野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

三度目、スパウトの脱落

2019-01-05 06:57:12 | 日常生活
昨年12月中旬のことだが、台所の水道蛇口からスパウトが再び脱落寸前で、水が四方に飛び散った。
水道のスパウトが脱落するのは、これで三度目。初回が2013年5月、二回目が2016年の9月、今回三度目が2018年の12月。蛇口本体からスパウトが自然に下へ垂れ下がり、水が四方に飛び出す。三回目となると諦めもあって慣れたものだ。修理の仕方はわかっているが、前回修理の仕方が悪かったのか、もしくは経年劣化で摩耗したのか、発生原因は依然不明。
 「TOTOの自在スパウト」
スパウトの脱落が3度になり、この方式(スパウト差し込み式取付)は無理だと思ったので、メーカーである福岡TOTOの「 TOTOパーツセンター」に電話して、固定式スパウトを買いたいと受付に話し、こちらの住所、氏名を伝えると、もう3回も同じ不具合の電話なので、先方も記録しているのだろう、よく覚えていた。今回の不具合対策としてナット固定式スパウトにしたいと言うと、暫らく調べてからアダプタナットは廃番となった、つまり生産していないと言う。どうしたらいいのかと確認すると、従来のスパウト差し込み式を再度取り付けるか、または本体Assy交換するしかないと。本体Assy交換はなんぼするのか問うと、約3万円ぐらいだそうだ。そんな・・と思いながらも、とりあえず電話を置いて、生産中止になっても市場にはまだアダプターナットはあるかもしれないと、Amazonを含め色々検索してみたが、結局廃番となって在庫なし。そこで、再度「 TOTOパーツセンター」に電話して前回と同じ部品6点を注文した。値段は前と一緒かと問うと、1458円だそうで、前回の約3倍弱に値上がりしている。えーっ不満を表明するも、3万に較べれば安いに決まっている。発送費は前回と同じで、結局合計1998円で注文後2日後に部品が届いた。

修理方法も分かっているので、作業をやり易くするために本体Assyを取外し、次にスパウトを剥き去り、本体に取り付けている部品を順に取り外す。その後は、送付されてきた新部品を指示された順に取り付けるだけ。襟度のきつい部品はないので手で簡単に取りつく。スパウトが本体から落ちないように設定している部品は「板ばねの止め輪リング」で、ばねの取付方向が重要で、スパウトが下がってくると板ばねが広がり本体から落ちないように設計されていると思う。ただ、前回と異なるのは一番下端につくブッシュ。今回は図面にある左側のブッシュが送られてきた。リング②の凸にブッシュの爪が留まるようになっているはずだが、今回のブッシュはリング②にうまく留まった感触がない(元々ついていたブッシュ(右側)の方が装着感は良い)が、スパウトを取り付けた後の収まりは今回の方が外観上では良く見える。
  
    「今回送付されてきた取付指示表」                     「TH5C0136#G17」
それにしても、同じ不具合が再発するようによくぞ設計したもんだと不満に思うが、一方、何時もの事だが「TOTOパーツセンター」の受付女性の対応は好感が持てた。部品の事、値段の事、取付方法についても丁寧に教えてもらったのは、お客様対応の見本のようで見事だった。世間には、リコール相当の不具合が発生しても知らぬ存ぜぬと高額な修理費を請求しながら、国交省から指摘されるとリコールしたり、国の法令できまった検査を無視したりする、どこかの四輪メーカーや、木で鼻をくくった様な対応をしているどこかの電気メーカーのお客様相談とは雲泥の差を感じた。「Toto」のようなメーカーが存在する限りは「Made in Japan」は残っていくのであろうから有難い事だ。
コメント
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