野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

初日はクリアーしたが、秋場所は始まったばかり

2018-09-10 08:03:25 | スポーツ
昨日(9日)から始まった大相撲秋場所の最大の関心事は横綱稀勢の里の動き。
8場所連続休場からの復活を目指しての秋場所、今場所の成績次第では進退を懸ける意向を示していたので、どうころぶかハラハラしながら秋場所初日をテレビ観戦した。

初日の相手は平幕勢。前回の相撲でも土俵際の処置が悪く負けている相手だけに少し心配して立会いを見たが、立ち合いの踏み込みは負けてはおらず、互角。左を差し込んで後は出るだけだった。土俵際で勢の打っちゃりを受けそうだったが、体を勢に乗せ、そのまま寄り切って勝った。ほとんどの稀勢の里応援者はホットしただろう。NHKの解説者も感激深そうに解説している。

NHKの夜のサンディスポーツ解説者の尾車親方もホッとした表情で、このまま15日間、いや勝ち越して欲しいと言っていたが、その通リだと思う。なにせ、場所前の二所ノ関一門の連合稽古で、稀勢の里の相撲を評価する人は皆無で、途中休場で引退という見立ても少なくなかった。そうであれば場合によっては土俵に上がって、そのまま引退かと懸念されたので、とにかく初日、安定した相撲がとれた事に、まずは一安心と言うところだろう。

それでも、「横綱相撲の、それなりの土俵」の解釈はさまざまにあるようで、12勝あればOK。10勝以上でも引退危機は回避できそうだ。尾車親方の見立ては「秋場所を何とか皆勤して乗り越えてほしい」と発言し、進退ラインに触れないのは、星勘定にかかわらず15日間を戦い抜けばさび付いた相撲勘やスタミナを取り戻せると考えているためで、負け越しても九州場所で再チャレンジの機会が与えられる可能性はあるとコメントしている。だから、途中休場した場合の評価は極めて厳しいようだ。稀勢の里ほど土俵と真摯に向かい合った相撲取りはいない。それだけに、今場所は、大相撲ファンにとっても落ち着かない場所になる。

個人的には稀勢の里にはこんな印象を持っている、「稀勢の里には、大関魁皇(浅香山親方)を横綱にしたような力士になってほしいと思っている。魁皇の人柄を端的に表現するのに『気は優しくて力持ち、真面目で努力家、潔い-金太郎のような「お相撲さん」』と常に言われてきた。ごく普通の日本人が強い相撲取りに求める、「日本人の道義の基本を示してくれた力士」になって欲しいとも思っている。それはまた、みんな大好きお相撲さんと言う意味でもある」、がんばれ、稀勢の里!、あと14日。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする