JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

強力なチーム  BLACK WIDOW / LALO SCHIFRIN

2011-06-30 21:51:31 | 聞いてますCDいいと思う


CTIレコードがA&Mレコード内に設立されたのが1967年、とにかく見開き紙ジャケットがしゃれ美しく、うぶな若者がドキドキするくらい他のものとは違っていました。
今でも脳裏に焼きついているジャケ写真がいくつもあります。
まず、最初は汚いタバコがこんなにかっこよくなってしまうウエスの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」「ロード・ソング」アントニオ・カルロス・ジョビンの「ウェーヴ」やTamba4,タレンタインの「シュガー」も忘れられません。
CTIのミュージシャンもウエスをはじめフレディー・ハバート、ヒューバート・ローズ、デオダート、クインシー・ジョーンズ、などレーベルとイメージがラップする人が多くいました。
アレッと思うのはビル・エバンスのアルバムが出ていたり、ミルト・ジャクソンがいましたが、それとてアルバムは良く知っていました。
おととい中古ショップにいったらば、CTIでまるで知らなかったアルバムがありました。それがこのアルバム、最近タンゴの映画音楽でも気に入ったラロ・シフリンのアルバムです。
考えてみればラロ・シフリン、CTIと組んだならば、凄いカラーを出せるような強力なチームではないか思って、とても聴きたくなりました。
もう一つセールをしていて5枚まとめると各200円引き、そんなんで300円で手に入れました。しかしこのアルバムは最初に手にとったもので値段ではありません。
あと4枚をどうしたかは聴きながら書いていきます。
1曲目CTIサウンドとラロ・シフリンのメロディ、ストリングスを加えてキシッとカッコよく始まります。
2曲目、打ち込みみたいな正確な、しかし生だと解るリズムで曲が“Flamingo”というのが面白い。
4曲目とてもカッコいいアルトソロ、誰かと思ったら、亡きジョー・ファレルでした、ここではアルトふいているのですね、彼のCTIの作品もよかったです。
5曲目は“Jaws”なぜシフリンがジョーズなのか解りませんが、1975年の大ヒット映画だからでしょうか。
9曲目黒いジャガー、シャフトのテーマのようにギターがリズムを刻んで、なんか時代を感じてこれもたのしい。

ということでシフリンとCTIの強いメンバーが組んでで、とても楽しいことを味わいました。

とても楽しい事といえば、昨日すでに関西に行ってしまって息子もいないのに、この時期毎年おこなわれる定期戦を見に行きました。
天気も持っているのでこれまでにないほど人が入って、なんと競技場についてビールを買っていたら座れる場所はこれまでにない端っこになりました。



での試合のほうは、応援するチームが逆転して、昨年につづいて連勝する事が出来ました。



強力なチームになっているようです。 めでたし

相手チームの応援の方、気を悪くしないように、また来年あいましょう。

BLACK WIDOW / LALO SCHIFRIN

Arranged By – Lalo Schifrin
Bass – Anthony Jackson
Conductor – Lalo Schifrin
Drums – Andy Newmark
Guitar – Eric Gale, John Tropea
Keyboards – Lalo Schifrin
Percussion – Don Alias
Producer – Creed Taylor
Saxophone [Alto] – Joe Farrell
Saxophone [Baritone] – Pepper Adams
Trumpet – Jon Faddis
Vocals – Patti Austin

1. Black widow
2. Flamingo
3. Quiet village
4. Moonglow/Theme from Picnic
5. Jaws
6. Baia
7. Turning point
8. Dragonfly
9. Frenesci
10. Tabu
11. Baia (alt. take)
12. Con alma
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環太平洋の広がり Introspect / Ko Omura

2011-06-28 22:09:37 | 聞いてますCDおすすめ


応援しているハクエイ・キムのスケジュールを見ていたらレコーディングという日が幾日かあって、それがリリースされたのがこれ、ドラムスの大村亘氏がリーダーのアルバムです。
大村さんのドラムスは2010年1/16新宿ピットイン、マイク・ノック氏のピアノで叩くのを見たのが始まりです。
その少し後2/9には横浜ドルフィー、ハクエイとフルートのYukariさんとのセット、8/12には昼のピットイン、これはハクエイ&大村亘セッションとなっていました。
1曲目、清々としたテーマは共に学んだ地、オーストラリアの風景感覚なのでしょうか(曲名はオーストラリアの地名でした)、ハクエイも丁寧に弾くと途中パーカションのような多彩なフィルを繰り出す亘さん、ここら辺が持ち味なのでしょうか。オーストラリアの先輩で共にマイクノックの弟子としてのリスペクトを感じる扱いです。
2曲目は2人のピアニストが加わったフリーインプロビゼーション、音が次々と空間に消えていくの演奏定義を、何とか定着させようとするなミュージシャンの思いが伝わるラインです。
ハクエイ以外のに2人のピアニストは石田衛氏もう1人は佐藤浩一氏です。
3曲目はその石田氏とのピアノトリオ、ベースは安田幸司さんです。
フリーから一変してベースがウォーキングのビートを刻んで、変化が面白いアクセントです。大村氏は、しかし普通のの4ビートを刻んで当たり前の演奏にはしません。
石田氏とは2010年3/25に来日したマックス・イオナータのバックで一晩限りのギグ、バックを務めて2ndでいいピアノを弾きました。
4曲目は再びハクエイを入れたトリオ、内省的に題名でありませんが、進化論を振り返るようなテーマ、そこに亘氏の固いスネア、リムショットとも違う、なんだか別のものを用意して横において叩くような音、この人いろいろ見せてくれるのです。
5曲目は最近アルバム「Utopia」をリリースしたばかりの佐藤浩一氏、こちらでも大村氏がドラムス叩いています。このイントロがとても美しい、とても良いタッチをしていて、これから注目されていくこと確実です。
6曲目、ハクエイのフリーインプロから入ってピアノが3人のフリーな演奏、ピアノ三人ですが、スケジュールを見ても大村氏が普段演奏をしている、ピアニストをえらんでいて、これは幅広いピアノの色彩を求めたわけではなく、信頼を分かち合えるピアニストと共に音楽を作ることを目的にしたようです。
ですから、ピアノストの違いを並べるようなふり幅はなく、その意味、ピアニスト3人ですが、落ち着いたアルバム、大村氏の性格が全体像のようなアルバムになったようです。
7曲目は石田氏のピアノ・トリオ、このような強靭なブラシ・ワークがあるのかと、バラッドが一味、変わります。
8曲目は再び3人でこれは8月のセッションでハクエイも弾いていた曲“Made To Forget”石田氏がテーマを弾きハクエイと佐藤氏がその脇を支えるという感じてスタート、その後ハクエイのソロ、石田氏にもどって、佐藤氏も前に出てくると、3人が一回り重厚なサウンドを上乗せしていく強い胃ラインが余韻を残す終わり方です。

大村氏はオーストラリアでマイク・ノック氏に師事して帰国、ハクエイはその前2005年帰国、佐藤氏は2008年アメリカ西海岸より帰国、石田衛氏は今年3月に発売した「FEAT,MIKE RIVETT」でオーストラリアよりテナーの招いてアルバムを作りました。ここでも大村氏が叩いています。そういえばハクエイもこの6月に香港でJAZZフェスに出てきました。

こんなことを考えていたら、環太平洋戦力経済連携協定というものが出来つつあるなか(日本も2010年より参加検討に入っているそうです)共演と仕事の場所がこのような広がりのなかで出来上がっていく時代がきだした感覚を覚えます。
JAZZがとても大好きな国に日本、実力あるオーストラリア、ニュージーランド、重要な市場、中国やシンガポール、ベトナム、マレーシア、もちろんアメリカ西海岸の実力にカナダが参加して、遠いけどチリとかペルーの香りも加われば、素晴らしい音楽世界ができるのではなどと、壮大な空想をこのアルバムは広げてくれました。

ちょっとオーバーでしたが、この壮大な機構の名前はもう出来上がってしまいました。
Trans-Pacific Jazz Pertnership ,TPJPですのでよろしくお願い致します。

Introspect / Ko Omura

Hakuei Kim - Piano Tracks,
1, 2(right channel), 4, 6(right channel), 8(right channel)
佐藤浩一 - Piano Tracks,
2(left channel), 5, 6(left channel), 8(center channel)
石田衛 - Piano Tracks
2(center channel), 3, 6(center channel), 7, 8(left channel)
安田幸司 - Bass
大村亘 - Drums

1. North Head
2. Left Ahead
3. Ajita
4. Where Did You Come From?
5. Slow Highway
6. The Modern Commuter
7. Melody For The Long Lasting Days
8. Made To Forget

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それぞれの目玉 Waltz for Bill EVANS / PIANIST

2011-06-27 21:41:55 | 聞いてますCDおすすめ


どうもおどろしい、鬼太郎に出てくる目玉おやじが何人もいるようなイメージの題になってしまいました。
実際1曲目、小曽根さんなんかは・・・失礼イメージが重なりました。
この一曲目が素晴らしいピアノの響き、私小曽根さんは得意のほうでなく、最新のショパンを弾いている作品で見直したのですが、このソロ2007年アルバム「Fall in Love,Again」のときの未発表曲(6曲目も)だそうですが、感じていた甘さもなく1曲目から驚きました。
2曲目はコリアとE・ゴメス、P・モチアンの2010年ブルーノート・NYでのライブ、曲が“WALTZ FOR DEBBY”ですから、これが目玉ということなのでしょうか。
モチアン、ゴメスがみそなのでしょうか、エバンスの演奏を充分知っているからこそ面白いと思える演奏、ただしゴメスの音はアンプ音があってちょっと。
3曲目は私の目玉、ハクエイ・キム、ダークに始めて、オリジナルのようなイントロ・コーラスから杉本さんのベース・ソロ、ゴメスよりずっと・・・。
一瞬みたいなテーマの後は又ハクエイ節、きちんと主張できました。
4曲目も余り得意でない山中千尋さんが“HERE'S THAT RAINY DAY”をソロ、こちらもよりスローに弾いて個性を出しています。後半のアーシーな感じがここも目玉です。
5曲目は存在自体が目玉かもの大西純子・トリオ、強力なリズムをバックに、迫力満点、私はこうゆうのが好きです。
6曲目に小曽根さんにもどって、“NARDIS”というおいしい曲で、やはり良い響きです。
ノートから(それ以外の情報からも)読み取れることまとめると、ハクエイは4月4日大西さんが2月で東京の同じスタジオ、山中さんは3月にNY、で小曽根産は2007年4月23日から26日でNY、コリアと1曲参加のHiromiは既にリリースさてているアルバムからでブルーノートTokyoの2007年、そしてもう一つの違いは、小曾根さん、大西さん、コリア&Hitomiのピアノ調律をこれは小沼さんという方で、ハクエイはいつもの辻さんです。
こうやってしつこく書いたのもそれぞれにピアノの響きも音もちがうからで、アルバムとしてはオムニバスということを理解して聞いたほうが良いでしょう。
7曲目は既にリリースされているので、これは目玉にはなりません。
8曲目は大西さんの“YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC”フェイド・アウトに入るソロがまた素晴らしい。
9曲目がハクエイで、今年の5月11日御茶ノ水ナルでのライブでは“イスラエル”に続けてこの曲で、非常に緊張感の高い演奏でした。
10曲目は山中さんの演奏で、いくつ目玉があったのか、オムニバス形式ですが、きちんと主張と個性があるアルバムでした。

Waltz for Bill EVANS / PIANIST

小曽根 真-piano(01.06)
Chick Corea-piano/Eddie Gomez-bass/Paul Motian-drums(02)
ハクエイ・キム-piano/杉本智和-bass/大槻“KALTA”英宣-drums(03.09)
山中千尋-piano(04.10)
大西順子-piano/Reginald Veal-bass/Gregory Hutchinson-drums(05.08)
Chick Corea & Hiromi(07)

1.HOW MY HEART SINGS
2.WALTZ FOR DEBBY
3.ISRAEL
4.HERE'S THAT RAINY DAY
5.NEVER LET ME GO
6.NARDIS
7.VERY EARLY
8.YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC
9.WHAT IS THIS THING CALLED LOVE?
10.I SHOULD CARE



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引き出物 評判良好です・・・少し宣伝入り

2011-06-26 17:01:23 | その他
先日、無事セレモニーをすませました。
いらしていただいた方々に引き出物としてお持ち帰りいただいたものがあります。

なんとその品物が、昨日の日本テレビ“メレンゲの気持ち”で大きく取り上げられたので驚きました。

この引き出物を選びましたのは、実はわけがございます。
と何だかセレモニーでのご挨拶みたいになってきました。

じつはこの風呂敷を製造しているのはオクサンの実家であるからで、品物としても優れものであります。

商品名は「超撥水風呂敷 ながれ・ちりめん」といいます。

放送前に紹介あるかも知れないと聞いていたので録画いたしました。



こちらはこれを販売いただいている神楽坂の風呂敷専門店『やまとなでしこ』さんのご主人様によるご紹介です。お店は下記です。

http://www.yamatonadeshiko-tokyo.com/




水を入れてももれずに運べます。



そしてこのようにすると



シャワーのようになって



すぐ水が切れます。


ということで我が家あったのがちょうど放送で使っていたものと同じしなものでした。



この品物「やまとなでしこ」さんにお問い合わせいただいてもよろしいと思いますが、アンテナショップでも販売をしておりますのでそちらにお問い合わせいただいても結構です。

http://www.nipponnagare.com/shopbrand/006/X/

行楽に良し、引き出物に良し、非常品袋に入れておくも良し、是非お使いいただけると、ありがたいです。monakaの紹介と書いてもたぶんお値引きはご勘弁いただくことになると思いますが、宜しくおねがいいたします。

最後は宣伝となりましたが、ご容赦をお願いいたします。

本日もまことにありがとうございました。
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平穏な日に聴けば  STRIDE / DANNY GRISSETT

2011-06-25 21:18:24 | 聞いてますCDおすすめ


大変人気のあるレーベルcriss crossまでなかなか手がまわらないので、Danny Grissttを聴いたことがありませんでした。そうしたら新しいアルバムをblog仲間のsuzuckさんに狙い撃ちされて、あわててショップにいきましたところこれがない。ネットで頼んだらすぐ入手できて、それが10日前、その後いろんなことがあって、やっと結論です。
1曲目、出だしアメリカのピアニストと思えない情緒をたたえたラインとハーモニーに、このピアノ個性ありと思います。繊細に刻むドラムスが小気味良い。
2曲目もグリセットの曲、淡い曲調がつづいて、ここではベース・ソロ、このはアメリカ人のべーす、グルセットのピアノ・タッチはきちんと個性があり、ラース・ヤンセンをソフトにしたように感じます。
3曲目はショパン、いつも弾いているものをJAZZにしたのでしょうか、ベース・ソロががんばって、その後のピアノ、ドラムスのバースが粋になってきます。
4曲目はスタンダードを実に美しく、右手のタッチの感覚と左手のハーモニーの感覚が見事にマッチしているのです。
5曲目、オリジナルの淡さに形をつかみづらいところはありますが、フレージングのセンスに強烈さを秘めているのを感じます。
6曲目、一層淡いハレルの曲、ベースが強くビートを刻まない7曲目のペイトンの曲も淡く始まります。ここらへんがとらえどころがない感じもあり、最初の印象ははっきりとしないなだったのです。1週間ぐらい何度か聴いて、そんな印象かと今日もう一度きいたのが、この記事になりました。セレモニーが済んで、その後仕切らなければいけない仕事も無事結論つけて、平穏な日がここ昨日から訪れれば、霞がとれたようにラインがはっきりとしてきました。
ペイトンの曲後半は結構熱いバースでありましたので、最期の曲はクール・ダウン、なんとも心和む曲でした。

このピアニスト、とても良いと思うので、現役ピアニスト100人に加えたいと思っています。
この前の作品のジャッキー・テラソンのアルバムなどは交換対象になりますが、でもテラソンはテラソンでそんなことないと思っています。
ですから少し静観しながら、でも百人にはいて欲しい人ですね。


STRIDE / DANNY GRISSETT

Danny Grissett (p)
Vinente Archer (b)
Marcus Gilmore (ds)
Recorded at Systems Two Recording Studios, Brooklyn, N.Y. January 17, 2011


1.Stride
2.Viennese Summer
3.Etude Opus 10: No.6 In E-Flat Minor
4.Two Sleepy People
5.Close Quarters
6.Scene
7.It Takes Two To Know One
8.Some Other Time
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合わせすぎのような  Jacky Terrasson/Push

2011-06-23 22:30:35 | 聞いたけどCDどちらでも


テクニックがあって切れのあるピアノを聞かせるジャッキー・テラソンは現役ピアニスト100人を選ぶときにうっかり忘れそうになった人で、新譜と随分会わずにいました。
昨年新譜が出ていたようで、ショップで見つけてあわてて入手しました。
フランスのブルーノートから出すしゃれたセンスのアルバムが好きでしたが、コンコードに移籍したようで、待遇は良いのでしょうがこれは私にとってはちょっと心配です。かどが取れちゃうというか、線がぼやけるというか、レーベルカラーがあるのです。

1曲目シンセの音を取り入れたリズムとピアノは、キースのルータ&ダイチャみたいなサウンドを作っていて、ちょっと回顧的サウンドです。
2曲目、フリーインプロからマイケルの“ビート・イット”から“ボディ・アンド・ソウル”に移ると途中からモーダルな演奏になって見世物みたいで落ち着きません。
3曲目はスールマンスのようなハーモニカが入ってモンクの“Ruby My Dear”陰影あるハーモニカが流れるけれどピアノのフレーズ参加は余りありません。
4曲目は一変、ハンコックのサウンドのように、ピアノは熱を帯びて疾風のようになるけれど、前曲から急になぜと思います。
5曲目が“Round Midnight”なぜここでラウンド・ミッドナイト、サービス曲をいれたような感じです。
6曲目テラソンの曲にテナーが入って、これはコルトレーンのミディアムなバラッド。
7曲目が“My Church”でゴスペル調をいれるテラソンの得意の曲調ですが、いろいろやりすぎているから集中できません。
8曲目にいたってはチャゲ&飛鳥“SAY YES”をやってしまったのかと思った、失礼“SAY YEAH”と歌うのでした。アフリカンなリズムを入れてたヴォーカルはザヴィヌルへのオマージュとしか聴こえませんが、それならばもう少しやり方あるのではと思うのでした。
となんだか内容がいろいろ、これという芯もなく、なんだかコンコードにあわせたような感じでテラソン好きには替わりませんが、ここは一つお休みかと思います。

レーベルと旨くアルバムを作る事はミュージシャンの命題ですが、これまでもレーベルとの軋轢など山ほどあるわけで、レーベルにあわせるのもまた別の問題、そこらへんも考えながら聞かないと(想像になってしまいますが)なかなか納得できません。

Jacky Terrasson/Push

Jacky Terrasson(P, Key, Vo)
Ben Williams(Ac-B, El-B)
Jamire Williams(Ds)
Guests: Gregoire Maret(Harmonica)3,8 Jacques Schwarz-Bart(Ts)6 Matthew Stevens(G)8
Cyro Baptista(Per)8,10,11
Rec. September 28, 29 & 30, 2009, NY

1 Gaux Girl
2 Beat It/Body and Soul
3 Ruby My Dear
4 Beat Bop
5 Round Midnight
6 Morning
7 My Church
8 Say Yeah
9 You’d Be So Nice to Come Home To
10 Carry Me Away
11 O Café, O Soleil



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構造的な色の調合 THE BOOK OF COLORS / HUBERT NUSS

2011-06-22 23:09:32 | 聞いてますCDいいと思う


セレモニーがすんで、後はゆったりとすればいいやと思ったら,気が抜けたのかどうも音楽に対しての反応がいまいちになってしましました。
というよりか、少ない表現を酷使したのか、以後表現が旨くまとまりません。

そしてそこに記事にしてないアルバムが、ちょっと表現難しいアルバムがいくつか、残ってしまいまい、苦労しています。
Hubert Nussはドイツのピアニストで派手でない内向的なプレーでアルバム通して聞くとちょっとこの人旨いじゃないかとおもわせる、捨て置けない人と前作で思っておりました。
その次の作品で、これはどちらに転ぶのかと思って仕入れると、これが輪をかけてその人らしい作品でこれって表現むすずかしいです。
アルバムタイトルが「色彩の画帳」となります。
1曲名ピアノでの和音をつなげて始まります。この一音のだしかたがこのアルバムの特徴のようです。ジャケットをみると色の色調表みたいなです。中ジャケではその頂点にコードがありますので、色の組み合わせの流れでコードをかんがえたのでしょうか。



また譜面も写ってていますが、メロディではなくコードだけ、これは特に不思議ではありませんが、まず色をコード分けして俺の集まりを音楽として表現したのでしょうか。
ちょっとむずかしいですよね。しかしこれがアブストラクトには入っていません。
2曲目リズムはボサノバを取りますが、ピアノはハーモニーを続けて、ウームと思ってしまいます。
もう一つ難しいのが曲の題名、1曲目が訳せば“審判の下された3人”で2曲けは“タイラス・ウォンの色”5曲目が“シャルル・ブラン・ガティの絵”13曲目が“ドミニク・ルイスの芸術”という題ですから、これ知らないとわからないですし、実に私は解りません。(音楽は難解かというとそうではありません。)

そこでこの5曲目のシャルル・ブラン・ガティさんを調べると、自身画家ででありながら、音楽もする人で、特定の音楽からの着想により絵画を創造する「音響絵画」運動をしていたそうで、まるでわかりません、でもこのピアニストナスさんは、色に対してのハーモニーを決めて、たとえばタイラス・ウォンさん(デズニーのバンビの美術をした人のようですが)色ずかいを音にしたように思います。
おいおいJAZZかよというとドラムス、ベースがありますが、っちょっと違うこれは芸術なのです。楽しいだけがJAZZとはいえませんからこの表現は否定できません。

どの曲もその意味で、リズムにのって、もしくはメロディが先行すると言う事もなく、存在するのです。だってたぶん音がハーモニーになって、絵画の色の移ろいでコードは進行し、それを基本にしているのではと思うのです。

ピアノにベース、ドラムスのユニットで特にグループはフリーフォームではありませんが、皆さんのなじんだJAZZとはすこしちがう、JAZZも構造であって、色彩にもとずいて構築すると音の音が色を含んで広がると・・・・、そうはこのピアニスト、ナスは行っていません。
ただ繊細なナスのピアノは前回以上に繊細に、そして全16曲を聴き終わるとトータルのナスの個性は絶対に無視できない存在感がありともおもいます。
個性的なJAZZを脇におくならこれはよいし、通してきけば決して評価は低くすべきでないアルバムと思います。 
でもここまでずいぶん聞きましたが、たぶんこれから何度も取り出しては聞かないかなという感じで評価は維持しています


THE BOOK OF COLORS / HUBERT NUSS

Hubert Nuss(p)
John Goldsby(b)
John Riley(ds)
2010年作品


1. The Three Doomed Men
2. The Colours Of Tyrus Wong(Ad-Colours)
3. Galaxy Ngc 300(Mode Vii,1)
4. Night Stars
5. The Pictures Of Charles Blanc-Gatti(Mode Vi,1)
6. Alia
7. Mirror Universe(Mode Ii,3)
8. For Jamey
9. The Dark Diamond Of Donezk(Mode Ii,2)
10. Another Kind Of Paris(Mode Iii,2)
11. Coloured Cathedral Daylight(Mode Ii,1)
12. Barry & Ollie(Mode Iii,3)
13. The Art Of Dominique Louis(Mode Iii,4)
14. The Water Of Life(Mode Ii,1)
15. The Amethyst(Mode Iii,1)
16. Bloomed
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キースの6枚いや7枚、じゃなくって5枚です

2011-06-21 22:06:29 | 聞いてますCDおすすめ

沢山出ているキースのアルバムの中で一番のお気に入りって何ですかと聴かれていました。
キースのアルバムについては、それぞれ思いいれがあって、それで良いとおもっています。



まずはキースの6枚、キースのコンサートのチケットの半券をなぜか手帳に入れるようになって、お守りみたいになっています。
2001年から今年2011年までのものです。6枚ありますが、2005年10月21日のコンサートのものがありません。ですから本当は7枚、この日は会場でハクエイ・キムとばったり会って初めて言葉を交わした日です。当時は日本人だと思ってなかったので、「Are you Mr. Hakuei? 」 なんてわけも解らず話しかけて、それ以来のお付き合いになりました。
ですからチケットは7枚のはずなのですが6枚、これを見ると2001年が13列,
2004年3列、2007年12列、2008年9列、2010年18列そして今年は2階になってしまいました。
段々鯉沼さんと相性悪くなってきているみたいです。

話が変なところから始まりましたが、現役ピアニスト名鑑というものを作ってアルバムも一枚選んでいますが、そのアルバムはソロの「The Melody At Night, Whit You」1998年
ですが、これは結構迷いました。



何と迷ったかというと「Bye Bye Blackbird 」1991年で、このアルバムはスタンダードトリオの作品、全体的にはこちらがキースの演奏活動の代表作として正しいと思います。



私のJAZZアルバム、フェバリット5枚を選ぶときに入れるのは「Gary Burton and Keith Jarrett 」1970年で、もうとにかく好き、みんなかっこいいとしか言えない、だからえらぶならこれかもという一枚です。




そして「Facing You」1971年、価値からいったらこの一枚、これが出たときには、はじめてクラシックの人とJAZZが語れると思ったものでした。そしてこのソロは今年のソロ・パフォーマンスと較べても遜色のない生き生きとしたフレージングです。



もう一枚は一時期、私のテーマ曲としていた、“my back page”の「Somewhere Before」としようかともおもいましたが、個性的な「Ruta And Daitya」1971年にしました。
ここら辺が人それぞれの偏りでしょうか。



ヨーロピアン・カルテットもアメリカン・カルテットも決して嫌いなわけではありませんが、結局好みがでたようです。
この5枚に絞るのが精一杯、ジャレットは5枚です。
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私酔っています

2011-06-20 15:18:26 | その他


「私酔っています」

昨日の私のお仕事第一声はこうでした。



「私酔っています・・・皆様の暖かいお心に深く酔っております。」

セレモニーの写真は、それはそれはかわいらしく取れたものがあるのですが、そちらは秘密事項ですので料理と流れた音楽を少し。



プロフィールを紹介していただいている時の音楽はABDULLAH IBRAHIMの“THE WEDDING”横浜JAZZでこの曲を洗足学園の方のカルテットで聞いたとき、息子の結婚式にこれが生でホールで演奏されたら素晴らしい思いました。生ではありませんが、それが流れている事、周りの方にはわからないでしょうが、とても深い安堵感に包まれておりました。



柑橘風味のサワークリームチーズを巻いたスモークサーモン
アヴォガドのペーストと赤ペルペッパーmpクーリートコとアプリューガ

式が進む中で時々息子に送ったコンピからの曲が流れます。“マイ・プリンス・ウェル・カム”はお嫁さんが息子の電話に待ちうけにしていた曲だそうで、ビル・エバンスでながれていました。



アオリイカと小エビとアサリのシーフードリゾット
ルッコラとEXオリーブオイル パルメジャーの・れっじゃーののエマルジョン

私が送ったどの曲をどう選ぶかはまるでしりませんでしたし、息子が選んだのか式のスタッフが選んだのかわかりせんが、とても良い感じ、ふっときずくと、ジェームス・テーラーがマイケる・ブレッカーをバックに“The Neaness Of You"を歌っているのが聞こえているのです。この曲は題名から選んで送った曲でした。




房州産スズキの蒸し焼きにぴ手とのエクラゼ
ホウレン草と完熟トマト入りサフラン香るヴァンブラソースで

ここら辺までは、ご挨拶周りの合間に食べていましたが、そろそろ仕事もちかずいてきて、落ち着かなくなりました。

流れている音楽が私が選んだものとのご紹介があり、その後ろではハクエイ・キムの“home beyond the cloud”が流れ始めていました。
三番目の息子と思っているハクエイ君の演奏を息子1のセレモニーで流せる事もひとしお、喜びが2重になるのでした。



トスカーナハニーでマリネしたフランス産鴨胸肉のロースト
赤キャベツと小蕪のプレゼ カルダモン香る濃厚な赤ワインソースで

この後にデザートがあったのですが、私は任務のほうに心が飛んでいて写真なし、ただメニューがあるので、記録のために、ご想像お願いします。

タヒチ産バニラとストロベリーのクレーム・プリュレ
ホワイトチョコのなめらかなクリーム アールグレイのアイスクリームを添えて

食べた事は覚えていますが、味の思いではとんでいます。

何とか皆様に暖かい気持ちでお帰りいただけたとほっとしている次第です。

多くの皆様に心配を頂いた私のお仕事も上々のご評価を頂いたようでした。
まるで関係がない方もここにお付き合いいただき

「本日はまことにありがとうございました。」

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前の日に

2011-06-18 22:48:54 | その他
今日は午後から出かけてきました。行ったところの部屋から見える風景です。



そこにあったミネラル・ウォーターは今までに見たことありません、なんか凄くおいしそうですが、手を付けずに帰ってきました。




そしてのぞいてきたのがここ、明日世話になります。



きにいったのがこの光景、でも明日は有名なJAZZマンは弾きません。



その後、前夜祭みたいに食事に行きました。
料理の品がきがないので、ほとんど写真だけのご紹介。

最初がちょっと多し材料のだしのジュレあえ



次が前菜 とこぶしやみょうがのおすしなど



ふっこのお吸い物 とてもおいしい



おつくり  

  

鮎の焼き物 頭たたべてしまった後



すっぽんの茶碗蒸し

  

デザート  梅のゼリー



さて明日は写真をとっている暇あるでしょうか、主役でではありませんが、みんながプレッシャーをかけてきます。

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