野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

球磨地方のツクシイバラ

2012-06-02 06:26:01 | 
人吉から「ツクシイバラ」の便りが舞い込んだ。
女房の里、熊本人吉の錦町球磨川沿いでは、現在、ツクシイバラが満開だそうだ。

錦町の球磨川河川敷などに群生しているバラの原種「ツクシイバラ」は保全種に指定され採取はできないとのことだが、
子供の頃は、球磨川河畔がピンクに染まり、辺り一面は甘いバラの香りに包まれて、気にすることなく取っていたそうだ。

人吉新聞のネット記事(5/29):
「ツクシイバラは、5月下旬から6月上旬にかけて、薄いピンクのかれんな花を咲かせる野生種のバラ。「北のハナマス 南のツクシイバラ」と称され、
 人類の遺産として後世に伝えるべきバラ(ヘリテージローズ)の一つに認定されている。
 世界バラ会連合の行事の一環として、3年に1回のペースで世界各地で開かれる同会議は、日本では昨年開催予定だったが、東日本大震災の影響で順延となっていた。
 ツクシイバラは、同会議のポスターに採用され、研究家たちは日本の魅力あふれるバラを一目見ようと自生地の視察を決めた。
 アメリカやカナダ、オーストラリアなど5カ国の研究家一行は、ツアー客と共に同日午前中に鹿児島空港に到着。そのまま郡市入りし、自生地を視察。
 研究家たちはバスから降りるとすぐにツクシイバラが咲く株に向かい、匂いをかいだり写真を撮るなどして興味深く観察していた。」

                            (錦町HPよりの写真)









「ツクシイバラの会」のネット情報によると、
 「ツクシイバラはツクシサクラバラともいわれ、野生種の野バラです。普通のノイバラと比較してみるといくつかの違いがあります。
  まず、花が大輪です。ノイバラの花は径2~3cmですが、ツクシイバラは径3~4cmもあります。
  また、花柄に著しい腺毛があるのが特徴です。色についてあげれば、ノイバラはふつう白一色ですが、
  ツクシイバラは何色もあり、濃いピンク、薄いピンク、白など「花変わり」を楽しめます。」


また、球磨焼酎と人吉の温泉水に、ツクシイバラの香りの成分を分析し再現して造ったリキュール酒が開発されたり、
球磨川河川敷内のツクシイバラの群生を見ながらのサイクリングや野外コンサート等も開催されたとある。

真竹の筍取りも真っ最中、これから、岩魚釣り、鮎釣りとたのしい季節が球磨川や近くの川辺川に訪れる。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする