akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

第3回霧笛楼活弁公演

2007-06-10 | 活弁
横浜元町の仏蘭西料亭霧笛楼での活弁と料理の会も、昨日、3回目を迎えました。
いらして下さった皆様、そして霧笛楼の皆様、本当にありがとうございます。

しっとりと落ち着いた雰囲気の霧笛楼での公演は、毎回、洋画の名作をチョイスしていただいております。今回の『サンライズ』(27)も、当時「アメリカ無声映画史上、最後の傑作であり芸術作品」と高く評価された作品です。
原作が、『肉体と悪魔』と同じく、ヘルマン・ズーデルマン。彼の筋は、キリスト教的貞操観念が強く、いたってシンプル。それを芸術作品にしているのは、やはり、監督ムルナウと、第一回アカデミー賞撮影賞をとったカメラの力、そしてジャネット・ゲイナ-、ジョージ・オブライエンらの演技です。

おそらくこの作品は、女性の方が共感できるものだと思うのですが、やはり、終了後、「また泣いてしまいました」と仰る女性が何人かおりました。「都内まで出向けないからこの霧笛楼公演が楽しみで」と仰るお客様もいらして嬉しく思います。
前回私が『サンライズ』を語ったのは2年くらい前だったか…。台本もずいぶん変わりました。そして、永田雅代さんのグランドピアノとキーボードの演奏がとにかく素敵でした。

昼前のリハーサルの時は、雷、どしゃぶりで、「嵐のシーンの効果音、いらないかもね」などと笑いつつ、いらっしゃるお客様が大変だなと心配していたのですが、公演前には雨も上がり、ほっといたしました。この映画の物語に合わせたかのような「嵐の後の幸せ」。お天気にも感謝でした。

その後の季節のお料理がまたいつも大好評。私たちはいつも、リハーサル後、本番前にお食事をいただくのですが、本当に、盛り付けも美しく、味も上品で美味しいのです。
元町散策の際は、霧笛楼でのお食事をオススメします。

また御会いできます日を楽しみにしております。
コメント (2)
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