JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

君何処にいるのVIVE LES ETRANGERS /CHRISTOPH ERBSTOSSER

2009-09-30 22:04:33 | 聞いてますCDいいと思う


ジャケットの写真から、ダラーブランドみたいな音楽を想像していましたが、どうやらそれは間違いで、かなり良さそうなことをネット上で知りました。
忘れようのないジャケットなので、中古で出会いすぐ拾いました。
2001年の録音で1曲目からこれはいいと思いましたので調べました。
ベルギーの若手ピアニストで、ブリュッセル・ジャズ・オーケストラで活躍とまできて、後が続きません。
ベースも同じところで弾いているようで、ドラムスはバブティスト・トロティニョンと一緒しているのは解りました。
間違えかも知れませんがDel Feroの1997年のアルバムでアシスタント・エンジニアを務めている人が同じ名前です。

1曲目、ゆったりしたシンプルなハーモニーから始まる演奏は、ベルギーのJAZZピアノの伝統を確りともった欧州のトリオです。
2曲目、モンクの曲を上手くスィングさせて、この人モンクファンです。
3曲目軽やかなオリジナル、この人柔らかいハーモニーとそれにマッチしたタッチで、シンプルなメロディを美しく仕上げます。
引き続く4曲目もハーモニーの流れでストレーホーンの曲を可憐にまとめます。
続く2曲がオリジナルで、6曲目ドラムスとベースラインがアフリカンなリズムを取りますが、語り口はヨーロッパ。
7曲目の“I'am old fashioned”も歌い方は同じ感じ、心地よいトーンです。
ちょっと力強い8曲目とやさしい曲のオリジナル“Kate's song”は奥さんでしようか、娘さんでしょうか、ラーシュ・ヤンソンのお孫さんへの曲を思い出してしまいました。
やさしく、心のこもった素晴らしいメロディです。
10曲目の“You and the night and the music”はこれは』意外とオーソドックスなテンポと曲調、でもこのようなものも必要かな。
最後はオリジナルで“See you tomorrow”キースの子供たちらしい、ゴスペルが入ったバラッド、このような若さも良い。
 
これほどのピアノを弾く人は、もっといろいろな所で名を聞いてもよいと思うのですが、行き当たらないのはなぜでしょう。

明日会おうなんて言っているけど、君何処にいるのですか?


VIVE LES ETRANGERS / CHRISTOPH ERBSTOSSER

Christoph Erbstosser(p)
Jos Machtel(b)
Dre Pallemaerts(ds)

1. Wonderland
2. Bye Ya
3. Wonder why
4. A flower is a lovesome thing
5. African blues for D.E.
6. Vive les etrangers
7. I'am old fashioned
8. Tambour
9. Kate's song
10. You and the night and the music
11. See you tomorrow

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誇りと復讐 ジェフリー・アーチャー

2009-09-29 22:09:13 | 


週に出張が2本になるので、途中読む本を用意して置かないと凄い時間を無駄にしているような気になります。(このごろすぐ寝てしまうのに。)
図書館に予約しているものはまだまだ時間がかかるので、本屋さんで探してみました。
ジェフリー・アーチャーの新しいものが文庫で出ていました。
アーチャーといえば「ケインとアベル」1981年で驚いてその後「ロスノフスキの娘」1983年「大統領に知らせますか」1987年「チェルシーテラスの道」1991年とそのストーリー・テラーに本当に心躍らしされました。途中「百万ドルをとり返せ」なんていうのに戻りもしました。
政治家としてまた男爵の称号獲ながら、獄中につながれるなどしてあまりに有名ですが、その後の短編や「ゴッホは欺く」も心躍るというところまで行かなくなり、新作必ずでもなくなっていました。
久しぶりの長編(でも字が大きくて文庫2冊分はないと思う)でやはり読むことにしましたが、選ぶ理由もう一つ。
この小説の翻訳はアーチャーの翻訳はこの人という永井淳氏、でもこの名前をみて驚きました。アーサー・ヘイリーや大好きなネルソン・デミルの「誓約」の翻訳でも読みやすい、流れるような文そ見せてくれた氏ですが2009年6月4日に間接性肺炎という難病で亡くなっているからです。まさに最後の翻訳になったのでしょう。
亡くなったことを新聞でみてがっかりしましたので、寂しさのなかに挨拶をいただいた感じです。
読み始めますと、テンポがすぐにはなじまない。アーチャーの大河みたいなものに合って行くのにちょっと時間が要りましたが、さすがアーチャーと永井氏1冊目中盤から落ち着きました。
舞台もイギリスで、ここのところのアメリカの雰囲気とは大違い、ベッカムが出てくる現代ですが、刑務所だってティーの時間があります。
小説のような展開ですが(小説だ)ぐいぐいと読まされてしまいます。
ただ一つ腑に落ちないのは、ダニー・カートライトの葬式が簡単に納得されてしまうところ、イギリスでは葬式に棺を開けないのでしょうか。
そこだけはもう一度読み返しましたが、私が何か読み落としているのかも知れません。
この後待っていった本が図書館から届きましたので、次の図本はそちらです。
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清い時代があった Jazz Sebastian BACH / SWINGE SINGERS

2009-09-28 21:51:01 | 聞いてますCDおすすめ


[ L P ]

バッハを好きになるのは音楽を聴く者の過程みたいで、そこからどこに行くのかが問題みたいなとところがあるます。
バッハのオルガンとか、“音楽の捧げも”などを凄く好きで聞いていたころから、だんだんとMJQやジャック・ルーシェなどのjazzに入ってきた思い出だあります。
そんな中では、このアルバム、初期の一つでありました。
このような、しゃれた音楽表現があるのだと、中学の小僧は驚いたわけで、その後
ダブル・シックス・オブ・パリなどを聞いてその流れを知ることになりました。
このような音楽は最近流れないし、JAZZ史にどのように残っていくのか少し心配になります。
一般的なアルバムが何度も何度も再発されるのに、少し外れると消えてしまうアルバムはとても残念です。

さてコーラスでバッハをジャジーに表現する、いまだに乗り越えるグループがないように思います。
バックにいるピエール・ミシュロのベースとガス・ワレスのドラムスも、とても上品なフランスJAZZです。
1曲目、フーガの技法からスタートするあたり凄い迫力であり、それを難なくと軽くヴォイシングすること、普通このグループを知っている方には何の説明も必要ないのですが、私の語彙では難しい。
2曲目のコラールも大好きでした。
3曲目のG線上のアリア、バッハ本体よりかこちらから入ったようなしっくり感です。
6曲目のフーガも、とても懐かしく、この当時私の心は今とは違い、清々として人々は善意で満ちていると、とりあえず私はそのような気持ちにいたはずであります。そこからスタートしたけれど、この後のアーチー・シェップあたりがいけないのかも知れませんが、これはその前です。
バッハの音楽が大好きという人はたくさんいるし、シングル・シンガースも大好きでしたという人もいると多いと思います。
でもその比率はどんどん減って行って、今でもシングル・シンガースを聴きますという人がとても少なくなったと感じます。
B面2曲目の“シンフォニア”の女性ソロの登るようなうつくしさがあります。
4曲目“カノン”「規別」「標準」を意味するギリシャ語で、最も厳格な模範をなす体位的手法がなされた演奏です。
5曲目は有名インヴェンション、このメロディなどはそれこそ10代の初めから頭に入っていたわけです。
最後はゆったりとしたフーガ、シングル・シンガースがただ単にバッハをするのでないことはこの前後を聴いて明らかです。素晴らしいスィング感とジャズテンポを持っていたグループだと改めて思うわけで、今の方にも是非聞いてもらいたいグループでした。

JAZZ SEBASTIAN BACH / SWINGLE SINGERS

1. Fugue in D Minor [The Art Of The Fugue BWV 1080] 2:14 $0.99
2. Choral: Wachet auf, ruft uns die Stimme BWV 645
3. Aria [Orchestral Suite No.3 in D minor BWV 1068]
4. Prelude No.11 in F [The Well-Tempered Clavier - 2nd Book BWV 880]
5. Bourree [English Suite No.2 in A minor] 1:44 $0.99
6. Fugue No.2 in C minor [The Well-Tempered Clavier - Book 2 BWV 871]
7. Fugue No.5 in D [The Well-Tempered Clavier - Book 1 BWV 850]
8. Prelude No.9 [The Well-Tempered Clavier - Book 2 BWV 878]
9. Sinfonia [Partita No.2 BWV 826] 4:54 $0.99
10. Prelude No.1 in C [The Well-Tempered Clavier - Book 2 BWV 870]
11. Canon
12. Two Part Invention No.1 in C BWV 772
13. Fugue No.5 in D [The Well-Tempered Clavier - Book 2 BWV 874]
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クリムトな一日

2009-09-27 17:58:07 | その他
日本橋高島屋デパートで開催されている「ウイーン世紀末展」へ行ってきました。美術展には昔から行っていましたが、クリムトに気が行くようになったのは最近で、まずは行きの電車で借りた本でお勉強、でもこの本結構難しい。アルバムレビューもこのようにかけたらカッコいいなどと思っていると日本橋につきました。



クリムト展ではないのでチラシはエゴン・シーレでした。



「ウイーン世紀末展」はウイーン・ミュージアムの所蔵する19世紀末から20世紀初頭のウイーンの画家の作品を展示したもので、かなりの点数が展示されています。作家が多いので、印象は薄まってしまいますが、見ごたえあります。
クリムトも10点以上エゴン・シーレはかなりの数でやはりメインです。
こんなのが生でみることができました。







エゴン・シーレもちょっと好みではとおもっていましたが、この二人まとまって観ることが出来ました。
このデパートの地下には麻布にあるイタリアンのお店が出店していますが、行ってみると結構しっかりとした感じでお値段も昼にしてはと言うので銀座に行きました。
先週は開いていなかったお店へ行ってみました。
食べたものを写真に撮って記事にしてもと思いますが、一部には評判良いみたいなので、4年も続けているとこれでも記録になってます。



前菜盛り合わせ



タリオリーニ 生ウニのトマトクリームソース



フットチーネ 孔子挽肉とポルチーニ茸のソース




生パスタが評判のようで、シェフはイタリアで称号も持っている方のようです。
気取らない、家庭的な優しい味で、もうすぐ開店1周年だそうで、ホールのお兄さんも感じよかった。宣伝しときますといったので店名も載せてしまいます。



これにコーヒーがついた(パスタはどれか1種類)パスタ・コース2,000円は結構お値打ちです。

お腹が一杯で、ワインも(手ごろの値段からある。)効いています。
いつも行くショップに行くとクリアランス・セールで、輸入盤が安い、それを2つと新しいの1つ買ってしまいました。

それを聴きながらこれを書き終えましたが、お腹も耳も目も満足したので、題は“クリムトな1日”。
なんとも短絡的なですが、感じでてるでしょ。



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触れずに見ている Stone In The Water / Stefano Bollani

2009-09-25 22:43:33 | 聞いてますCDいいと思う


S・ボラーニの新譜が出ましたが、行きつけのショップには、なかなか並ばない。ECMから出るトリオ演奏は初めてで、メンバーはすでにStuntレーベルから2枚トリオで演奏しているベースのJesper BodilsinとどらむすMorten Lundの3人。
出ている2枚はblogでも話題になった評判のよいもの、今聴いても素晴らしいと思います。
ボラーニがソロでECMから出たとき、内省的な面と、ラグなどを取り入れた自由な明るい部分が、半々にあって、聴く側のその日の体調によって、好みが変わるという、体調占いみたいだと記事にしました。
ECMのピアノソロとしては、ボラーニが、随分自由なに演奏させてもらっていると驚きました。
そしてやっと手に入れた新しいトリオのアルバム、1曲目“カンターノ・ヴェローソ”これが1曲目という事、これでイメージ決めているのでしょうか、私としては素晴らしい良い広がりの始まりです。
ボラーニの最初からとても緊張して始まります。
そこで、ルンドのブラシワーク、ECMでは少し異色の始まりです。
前のソロアルバムの2つの面が見事に融合して、まったりとしながら歯ごてえのある感じを受けるのは、これはトリオで演奏になった、という事もあるかも知れません。
偶然みたいに発足したこのトリオが、2003年のアルバムから続いてここまで来ると、当時の感じた緊張感しこし弱くなますが、練りあがったゆとりの交換が加わって、キースのスタンダードトリオをも感じさせるのです。
2曲目と3曲目がBodilsenの曲、ゆったりと、そして内省的なボラーニのフレーズは大切な一葉になってきました。ボデルセンのベースソロがECMとしてはとてもJAZZ的で新しい感じです。
ベースの巡回パターンの中からとても孤高にフレーズを選んでいく3曲目、ライヴで聴いたらこの演奏凄いと思います。
ドラムスがこれでもかと回りを囲ってい始めると、その中でのボラーニのソロはそのすべてを受け入れ、もしくはシャットダウンするような力強さで圧倒的に形を作ります。
4曲目がAntonio Carlos Jobimの曲、ゆったりとした美しい演奏ですが、これほどまでブラシを効かさないで、ジャンと叩いて、思い切り良くしてもよいかと、どちらにしてもECMでは異色な感じです。
そして5曲目6曲、ボラーニの曲が続きます。
5曲目の出だしのパッションからベースソロ、引き続くピアノソロは、だんだんと盛り上がる素晴らしい自由をボラーニに与えた感じで、大きな展開です。
6曲目は、おとなしい曲展ですが、さて、ここにとても攻撃的な曲があったらどうだろうと思うのです。攻撃的でないこの曲は単独では美しいと思いますが、ほかと取り替えても良いかな。だってボラーニ、もっとはじけてもいいのでないでしょうか。
7曲目、フランスの作曲家フランシス・プーランクの15の即興曲よりImprovisation 13 en la mineur、その意味アグレッシブで攻撃的、
このグループがこう演奏するの、ありだと思います。
その後ボラーニの曲2曲は 内に秘めた感じですが、意外と強い意思がある曲です。
8曲目、力強さがあるモーダルな曲、このような曲も必要ですが、でも充分にほかの魅力もあるのです。
9曲目は1曲目と似た感じの落ち着いたボラーニの曲。

ボラーニがECMと組むとこの感じ、とても深くそれでいて柔らかいフレーズが、まさに今訪れている秋を示すようです。
独自のフレーズを持ち、とても位置をしっかりしていてるところ、凄く良い様で、でもファンにはチョット距離を持ちたい、そんな感じです。

「Stone In The Water」そろそろ、それを水の中から拾い上げるのが冷たいような、一つ一つを、それに触れずにみているような、ちょっと間をとった美しさです。

Stone In The Water / Stefano Bollani

Stefano Bollani (P)
Jesper Bodilsen(B)
           Morten Lund(Ds)
 
 1. Dom De Iludir  
 2. Orvieto
 3. Edith
 4. Brigas Nunca Mais
 5. Il Cervello Del Pavone
 6. Un Sasso Nello Stagno
 7. Improvisation
 8. Asuda
 9. Joker In The Village

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鼓動の様に UPGRADED IN GOTHENBURG / J&R WASSERFUHR

2009-09-24 21:35:15 | 聞いてますCDおすすめ


ACTのアルバムがあると気にしますが、このアルバムメンバー見るとラース・ダニエルソンとアンダーシュ・シェルベリ、一人は握手したばっかりの人だし、もう一人は会ったら拾う人、ただちょっと気になるのが、ニルス・ラングレン、この人経験上振れるんです。
主役の2人は若いドイツ人、20歳のトランペッターと22歳のピアニストですから、発掘ものです。ヤング・ジャズ・ジャーマンというシリーズの一枚だそうです。
まず最初に、一通り聴いた後に、大きな声でお誘いしたいのが3曲目、“Traveller's Defense”、ラースのアルバム「Tarantella」の中の大好きな一曲、あのアルバムの世界が展開して、それだけで驚きです。ラングレンもとても良い感じで溶け込んでいます。
最初にそれを言ってしまって1曲目、静寂の中からメロディを立ち上げていく始まり、雰囲気的にはスウィート・ジャズ・トリオを感じますが、ペットの語り口の落ち着きにまずはビックリ。
兄弟の曲になっていますが実に楚々としている、ピアノはペットより前に出ない。確りしたベースラインが曲を引き締めます。
2曲目も彼らの曲でフォービートに乗ったバップ、このトランペット20歳かよ、悪い言葉を使いましたが、その言葉が使いたくなるほどフレーズは練れてます。その後のピアノは上手いけど、お兄ちゃんのほうがちょっとおとなしい。
こんな子たちと呼びたくなるような落差があります。


そして前出の3曲目、ストレートなトランペットのイントロから、あのテーマをラングレンがトロンボーンで吹き始めます。実にマッチした音色でラースの世界再びです。
4曲目は女性ヴォーカル入り、、ジョニー・ミッチェルやカーリー・サイモン系の歌い方で若いPOPの面もあります。
5曲目になると、柔らかい音色のテーナーがゲストで、この人とは会ったことがありますが、久しぶりでした。
6曲目は中世舞曲風テナーからフルートにもちかえたMagnus Lindgrenという人結構良いソロです。
7曲目はラースの曲のようで、ラースのチェロのソロがぴったり、トランペットがよどみなくソロを吹きます。
8曲目は女性ヴォーカルのカントリーフォーク調、ペットのミュート音に後期のマイルスを思い出しました。
9曲目、ファンキーなチューンはあまりくせを強くしない、変な言い方ですが、上手いランディ・ブレッカーみたい、いつもこのように吹けるなら、魅力的な新人登場ということでしょう。
10曲目も兄弟の作品ですが、感じはラースの曲でラースの11曲目と連なって、アースのアルバムの別章を読んでいるみたいです。ラグレインのトロンボーンとペットのユニゾンが遠くを望むような演奏です。
ゆったりと聴いていると、人間の影の部分も演奏してくれているようで、しみじみとするのです。若いのにな~。
「Love Is Real」 Ulf Wakeniusのアルバムに嵌る人は一度視聴いただきたいと思う今年の推薦盤です。
11曲目がスタンダード、オリジナル持ち寄りで十分なのでなぜここと少し疑問ですが、あっても問題ではありません。
最後の曲はテナー、トロンボーン、ペット3管のハード・バップ、イタリアだけじゃないという演奏、イタリアより少しソフトなでもフルートに持ち替えたりとても厚みのあるかっこいいサウンドも作ります。

若い兄弟の割にはおとなしく感じますが、フレーズが落ち着いているのでそう聴こえるだけ、思うように吹いている様でこれが続けば凄い。ダニエルソンが低く鼓動の様にベースを刻んでその上に若い鼓動が重なっていくような、どきどき脈打つものがあります。

UPGRADED IN GOTHENBURG / J&R WASSERFUHR

Julian Wasserfuhr(tp)
Roman Wasserfuhr(p)
Lars Danielsson(b,cello)
Anders Kjellberg(ds)
Nils Landgren(tb on 3,11,12,13)
Magnus Lindgren(ts on 5,13)(fl on 6,13)
Ida Sand(vo on 4,8)

1. Fade A Little
2. Geno The Shoeshine
3. Traveller's Defense
4. Airplaines In My Head
5. Ninni's Dance
6. Dalodrum
7. Dusan
8. Not Strong Enough
9. Trainwalk
10. Love
11. Song For E.
12. Smoke Gets In Your Eyes
13. Toccata

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横浜JAZZプロムナード2009 傾向と対策(改訂版)

2009-09-23 17:04:57 | サポート中、ライブ



横浜JAZZプロムナードを楽しみ出してから何年たったのでしょう。
わがハクエイ・キムと出会ったのもこのフェスでした。大雨の日もあったりでしたがお天気を祈るばかりです。
仕事の関係で今年も二日目だけですが、一ヶ月ぐらい前から、どのように廻るか検討するのがとても楽しい日々になります。
昨年は足を痛めて(不注意から)車椅子で行って皆さんに大変ご迷惑をかけました。今年は杖だけです。
一昨年に観たいグループをいかに良い席で見るかを「傾向と対策」という駄文を載せました。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/e/3b299a6efd387b319fba78522d546b19#comment-list

ところが今年のプロムナードでは大きな会場は入れ替え制になりました。
傾向と対策も改訂が必要になった訳です。
毎年、お年を召した方が(お前もだろうが?)、一つの会場にい続けて、ダーク・ダックスだペギー・葉山だ、笈田敏夫だともしくは原田とかを楽しまれていることは、それなりに良いのではとも思います。

しかし移動した会場に入ることが出来ない状況が昨年も幾つかあったみたいで、やむ終えない措置かとも思うのです。
ことしの横浜JAZZプロムナードの会場がどのようなことになるのかは、予想になってしまいますが、それに基ついて対策を練ってみます。

まず入れ替えに制になったおかげで、みたいと思うステージはかなりの確立で見ることが出るのではないかと思います。
もちろん確りと選択して、何が一番見たいかの優先順位をたてて、そこを中心にすること、一つ無駄にするくらいが前提です。
これは例年も同じですが、一つ前をあきらめれば、去年より確立は高いでしょう。

全ての会場が入れ替え制でないので、今年は組み合わせに特に注意をすることが肝心です。
会場と会場の距離感も確りと視野に入れてください。

昼から夜になるまで続きますので、食事やお茶もあらかじめ計画しておくと戸惑いません。(私にはアルコールの供給場所が加わります。)
コンビニなどの利用も便利ですが、年一度のお祭りですので、テラスに座って、ひと時ワインなど飲む余裕も欲しいところです。

偉そうに対策などを書きましたが、誰でも考えることですね。
良いプロムナードの日を伴に過ごせる事をお祈り申し上げます。
ってお前はどうなんだと言うことになります。

1番目は、ビル・メイズ、これは少し早く行けば可能です。
2番目はわがハクエイ君、関内小ホールは彼と最初に出会った思い出の場所ですね。
この2つはまず決まりで、その後選んでいったら6箇所になってしまいました。
傾向と対策を思い出しながらもう少しじっくりと考えてみたいと思いますが、今年はサプライズもあるかも知れません。

それでは、皆さん、会場で。
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ちょっと良いが重なって LE SUE ALI / Luige Martinale

2009-09-22 22:36:23 | 聞いてますCDおすすめ


連休も残りわずかになりました。
息子1とは昨日食事にいきましたが、関西から帰ってくるなり車にのって東北へ行ってしまった息子2が夜中に帰りまして、今日の昼はいると言うので車でちょっとのところのお寿司屋さんにランチしてきました。
これがとてもおいしい寿司で、でもお店はなじみでもないので秘密にしておきます。田園都市線○○○野駅 徒歩15分 ランチ2,100円です。
ちょっと摘んで、ちょっと飲んで、このちょっとが重なると、とても素敵です。


ルイージ・マルティナーレと言うピアニスとがガッツ・プロダクションで出した2枚のアルバムがとても気に入っています。
歌うような曲と丹精なピアノがとてもスウィーティーで、大好きでしたから、次が出たら買おうと思っていました。
イタリアのミュージシャンに特化したアルボーレ・レコードから新しいアルバムが出たのですが、次もガッツなどと思っていたので結びつきませんでした。
blog仲間の方が記事にしてもなお気がつかない、先日やっと気づいてあわてて購入したのです。
私ガッツの2枚が大好きなので、今度のアルバムはしっかり弾いててとても良いといわれても前の雰囲気なくして欲しくない。
そして聞き出せば、これちょっといいじゃない、これもちょっといいね、と重なっていきます。

ドラムスがずっと一緒のPaolo FraancisconeでベースがDrew Gressでこれが目玉なのでしょうか。
2曲目曲もいいけど、ベースソロも凄い、このように弾いてくれたら一緒に演りたくなりますね。
3曲目はとてもジャジーなブラシワークが効いた曲、このピアニスト曲の流れにあったハーモニーが美しく、ただ流しているだけでも、そしてしっかり効いてもとても安定しているのです。
4曲目が“African Flower”日本企画であの会社だったら決して選曲しないだろうなと思う曲を、これもエリントンとまるで別な演奏をしているのが好印象。
アルボーレ・レコードの凄さが解りますし、社長の豊田さんともお会いしましたが、若くて意気込み充分です。
次から次へとどうしてイタリアのアルバム出せるのか、会社立ち上げの時点で沢山企画たまっていたみたいで、これからも驚くのが出そうです。
ドリューのベースもミンガスとはまるで違う方向から曲はファンタジカルに進行します。
5曲目もしっかりとドリュー・グラスがソロをとる演奏で、エバンスを軽やかにストレートにした感じが気持ちよい。
6曲目、スネアの音とピアノのアルペジオ、アルコが重なって、軽いテーマが流れる煙のようなゆったり感です。
7曲目オリジナルはモーダルな感じから哀愁の漂う、このピアニストの作曲の魅力が充分でた曲。曲名は“Beyond The Door”ハクエイ・キムの“home biyond the cloud”“open the green door”感覚似てますね。関係ないけど。
8曲目はシナトラの有名曲、小唄と言う感じでスウィングも充分出きるところを見せてくれますが、ここでもドリューの歌うベースと軽やかなピアノがとても快調です。
9曲目の“Falling Grace”はぐっとテンポを抑えて初めインで正調にピアノトリオ、決して大きな変化は見せませんが、軽やかさの中にちょっとした上手さがあるのです。
10曲目エリントンの曲、美しい曲をべた甘にすることなく、そんなところがよいのかも知れません。私この人のハーモニーとタッチが好きなのでどちらに流れても良い、歌うようなところは変わりません。
11曲目“How Deep Is The Ocean”も美しい曲、フレッド・ハーシュのピアノで好きになった曲ですが、重さもあり、軽快さもある折り目のきれいなピアノが素敵でこのピアニストもっと人気でて日本に来て欲しいです。
アルボーレ・レコードでオールスターのショウができるよね、たとえば横浜JAZUの1会場続けて一日できるはずだけど、夢を持って続けましょう。

お仲間のblogをみていたら中年音楽狂さんのアクセスが20万を越えたとお礼の記事がありました。それは何よりだけど、私のところはと見てみますと、なんと・・、今日・・、20万アクセスを・・、テレビのごちみたいに、なんと・・、超えてました。
つまらない文にお付き合い、いただきどうもありがとうございました。
この文追記させてもらいました。

LE SUE ALI / Luige Martinale

Luigi Martinale (p)
Drew Gress (b)
Paolo Franciscone (ds)

1.Dancing In A Ring
2.Soft
3.Le Sue Ali
4.African Flower
5.Sno' Peas
6.Passi Leggeri
7.Beyond The Door
8.Come Fly With Me
9.Falling Grace
10.Prelude To A Kiss
11.How Deep Is The Ocean




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スウィートな休み  Simple Memory / Luigi Martinale

2009-09-21 23:59:08 | 聞いてますCDいいと思う


マックス・イオナータをはしごで聴いた翌日は、のんびりとしましたが、めったに帰らない息子1が帰ってきました。
仕事ばかりの息子なので、わが家での日常お遊びツールになっている“ウィー”のテニスをやらせましたら結構声を上げたりして、なぜかホットしました。
うれしくなって酔っ払った私は、blogのupもわすれてしまいました。

翌日は息子がボストンバックが欲しい、そして昼をご馳走すると言うので銀座に出かけました。
結局予約も何もしないので、良い店に行き着くことは出来ませんでしたが、前に追ったお店で、このようなものをいただきました。
パスタランチはとてもお安いのですが、ワインが結構高かった。











お店から眺めると、ここは10月に開店だそうです。



ボストン・バックが欲しいと言う息子に付き合って、フェラガモとかグッチとかお店へ行きましたが、山野楽器とHMVしか行かない私は驚きの世界ですね。
銀座は今、ファッションの中心になっているのですね。
息子以外だったら決して付き合いませんが、足引きずって着いて回りました。
結局結論が出ないまま、パソコンも買い換えたいと言う息子とはお別れして戻りました。

落ち着いたので新しく拾ったアルバムを聴こうと思いますが、その前に記事にしたい一枚がありました。
少し前にガッツ・プロダクトで出したアルバムを買ったらとても良いとおもいました。とても甘いスウィートな感じなので「イタリアン・スウィーツ9ヶ」と“Caruso”のことを記事にしました。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20060802
とても素敵なピアニストだとおもっていましたら、新作が日本の会社アルボーレから出たのですね。
よいと思うピアニストでしたが、それが結びつかず、しばらく経って気がつきました。
もちろん手に入れましたがが、その前にお気に入りのガッツのアルバムがもう一枚あるのでそちらから聴きたいと思います。
とても甘いと感じる方もいるでしょうが、私とても音が会うのですね、しっかりしたフレージングが実は形良く演奏をしていて、次の“Caruso”よりもハード小気味良い感じです。

今度の新作はもっと激しくヒットしていると評判では聴きますが、私はこのアルバムが結構よいと思います。でもちろん新しいアルバムは仕入れましたがこの後聴くわけです。

1曲目2曲目ピアニスト自身の曲ですた、とても素敵なメロディ、この人とてもスウィーティーなのです。
3曲目も素晴らしいベースラインに歯切れの良いピアノフレーズ、もっと人気で出てもよいと思います。
4曲目などもとても音が立っていて、とてもすっきりとしています。
5曲目のラテンの曲も素晴らしい曲で、次作を含めてこの人曲が良い。
この感じが続くアルバム、とても良いと思います、10曲目などフェードアウトするのが疑問もありますが、11曲目もしっかりとした音でとても形が良い。
12曲目最後の曲はソロでスタンダードを弾きますが、きっちりと普通以上の実力をしめした演奏です。
ガッツの甘いと感じと言われる2枚が大好きでしたが、やっと新しいアルバムにたどり着いたのです。感想はまた別に

Simple Memolry / Luigi Martinake

Luigi Martinake piano
Stefano Riso bass
Raolo Rranciscone drums

1 Clear
2 No Title
3 Lernnie's pennies
4 parlami D'Amore
5 Cuba Root
6 A Gleam Of Hope
7 The Children Of Night
8 Still Lives In My Memory
9 Touching A String
10 It Could Happen To You
11 Tango For Takashi
12 Skylark



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はしご○○ ホリデー・イン・トウキョウ MAX IONATA

2009-09-19 23:45:43 | サポート中、ライブ
Max Ionataが初来日することをお知らせいただいた後、だんだんとスケジュールが決まってきました。
連休初日に当たる土曜日は、いや次の日も何もない、初めての場所なのでとても緊張しますが行くことにしました。
突然来日を決めたMaxですが、そのアルバムを出したアルボーレレコードの豊田さんとか、この機会をとても大切にしようと奔走されたことが伝わってきます。
次から次へと演奏場所が決まりましたと、この時点でとてもお仲間の意識ができてしまいます。
バカンスをプロモートの部分を加えてくれた演奏は、ストアー・ライブという形を取って無料のものがほとんど、それも楽しい集いみたいです。

ところでJAZZを聴き始めて40年以上、大久保という駅に降りたことがありませんでした。Maxの演奏が13:00からですが、少し早めに行って町を楽しみましょう。
初めての街というのがすきで、出張すると地方の街を歩く時間がれれば訳もなく歩くのが好きでした。
足も悪くなりそれもなかなかですが、今日の昼食良いとこ見つけようと行きました。
大久保というと韓国料理が多いと思いますが、中華料理家さんも多い、その一軒に、ここでいただいてからMaxだと入りました。
一杯飲んでからMaxと思っていたのでまずはメニュから選んだのがこれ。




干し豆腐の冷菜 これが300円
ゴマ油に和えたさっぱりとした口当たりに、らー油を加えて締まった柔らかな食感気に入りました。
もちろん生ビールとつい紹興酒一ついただきました。
お豆腐だけではいけないので、期待高まって坦坦麺をお願いしました。




坦坦麺というとひき肉の炒めたものに青梗菜というのが多いのですが、この坦坦麺にらと人参がたくさん入ったとても充実した感じです。ちょっとあじ濃いかもしれませんが、店名も解るように写真しました。とても満足です。

良い気分になって会場に向かおうとしたら地図を忘れていました。狭い路がおおくて、解ると思ったら20分も迷ってしまって、でもたどり着いて開演25分ぐらい前、ちょっと息があがってしまいました。
会場に入ると、接待役の(失礼)rさんが迎えてくれて、前の方に席を決めることができました。
すみません追記になります。迷ってしまいましたが大変素晴らしい会場を提供いただいたのが石森楽器さんでした。このような素敵な場所があるのですね、カウンターの後ろお酒まで大好きになりました。

時間が来るとアルボーレ・レコードの豊田さんの挨拶から1曲目はもちろん発売アルバムからの曲、MCは一切なかったので曲名曖昧です。



1曲目は“SATOSONG”からのスタートでしょうか。
2曲目Maxの魅力はどこにと思うとまず第一に感じる、このクールなフレージングないでしょうか。演奏がヒートアップし、クールダウンするその最後までとてもよどみないのです。
3曲目、ハイライトの部分にユーモアを入れて、音色もいくつか切り替える、なかなか多彩なところを見せます。
4曲目、淀みなく、安定した音色、音程で吹ききっていて、今日、Max一人だけですがとても充実しています。
5曲目は“Shiny Stockings”JAZZのアドリブをずっと聴いていますが、このアドリブとても健康的な明るいフレーズ、これもまずらしいと思います。

アンコールが1曲“ステラ・バイ・スターライト”でMaxの演奏は伝統的なフレーズながら繊細であたたかみがある表現がソロの中から感じられました。

演奏会の後はサインを二ついただきました。







次のMaxは渋谷タワーレコードの会場だそうで、私帰り道なので、たぶんもう一度行くでしょう。

と言うことで、渋谷で欲しかった一枚をゲットして、もう一つお店を歩きましたが、ちょっとつかれた、まだ16:00までには時間があるので、ちょっと穴場的なところでワインテースティング、5つのワインとチーズをいただいて1,500円です。





さてタワー・レコードに行くとお店売り場に椅子が並べられていて、一番前開いているので、すわらさせていただきました。


ほどなくホステスの(失礼)rさんも横に見えて一番前、いいのかねと言いながら待っていると、斜め後ろからは、お仲間にウッチー氏からお声がけをいただきました。



ここでの演奏は、前と同じでしたが、今度は目の前、朝顔と言われるホーンの口がとても近くて、生の音がビンビンに伝わって、そしてMax一つもダーティーな音がないのに気がつきました。

もちろんここでもサイン会をおこないました。さっきももらったサイン会に並びますと言ったら、ご意見番のrさんにあきれられました。



しかし一つのジャケトの裏表に二つのサインがあるものを持っているのは、たぶん日本ではいや世界でも私だけでしょう。
デヘヘヘ。

さて、とても良い音とフレーズを聴きましたが、会場であったウッチー氏(?)と帰り道で話しましたが、きちんとした組み合わせで聴いたら凄かっただろうね~と言うことでした。



コメント (8)
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