アレクサンドロ・ガラティの古い録音のアルバムを買ったら、同じところにもう一つ少し新しい録音のアルバムがありました。ベースは同じTavolazziオジサンでどうやら、ガラティのピアノ・トリオになんとディブ・リーブマンが客演したアルバムのようです。
1曲目、ソプラノの音のバックはオジサンの太く柔らかいアコベとガラティのピアノ、リーブマンのシャープな音と混ざり合って、一寸印象派の絵画を見るようです。
2曲目4ビートのリズムにソプラノの軽い調子のバラッド、リズムとリードに温度差があってそれが効果的です。
3曲目疾走感ある曲調でガラティが切れのあるピアノソロ、そうするるとリーブマンがガガと燃え上がってこれは良い。
次はバラッド、リーブマンのソプラノ、当たり前だけど上手いと再度思う。
6曲目フルートでフォルクローレみたいに始まって、ソプラノに移ると一寸ラテンがかった演奏。
昨日のガラティがソロ・アルバムのリリシズムと軽快なアルバムで知っているガラティ、そのガラティが来日してモーション・ブルーで見たときにはハードにバップしていて驚いたけれど、今度のアルバムはそっちタイプ、こうやってガラティのアルバム8枚になって、多彩なガラティがそろってきたようだ。
題の「2つのG」はただガラティを2枚いっぺんに買っよてだけでした。
Ringin' Bells / Quarte
Dave Liebman(s,fl)
Alessandro Galati(p)
Ares Tavolazzi(b)
Alessandro Fabbri(ds)
Recorded at Larione 10 Studios,Florence,2003
1. Dreszda
2. Neptune
3. Magoo
4. Amaxonia
5. My Own Blues
6. Ringin' Bells
7. Bye Bye Blackbird