JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

この曲が聴きたい19 Five Spot After Dark / Curtis Fuller

2008-11-15 10:34:14 | この曲が聴きたい


この曲が聴きたいというカテゴリーで幾つかの曲を載せましたが、それは私の勝手な思い込みで思い出したように聴きたい曲を選んできました。
アリャアリャと思うものもあったかも知れません。
心に残っているこれ聴きたいと思う曲をえらんできました。
今回はJAZZが好きな方なら誰も否定しないのではと思う曲になりました。
これが流れると、JAZZだ、良いとおもいます。心が和みます。
とてもやさしいユニゾンってあるんですね。
だからその後のフラーのソロもやさしさにあふれています。
ゴルソンのしっかりと存在を示すソロがとても効いています。
このような演奏聴きながら、人生をゆっくりと省みるようなことできるかなと思います。それで満足できれば、それはそれで良いのでないでしょうか。
トミー・フラナガンの和音もとても愛おしく感じます。


1 Five Spot After Dark

Curtis Fuller (tb)
Benny Golson (ts)
Tommy Flanagan (p)
Jimmy Garrison (b)
Al Harewood (ds)
May 21,1959

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この曲が聴きたい 18 RECADO BOSSA NOVA / HANK MOBLEY

2008-07-09 21:17:12 | この曲が聴きたい


じめじめした日々が続いていますが、次には暑い暑い夏が来るのですね。
来る前からへこたれていてはしょうがないので、今年の夏はこれで行くことにしました。
説明不要、ブルーノートの大ヒット作、このblogをお読みになる方ならば必ず聴いたことがあるメロディです。
1959年ブラジル人のジャアルマ・フェレイラという人が発表した曲を、H・モブレーが1965年のアルバム「DIPPIN'」で演奏しています。ボサノヴァでありながら、グルーヴィーでホットです。
テナーとペットのユニゾンで哀愁あるテーマを始めて、リフの部分でタムがストトトトと鳴ると段々とお腹の底に熱い力が貯まっていきます。まだまだ熱いものを感じられます。いつ聴いても青臭くない若々しさを呼びます。

同じく聴いているのが (実はこちらを先に聴いていて、二つのリカードサンバという記事のつもりでした。)この2枚のアルバムです。
1991年にIDA Recordsとアルファレコードから続けざまにでた2枚です。
リカードを2枚で演奏してますがこの違いもおもしろい。



IDAの「サンクチャリー」ではパレ・ダニエルソンのベースとフィリップ・キャサリーンのギターのトリオです。
とてもソフトな音色のテナーはゆったりとささやくように始めます。ギターがボッサのリズムを刻むと段々とテンポをあげて歌うような流れるメロディで乗るところは乗ります。
変わってアルファ「モダン・ノスタルジー」ではレギュラーカルテットに4人のメンバーを追加したボサノバと言うよりサンバに近いリズム強調の演奏。



ここではアルトでハイテンポで入って少し攻撃的にすぐアドリブです。あふれ出るフレーズをグイグイと吹きまくるバルネもこれは凄い。
リカードの方向がまるで違うのに、2つともとても良いわけで、バルネの凄さを改めて思った2枚でした。
でもってこの曲が聴きたいとHANKに戻っていったのでありました。
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この曲が聴きたい 17 Libertango / 寺井 尚子

2008-04-30 22:01:06 | この曲が聴きたい


ここのところヴァイオリンを続けて聴いてきましたが、締めくくりはこの曲を聴きたい。
リシャール・ガリアーノをゲストに迎えた2001年録音のアルバム「オール・フォー・ユー」の中の1曲です。
ライブでも何度か見ていますが、いつも凄い迫力です。そこにガリアーノが入ってくるのですからサウンドのつくりは超一流です。
出だしか寺井の張りのあるヴァイオリンにガリアーノがその後を追ったテンションのあるソロです。バックのリズムはTANGOリズムですから、JAZZと違う緊迫感が持続して目の前に強い感情が渦をまいていき、自分もその感情の渦に共鳴して、喜びに浸るのです。この曲、常にJAZZと絡むと拾わずにいられない曲です。
バイオリンを聴いてきましたが、ほかのプレーヤーはどうしよう。
ジャン・リュック・ポンティが見あたらないのは、当時、結局買ってなかったのでしょうか。聴きたい気はありますが、残念です。オーネット・コールマンは有るのだけど聴きません。

さて明日は寺井尚子のお誕生日、六本木でバースディコンサートが盛り上がることでありましょう。

お誕生日、おめでとうございます。地味ではありますが“小さな花”をプレゼントいたします。


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このl曲が聴きたい16 FREEDOM JAZZ DANCE / Mitoslav Vitous

2008-03-18 21:10:16 | この曲が聴きたい


奥さんのいない夜になんて、ふらついたことを書きましたが、したことはたいしたことありません、懐かしいアルバムを聴きに地下にもぐったことでした。かっこいいことはまるでありません。でも忘れていたアルバムを思い出して確認できました。
この曲が聴きたい“ FREEDOM JAZZ DANCE ”はこの前、マイルスの“freedom jazz dace”を聴いて、この演奏があるからヴィトウスのこのアルバムがあるのだろうと思いました。
でもこちらのヴィトウスの“Freedom Jazz Dance ”これが一番みたいに思うのに書くのをわすれていました。
EMBRRYOという会社から出た幾つかのアルバム、その中で消えることのないアルバムがこの「限りなき追求」です。
ヴィトウスのベース、Joe HendersonのテナーそしてMcLaughlinのギター、ハンコックのピアノにデジョネットのドラムスです。
ヘンダーソンのテーマのバックで浮遊するマクラフリンをバックにヴィトウスのソロはまるでホーンのような強いラインを示します。ハンコックのソロも勢いがあり塊のような凄い演奏です。いつもいつもこの演奏があるのでヴィトウスは若くてスーパースターの感じを受けています。ミュージシャンはその演奏の中で年をとらないでいいねすね。それを聴く私もこと時間だけは若返るのです。

奥さんのいない夜に聞いたのはこれだけではありませんが、面白いのはまた明日。
でも、このアルバムもし聴いたことがない方なら、一度は聴いて欲しいアルバムなのです。

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この曲が聞きたい 16 Country Roads / Garu Burton

2008-01-27 20:52:01 | この曲が聴きたい


JAZZを聴き始めたころ、Gary Burtonがラリー・コリエルとロックの感覚を入れた演奏をするのが大好きになりました。そんなことでアルバムを買っていたのですが、おこずかいのない中高生で、なかなか新しいアルバムが買えませんでした。この“Country Roads”コリエルが抜けて尚カントリー調が強まって欲しいアルバムでしたが、手が出ませんでした。
何年もたってCDに成っているのを知り、今度購入しました。
“ダスター”や“イン コンサート”を出したあと、コリエルも抜けて面白さがかけていると思う時期ですがどうでしょう。
ただコリエルとちっがたカントリー調の強いギタリスト、当時合うと思いました。
フォーク調の曲にカントリーの強いJerry Hahnのギターが絡むのはコリエルを変えても凄くいいと思った覚えがあります。
お金がない学生で買えなかったものを40年ぶりに購入しました。
アルバム自体は残念ながらあまり面白いとはいえません。コリエルが置き換わった差を感じます。
なつかしい“Country Roads”が好きですがコリエルがやはり良かったと思い直してしまいました。それなので、“この1曲が聴きたい”に成りました。

昨日は父の命日でお墓参りに母親を連れて行きました。神奈川県の海の傍に住んでいるので、夕食はの料理をアクアパッアにしようとスズキの半身といか、海老、ハマグリを買って帰ってきました。



帰りがけには大変美味しいパン屋さんがあるのでそこでパンも仕入れました。



久しぶりで大変美味しく出来たのに写真を撮ったら変な色になってしまってまずそうです。新しく買ったデジカメ使いこなせません。ソフトも上手く使えず苦労しています。ということで料理写真は没です。
そして今日は残ったスープでリゾットにしました。
取った写真はやはり美味しそうでない。
困ったものです、実際食べていて美味しいのに、性能がいいだろうデジカメですから、困りました。きっと使いこなす事が無いままひどい画像をUPしていくような気がします。









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この曲が聴きたい what Are You Doing the Rest of Your Life?

2008-01-15 21:20:44 | この曲が聴きたい


ビル・エバンスがエレピを弾いているアルバム「From Left to Right」、JAZZを長く聴いた方なら思い出す、とっても驚いた一枚です。そして一般的には大変不評な一枚でした。
その1曲目、“what Are You Doing the Rest of Your Life?”をエレピ好きな(今でも)私は、「エバンスのエレピはやはり違う。」とか勝手に思っていました。
その1曲目が好きだった覚えがあり、中古でCD買いました。
ところがこれが、音が悪い、オーケストラのアレンジが悪い、こんなだったのかと思います。
1番はオーケストラのアレンジ、ホーンの使い方はひどいものです。2番目が音がひどい、なぜここまで、アコーステックのピアノの音まで割れるのか、これはちょっとがっかりです。
ただあの1曲目ゆったりはじまるエバンスのエレピは、音の良し悪しは別にして懐かしいものす。
その1曲を聴きたいと思ったのですが、新しく発売されているアルバムではオケ抜きのカルテット演奏のテイクが追加されています。
そこでの 「what Are You Doing the Rest of Your Life? 」は音もいい。オリジナルの忍び寄るような出だしのほうがすきですが、でもこちらのほうがずっと良い。7テイクと最初に女性の声が入ります。
アコで1フレーズ弾いてエレピの導入部になっています。アコとエレピが交差するとてもロマンチックな曲です。
機会があったら、このアルバムを小ばかにしているエバンスファンの方、このテイクを聴いてあげてください。アコとエレピが寄り添うように絡み合って、とても落ち着いた気持ちになりますよ。
オリジナルアルバム9曲以降に追加された4曲これが素晴らしい。最初の9曲は聞きません。
久しぶりにこの曲が聴きたいにしました。

From Left to Right / BILL EVANS

1 What Are You Doing The Rest Of Your Life?
2 I'm All Smiles
3 Why Did I Choose You?
4 Soiree
5 Dolphin-Before
6 Dolphin-After
7 Lullaby For Helene
8 Like Someone In Love
9 Children's Play Song
10 What Are You Doing The Rest Of Your Life? (Quartet)
11 Why Did I Choose You? (Quartet)
12 Soiree (Alternate Take)
13 Lullaby For Helene (Quartet)



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この曲が聴きたい 13 Sunflower / Lee Konz

2007-05-22 20:56:31 | この曲が聴きたい
JAZZを聴き始めるとこれが気に入っているとか、カッコいいとかそれぞれの人が思う曲と演奏があるでしょう。例えばアート・ペッパーのユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥで有ったり、サイドワインダーで有ったりすると思います。
jazzを聴き始めてしばらくたってから、驚いたアルバムが2枚ありました。1枚はチャールス・ロイドのフォレス・フラワー、モンタレーのライブアルバムですが、ジャズが古くなくフラワームーブメントの呪術も感じ、それまでにない感覚で怖くなったアルバムです。中学で買ってしばらく友達に預けた思い出のアルバムです。
そして同じころ、再販されたアルバムがこれ。この曲が聴きたいということでは1曲選ぶ事がつらいのですが、やはり第一印象、1強目の“Sanflower”です。JAZZのプレーが驚くほど自由で、創造を持っていることを感じたアルバムです。このような演奏があるんだと、たぶん年末の時期、クリスマスプレゼントが降ったような震えを思い出します。
その後、CDで買い換えましたが、LPで聴くのがやはり一番です。今日は地下でLPにしました。
ペットとアルトのユニゾンからコニッツのソロ、、力強いアドリブの流れは、その後のドン・フェララの迫力も引き出して、インタープレーの素晴らしさを満喫できます。
何枚かのアルバムと曲が、その後の私のJAZZ聴きのベースに成ったとおもいます。この曲がその一つだということは間違いありません。

Lee Konitz(リー・コニッツ)
Very Cool

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この曲が聴きたい 12 "SANDINO"

2007-04-19 21:12:23 | この曲が聴きたい
MICHEL BISCEGLIAのピアノトリオのアルバムがすばらしかった。その中で聴いたことのあるメロディで一瞬クラシックだっけと思った哀愁の漂う曲があります。
それがCHARLIE HADEN作曲の“SANDINO”という曲。どのアルバムで聴いたか、聴きたくなって探してみました。
この曲ニカラグアのサンディニスタたちの闘争運動を描いた映画のために作曲依頼をされたものです。





1990年録音された“DREAMKEEPER”に入っていました。
MICK GOODRICKのスパニシュはアコギの上をヘイデンがメロディを引いた後、トム・ハレルの悲哀を含んだソロが続きます。SHARON FREEMANのFRENCH HORNとGOODRICKのギターはもう少しやさしい響きです。テーマ合奏になりヘイデンのソロに戻り終わります。
リベレーション・ミュージック・オーケストラのこの手の音楽は評判がわかれるところですが、私は好きです。
もうひとつ別の演奏がありました。こちらは前年1989年7月8日、モントリオールでのジャズフェスチバルの録音です。アルバムのほうはこっちがずっと後の発売です。





ベースのソロの後やはりトランペットですが、ここではまずスタントン・ディビスが吹いているのでしょうか。その後トム・ハレルのソロに代わるのでしょうか。逆かも知れません。ライブということもあって、熱いソロとなっています。
後ジュリ・アレンの美しいピアノとこちらはエレキのグッドリックのソロが続き、ヘイデンに戻って終わります。
二つの演奏甲乙つけがたいけど、出だしのスパニシュギターは好きだし、アレンのソロも捨てがたい。って両方聴いているから、問題にすることはないですね。
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この曲が聴きたい 10  NATUR BOY / John Coltrain

2007-02-05 20:23:15 | この曲が聴きたい
JAZZを聴いてくると、幾人かのミュージシャンにどれくらい入れ込んだかで、その人のJAZZスタイルが想像できるような気がします。
私がジャズを聴き始めたころの、そんな基準みたいな人の一人が、J・コルトレーンでした。J・コルトレーンはジャズ喫茶に行けば必ずかかっていました。LPからCDにオーディオを変えた後に、どうしても聴きたく探したアルバムと曲がこれです。“至上の愛”ではなくて1965年、Village Gateで録音されたコルトレーンの1曲です。





タイナーとエルビンのおなじみのハーモニーとリズムにのって吹きまくるコルトレーン。出だしの美しいメロディーは祈りの様で、その祈りの同調を求められているようです。段々と熱を帯びるとソロ、同調を求めている様から、彼一人の祈りに変わり無我状態に聞こえます。それが続くと曲の終わり頃には、コルトレーンの音が静寂と平安のように変わるのでした。
ただCDで聴くとちょっと昔と違うようで、このごろLPも聴けるようにしましたので、聞いてみました。LPは音が柔らかく感じます。昔親しんだからでしょう。LPは終わりの拍手をきっています。収録時間ってたいへんなのですね。



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この曲が聞きたい 9 MATRIX / Chick Corea

2007-01-07 22:26:32 | この曲が聴きたい
もう一昨年になりますが、ハクエイ・キムのライブにマイルス・カフェへ行くとお客が少ない。私の奥さんと数人。ハクエイともゆっくり話ができて,そのとき盛り上がったのがチックやジャレットの話題。
次のセットでハクエイは予定曲を変え、急に弾きたくなりましたといって演奏してくれたのがこの曲。素晴らしい演奏で今でも覚えています。それにしてもベースもドラムも突然なのによくついてこれるものです。
本家の演奏は1968年,BLUE NOTEの録音で多くの人がコリアの最高アルバムと思っているのではないかと想像するアルバムです。私チックの数あるCDアルバムで持っているのはこれとG・バートンとのもの2枚、それとなぜか“MY SPANISH HEART”ほとんど聴きません。(失礼、マイルスのアルバムは忘れてました)
2曲目の“MATRIX”が聴きたくてこのCDを買ったものですが、他の曲もすばらしい。
ベースのヴィトウス、ドラムのR・ヘインズ,当時としてはチックが一番あぶなそうなのが、素晴らしい演奏です。以後の色々方向を思索しすぎてどれが本当で、気持が入っているのか解らなくなって(本人もそうでないでしょうか)しまうことのない、一つの方向に全力を注ぐスッキリと力強いチックが気持良いのです。
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