goo blog サービス終了のお知らせ 

JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

1965年のコルトレーン おまけ

2025-04-24 16:32:02 | 聞いてますCDいいと思う
1065年のジョン・コルトレーンの演奏が気になって並べたら、随分永くなってしまった。
1965年の演奏がこれですべてかというと、いやいやもっとあって、そちらは聴いたことがない。
研究されている方資料によれば、記事にしたタイトルのほかにいくつかの録音記録がある。
そのアルバムは聴いたことがないわけだけど、せっかくここまで来たのだから記載をしておこう

「Creation」 1965年4月
「Coast To Coast」 1965年4月
「Brazilla」 1965年5月
「Live in Complaim -la Tour 1965」1965年7月

もっとあるかもしれないけれど、大体の形はつかめたと思う。

黄金のカルテットとよばれながら、新しい音を求めて突き進んでいった、コルトレーンの手法と実際が、解ったような気がする。そして改めて、彼の寿命がもう少しのびていたら、この先のサウンドがあったと確信するに至った。

こん回、こんな長い企画にお付き合いいただき、ありがとうございました。
今回聞いた曲を録音順にならべたリストを掲載しますので(赤字は聴いていない)参考にしていただければと思います。」

1965年のコルトレーン
録音日      曲名       アルバムタイトル
1963/4/29 Dear Old Stockholm DEAR OLD STOCKHOLM
1963/4/29 After The Rain      DEAR OLD STOCKHOLM
1963/7/7 My Faverite Things   SELFLESSNESS ニューポート・ジャズ
1963/7/7 I WANT TO TALK ABOUT YOU SELFLESSNESS ニューポート・ジャズ
1965/2/17 Nature boy FeelIN 'Good
1965/2/18 Nature boy The John Coltrane Plays
1965/3/17 Chim Chim Cheree The John Coltrane Plays
1965/3/17 Brazilia       The John Coltrane Plays
1965/3/17 SONG OF PRAISE   The John Coltrane Plays
1965/3/26 Afro Blue       Song Of Praise New York1965
1965/3/26 One Down.One UP   Song Of Praise New York1965
1965/3/28 Nature Boy     THE NEW WAVE IN JAZZ
1965/5/7 Song of Praise Song Of Praise New York1965
1965/5/7 My Faverite Things Song Of Praise New York1965
1965/5/26 One Down.One UP   DEAR OLD STOCKHOLM
1965/5/26 After The Crescent   DEAR OLD STOCKHOLM
1965/5/26 Dear Lord      DEAR OLD STOCKHOLM
1965/5/26 Dear Lord     TRANSITION
1965/6/10 WELCOME      KULU SE MAMA
1965/6/10 TRANSITION     TRANSITION
1965/6/10 組曲 A-E     TRANSITION
1965/6/10 UNTITLED 90314 LIVING SPACR
1965/6/10 THE LAST BLUE LIVING SPACR
1965/6/16 LIVING SOACE LIVING SPACR
1965/6/16 DUSK-DAWN   LIVING SPACR
1965/6/16 UNTITILED 90320 LIVING SPACR
1965/6/16 VIGIL     KULU SE MAMA
1965/6/28 ASENSION
1965/7/2 One Down.One UP NEW THING AT NEWPORT
1965/7/2 My Faverite Things NEW THING AT NEWPORT
1965/7/26,27 A LOVE SUPREME A LIVE SUPREME LIVE
1965/6/26,27 IMPRESSIONS   A LIVE SUPREME LIVE
1965/7/27 NAIMA        LIVE IN FRANCE
1965/7/27 ASCECION      LIVE IN FRANCE
1965/7/27 My Faverite Things    LIVE IN FRANCE
1965/7/27 IMPRESSIONS    LIVE IN FRANCE
1965/7/28 ASCECION      LIVE IN FRANCE
1965/7/28 AFRO BLUE      LIVE IN FRANCE
1965/7/28 IMPRESSIONS    LIVE IN FRANCE
1965/8/26 DEARLY BELOVED  SUN SHIP
1965/8/26 ATTAINING      SUN SHIP
1965/8/26 SUN SHIP      SUN SHIP
1965/8/26 ASCENT        SUN SHIP
1965/8/26 AMEN        SUN SHIP
1965/9/2 LOVE First Meditation 黄金カルテットの最期
1965/9/2 COMPASSION JOY First Meditation 黄金カルテットの最期
1965/9/2 CONSEQUENES   First Meditation 黄金カルテットの最期
1965/9/2 SERENITY     First Meditation 黄金カルテットの最期
1965/9/22 JOY First Meditation 黄金カルテットの最期
1965/9/30 UNTITLE ORIGINAK THE UNISSUED SEATTLE
1965/9/30 AFRO BLUE      THE UNISSUED SEATTLE
1965/9/30 LUSH LIFE      THE UNISSUED SEATTLE
1965/9/30 My Faverite Things     THE UNISSUED SEATTLE
1965/9/30 COSMOS John Coltrane Featurung Pharao Sanders
1965/9/30 OUT OF THIS WORLD John Coltrane Featurung Pharao Sanders
1965/9/30 EVOLUTION John Coltrane Featurung Pharao Sanders
1965/9/30 BODY And Soul John Coltrane Featurung Pharao Sanders
1965/10/1 OM

1965/10/2 A LOVE SUPREME A LOVE SUPREME LIVE IN SEATTLE
1965/10/14 SELFLESSMESS   SELEFLESSNESS
1965/10/14 KULU SE MAMA   KULU SE MAMA
1965/11/23 父と子と精霊     MEDITATIONS
1965/11/23 COMPASSION   MEDITATIONS
1965/11/23 LOVE        MEDITATIONS
1965/11/23 CONSEQUENCES   MEDITATIONS
1965/11/23 QERNITY     MEDITATIONS


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1965年のコルトレーン 13

2025-03-29 09:05:28 | 聞いてますCDいいと思う
「KULU SE MAMA」は1965年10月14日に録音されたが、同じ日に録音された曲があり、それが1963年のときの録音とカップリングされ、1968年にリリースされたアルバム。
タイトル曲の「SELFLESSNESS」は1965年の演奏だが、あとの2曲は1963年7月7日のニューポート・ジャズ祭の演奏になる。
この二つがカップリングされた意味がよく解らないが、ニューポートの "My Favorite Things"がロイ・ヘインズのドラムスで開演とされている。当時はこのアルバムで聞けたわけで、そこに意味があった。
2021年にフェスで演奏された”インプレッションズ”を加えたこちらのアルバムの方が価値が出たかもしれない。



1965年の"Selflessness" はクルセ・ママの残りの曲だからこちらもどうしてそっちとカップリングしなかったのかわからない。
ファラオの参加で大きな転換が続けざまに起こっているという感じになっている。



SELFLESSNESS

John Coltrane — soprano saxophone
McCoy Tyner — piano
Jimmy Garrison — double bass
Roy Haynes — drums

"My Favorite Things" (Richard Rodgers, Oscar Hammerstein) – 17:31
"I Want to Talk About You" (Billy Eckstine) – 8:17
recorded at the Newport Jazz Festival on July 7, 1963

"Selflessness" (John Coltrane) – 15:09
recorded in Los Angeles on October 14, 1965

John Coltrane — tenor saxophone
Pharoah Sanders — tenor saxophone
Donald Garrett — clarinet,[nb 1] double bass
McCoy Tyner — piano
Jimmy Garrison — double bass
Elvin Jones — drums
Frank Butler — drums
Juno Lewis — vocals, percussion









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイルスとシルバー

2025-03-20 13:50:26 | 聞いてますCDいいと思う
マイルス・デヴィスのところのピアニストと言うとレッド・ガーランド、ビル・エバンス、ウイントン・ケリー、ハービー・ハンコックそれにコリアとキースなどが頭に浮かぶ。レッド・ガーランドでしばらく落ち着くまでには結構いろいろなピアニストを使っていた。
ちょっと、オヤッと思うのが、ホレス・シルバー、アート・ブレーキ―のところのイメージが強いからだろう。ホレス・シルバーが参加した演奏はまずこのアルバム。


「BLUE HAZE」 1953/3/19 1954/3/15,4/3

8曲中4曲がシルバーでほかにジョン・ルイスとミンガスがピアノを弾いている。演奏のほうは、まだマイルス・スタイル完成前で、ちょっと古い感じだけれど、シルバーはなかなか切れのあるピアノを弾いている。

そしてこのアルバム、ウォーキンのテーマが鳴って、シルバーのピアノが高い音に向かって走るとここがいい。


「WALKIN'」 1954/4/3 1954/4/29

シルバーのピアノは結構いいアクセントになっている。

そしてもう一枚がこちら。タイトル曲以外の5曲をシルバーが弾いている。


「BAGS' GROOVE」 1954/6/29 1954/12/24

シルバーのバッキングがマイルスのメロディーに絡んで、きっとマイルス、この人のことをバンドメンバーにしたかったのではと想像できる。
ところが、参加は結局この3枚になった。アート・ブレーキーが離すはずないよね。

 

「A NIGHT AT BIRDLAND-VOL1,2」 1954/2/21



「THE JAZZ MEDDENGERS AT THE CAFE BOHEMIA VOL.1,2」 1955/10/23

1952年から55年のあいだのシルバーに演奏に焦点をあてたアルバムも出ている。

 

「HORACE SILVER AND THE JAZZ MESSENGERS」

シルバーは1956年にブレーキーのもとは離れるけれど、そのころにはビル・エバンスなんかが出てきているから、マイルスのところにはいかない。
でも変化を続けるマイルスのところで、シルバーがピアノを弾いていたら、ちょっと凄いアルバムが出来ただろうと、ありえない想像をして楽しんでいる。
ブルーノートに残ってくれたおかげで、こんな素晴らしいアルバムが出来た。最後のは私の愛聴盤だ。


「SIX PICES OF SILVER」 1956/11/10


「the stylings of SILVER」 1957/5/8


「BLOWIN' THE BLUES AWAY」 1959/8/30,9/13






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

突然届いたアルバムは ALMA / PEO ALFONSI & SALVAATORE MAOPRE

2025-03-02 15:12:58 | 聞いてますCDいいと思う


郵便受けをみたら知らないCDがとどいていた。
こんなの発注した思えへもないし、なんだろうと思った。
かといって、ただ届くわけはないから、こちらが発注した物だろう。ついに認知症がでたかの状態。
ミュージシャンも良く解らないけれど、まあ新しいCDが一枚増えたのだけは良しとしよう。
伝票をみるとコンビニ・チェーンの関連会社、ここに発注した覚えもない。
ミュージシャンの方は確かにアルバムを持っている人たちだった。
納品書があるのでみると、なんと発注日が2021年9月17日と、3年半前だった。覚えているわけないか、コンビニ会社の方も、どうやらHMVと提携しているようで、3年半前にHMVに注文したのが届いたのかもしれない。
ミュージシャンのほうはギターとベース、二人のアルバムは2枚持っていて、結構きにいっていたから、なんかの機会に見つけて注文したのかもしれない。
どちらにしても、思ってもいないアルバムが来るのは面白い。
棚をみたらこのアルバムがあった。  


ITACA] EGEA 2009年

もう一枚も買ったのだろうけど棚からは消えていた。

2015年のアルバムだからすでに10年たっているので、いまさらだけど、もちろん楽しく聴こう。
一聴するとこれはちょっと地味過ぎかとも思う。でもだいたいこの手のアルバムは聴いていくうちに味がでる。
サルディーニャ島出身のギタリスト、もう少しウエット感がほしいきがするけれど、何とも落ち着いたアルバムだ。
前のアルバムがEGEAレーベルだからレーベル・カラーが出ていたけれど、こちらはまさに二人の表現。
何度か聞くうちにじわじわと良さが出てくるアルバムだと思う。
多分、リスペクトしあう二人が、それぞれの楽器の音を知り尽くして行うデュオ、それぞれの音を認め合う二人はどちらが前に行くということでもなく、常に相手との対話を作るという感じのデュオか。
10年も前のアルバムだから、いまさらではあるが、一回ではなく数回聞いてみないと良さが身に沁みないような気がする。

ALMA / PEO ALFONSI & SALVAATORE MAOPRE

Peo Alfonsi  CHITARRA
Salvatore Maiore CONTRABBASSO

Canyon
Bimbi
Eo
Sa pippia
Oyasin
Marì
Brincu
Us
Native Dance
Josquin
In su mare
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1965年のコルトレーン 6

2025-02-09 14:16:06 | 聞いてますCDいいと思う
6月28日に「ASENSION」を録音したコルトレーンは、それをベースに7月2日ニューポ-トの舞台に立つ。アルバムは同じく出演したアーチ―・シェップとのカップリング・アルバムとなる。
ここではフェスティバルにカルテットとしての出演でこれまでのレパートリィー2曲というのがまず安定する。その中でトレーンがいかに変わっているかが聴きどころで、フリーキーな発声に向かうあたりがここのコルトレーンだろう。
2曲目で”My Favorite Things”を演奏してくれるのは時期的にとても嬉しい。このグループのマイ・フェバリットは残りすくないのだ。
存分に演奏しているという感じが嬉しい。



NEW THING AT NEWPORT

The John Coltrane Quartet
John Coltrane – tenor saxophone on "One Down One Up", soprano saxophone on "My Favorite Things"
McCoy Tyner – piano
Jimmy Garrison – double bass
Elvin Jones – drums

The Archie Shepp Quartet
Archie Shepp – tenor saxophone, (recitation on "Scag")
Bobby Hutcherson – vibraphone
Barre Phillips – double bass
Joe Chambers – drums
Recorded July 2, 1965, at the Newport Jazz Festival.

Spoken introduction to John Coltrane's set by Father Norman O'Connor - 1:08
"One Down One Up” - 12:42
"My Favorite Things” - 15:14; Spoken conclusion to John Coltrane's set by Father Norman O'Connor
Spoken introduction to Archie Shepp's set by Billy Taylor - 1:41
"Gingerbread, Gingerbread Boy” - 10:26
"Call Me by My Rightful Name” - 6:38
"Scag” - 3:19
"Rufus (Swung His Face at Last to the Wind, Then His Neck Snapped)” - 5:17
"Le Matin des Noire” - 8:20
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1965年のコルトレーン 3

2025-01-28 20:50:01 | 聞いてますCDいいと思う
次のアルバムは1965年5月26日に録音されたアルバム「DEAR OLD STOCKHOLM」。このアルバムは1993年にリリースされたコンピレーションで最初の2曲は1963年4月29日の録音、そして残り3曲が1965年5月26日の録音のなっている。
コンピなので"AFTER THE RAIN"などは古い演奏をきいているけれど、価値があるのはドラムス。ドラッグのリハビリで不在のエルヴィンにかわって全曲ロイ・ヘインズが叩いていること。これがジャズ的には実に収まりが良い。コルトレーンの方向が違ってきているエルヴィンとはちがって、実にうまくサウンドに加わっている。
このアルバムの最期の演奏”Dear Lord”は1970年にリリースされたアルバム「TRANSITION」にも収録されている。もはや崩壊寸前の黄金カルテットで普通の人でも受けるような演奏を会社は集めている、というか崩壊後に集めたということだろうか。



DEAR OLD STOCKHOLM

John Coltrane – tenor saxophone
McCoy Tyner – piano
Jimmy Garrison – double bass
Roy Haynes – drums

1. "Dear Old Stockholm" (Traditional) April 29, 1963 10:33
2. "After The Rain" April 29, 1963 4:07
3. "One Down, One Up" May 26, 1965 15:12
4. "After The Crescent" May 26, 1965 13:24
5. "Dear Lord" May 26, 1965 5:29

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1965年のコルトレーン 

2025-01-19 14:02:44 | 聞いてますCDいいと思う
年の最期にジョン・コルトレーンを聴くことが多くなって、去年は持っていないアルバムを買って聞いた。実はもう一枚買ったのだけれど、どちらも1965年の録音だった。というよりか1965年の演奏を選んで買った気がする。
1965年のコルトレーンは大きな変化を見せる。そこで1965年の演奏を録音順に並べて聞いていこうと思った。そこで録音順に並べてみた。並べて記事にしていこうとおもうのだけれど、その記事には大きな欠落が起きる。1965年の全ての録音を持っているわけではなく、何枚か持っていないものがある。1965年を語る上では、決して欠かしてはいけない「アッセションン」を実は持っていない。聞いたことがないわけではないが、昔聞いて買っていなかったのだ。
今回記事にするのだからと探したけれど入手できなかった。
これから藤岡靖様氏の「コルトレーン ジャズの殉教者」とジャズ批評のジョン・コルトレーン大全集を参考に記事は書いていこうと思う。

 

まずはその欠けているアルバム「アッセッション」について、1965年6月28日スタジオにジャズ・コンポーザース・ギルド系のミュージシャンを集めて録音したアルバム。ファースト・テイクでエルヴィン・ジョーンズは「やってられないと」出て行ってしまった作品。pharaohやマリオン・ブラウンはハチャメチャ、アーチ―・シェップは怒りをぶつける、コルトレーンの作品の中で初心者は絶対に手をだしてはいけない作品と言われる。記事にするのだからと探したけれど、残念ながら見つからなかった。なかったことは残念だけど、また聞き返すのも、こんかいは聴いたとしてもまたはないような気がするし、ホッとしてもいる。
コルトレーン自身もこの後、このような編成のニュー・ジャズ・スタイルの録音は行わなかったことそして、試行錯誤上の試しの一枚だったのかもしれない。
有機のある方は探していて。



「アッセッション」 1965年6月28日 録音。

ジョン・コルトレーン - テナー・サックス
フレディ・ハバード - トランペット
デューイ・ジョンソン - トランペット
ジョン・チカイ - アルト・サックス
マリオン・ブラウン - アルト・サックス
ファラオ・サンダース - テナー・サックス
アーチー・シェップ - テナー・サックス
マッコイ・タイナー - ピアノ
ジミー・ギャリソン - ベース
アート・デイヴィス - ベース
エルヴィン・ジョーンズ - ドラム
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プレステッジのMiles

2025-01-09 17:11:34 | 聞いてますCDいいと思う
マイルスを聴くのに基本CBSのアルバムになってしまうけど、その前の修行中みたいなマイルスも聞いておきたい。それがプレステッジの時代のマイルス。もちろんすべてを持っているわけではないけど、並べてみたら9枚になった。実は、すべて自分で買ったのではなく、亡くなった義兄の遺産になる。マイルスはプレステッジに14枚のアルバムを残している。9枚をならべたら、重要なアルバムを網羅しているので兄に感謝したい。
マラソンセッションと言われる2日で4タイトル録音したのが最後にあるし、急激にマイルスの存在感が増していく時代だったと思う。


「DIG」 1951/10/6

プレステッジでは4作目、まだ帝王と呼ばれるには至らない試行錯誤がうかがえる。


「MILES DAVIS ALL STARS」 1954/4/3,4/29

プレステッジ6作め、まだ自分のグループが出来ないセッション、"WALKIN"は最初になるのだろうか。


「BAGS GROOVE」 1954/6/29,12/24

マイルスのバックではセロニアス・モンクにピアノを弾かせなかったといって二人の不仲を言われたアルバム。ミルト・ジャクソンも同じ扱いだけど、この二人が実に良い感じをだしている。その後はホレス・シルバーだけど、断然モンクのほうが面白い。これ名作。


「MILESDAVIS AND THE MODERN JAZZ GIANTS」 1956/12/24,10/26

「BAGS GROOVE」と同じ日の演奏に、ジョン・コルトレーンがついに参加する”ラウンド・アバウト・ミッドナイト”を加えた一枚。
だけど、どうも組み合わせが会社の意向で、アルバムとして纏まりにかけている。


「Round About Midnight」 1956/9/10

ここでプレステッジではないアルバムをいれる。コルトレーンの入ったマイルスのクインテットが、実1か月前の9月10日に”ラウンド・ミッドナイト”をCBSで録音していたアルバム。早くプレステッジを離れてCBSに移りたいマイルスはこのあと、有名なマラソン・セッションのアルバムを録音する。
そのマラソン前の、コルトレーンがはいったクインテットの初オリジナルアルバム。


「MILES」 1955年11月16日

そして1956年5月11日と10月26日の二日の録音による4枚のアルバムをプレステッジに残す。


「WORKIN' WIRH THE MILES DAVIS QUINTET」 1956年3月11日、1956年10月26日


「STEAMIN' THE MILES DAVIS QUINTET」 1956年3月11日、1956年10月26日


「RELAXIN' WITH THE MILES DAVIS QUINTET」 1956年10月26日

これを機にコルトレーンの存在が大きくなっていくわけだけど、以後何度も演奏される”MY FUNNY VALENTINE"の初演のこのアルバム一番記憶に残る演奏かもしれない。


「COOKIN'WITH THE MILES DAVIS QUINTET」 1956年10月26日


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

懐かしい場所 A Better Place / Joel Lyssarides

2024-11-11 17:33:26 | 聞いてますCDいいと思う


E.S.T.のトリヴュート・アルバムでピアノを弾いていたトックホルム出身のピアニスト、ヨエル・リュサリデスが良いので調べたら、1枚以前に買ったことがあった。2017年のアルバムだけど今、手元にないから売ったのだろう。
今回は再びもう一枚を選ぶことにした。最新作はACTからギリシャの弦楽器「ブズーキ」と共演したのあって、良い雰囲気なんだけれど、もう少し前の2019年録音のこちらのアルバムを選んだ。
このピアニストの今のところの特徴を表した作品だと思う。
両手のタッチが正確でこの人相当にクラシックで鍛えた人だと思う。
2曲目はクラシックのイントロと思わせる入りで、この方向がメインだと思うけど、スヴェイソンのトリヴュートアルバムでは良いフレージングをするので、ここら辺が成長の表れだろう。
3曲目も均衡がとれた演奏が枠を外れないけれど、流れの中に激しさを盛り込んでいると思う。
4曲目も音の並べ方がとても上品で、低音と中音その上のまとまりが美しいイントロではじまる、その雰囲気をベースのラインがバックアップするのでとても落ち着いている。
6曲目、控えめなドラムスも聞こえて、バランスが取れているものも。もう少し弾いてもと思うのは方向がちがうのだろう。フレーズはかなり突っ込んできているので、この人のタッチなのだろう。柔らかくて実は激しいというところまで行くと良いと思う。
7曲目” Fado”ポルトガルの民承音楽だけれど、雰囲気の一部は着実にある。
8曲目、これも同じ雰囲気の曲になつので、このアルバム意図してこの感じなのだろう。
9曲目も牧歌的な曲調でベースにカントリー入ったソロ。
最期がこのアルバム・タイトルとなる曲だけれど、”A Betetr Place”という題にぴったりな心落ち着く、懐かしい場所のような感じ、ベター・プレイスって懐かしいばよなんだ。

そのタイトル曲があったのではっておきます。



A Better Place / Joel Lyssarides

Joel Lyssarides (p)
Niklas Fernqvist (b)
Rasmus Svensson Blixt (ds)
2019年6月25,26日 録音

1 Vilse
2 Circling
3 Walking Tune
4 Still
5 Eon
6 Wu Tau-Tzu
7 Fado
8 Denial
9 Meditation
10 Free at Last
11 A Betetr Place
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Geoffrey Keezerを並べる

2024-10-18 22:51:33 | 聞いてますCDいいと思う
ピアニストのGeoffrey Keezerのところから時々メールが届く。どんな行き先で始まった忘れたけれど、"Hello Frends"といただいて彼の活動が解る様になっている。最新のアルバムが良さそうなので買うことにした。キーザーのアルバムは最近好みじゃないのもあるので選んで買うようになった。さて新しいのはどうだろう。ネット注文すると、あと2,580円買うと送料無料ということなので、もう一枚選んで2枚が届いた。

Geoffrey Keezerは1970年、ウィスコンシン州生まれ。89年に18歳でアート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズの最期のピアニストとしてメンバーになっている。
Geoffey Keezerのことは自分の記事をよみかえしてみたら、ピアニストのハクエイ・キムがこれのピアニスト良いですと紹介してくれたのだった。だから2006年ごろからの付き合い。

ブレーキーのところに行く前、17歳の時の録音。サニーサイドでの録音の2枚目。


「CURVEBALL」 1989年」1月22日 録音

次はテラーク移籍1弾でチック・コリアとかケニー・バロンとかベニー・グリーンとハンク・ジョーンズの曲をデユオしたアルバム。


SUBLINE」 2002年8月11日 録音

次はヴァイブのジョー・ロックと組んだカルテットのアルバム、その後いくつかこのメンバーで作っているけれど、どれも良かった。


「SUMMERTIME」 THE NEW SOUND QURTET 2005年3月6日 録音

次はMAXJAZZのピアノ・シリーズの一枚


「WILDCRAFTED」 2005年リリース

次が再びジョーロックとのグループでの一枚


LIVE in SEATTLE」 2005年10月 録音

次はちょっと変わったアルバムで、沖縄の三弦奏者の大島保克とのコラボ・アルバム、三弦と沖縄の歌に不思議とキーザーのピアノの音があってくる。


Yasukatu Oshima with Geoffre Keezer」 2007年リリース

次は、今考えるとちょっと毛色の変わったアルバムだった。


aurea」 2008年 リリース

次は、パスクァ関連で知り合った方からいただいたアルバム。思い出のある道を思い出して何とも嬉しいアルバムでした。


「Mill Creek Road」 2010年9月14,15日 録音

そして再びジョー・ロック、これもとても美しいアルバムでした。


「VIA」 2010年11月21-23日録音 

次はちょっと意外な感じのアルバムだけど、今回聞き直すと以外といい。


「Heart of the Piano」 2011年7月18,19日 録音

そして持っている中では一番新しいのがこちら。2016年の録音だからそれからは随分たちました。


「ON MY WAY TO YOU」 2016年12月5-7日 録音



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする