JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

本命盤 Seymour Reads The Constitution! / Brad Mehldau Trio

2018-05-30 17:04:30 | 聞いてますCDおすすめ


年間ベストアルバムを選ぶけれど、それは記事にしたものというくくりをつけている。だからこれはと思うものは記事にしなければいけない。まあ記事にはしやすいけど。

これは書いておかなければというのがこのアルバム。
1曲目、アルペジオの少し淀んだ世界から後半のそこにかかる早いパッセージ、この両手の動きをきいていたら、なんだか初期のメルドーを思い出してうれしくなった。
2曲目ベースとの掛け合いがうれしい。この2曲を聞くとこれはまさにJAZZピアノの音作り、このサイドの二人がいて出来たことで、ここ数年でもトップクラスのジャズ・ピアノ・トリオの演奏だと思う。
トリオのインタープレー度、音の良さ、フレージング、これはメルドーがここのところ演ってきた。デュオであったり、バッハであったりの総体が、本来のトリオでの演奏に一層の自信を与えたとしか思えない。

このあと、ほかの人の曲になっるとアレッと緊張がほどけるのだけれど、これも許せるか。結構普通に聞いてしまうのも逆にメルドーのなせる業で、飽きさせない。ただ私的には1,2曲目の雰囲気でいかれたら1位にしたと思う。

日本盤ボーナス・トラックの9曲目、はオリジナル“Beatrice”の軽やかさを引き続いて初めて、7分39秒、起承転結をリズムバックに一人で弾いているから、もしかして完全インプロかもしれません。いづれにしてもジャズ・ピアノの本命盤、年末どの位置にいるのだろうか。

Seymour Reads The Constitution! / Brad Mehldau Trio

Brad Mehldau (p)
Larry Grenadier (b)
Jeff Ballard (ds)

1. Spiral
2. Seymour Reads the Constitution!
3. Almost Like Being in Love
4. De-Dah
5. Friends
6. Ten Tune
7. Great Day
8. Beatrice
9. Middle Game *Bounus track

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再びパリからミラノも加えて

2018-05-28 21:47:59 | その他
父親と母親のそれぞれの誕生日付近に息子1が食事に誘ってくれる。オクサンの誕生日は過ぎたけれど、バイオリンの発表会や旅行、息子の方も忙しく、そして6月になればオヨメサンのほうも外で食事など不可能になるので、週末に会うことになった。
お稽古をおえて、チェロを持ったまま、お店に向かった。



チェロにとっては初の銀座デヴューになった。

イタリアンを予約しておいてくて、まずはお土産渡し、私はCDもらったけれど、実はお土産はこっちがメインです。



リヨンで買う日本では手に入りずらいチョコレートはオヨメサンに。そしてこれがメイン、息子も誕生日だけれど僕は良いからと頼まれたのがこっち。



季節が合うかどうかわからないけれど、来月にはこれを着てくれるだろう女の子と会うことができる。



こっちも同じくプレゼント、実は数か月後のために同じようなお人形を息子2のオヨメサンにも送ったそうで、こちらはまだ男の子か女の子かわからない。

お土産を渡したら、息子の方かららもお土産、仕事でミラノに行っていたそうで、ミラノで有名なマロン・グラッセだそうです。





こちらはイタリアン・ミックス・スパイスとトマトソース(スパイスさっそくつかってMたけれど赤いのとっても辛かった)

さて食事の方はまずサプライズはタマネギと新キャベツのスープ



お店の売りの15種類のハーブ・サラダ



パスタはカロチーノ・オイルを使ったタコのラグー・ソース・スパゲッティ



自家製じゃがの芋ニョッキ



メインが群馬県産和豚もちぶたのロースの炭火グリル



スコッティリア トスカーナ風肉の軽い煮込み



千葉産スズキのハーブ蒸し



でデザートが2種



大変楽しくいただきました。次も無事に会いましょう。




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償いは、今 アラフェア・バーク 著 三角和代 訳

2018-05-27 21:59:10 | 


常に次の1冊は持っておきたいので選んだ本。
久しぶりの弁護士ものだし、三転四転って帯ににも惹かれた。
期待通りであって欲しい。

まずはちょっと抜き書き

 依頼人が無実かどうかは関係ないと弁護士たちは言う。それを知るのはわれわれの仕事ではない。真相がどうであろうとひたむきに戦う。嘘ばかりだ。

この作家、もと検事補で今は法律を教えている人だそうで、文もちょっと癖がある。

エイナルの頭巾はいつも少しピエロのボーゾーに似ているからだが、一日分の湿気のせいで、スーツケースの底にあまりに長く放置された特大のニンジン色の綿棒ぐらいに、しぼんで見えた。

こういう表現になれるまで結構大変。お話は犯罪に巻き込まれて奥さんを亡くした作家に今度は殺人の嫌疑がかかり、それを元恋人が弁護するというお話。状況が入り組んでいてさて今度起きた殺人も奥さんの事件と関連ついている。

「ついでに、週末になると子犬を蹴っていたと言ってくれない?そうしたらあなたを証言台に呼びたいかも」

と弁護するけれど後はネタバレしちゃうので書けない。

私としては展開をちょっと作りすぎちゃった感があって、結末もこうでない方がいいと思った。法廷ミステリーファンにはここまで行かないといけないのか、もちょっと法廷場面を期待したんだけれど、弁護活動がメイン。それも結果からするとしょうがないか。

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再びパリから  joue Sidney BECHET / Philippe AUDIBERT

2018-05-25 09:04:44 | 聞いてますCDいいと思う


オクサンが友達と二人でフランスに行っていた。パリから昨日帰ってきたのだけれど、お土産がこれ。
前にはパリのストアーの店員に相談して買ってきてくれたCDがエミール・パリシェンのデヴューアルバム、発売1週間のものだったので、日本初お披露目みたいなちょっとできないことをした。

パリからのお土産

今回のこのアルバムもなかなか日本にはないかもしれない。誰も知らないからPhilippe Audibertで検索するとフィリップ・オーディベールってジュエリーのお店のことばかり出てくる。とっても有名なんだろうけれどそちらは関係ない。
こっちのオーディベールさんがどんな人かまるで分らないのだけれど、実は街中で演奏していたのを聞いて結構良かったのでその場で買ってきてくれたCDでした。

シドニー・ベッシェが大好きなようで、それはパリジャンならよくわかるけれど、私も大好きなのはオクサン知らないからこれ神様のおかげだろう。
大好きな“小さな花”が入っていて大喜び。
ちょっと有名なバンドだそうで、実はこのオバサン(オバアサン、90才以上だそうです)が有名だそうで、路上でいつも踊っているそうです。



以前TVで日本でも紹介されたもたいで、探して行ったわけではないけれど出会って思い出したとか。



だからこちらが何日か前のパリのスナップ、オバアサンも映っていてよかった。こんな子供も演奏に加わっていたそうです。



内容はシドニー・ベッシェの音楽だからひさしぶりだけど、こんなんが流れているパリを歩いているのは楽しいでしょうね。






joue Sidney BECHET / Philippe AUDIBERT


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さわやかの気持ち MITO / Michel Reis

2018-05-23 22:49:34 | 聞いてますCDいいと思う


かなりのファンのつもりがつもりがあんりゃ、こんなの知らないというのが、またシスターのところにあった。
Michel Reisに出会って気に入ってライヴであったり、なんと街をあるいていたら店の前にいるReisにばったり出会ったりしたことがある。とても好青年で、その素直さが演奏するピアノをより純粋に感じさせる。

なんと水戸で録音されたソロだそうで、そこでレコーディングされ、タイトルにしてくれているところがうれしい。
この人のピアノはテクニックがどうのとか、迫力がどうのとか、ないわけじゃ決してないのだけれど、そんなことよりピアノに向かい合っている喜びみたいなものが素直に伝わってくる。
トリオになると仲間同士のインタープレーに聞き惚れるけれど、ここではアクセントとかハーモニー、休みの日に風を感じながら聞くのが一番のような五月、水戸のアルバムです。

こんな地味なアルバムは以後再発されないだろうし、それでいてとてもいい気持ち、こういうのを持っているって気持ちいいです。



MITO / Michel Reis

Michel Reis (p)

1. Rising ライジング
2. Sunae スナエ
3. Forest's Edge フォレスト・エッジ
4. Lost Temple ロスト・テンプル
5. Looking Glass ルッキング・グラス
6. Echoes エコーズ
7. Folk Song フォーク・ソング
8. Labyrinth ラビリンス
9. Repose リポーズ


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演奏曲

2018-05-22 22:51:16 | チェロ無難
チェロ合宿の時に練習した曲を9月の発表会に演奏することになっているけれえど、ソロの方の曲を決めなければいけない。
できたら弾いてみたいと思っている曲があって、楽譜もかったのだけれど、てがあつけられずにいた。
何度か書いているけれど、ヴィヴァルディのチェロ・ソナタ No.5 in E miner RV 40。



恐る恐る楽譜をだしてこれが弾きたいとお伺いをたてる。うーんと考えているけれど、何とか間に合うかなとのこと。



ただし第一楽章だけでなく2楽章とのセット、この2楽章は早くて苦手なところ。なんとスズキ・チェロ練習曲集のVOL.5の最初の曲だそうで、そっちの譜面の方が大きいのでということで購入。



まだ3集の途中なのにいいのか、大丈夫かと恐ろしい。無茶してしまったかも、でも後には引けない。ということで即始めました。



まずは第一楽章のポジションと指使いを教えてもらってとりあえず鳴らしてみた1回目。家に帰ればわからないところができていて、これで合っているのか
思ってしまう。10日ぐらいたってなんとか近くの音まで指が動くかなという状態で今週末に2度目のレッスン。
たぶん2楽章のほうが難曲だから今度はそっちの指使いにいくのだろうなってことで4か月でどこまで行くかな。
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花 16番

2018-05-21 17:49:16 | 


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生々しいキース KEITH JARRETT TRIO CANADA'84JAPAN'86

2018-05-18 21:47:43 | 聞いてますCDいいと思う


ゲーリー・バートンとキース・ジャレットのアルバム保持率がトップ2でバートンのほうが若干多かったけど、新しい録音はでないから、キースの方がいつか抜くのだろう。ECMから年に1枚ぐらいでているけれど、ショップでみていたら、ブートだろうアルバムがあって珍しいので買ってみた。
84年カナダのマッセイ・ホール、86年仙台でのFM放送用に録音だそうで、スタンダード・トリオの初期の演奏で84年はライヴとして初音源じゃないだろうか。
ブートの音源まで追っかけることはしていないけれど、ショップで並んでいるので良さそうなら買うのに抵抗ない。キースのブートは初めで、それが面白い。
カナダの方から聴き始めた。これまでキースといえばアイヒャーの音を聞いてきたわけで、これキース・トリオの音で頭に入っているから、違う音作りになったのがこれはこれで面白い。ピーコック、ディジョネットとのバランスがちょっと違うし、ピーコックのベース音も弦高みたいに聞こえる。ししかしこの音源、ECMでは体験できないライヴの生々しさがあるような気がする。ECMの洗練、選び抜かれた音じゃないのことが良いのか悪いのか、ただし面白い。
そんな後に日本の仙台での演奏はこちらはだいぶ音がよくなっている。ブートとしてはこれはとても良いのかもしれない。そしてこの演奏が実にいい。
FM放送の仙台の気候がとかキースがロマンチックとかの放送を挟んだ録音なんだけれど、それがあっても3曲目〝Meaning Of The Blues”なんて素晴らし。
メンバーのインタープレーと緊張感は当時がすごかったとも思おう。
4曲目〝You And The Night And The Music”いまは聞くことが出来たいだろうピーコックの力強いウォーキング、古いキースのライヴ、最近はきいていないけれど
このアルバムというかこの仙台公演かなりすごいと思う。

KEITH JARRETT TRIO CANADA'84JAPAN'86

Disc 1
1. I Fall In Love Too Easily
2. So Tender
3. Rider

Keith Jarrett (Piano),
Gary Peacock (Acoustic Bass)
Jack DeJohnette (drums)

Massey Hall, Toronto, Canada,
December 18th 1984

Disc 2
1. Stella By Starlight
2. Late Lament
3. Meaning Of The Blues
4. You And The Night And The Music
5. Encore: I Remember Clifford

Keith Jarrett (Piano),
Gary Peacock (Acoustic Bass)
Jack DeJohnette (drums)

仙台、電力ホール
Japan, October 20th 1986
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サイバーストーム 隔離都市 マシュー・メイザー 著 林香織 訳

2018-05-17 09:36:48 | 


非常に現代的なテーマで買ってみました。作者はサイバーセキュリティーの専門家だった人。

年末に向けて猛烈な雪が吹き始めると、電気も止まり、物資も供給されず、ライフラインが切断され、何が起きているのかわからないなか、サバイバルが始まり・・・というストーリー。

ちょっと抜き書きすると

ニューヨーカーの典型的な非常用品の買い物リストには、ワインだの電子レンジでできるポップコーンだの、ハーゲンダッツだのが入っていて、災害時の最大の問題は退屈だと、しばしば思われている。

「サイバー・エスカレーション」とは何ですか?」司会者が尋ねた。
「コンピューターっシステムとネットワークに対する全面的な攻撃のことです」

だいぶえげつない場面にもなって、ちょっとしんどかったけれど結論は「ふーん、そういうこと」って、とんでもないことではなかったところをどう読むか。

それでも7万人死んじゃった。
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シネのつながり

2018-05-15 16:52:02 | 聞いてますCDいいと思う



オクサンのバイオリン発表会が横浜で開かれて、リハもあるので早めに馬車道に行く。始まるまでは1時間以上あるので、久しぶりにUNで時間をつぶしました。って6枚も拾ってしまった。チェロ関連が2枚中古ジャズが2枚に新しく出たのが2枚。

その中古がこれ。一時期全アルバムをそろえようかと思ったテナーが二人、見ていたら知らないジャケがあったので久しぶりに買ってみた。それにしてもガトーの方は驚いた。これはまるで知らなかった。


面白いのは2枚ともシネ・ジャズ。シネ・ジャズといえば「死刑台のエレベーター」だけれど、そこでテナーを吹いているのがバルネ・ウィランなのはご存じのとおり。



1958年の映画けれど翌年には、ケニー・クラークと組んで映画「奴らを殺せ」の音楽を担当している。「jazz sur seine」というアルバムとカップリングされているのがこのバルネのアルバム。死刑台に似ているのはしょうがないか。

 

そしてガトーの方のアルバムは1965年と68年の映画音楽。

ピエロ・ウミリアーニという(有名な人らしい)の映画音楽。後の方の題はなんと「フリー・セックス地帯を行く、天国か地獄か」
という題だから恐れ入る。

  




バルネの映画音楽をなぞったようなところが面白いし65年はそれで始まって68年のほうではフリーのところがあったりガトーらしい太いうなりが出てきたりで面白い。

ってどちらもほとんど人は関係ないようなアルバムかもしれない。UNにあったことはあったのだけどやっと売れたんだろうな。


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