小さい時からの習慣だろうと思うが、台風とか大雨とかの報道があると、何処に、どのくらいの規模で、と気になってくる。小さい時、有明海の沿岸に住んでいたので、何もない普段の時は波が砂をこする音が聞える程度のまことに住みやすい地域なのだが、年に数度、大なり小なりの台風の通路に当たり、それは大変だった。台風の海は大波に荒れ、塩風がどす黒い空を舞う様子は、それは怖いものだった。いつ来るかさえ予測もできない大地震に比べると、台風は予測された道を必ず通るので心構えの準備はできる。
で、今回の台風10号、8月23日の朝見たときのその進路は名古屋方面で、関西地域は特に影響なしだった。それが24日の昼過ぎに確認すると大阪と神戸方面へと進路を変えて25日の朝、朝6時の予報では姫路に上陸するとなっていた。そうなれば我々の住んでいる地域は台風の目玉の即右側で、しかもその台風の強さ955hpaにまで下がっており、”非常に強い”になっている。これは大変な事態になったと心配で、今一度、周辺の片付けを行った。しかし、26日になると、台風10号は九州方面に向かい鹿児島から宮崎あたりに上陸する予定だと報道され、その後は広島か岡山あたりを通過し、日本海に抜けるとあった。明石方面は台風の進路から大きく外れるも進路の右側に位置するので、注意が必要ぐらいの程度だと理解していた。
ところが、27日の朝みると、10号の進路がかなり変わっている。
台風10号は鹿児島の奄美地方に接近し、29日〜30日頃には鹿児島辺りに上陸し、熊本を北上、その後、急右折して神戸・大阪方面に向きを変える予報となっている。
「台風10号:デジタル台風(Google Map) 27日午前7時予報」
1時間毎にGoogleMapで進路を確認するが、最も気になるのは、自分が住んでいる地域にくるかどうかで(誰でもそうだと思うが)、その後の進路が岡山方面から日本海に抜けるか、あるいは大阪よりも下の方向に来るかで、時間が過ぎる度に進路が目まぐるしく変わる。再確認に、ウエザーニュースや気象庁の予報も見てみるが微妙に変わってくるので、その度に一喜一憂しながら寝てしまった。
開けて今日28日、朝起きると即デジタル台風(Google Map)みると、台風10号は同じ近畿方面でも和歌山方面に進路を変更している。当地からかなり離れた。念のため、ウエザーニュースで再確認すると同じルートになっている。
「台風10号:ウエザーニュース 28日午前6時」