
コメント (4)
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ソロアルバムって難しい 田中裕士 / ラ・ソンリサ

2006-06-29 15:17:44 | 聞いたけどCDどちらでも




先日聴いてすぐ投げてしまうのでは、プレイヤーに失礼です。もうすこし聴く事にしました。このピアニスト田中裕士がジャケットに書いている通りソロ・ピアノは>>演奏以前の思考やイマジネーション、表現技術、構築力そしてピアノの前に座った後の精神集中まで、ピアニストにとっては最も過酷激務なのでないかと思う。
<<まったくその通りだと思うし、その後に続けて書かれる音楽に対する考え方も真摯で好感が持てました。ピアノソロに対して感想を述べる事は難しいですね。その人の全活動に対して物申すという形になってしまいます。なぜ前回はアウトしたのでしょうか。ソロアルバムを聴くときって、まず音で全体印象ができて、タッチで好みがはっきりして、メロディで良さが決まるみたいなところがありませんか。この人の音って少し繊細でJAZZになるのって思いました。2曲目のメロディはJAZZではなく、5曲目のスペインの表現でアウトとなりました。今回再度挑戦して感じは少しか変わりました。ピアノに対峙したときの真摯な気持ちが演奏から伝わってきます。この人の音色がJAZZ的に微妙なポジションで、良く聴こえたり足りなく聴こえたりするのです。メロディも可憐に聴こえるところ、わざとらしく感じてしまいがちですが、アルバムを通して聴くとこの人の特性だと感じます。ただソロですと初めにこの人自身言っているように、ちょっとしたタイム感、出した音の一音の違和感など気になってしまうのです。すごく良いとはほとんどならないわけです。聴く人の好みと、奏者の感性が直結してしまうのでしょう。このアルバム、アウトではありません。9曲目ブレイム・イット・オン・マイ・ユースと11曲目マイ・フーリシュ・ハートはすごく好きです。
ここで反則かもしれませんがちょっとスペースをいただいて、ちょっと別のアルバムを。
私のブログも少し読んでいただける方が出来たので反則かもしれませんが、一度紹介したアルバムの再紹介です。私が昨年一番聴いたピアノソロアルバムです。演奏はイタリアのピアニスト、アレクサンドロ・ガラティと言う人のソロです。小さいレーベルから出たので評判にもなりませんでしたがすばらしいアルバムです。まだショップにありますのでぜひ一度耳の肥えた皆さんに体験していただきたいアルバムです。私2回目のブログ記事です。


http://blog.goo.ne.jp/monakasm/e/c4c2814d541a2b9c946517b1c9686294


写真もひどかったので(今度もひどいか)サイン入りを載せさせてもらいます。








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1枚が200円 ERIC REED / BLUE MONK

2006-06-28 20:44:24 | 聞いてますCDいいと思う
さてある意味問題作のERIC REED の “BLUE MONK"です。でだしから出てしまいました。長ーいベースソロ。これをどう感じるかですね。それでこのアルバムの印象の半分は決まってしまいます。真ん中ぐらいでしたら私トイレに行きますね。ありゃりゃそのまま終わってしまいました。REEDがトイレに行ったんだ。2005年12月の録音です。6月に自分のプロデュースで録音したHEREとはまるで違うアルバムになる事は想像していました。HEREが絶対にすばらしいというわけではないので、困ります。録音などはこちらのほうが良いと思うし、ピアノのタッチもよく拾ってくれています。ただエリック・リードがどこまでこのアルバムを作りたかったかを考えてしまいます。演奏をうまく纏めて、ちょっと見栄えを変えたり聞かせたり。ほんとに心が歌ってるのかとと疑問がわくのです。
それにベースが重要な役をやりすぎでピアノ主役の力を感じません。ただ技量を発揮してバラエティを持たせられる分、アルバムの質はひどくないかも。好きな部分は幾つか見つかるはず。4曲目のピアノラインや思わず良いベースライン。こんなんもあるんだ。6曲目の高音でのピアノも美しい。
想像通りの展開で、想像より良かった。ただ昔のインパルスのようにベースがレジナルド・ヴィールであれば何の問題もないのにと強く思うけど。

ERIC REED / BLUE MONK

ERIC REED piano
RON CATER bass
CARL ALLEN drums

1 BLUE MONK
2 AM I BULE ?
3 BLUE DANIEL
4 BLUE ROSE
5 BORN TO BE BLUE
6 BLACK AND BLUE
7 VERY NEAR BLUE
8 WILD MAN BLUES
9 BLUE AND GREEN
10 BLUE CHOPSTICKS
11 LIGHT BLUE

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5枚で1000円 オースティン・ペラルタ / 処女航海

2006-06-27 20:31:01 | 聞いてますCDいいと思う
一昨日はお休みでビデオでも見ようかとレンタルショップへ。そして見たのは“フライトプラン”ジュディー・フォスター主演の飛行機の中で子供がいなくなってしまう話です。何ともオソマツなストーリー展開でそりゃないだろうでした。合わせて借りたいCDが1枚あったので見ると、5枚借りると1,000円セール。で5枚借りて帰りました。





自分じゃ買わないけど聴いてもいいアルバム。1枚200円。
まずは“MILES SMILES" でこれはもっていないけどちょっと使いたくて(後日紹介)借りました。ここでは紹介の必要がないアルバム。
次は独創的ピアニストの逸材、田中裕士のソロアルバム“ラ・ソンリサ”。知らない人ですが期待をこめて。で5曲目スペインまで我慢しましたがアウト。ちょっと理解出来ない。スペインもこれではちょっと元気がない。200円だからそれぐらいのがっかりだけど。ちなみにエム・アンド・アイ・カンンパニーでした。(これでは申し訳ないので後日聞き直しました。考えも少し変わったので改めて書きます。)次の2枚は気になるけど買わないアルバム。1つは新人Austin Peraltaのデヴュー作“処女航海”もう一つは、これもエム・アンド・アイのERIC REEdの“BLUE MONK"。買わない理由はもちろん(?)大家のベース。でも先日ショップをふらふらしていてあれっいいかなと思ったのもこのアルバム。チラッと聴くにはいいかも、その確認に200円は安い。
最後はマンハッタン・トランスファーの“ザ・シンフォニー・セッションズ”。セルフカバーをビックバンドとストリングスをバックでということで、バートランドのアレンジも聴きたいし紹介のつもりはありません。




で今日はAustin Peraltaと言う新人。ずいぶん評価も良いようだけど先般評判のELDARでは痛い目にあっているからと思ってしまう。1曲目“パッション・ダンス”で良さを了解。この人のフェバリット曲がこの曲だそうだ。嬉しいではありませんか、15才。アルバムを通じてマッコイ・タイナーの影響が大きく、それもモーダルの強い頃のマッコイでこれを継承して欲しいですね。
才能が音楽を楽しんでいるようで頭でっかじゃないところが良いです。速弾きのメロディにも聞かせどころがあります。
ドラマーもストトン、ストトンとしっかりサポートして私にはエルビン風に聴こえました。問題のベースの音も邪魔にはならなかった。
ただしょうがない事でしょうが、曲により良さに差が大きく、いそしぎとかグリーンドルフィンとかはこのピアニストになじみの悪い曲に感じました。最後のナイーマの出だしの美しいタッチもわすれないでねと若者に願うのでした。好きな曲を思いきり弾いていいピアニストになってね。
さて明日は問題のE・リードです。

Austin Peralta / Maiden Voyage

Austin Peralta piano
Ron Cater bass
Billy Kilson drums

1 Passion Dance
2 The Shadow Of Your Smile
3 Maiden Voyage
4 Green Dolphin Street
5 Spain
6 N.Q.E
7 Someday My Prince Will Come
8 Balaqeeti
9 Naima
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隠れるようにオヤジが買うものは  ?????

2006-06-26 20:15:33 | 聞いてますCDいいと思う
無知で猥雑ゆえに持っていた、青春の単純な力を今でも思い出せますか。
確かめるために隠れるようにして買ったのはあの錠剤ではありません。




LPで持っているものをCDに買いなおすものは、思い入れの強いもので数は非常に少ないです。このCDを買いなおしたのは、アルバムへの思い入れの強さより、今も、昔の時とと同じよう感じる、このアルバムの持つすこし怪しげで、猥雑な魅力からです。もちろん私が知りたかったのは、このアルバムで( )つかどうかですが。(失礼)
変拍子JAZZで名をはせたドン・エリスの当時人気の登竜門フィルモアイーストでのライブです。
で気にしたそっちのほうの結果ですが、私踊りだしたいほど(バカ、足がわるいのに)でした。



ちょっと品のない曲もあります。ちょっと臭い曲もあります。ブッとかウゥーとかバゥーとかジョォーとか、でもそれを飲み込む編曲がすごいです。
ライブの雰囲気も充分味わえますので1曲目から通してお聞きください。かなりカッコの良い曲があります。私はちょっと変なヘイ・ジュードから後終わり3曲は踊ってます。
変拍子を編曲で押し切って曲にしていくリズムの強さ。ドラム好きの方もこのアルバムで気持ち良く昇天出来るのでないでしょうか。

DON ELLIS at Fillmore

1 Final Analysis
2 Excursion Ⅱ
3 The Mogic Bus Ate My Doughnut
4 The Blues
5 Salvotore Sam
6 Rock Odyssey
1 Hey Jude
2 Anteo
3 Old Man's Year
4 Great Divide
5 Pussy Wiggle Stomp

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心が歌う Einar Lversen / SEAVIEW

2006-06-25 18:34:57 | 聞いてますCDいいと思う
77才になろうとするノルウェーのピアニストのアルバムです。特にすごいことはないけれど良いといったら失礼になる心にしみるアルバムです。長い間ピアノを弾いてきて、それもグレートテナーのバックが多く曲をまとめるのが上手です。ただ聴くとビル・エヴァンスの曲はエヴァンスらしく、コルトレーンはコルトレーン、クインシーはクインシー(当然といえば当然)らしくて器用さを感じてしまいます。3曲目のクラシック様の曲、6曲目のトラディションのアレンジ、7曲目の軽くスウィングする曲、11曲目の落ち着いた美しい曲、13曲目の小品など自作曲でこの人のピアノの個性と美しさが聴けます。それだけでまとめてくれたら統一されたきれいなアルバムになっていたでしょう。
ベースのTine Asmundsenという女性もメロディアスないいベースを聴かせてくれ特筆です。

Einar Lversen / SEAVIEW

Einer lversen piano
Svein Christiansen drums
Tine Asmundsen bass

1 My Ship
2 My Shining Hour
3 Hav og Himmel
4 Childhood Memories
5 One for Helen
6 Lille Einars vuggevise
7 Judith Ⅱ
8 Ernie's Tune
9 Den sista Jantan
10 Lazy Bird
11 Gea
12 Stockholm Sweetnin'
14 Lill-Nedre Utsiktsvei 16A
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ジャケットでは解らない FRANCO D'ANDREA / Prez and Bix

2006-06-24 18:05:38 | 聞いたけどCDどちらでも
イタリアのピアニストでこれもジャケ買い。イタリアのピアニストで何匹目かのドジョウねらいでした。ピアノはうまいです。デスクグラフィみるとかなり多くの作品出している大御所なんですね。(ほんとはもっとずっとアブストラクトらしい)で聴いてみましたがずっとこの調子なんでしょうか。好みがありますから一概にいえません。1曲目からセロニアス・モンクをちょっと古く(モンクを古く?)、ちょっとアブストラクトにした感じです。これ1枚では解らないけど、次を探すことなないな。2004年の録音ですが、2曲同じ局を収録しています。同じような演奏なので、いまどき意味がわかりません。

FRANCO D'ANDREA / Prez and Bix

FRANCO D'ANDREA piano
ARES TAVOLAZZI bass
MASSIMO MANZI drums

1 LESTER SMOOTHS
2 I'M COMIN' VIRGINIA
3 AT THE JAZZ BAND BALL
4 EAST OF THE SUN
5 DAVEMPORT BLUES
6 MOVING WITH LESTER
7 PREZ AVD BIX
8 AT THE JAZZ BAND BALL
9 DAVEMPORT BLUES

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記憶の中から Jean Pierre Come / Storia・・・

2006-06-23 13:54:15 | 聞いてますCDおすすめ
このアルバムに付いて書こうと思ってからだいぶ時間がたってしまった。ジャケットをみるとメンバーの古い写真と生い立ちが書いてあるようで(フランス語なので全然読めないから不明)かなり思い入れのあるアルバムだと思うのですが、インパクトがはっきりとしなかったのです。
今回やっとアルバムにたどり着いたようでホットしています。ずっとそばにいたのに今になり、その魅力にきがついて愕然とするような状態です。でもCDって取り返しがつかない過去になりませんから。やれやれ。
2曲目ドラムはガンガンしっかり叩いて、それに対するピアノもすごい事をやっています。それが当たり前のようにまとまっているので驚くべきところでおどろかない。4曲目ハーモニーを探る中からメロディが生まれ、そこにリズムが入ってくるあたりゾクッとしますが驚かない。6曲目も大変美しい曲です。美しい曲は多くがプツリと切れたように終わります。7曲目のピアノアドリブもすばらしいし、8曲目のベースソロも構成されたしっかり流れのある曲になっています。
9曲目、パリの街、窓に雨がつたう室内ではある女性が鍵盤でメロディをつま弾いている。そして思いは・・・ 映像的です。
10曲目のボラーレや5曲目のはっきりしたメロディ、11曲目のイントロの印象にとらわれがちですが、それがこのアルバムのわなです。このアルバムは美しい過去を綴っている思い出集。だからぷつりと切れる記憶もあるのです。曲が一枚一枚の写真だとわかったときこのアルバムは落ちつくべきところに落ち着きました。
このピアニストの特徴としては独特の左手の柔らかい和音、右手の美しいトーンです。そんな演奏に派手なところのない曲の演奏が、すごい事をしてるのに強いインパクトを与えない落ち着いたものにしています。ドラムもしっかりした内容なのに押さえて聴かせています。録音レベルを変えて聴いたらドラム演奏としてかなり興奮する演奏ですね。生で聴いたら全然違う印象でしょう。
ここで演奏されているの曲は、一つ一つまるで古いアルバムの中の1枚の写真のようです。
そう思えたらすばらしいアルバムになりました。12曲目目のピアノソロ“post seripyum"が終わったあとしばらくの間があり演奏されるセカンドバージョン、この隠れピアノソロがComoの現在を表現しているのだと感じました。

Jean Pierre Come / Storia・・

Jean Pierre Como piano
Andre Ceccqarelli drums
Thomas Bramerie bass

1 primavera
2 le pluz beru tango du Monde
3 Lwtgs Mare
4 Eestate
5 Giarno Di Festa
6 Lea
7 Allegria
8 Syragria
9 valse du premuier Jour
10 Vdare
11 Storia
12 Post seriptum
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疑問の解決 P・イトゥラルデ パコ・デルシア / FLAMENCO JAZZ

2006-06-22 16:01:07 | 聞いてますCDいいと思う
昨日書いたチャーリー・ヘイデンの“リベレーション・ミュージック・オーケストラ”に関連して、長らくはっきりしなかった点があるのがこのアルバムです。スペインのテナー奏者が当時まだ売れていなかったパコ・デルシアと録音したアルバムです。疑問だった点はこのアルバムの3曲目“EL VITO"という曲で作曲がテナーのペドロ・イトゥラルデになっていますが、その曲が昨日の2曲目と同じではないかと思っていることです。購入したのはこのアルバムの方が後なのでマネと思っていましたが、実は録音はこちらのFLAMENCO JAZZのほうが先です。今回聞き比べるとやはり同じメロディが流れます。確かな経緯は計り知れませんが、推測は出来ました。1987年に再発されたリベレーションのCDでのライナーノートには書いてありませんが、1970年のLPレコードのライナーノートに悠 雅彦氏がヘイデンが書いた部分を翻訳しています。リベレーションの2曲目は1930年の映画“マドリードで死ぬために”で使用されたサンウドトラックのスコアを少しだけ変えたものだと。ここで推測が入りますが、映画のサントラを書いた人がどのように題材をとったか解りませんが、スペインの民謡等が題材になれば、それを知っているスペインの奏者が似た曲を作曲したとしても解らないわけではありません。もしくはそのサントラを聴いた人が同じ民謡として曲にしたのかもしれません。すごく似ているけど。まあ私としてはこのテナー奏者がこの映画音楽に多大な影響を受けたと思っています。もうひとつもっと期待するのは、カーラ・ブレーは絶対このアルバム聴いている思いたい。
長々書きましたが、実はこのアルバムそう書きたくなるほど影響力があるすばらしいアルバムです。

PEDRO ITURRALDE PACO DE LUCIA / FLAMENCO-JAZZ

Pedro Iturralde ts
Dino Piana tb
Paul Grassl P
Erich Peter bass
Peer Wyboris drums
Paco de Lucia g

1 VALETA DE TU VIENTO 風と風見鶏
2 CANCION DE LAS PENAS DE AMOR 愛と悩みの歌
3 EL VITO  エル・ビート
4 CANCION DEL FUEGO FATUO 狐火の歌
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押し売りもいとわない C・HADEN /リベレーション・ミュージック・オーケストラ

2006-06-21 20:40:33 | 聞いてますCDおすすめ
ピアノのアルバムを聴く事が多いが、そればかりではというので時々昔のアルバムを挟む。聴こうとしたアルバムに不明な点があるので確認の意味でこのアルバムを聴いた。



だれでも思い入れのあるアルバムがあると思う。私のそれが,このアルバムです。親戚でもないのに身内みたいに思って贔屓を張ってしまう。贔屓目に見なくてもこのアルバムはすばらしいので、押し売りだっていとわない。
最初に書こうと思ったアルバムは明日にまわして、こちらを紹介したくなった。
ベースのチャーリー・ヘイデンの初リーダー作で1968年の録音です。
最初の3曲がすばらしい。LPではこの3曲がA面です。
スペイン内戦をテーマにした連作です。次々に出てくるメロディと音色が頭にこびりついて、あらためて聴くときプレーヤーの次の音を待っている状態です。
イントロダクション~連合戦線の歌はガトー・バルビエリのフレーズから始まり,そのときから心が奪われます。カーラのピアノをバックにラズウェル・ラッドのトロンボーンが悲しい雰囲気を盛り立てます。2曲目サム・ブラウンのフラメンコ・ギターのイントロから入る第五連隊では、ドン・チェリーの悲壮感あふれるソロと映画のサントラのコーラスが効果を増し、サムブラウンのギターに戻ります。4人の将軍、第15旅団万歳と切れ目なしに続きます。4人将軍では太いベースソロ(この時からチャーリー・ヘイデンの追っかけになった)、ペリー・ロビンソンのクラリネットのリズムにのって、トロンボーンのラズウェル・ラッドが兵士の怒りのようなソロを展開します。15旅団では、ガトーバルビエリが(この時からG・バルビエリの追っかけになった)もはやどうする事も出来ない兵士の心をもの悲しく演奏します。ブラスで旅団のテーマに戻って終わります。
エンディングは全てが終わってしまった兵士たちへの鎮魂歌と聞こえます。
この3曲だけで充分です。LP1枚以上の密度と緊張があります。
このオーケストラのメンバーの多くはカーラ・ブレーとマイク・マントラー主幹の音楽集団JCOA(ジャズ・コンポーザーズ・オーケストラ)に所属しており、当時FMラジオではこの集団の演奏を数時間分流し、私はオープンリールテープレコーダーで録音した思い出があります。
追っかけついでですが、このアルバムの3曲目の鎮魂歌のような曲想は、もう一人の追っかけゲイリー・バートンのアルバム葬送で聴かれます。カーラブレーが作曲しておりガトーバルビエリ、マイク・マントラー・ハワード・ジョンソンなど同じメンバーが名を連ねています。




CHARLIE HADEN / LIBERATION MUSIC ORCHESTRA

チャーリー・ヘイデン bass
ペリー・ロビンソン  clarinet
ガトー・バルビエリ  ts
デューイ・レッドマン as ts
ドン・チェリー    cor
マイク・マントラー  tp
ラズウェル・ラッド  tb
ボブ・ノーザン frh
ハワード・ジョンソン tuba
サム・ブラウン    g
ポール・モチアン   perc
アンドリュー・シリル perc
カーラ・ブレイ    P

1 イントロダクション~連合戦線の歌
2 第5連隊~4人の将軍~第15旅団万歳
3 エンディング
4 チェ・ゲバラに捧げる歌
5 戦争孤児
6 インタールード
7 サーカス’68’69
8 勝利をわれらに
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