シネマヴェ-ラ渋谷で、活弁上映会『世界の心』。二回公演させていただきまいsた。
戦争映画はけっこう体力を使います。しかし、二回目の方が、楽でした。
グリフィス監督の作品は、台本作りがたいへんですが、やりがいがあります。
この『世界の心』は、第一次世界大戦の戦場シーンがかなり長く、実写映像もずいぶん使われています。公開当時は「其れ故劇映画としての面白みが削がれている」と不評の一因だったわけですが、「映像そのものが歴史を語る」という視点に立つと、それこそがこの映画の現代における価値のような気がします。
「第一次世界大戦下のフランスを舞台にした純愛もの」という点では、『第七天国』(1927)も一緒ですが、『第七天国』が主人公の男女の愛と生き方を大きくクローズアップした人間ドラマであるのに対し、『世界の心』は、大戦そのものも主人公です。人間ドラマの部分と、歴史記録映画としての部分と、両方を興味深く観てもらえるよう、前者に関しては遊びを入れつつ、後者に関しては史実に基づきわかりやすくを念頭に、台本をつくりました。もちろん、グリフィスの立場や視点で語られた歴史であり正義感ですから、それを認識した上で、普遍的な「世界の心」を語れたら一番いいなと。
たくさんのお客さまにご覧いただくことができ、感謝しております。ありがとうございました。
戦争映画はけっこう体力を使います。しかし、二回目の方が、楽でした。
グリフィス監督の作品は、台本作りがたいへんですが、やりがいがあります。
この『世界の心』は、第一次世界大戦の戦場シーンがかなり長く、実写映像もずいぶん使われています。公開当時は「其れ故劇映画としての面白みが削がれている」と不評の一因だったわけですが、「映像そのものが歴史を語る」という視点に立つと、それこそがこの映画の現代における価値のような気がします。
「第一次世界大戦下のフランスを舞台にした純愛もの」という点では、『第七天国』(1927)も一緒ですが、『第七天国』が主人公の男女の愛と生き方を大きくクローズアップした人間ドラマであるのに対し、『世界の心』は、大戦そのものも主人公です。人間ドラマの部分と、歴史記録映画としての部分と、両方を興味深く観てもらえるよう、前者に関しては遊びを入れつつ、後者に関しては史実に基づきわかりやすくを念頭に、台本をつくりました。もちろん、グリフィスの立場や視点で語られた歴史であり正義感ですから、それを認識した上で、普遍的な「世界の心」を語れたら一番いいなと。
たくさんのお客さまにご覧いただくことができ、感謝しております。ありがとうございました。