野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

今年のリンドウ@野々池貯水池

2016-11-04 06:21:38 | 野々池周辺
このところめっきり寒くなって、朝の外気温が10度を下回ることもしばしばある。
昼間も17~18度ぐらいでさすがに半袖でジョギングコースに出る人は非常に少なくなった。
毎年、10月末から咲き始める野々池貯水池のリンドウは、今年は10月末にほんの数個だけだったが、
11月になると咲く個体数も増えてきた。こんな西明石に近い場所で、リンドウが咲くなんて非常に珍しく、
毎年、季節になると咲いている場所に足を止めてしばし観測している。が、気になることに、毎年、
咲く個体数が減少している。減少する理由は明快で、咲くと根こそぎ掘り起こし盗掘する輩がいる。
盗掘した後がくっきり残っているのですぐわかる。このままだと時間を待たずに数年で無くなることが予想されるので、
毎年、こうして写真に残している。数年前まではかなりの数だったが、今年は両手の指の数より少ない。
  
  
  
   
   
  
  
根こそぎ掘って持ち帰られたら、根を張ることもなく、増える事もなく、もう二度と咲くことはない。
西明石駅から歩いて約30分の近い距離、野々池貯水池は神戸新聞やタウン情報誌にも紹介されるハイキングコースのルートでもあり、
多くの人達の心休まる場所である。そんな場所からリンドウが消えつつある。

野々池貯水池に咲いたリンドウは野々池貯水池の季節を表す花で、野々池貯水池の草むらの中に咲いてこそ称賛されるはずで、
山野草の栽培には、温度、湿度、土壌等の条件が整った環境が必要で、一般自宅の庭などで簡単に栽培できるものでは多分ない。
美しい野生の草花は公共の財産で、その美しさを将来にわたって継承していけるよう、一人ひとりがモラルとマナーをもって、
野生植物の保護を心がけたいものだ。

コメント
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