野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

2019年、AMAスークロスレースが始まる

2019-01-07 06:10:17 | モータースポーツ
「第1戦Anaheim1:Cycle News」
2019年、米国AMAスーパークロスレースの第1戦Anaheim1が開幕した。今年もLIVE TIMINGでパソコン観戦し、その後すぐ公開されるYouTube動画でレース展開を確認できるので本当に面白い。

スタジアム内に造成されたコースでモトクロスレースを行う、スーパークロスレースはスポーツ大国アメリカでも第一級のスポーツ競技の一つで、テレビ放映されるのは勿論のこと、ネット上でも実況されるので、遠い日本でもレース動向を同時観戦できる。観客動員数はスタジアム容量にもよるが、8万人収容スタジアムを満席にする事を考慮すれば、スーパークロスはアメリカ二輪モータースポーツの頂点に立つ。AMAスーパークロスレース(SX)をパソコン観戦するだけでも、そのエキサンティングな展開は観客をすぐに興奮の虜にするスポーツなので、私は大ファンだ。で、今年の優勝候補No1は KAWASAKIワークスのE.Tomac選手だ、と多くのネット誌が挙げていた。

   
スタートから飛び出したのは HUSQの D.Wilson 選手とホンダのM.Stewart選手で、共にワークスライダーではなく、いつまで持つか興味があったが、中盤まではプライべートの2選手がレースを引っ張った。M.Stewartが次第にタイムを落とし脱落するも、 D.Wilson は20ラップ中14ラップまで1位を死守し、最後は4位に順位をさげるも良いレースをしたと思う。 D.Wilson 選手はお気に入り選手のひとりなので、今後も頑張って欲しいと期待している。SX第1戦の結果は、優勝がヤマハワークスのJ.Barcia、2位はホンダワークスのKen Roczen、3位はカワサキワークスのE.Tomac選手と順当な結果となった。優勝候補NO1とされたE.Tomac選手はスタート悪く最後尾付近から追い上げとなったが、よくぞ3位まで持ってきた。一方、ここ数年優勝を続けていたKTMとHUSQは不調だった。

今期スタート2位、完全復調と思われるKen Roczen選手の活躍はホンダHRCの復調を予感させる。2017年、ホンダHRCは稀代のライダーKen Roczenを獲得したことで、長く遠ざかっていたAMAスーパークロスチャンピオン獲得を目指すのかと大いに期待されるも、その後、Roczen選手の転倒負傷による長期戦線離脱によって再び低迷を続けてきた。遠い昔、ホンダが”American_Honda”というチーム名でレース参戦していた当時、世界のトップ選手を上位から根こそぎ契約し圧倒的プレゼンスを誇っていた時期があった。そこまでしてトップライダーを確保しないと勝てないのかと、ホンダのやり方に不満を覚えたこともあったが、勝ちに拘ると、その戦術、結果の求め方に、これがホンダのやり方だと言う見本だった。それが、いつの間にか「勝てないホンダ」というのが代名詞となって長い期間が過ぎ、今年、やっとホンダらしくなってきた。やっと、面白くなってきたのだ。ここ数年、欧州のKTM・Husqvarnaの兄弟会社が世界のモトクロスレースやマシン性能においてNO1を続け、かっての最強国日本ワークスの影は相対的に薄くなり続けた結果に、若手日本人技術者は自分の立ち位置を忘れてしまったのかと懸念してきたが、今年こそ、欧州勢に一泡食わしてほしいもんだ。頑張れ、ヤマハ、ホンダ、カワサキ!!
コメント
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