野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

2011-07-17 07:00:03 | 野々池周辺
7月の中旬を過ぎると、野々池周辺の花は殆ど見かけなくなり、緑一色となる。
緑の主役は雑草だが、その雑草や夾竹桃を覆いかぶさるように伸びているのが、「葛」だ。

葛は梅雨が明ける頃、野々池のジョギングコース内にも張り出してくるが、散歩やジョギングする人、あるいは自転車に踏まれて葛の先端は踏まれて伸びない。
しかし、それ以外の場所では、わがもの顔に張り出す。

野々池の葛は、いずれ草刈りで刈られてしまうが、疏水周辺の葛は誰も邪魔するものがないので、その生長はすさまじく低木林の上を覆い尽くす。
木から新しい枝が上に伸び、それに巻き付いてねじ曲げてしまう
花は8~9月の秋に咲き、穂状花序が立ち上がり、赤紫の豆の花を咲かせるが、今は蔓がすさまじく成長している。

秋になり枯れ葉も落ちた頃、蔓は直ぐに獲られてしまう。
蔓は強靭なので、昔は民具を作るときの材料にされたが、今はクリスマスリースに使用されるようだ。
根から取れる葛澱粉(クズコ:葛粉)が、葛湯として飲まれたり、漢方薬の葛根湯として風邪の引き初めに服用されている事はご存じの通り。 


夾竹桃の上を覆うように伸びた葛。



野々池端の葛、その葛の先端は恐ろしい勢いで伸びていく。



疏水沿いの葛。
此処の葛を刈り取る人はいないので伸び放題となるが、
晩秋の葉が落ちる頃になると、クリスマス用の飾りとして刈られる。
 


こんな緑一色の中でも、昼顔が咲いている場所があった。




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