野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

AMA SXをパソコン観戦しながら昔を思い出した

2025-01-20 06:30:18 | モータースポーツ
現地18日に開催されたAMASX(スーパークロス)第2戦、優勝はYAMAHAワークのEli Tomac選手、2位はHONDA・HRCのJett Lawrence 選手、3位にYAMAHAワークスのCooper Webb選手となった。特に、レース後半、Eli Tomacと2位のJett Lawrence の戦いはパソコンのタイム表示だけの観戦でも非常に面白いものがあった。今季を象徴する、Lawrence兄弟を筆頭とするモトクロス界期待の若手陣が上位に食い込み、ハラハラするレース展開だった。一方、開幕戦につづきHEATではトップタイム の圧倒的早さを見せたKTMワークスのChase  Sexton 選手は1周目転倒で出遅れるも猛チャージを掛けて6位でゴール。久し振りに、遠い昔、かってのスーパークロスレースの覇者を競いあったYAMAHAワークスとHONDAワークスの攻防が見られ満足した。
    
    「WELCOME BACK ELI TOMAC :Supercross」

SX第2戦の開催地はメキシコに近いSan Diego。今回のレース会場はMLBパドレスの球場”PETCO Park”ではなく、フットボール場。San Diego は 映画「トップガン」の舞台になったように基地の街として有名で、アメリカ太平洋艦隊の本拠地がある最大の軍港。この地には3度ほど訪れたことがあるが、一度はPETCO ParkでのSXレース観戦、あとは現地の販売店を回って歩いたので、懐かしい。

もう遠い昔の話で恐縮ではあるが、ほぼほぼ35年以上の遠い昔、ホンダワークスHRC全盛時、力ずくで勝ちに拘ったホンダ戦略に打倒ホンダを目指しヤマハもカワサキもスズキも一流選手を揃え闘ったので大いに盛り上がった時代があった。それが、いつの間にか「勝てないホンダ」というのが代名詞となって長い期間が過ぎ、数年前に、かっての強いホンダを彷彿させるHRCが再びアメリカ戦線に登場したので大いに期待されるも、それはかっての最強ホンダとは程遠い戦績にがっかりで、今や、世界やアメリカのモトクロスシーンは欧州企業KTMが名実ともトップに君臨しているのが現実の姿で、次はTriumph (今回の第2戦も好レースで決勝2位)が、そしてDucati が、勝ちに拘って登場するだろう。一方、AMASXの動画を見ながら、観客席は例年と同じ満席状態を見て、アメリカの二輪モータースポーツは今年も健全に推移していることにホッとした。アメリカの需要層もそのマインドも何ら変わらずに、そのマーケットが支える企業が変わってしまったようで、そんなことを考えながら、昨年もそうだったが、フッと昔を思い出した。

話しが更に遡るが、これもほぼほぼ同じ頃の大昔、NHKBS(BS放送開始当初頃)が毎日曜日の午後、AMAのスーパークロスレースを放送していた。当時は、まだBS放送が普及していない時期だったので、近くの大型電気店でかじりついて見ていた。テレビの周りは同じく足を止めて観戦している人も多く、沸き立っていた。あるとき、当時の技術部長がUS出張された際、10万人満席の「ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム(LAコロシアム)」で開催されたスーパークロスレースを観戦された。帰国後、トップ走行のカワサキのワークスライダーが聖火台への登り口右コーナーでホンダ車に抜かれ、その負けた原因の討議が忘れられない。その場面はリピートで何度も繰り返し放送されたので良く覚えていたが、敗因を「立ち上がりパワーの不足」のマシンが悪いのか、それとも「ライダーのコーナーライン取りのまずさ」かで、数分議論となった。うまく言葉を選んでのらりくらり説明したら良かったのかもしれぬが、若気の至りもあって技術部長と相譲らずの議論をしてしまい、後から考えると破廉恥な言動だったと反省したものだった。当時の技術部長は、技術的論議には上下も無いと言うのが信念だったから良かったものの、自分の意見に固守する上司だったら、一歩間違ったら即飛ばされるところだった。同じような事例を、競合企業の担当者から直接聞いたことがある。NHKBSを見た、その会社の上司が、いちいちUS現地の担当者に即刻電話してきて、「あのサスの動きが良くない。即修正しろ」と指示されて困った困ったと言うのを直接聞いたことがある。日本でLIVE放送されるのも善し悪しだなと笑ってごまかした記憶もある。今はどうかは知らないが、当時は、技術のトップにもよるが、こんな事など日常茶飯事だった。 何処のチームも、またその上位も、勝ちたかったし、勝ちに拘っていたのだ。湊川神社のお守りを車に付けて勝ったら、即刻数十個まとめて郵送してくれと米国KMCからFAXが来た時はさすがに仰天したが、そんな大昔の時期もあったなーと、面白い時代を思いだした。

ところで、レースは企業の技術開発に貢献するかの疑問に対し、トヨタは全く勝てなかったF1から撤退し市販車ベースのWRCレースに技術的価値を求めて参戦しているが、その参戦理由を「TOYOTA GAZOO Racing」のFBに、「耐久性や性能試験のため、オートレースにおいて、その自動車の性能のありったけを発揮してみて、その優劣を争う所に改良進歩が行われ、モーターファンの興味を沸かすのである・・・。単なる興味本位のレースではなく、日本の乗用車製造事業の発達に、必要欠くべからざるものである」として、 レースから得られる技術は修羅場の現場からしか得られない本物の貴重な技術であると説明している。他方、二輪・四輪の主市場であるアジア・アフリカ等新興国では、環境・安全技術の難しい説明より、『国際レースでの速さ』の方が「ブランド力に直結する」とも言われている。モータースポーツに参戦することによる、ブランド強化や技術力誇示は二輪や四輪生産企業にとって金食い虫と言われようと避けては通れない道で、我々もビジネスに直結したレース活動(企業利益に貢献できるレース活動)に軸足を移し企業収益向上の一端を担うことで実績を挙げてきた。

先進国での二輪販売は底を打ったまま、当面はこのままで推移していくだろう。日本のホンダ、ヤマハ社は既に新興国に販売の軸足を移し多大な収益を確保して久しい。製品のみを前面に出した生産中心の戦略はとうの昔に行き詰り、しかも圧倒的戦闘力をもった商品が出現する可能性が極めて薄い環境の中では、欧州二輪企業に見られるような自社ブランドやブランドイメージを含む末端サービスを消費者に常に訴え続けない限り、顧客は必然的に離れていく。自社の企業ブランドを最大限訴求するには、メディアを最大限に利用し、強いブランドを顧客に常にアピールし続けるのが得策だろう。成熟した市場では、強い「ブランドへの信頼性」が購入動機に繋がる確率が高く、ハードウエアのみの販売戦略から顧客サービス等のソフトウエアを中心においた戦略の方が顧客の脳裏深く刷りこまれる。テレビを主とする販売プロモーションは相当の費用がかかり過ぎるて敬遠されるが、一方、例えばAMAのSX(スーパークロス)は毎週土曜日の夜、テレビからそしてパソコン上に企業名が連呼される。たまに聞くレースは性に合わないと低次元の議論以前の話はさておき、スポーツ大国米国での二輪や四輪のモータースポーツは大きなビジネスになっている現実を見るに、技術開発にせよ、プロモーション活動にせよ、これ程、利用価値が多岐にわたる安価な活動は無いかもしれぬと、今年のAMASXをYOUTUBEで動画観戦しながら再びそう思った。

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照ノ富士 5日目から休場、引退の意向

2025-01-17 06:12:49 | スポーツ
1月16日の朝のFBに、横綱照ノ富士、5日目から休場とあった。3場所連続24回目だそうだ。
昨日、4日目の翔猿戦、立ち合いから動き回る相手を何とかつかまえようと左腕を抱えたが、再び離れて、最後は後ろに回り込まれて送り出しで敗れた。 土俵から押し出された際、右足を引きずるような落ち方だったし、また負けて土俵から降りた際もそう見えたので、これでは明日の相撲を取れないんではと素人目にそう見えた。やっぱりそうだった。今場所、初日に小結若隆景に敗れ、4日目に翔猿に負けての2勝2敗、例年、照ノ富士は序盤苦戦するも何とか立ち直ってきたのでどうかなと思ったが、残念だけど仕方あるまい。膝の悪い照ノ富士には相手力士も足技を掛けられず、また両膝に不安を抱え横から攻められるとモタモタした動きになっている。しかし、その前日の霧島戦のようにまわしを取ったり、相手を抱え込むことができれば本来の力が出るが、組むことができなかったら打ち手がない。今場所の相撲、ここまでの4日の相撲で、照ノ富士がどう判断するかだが、早くも重要な決断を迫られた。
翔猿に押し出される照ノ富士:デイリースポーツ」

強い時の照ノ富士を思い出して過去ブログを紐解くと、こう書いていた。
「照ノ富士の前回優勝は昨年7月の名古屋場所で、それが10回目だった。
名古屋場所の序盤戦、大関陣と新関脇大の里の不甲斐なさに比べ、圧倒的強さを発揮してスタートした照ノ富士だった。一方、大関陣の不甲斐なさが目立った場所で、例えば、大関陣の琴桜は10勝、豊昇龍 は9勝で2休、貴景勝は10敗の負け越しで来場所大関から陥落、今場所大関復帰を期待された霧島は勝ち越しするのがやっとの8勝で大関復帰ならず、ひょっとすると大関もあるかもと期待された大の里は何とか9勝目を挙げただけの場所だった」

また、丁度一年前、昨年の初場所も照ノ富士が優勝した場所だった。
「序盤、土俵下におりた照ノ富士は激しい呼吸で腹が波打ち、風呂から上がった照ノ富士の荒い息づかいのままだった、と新聞には書いていたので今場所は苦戦するのではと思えたが、結局2敗を喫したものの、持ち前の力強い相撲で勝ち進み、初場所も終わってみれば、本来、優勝争いに加わるべき大関陣の不甲斐なさもあって照ノ富士の怪力の健在さが際立っていた」

昨年、名古屋場所を総括していた相撲解説者の一人がいみじくも言っていた事に「いいときは出てくる、駄目なときは休場または途中休場、これを繰り返せるのであれば、過去の横綱も『えっ、だったら俺たちももっと長くやれたのにな』って思う横綱もいますよね。出てきますよね」と語っていたが、これから暫くは相撲ファンからの色んな意見が出てくるだろうな。横審はどう処置するんだろう。

ここまでを相撲中継が終わってから書いたが、1月16日の午後10時40分ごろ、NHKのテレビを見ていたら、「横綱照ノ富士 引退の意向」とテロップに流れた。
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2025、大相撲初場所始まる

2025-01-15 06:40:07 | スポーツ

3日目、豊昇龍は勝って3連勝、琴桜は1勝2敗、大の里は辛くも勝って2勝1敗、照ノ富士は苦戦するも勝って2勝1敗。

2025年大相撲初場所は新旧横綱の交代があるかもしれないと新聞等が書いているので、どの力士が優勝するのか楽しみに毎日テレビの前に座っている。先場所優勝琴桜と準優勝の豊昇龍の、両大関の横綱同時昇進があるのか、はたまた3場所ぶり出場の横綱照ノ富士はどんな相撲を取るのか久しぶりにワクワクしている。そして実力No1と称される大関大の里の今場所はどうかも興味がある。  

その初日、3大関の一人大の里と横綱照ノ富士は二人ともあっけなく負けた。そ して二日目、琴桜も阿炎 に一方的に押し出され負けた。二日目で横綱・大関の上位陣の中で、白星を重ねているのは豊昇龍一人だけになった。今場所の豊昇龍はその相撲に力強さがみなぎっている。NHKを聞くと、場所前の豊昇龍は調子よくかつ力強いと解説者が異口同音 に解説している。多分、滅多にチャンスは巡ってこない横綱昇進の機会を物にしたいとかなり気にしているのだろうが、良い事だ。中盤以降は互いに星の潰しあいになるはずだから、前半に負けが込むような相撲を取ると優勝は苦しくなる。2日終了時点では豊昇龍が2勝で一番星。素人の年寄り相撲ファンが思うに、序盤5戦ぐらいの相撲と後半対戦がある横綱照ノ富士との相撲が見もので、これを乗り越えられる力士が優勝そして横綱への道になると思う。  
「二日目、力強い相撲で豊昇龍が勝った:日刊スポーツ」 
多くの解説者が今場所の面白さとして、「綱取り」を挙げている。
先場所優勝の琴桜が一番の注目株で、先場所14勝1敗の優勝はすごく自信になったであろうから、そのまま今場所につなげたいと言う解説が多くあったが、横綱審議委員会の稽古総見で13番取って3勝10敗だったそうで、場所前に少し元気なし。
そしてもう一の豊昇龍も横綱昇進の可能性もありえる。先場所準優勝で今場所の活躍次第では可能性があると書いている。更に、琴桜と豊昇龍の同時昇進もあるかもしれない。新聞にも二大関が同時昇進した過去の事例を書いているほどだから、ダブル昇進がでたら大相撲界は大いに盛り上がること間違いない。

もう二人、気になっている力士がいる。前頭の尊富士と大関大の里。大の里は今場所やっと大銀杏を結えた力士だが、今場所、やや細身になったように視覚的には見えた。初日、翔猿についていけず簡単に引き落とされたので、ちょっと心配だ。尊富士は相変わらず元気でスピード感もある良い相撲を取る。先場所は好成績にも関わらず上位番付を逃しているが、早晩、上がってくるはずだから、この二人の力士には目を離せない。 

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2025年、AMA SX始まる

2025-01-13 07:29:40 | モータースポーツ
2025年の AMASX(スーパークロス)レース第1戦が現地11日、カルフォルニア州 Anaheimで開幕した。一昨年まで大谷選手のホームグランドであった、あの Anaheim球場だ。今年もパソコンのLIVE TIMINGで観戦しながら、その後すぐ公開されるFBやYouTube動画で緊迫したレース場面を、そしてレース展開を確認できるので本当に面白い。私の楽しみが今年も始まった。今、アメリカの最大の心配事はLAの山火事で、新聞もパソコンのSNSでも火事の場面を大きく取り上げている。 AnaheimはLAから5号線を下って約一時間南下した距離にあるので開催を心配したが(日本だったら喧々囂々の非難が沸き起こる?)チケットは完売。今年のSXレースも人気の高いプロスポーツとしてスタートした。 
   Supercross:FB」
   「Now this is how you kick off the 2025 season! A1 is officially SOLD OUT! 」

メインレース450SXの勝者はKTMワークスのChase Sexton  選手だった。 Sexton 選手は4週目からトップに立つと周回をリードしつづけゴールした。完璧なレース展開だったので、すごいの一言。1周目2位のKawasakiワークスのJason Anderson 選手は2周目にトップに立ったが、結局3位。2位はスズキのKen Roczen選手 。昨年チャンピオンのHRCのJett Lawrence 選手は出遅れ、19位、20位辺りから追い上げるも12位。また練習走行では素晴らしい走りで優勝候補の最右翼と書かれていたYamahaの Eli Tomac選手はスタートが悪くて21位から追い上げるも5位。今年からKawasakiワークスに新加入した元世界MX(モトクロス)チャンピオンのスペイン人Jorge Prado 選手はホールショットを取り善戦したが、13周目にミスし、その後でずるずると順位を落とし14位。450のプラクティスでは昨年チャンピオンのHonda・HRCの LawrenceとYamahaのEli Tomacの速さが目立っていたが、スタートで出遅れると挽回は困難。
  
250ccのレースも結構面白いレースで愉快だった。優勝はHRCの下田選手で、スタートからゴールまで一位を譲らずの完勝。また、今シーズンから初参加の英国TriumphワークスのJORDON SMITH選手は3位獲得。今季250初参戦のTriumphはかなり苦戦するのではと予想したが良いマシンに仕上がっている。優勝候補の一人と称されていたKawasakiのKitchen は病欠、YamahaのDeegan 選手はスタートミスでゴールは5位
   
   「250優勝の下田選手:American Motorcyclist Association FB」
いや~レースって本当に面白い!

今回のSX第1戦のもう一つの大きな話題はイタリアDucati社の開発したモトクロスマシンの登場で、オフロード大国米国でそのプロモ―ション活動を開始したことだろう。Motocross Actionネット誌は速報「BREAKING NEWS! DUCATI TO ENTER AMA SUPERCROSS WITH TROY LEE DESIGNS」で報道している。Ducatiのモトクロスマシンが世界最大のマーケットである米国市場へ歴史的な第一歩を踏みだした。Ducatiはアメリカの著名なデザイナーTroy Lee とパートナシップを組み、1月11日のアナハイムを皮切りに2025年AMAスーパークロス選手権の8戦でドゥカティ・レッドをまとったトロイ・リー・デザインズ・チームが登場すると書いている。(参考:Troy Lee Designs  ·  FB)
   

今年もモータスポーツが始まったが、思うに、やはり爆音のレースはいいな~と感じた。この「もし仮にスーパークロスのレースバイクが電動バイクだったら観客はスーパークロスレースに興奮することはできない」と言う意見がFBに流れていたが、確かにそうだと思う。そのモトクロスマシンの爆音が満員の観客の歓声を呼び起こしAnaheim球場を揺さぶるように響いた。モトクロスマシンと言う、他人と競争するのを主目的に、そして勝つために設計開発されたバイクが戦い、それを見た満員の観客がやんやの声援を送り楽しむ、これこそ”Let the Good Times Roll ”の具現化した一つの姿だと切に思う。レースは企業の技術開発に貢献するのかの疑問に対し、「単なる興味本位のレースではなく、日本の乗用車製造事業の発達に、必要欠くべからざるものである」として、 レースから得られる技術は修羅場の現場からしか得られない本物の貴重な技術であると多くの自動車メーカのトップが常に力説してきた歴史があるが、一方、最近、日本企業の動きにワクワク感は全く感じられずむしろやや陳腐化したようにも感じられるが、そんな日本企業に変わって、DucatiやTriumphそしてKTM社のモータースポースポーツの重要性を最も理解している欧州の二輪企業が、彼らの威信を掛けて戦う姿が見れるとあらば、ファンとして大きな楽しみである。スポーツ大国米国での二輪や四輪のモータースポーツは大きなビジネスマターとなっている現実を見るに、技術開発にせよ、プロモーション活動にせよ、これ程、多くの観客を引き付ける、利用価値の高い安価な活動は無いと、改めてSXレースをパソコン観戦しながら思う。


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天気晴朗なるも北風冷たし

2025-01-10 06:11:16 | 日常生活
1月9日の朝、神戸新聞webや六甲山に近い神戸市北区・三木近辺にお住いのFBを見るとかなりの積雪の様子が流れていた。当方、明石市境の神戸市西区の当地 、新聞取りに玄関から出てみると雪の気配すらなく小雨が降っている。確か当地の天気予報では朝、”みぞれ”とあったが雨に変わったようだ。その小雨も8時過ぎには上がり、9時過ぎには陽が照ってきた。すると、南側の部屋はまことに暖かったので、理髪にでも行こうと思い立ち、自転車に乗って西明石の店まで降りて行った。ところが、野々池貯水池のジョギングコースを自転車でいくと、道すがら北風が強く寒い。陽が照っているから暖かいはずと勘違いしたと後悔するも、自転車を漕ぎだしたので後戻りの勇気もなく床屋に行ってきた。まことに天気晴朗なるも北風冷たしだった。
   「木々が揺れ動く野々池上空」

9日朝のウエザーニュースを見ると「日本列島は冬型の気圧配置が強まり、今日9日(木)から明日10日(金)は今季一番の寒気が流れ込む予想です。広い範囲で雪が強まり、西日本の平野部も大雪になる見込みです。・・・西日本は日本海側だけでなく、瀬戸内側など広い範囲で雪雲が発達し、明日10日(金)にかけて大雪となる見込みです。」とあった。この寒さと雪は10日も続きそうで、西日本は日本海側だけでなく、瀬戸内側など広い範囲で雪雲が発達し、明日10日(金)にかけて大雪となる見込みと予報している。 明石市境の神戸市西区の当地、滅多に雪が降ることはないが、暖かい方が断然過ごし易いので、地球温暖化に賛成と、そう願って過ごしている。
  「ウエザーニュース」
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久しぶりの雨、包丁砥ぎ、2025年

2025-01-08 06:31:08 | 日常生活
1月6日、久し振りにしっかりとした雨が朝から降っている。
この冬、ほとんど雨らしき日がなかったので調べてみると、2024年11月は中ほどの3日ほど雨が降ったとあるがそれも小雨ですぐに止み、12月に至っては全く降っていなかった。6日の朝の外気温は5度。5度だと暖かい日に該当するが、朝、新聞取りに外に出ると雨の日はやっぱり寒い。テレビの天気予報の解説は、ほとんどが乾燥注意報を出していたので乾燥対策には良いと思うが、冬のこの時期、庭には何も植えていない。
  

雨が上がった翌日、家の包丁を砥いだ。
包丁が少し切れなくなったと女房が言うので、よく使う包丁の刃先を手で触ってみると刃先が少しまるくなっている感触があり、灯りに照らすと刃こぼれもあったので、よく使う包丁6本のうち、刃こぼれがない1本を除いて5本の包丁を砥ぐことにした。調べると、前回砥いだのは2022年の12月だから約2年ぶりの包丁砥ぎだ。
  

今回も数年前の三木金物市で買った「ダイヤモンドハンドシャープナー」で先に通し、その後に砥石で仕上げを砥ぐ作業とした。今までの「ダイヤモンドハンドシャープナー」を使い方は、植木の剪定鋏を砥ぐ際に使用してきたが、刃先を砥ぎすぎてしまう恐れを感じたので、包丁研ぎには使用してこなかった。しかし、砥石のみでは時間がかかるので、「ダイヤモンドハンドシャープナー」で少し刃先を砥いでから本砥石で仕上げた。研ぎ具合は親指の感触で覚えている。その後に草の葉っぱで切れ具合を確認する。刃先が濡れていると研ぎ具合が今一つ分からないが、水を完全に切ってから刃先を指で撫でると切れ具合は分かる。今回、人差し指で刃先の感触を確認していると、指の先端が刃先にすーっと入り指を少し切ってしまった。アホみたいだが初めて恥かいた。

女房が使っている包丁はドイツのZWILLING 3本、HENCKELS等 3本で、刃研ぎしながら、もうかれこれ30年以上使っているが、刃砥ぎさえしてやれば、十分切れる。包丁研ぎは私の好きな仕事なのだ。
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水上村

2025-01-06 06:25:02 | 故郷
正月過ぎ、女房の里、熊本県人吉から「箱根駅伝の優勝大学青山学院大学のユニフォームに水上村のロゴが入っているよ」とメイルがあったので、びっくりして青山学院大陸上部のインスタグラムを確認すると、確かにユニフォームの左上に「水上村」のロゴが入っている。
「青山学院大陸上部のインスタグラム」
水上村のHPを見ると、「青山学院大学」水上村で初合宿!!とあった。
「今年の箱根駅伝で優勝した青山学院大学陸上競技部約50名が、令和6年3月13日(水)~24日(日)にかけて、合宿を行いました。この春休みの時期は、高校を卒業したばかりの新1年生も加入し、新たな布陣で合宿が行われます。初日、水上村役場で行われた歓迎セレモニーでは、中嶽村長が「すばらしい練習環境になれば幸いです。しっかり追い込んでください」とあいさつ。チームを代表して、田中悠登主将が、「新チームの合宿1発目。チーム力、学年間のつながりを大事にし、強くなって東京に戻れるようにがんばります」と意気込みを語りました。・・・標高約1000mの水上スカイヴィレッジは、酸素が薄く効率的に心肺機能の強化トレーニングが行われ、他にもトラックレースを想定した300mトラックでのインターバル、市房ダム湖周辺などでのロードの走り込みが行われました」とあった。

更に確認すると「球磨川の源流域に位置する人口わずか2000人の熊本県水上村が、陸上競技の新たな「聖地」として注目されている。箱根駅伝を制した青山学院大をはじめ、実業団も含む全国の強豪チームが合宿地に指名し、昨年度は延べ6000人超が訪れた。人口減に悩む山あいの地に奇跡を起こしたのは、村を挙げて選手を支える「おもてなし」の心だ」と読売新聞にあった。

女房の里、熊本県人吉より更に山手、女房の実家から車で約40分ぐらいの距離、市房山の麓の球磨川沿いに「水上村」がある。

人吉と言えば球磨焼酎と球磨川下りが有名で、昔は大学のボート部が球磨川で練習していた時期もあったそうだが、スポーツ活動に適所だと分かれば村は活性化する。熊本日日新聞によると「広告効果9億円見込む」とあった。箱根駅伝の高低差は高低差800m以上だそうだから、箱根を目指すには水上村の標高1000mの水上スカイビレッジは今後、フル活用されるかもしれない。年明け早々、嬉しい話題に出会った。

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2025モデル250㏄モトクロスマシン評価:

2025-01-03 10:16:20 | 二輪事業
    
2024年の年末31日、アメリカの著名なオフロード二輪雑誌「Motocross Action(MXA)」ネット誌は「2025 MOTOCROSS ACTION 250 SHOOTOUT: SUZUKI, TRIUMPH, KAWASAKI, HONDA, YAMAHA, GASGAS, HUSQVARNA, KTM」として、250㏄クラスのモトクロスマシンのshoot out 記事を投稿している。昨年11月の450㏄クラスのモトクロスマシンのshoot out に引き続き2500㏄クラスの比較だが、これは面白い。

米国のMotocross Action誌と言えば、オフロード大国アメリカで最も読者数が多いモトクロスに関する専門誌で、彼らが投稿するモトクロスマシン評価の動画は他の専門誌よりはるかに多くのユーザーに読まれているという比較記事が投稿されるほどだから、我々も現役当時から、その記事を意識して読んでいたので、その癖は今も治らない。大昔は、モトクロスマシンと言えば日本の4社が製造販売するマシンの評価だけで良かったが、最近は欧州発のマシンの活躍が目覚ましく、と言うより欧州発のマシンの方がNO1マシンだと評価されてきた実績があるので、今回は新参マシンを含む日欧8ブランドのマシンが評価対象となっている。今回の250shoot outに初めて登場したのは英国のモトクロスマシンTRIUMPH TF250-X。

 Motocross Action誌の結果は次の通り。
 ●FIRST PLACE: KTM 250SXF — $10,399
 ●SECOND PLACE: HUSQVARNA FC250 — $10,499
 ●THIRD PLACE:GASGAS MC250F — $9599
 ●FOURTH PLACE: YAMAHA YZ250F — $8899
 ●FIFTH PLACE:HONDA CRF250 — $8299
 ●SIXTH PLACE:KAWASAKI KX250 — $8999 
 ●SEVENTH PLACE:TRIUMPH TF250-X — $9995
 ●EIGHTH PLACE: SUZUKI RM-Z250 — $8199

NO1評価を受けたのはオーストリアのKTM250。
KTMのマシンは世界中のモトクロスシーンで高く評されてきたが、2025年もNO1の評価だ。

一方、最も評価の低いマシンはスズキのRM-Z450。スズキ社は世界選手権、全米選手権等のファクトリー活動から撤退し、更に2019年市販モデルから何ら改良されていないとのことで、数年前はShootout記事の対象にさえ加えてもらえなかったが、2025年モデルは市場に新規登場した英国のモトクロスマシンより評価は悪く、最下位のまま。
スズキのRM-Z450は2019年以降、何ら改良されていないので、評価ライダー達から、なんだこのバイクはと言われている。「そう、RM-Z250の順位は、始める前からわかっているのだ」と書かれている。 このバイクの最大の特徴のひとつは、その価格で、スズキのディーラーは8199ドルからスタートし、さらに手頃な価格になるよう交渉に応じてくれることが多いらしい、と手厳しい。

スズキよりも評価の良かった7位は英国のTRIUMPH TF250-X。
英国の老舗二輪メーカーのTRIUMPHがモトクロスやエンヂューロマシンを開発中だとの話題は3年前のAMA初戦の場でTRIUMPHの技術者がコメントしていた。米国モトクロス史上#1と称されるRicky Carmichael 選手がその開発を手助けしているとの情報「TRIUMPH MOTORCYCLES TO INTRODUCE ALL-NEW MOTOCROSS & OFF-ROAD DIRT BIKES」は、2021年の中盤に報道されていたので知ってはいるが、TRIUMPHマシンがAMAのSXレースに登場するかもしれないと、しかもそれが近々に見られるとなると、すごく興味があった。
評価者のコメントは、トライアンフTF250-Xはモトクロス市場初登場マシンとは思われないほど、出来はよい。シフティング、ECUのマッピング、パワーバンドに若干の問題が改良さえすれば、Shootoutの上位に食い込んだはず、と書いている。

★ 「評価N01のKTM」
  
3年連続でKTM 250SXFがMXAの250バイク・オブ・ザ・イヤーを受賞した。特にパワーバンドが広くかつ力強い。快適で信頼性の高いWP製サスペンション、耐久性の高い油圧クラッチ、信頼性の高いブレンボ製ブレーキ、使いやすいツインエアフィルター、手で調整可能なサスペンションクリッカー等は優秀だ。荒れた路面を難なくこなし、直線ではライバルを上回り、コーナーを正確にこなせる。多くの評価ライダーはこのマシンを文句なしの一位だと評価した。

★ そのKTM本社だが現在、法的再建手続き中で、一時期、倒産のうわさも流れていたが当座の資金も確保したようだ。2025年のKTMワークスのレース計画は予定通りに参戦すると表明しているが、31日の”cyclenews.com”には「KTM to Leave MotoGP in 2026?として「KTM’s long-term MotoGP plans are in a precarious state with a report in the Austrian media pointing to the factory withdrawing from the MotoGP paddock at the end of 2025.」として、2026年から MotoGP撤退を示唆している。

昨年2024年の12月に投稿された「KTMニュース」にもあるように「READY TO RACE は KTM にとって単なるスローガンではありません。私たちの存在を定義するものです。レースには、良い時も悪い時もあり、大胆さも失望も、勝利も敗北もあります。2024 年は当社にとって勝利を重ねた年でもありましたが、同時に挑戦の年でもありました。2025 年、そして未来に向けて、さらなるジャンプ、深い轍やバンピーなセクションが目の前に続きますが、私たちはスロットルを緩めることはありません・・・」、と上手く書いているので、若干の計画変更はあるものの、KTMの存在価値そのものであるREADY TO RACE 」活動は継続されるのだろう

★ KTM本社が法的再建手続きに至った主因は在庫処置にあると幾つかの報道にあったが、一方ここ数年のKTM社の勢いには目を見張るものがあった。例えば、2年前の2023年3月31日付けの”Motocross Action mag”の「RUMORS, GOSSIP & UNFOUNDED TRUTHS:」の中に「KTM NORTH AMERICA’S ALL-NEW $53 MILLION HEADQUARTERS OPENS ON 20 ACRES」と言う記事では、例えば、KTMの勢いを象徴しているものとして、総費用$53百万(約70億)のKTM北米新社屋を紹介している。
 
“This is an emotional day for me,” said Stefan Pierer, CEO of Pierer Mobility AG. “Exactly 30 years ago I started in the USA with only a dozen employees. Today, we are Europe’s leading Powered Two-Wheeler group, we’re selling approximately 100,000 units annually in the US market, so more than one billion dollars in sales. The most important success factor for us is racing, that is the driving force that pushed us over the years, even in the US market. Building our new North American headquarters in Murrieta was the biggest single investment we’ve ever made yet. We set a new standard for the whole US market.”
北米KTMは KTM、 Husqvarna、 GasGasの各ブランドの二輪や幾つか電動を含む自転車そしてWPブランドの高級パワーパーツ部品を取り扱う会社で、CEOのStefan Piererは「今日は私にとって感慨深い一日だ」と述べ、「ちょうど30年前、アメリカでわずか10数名の従業員でスタートした事業が今日、KTMはヨーロッパを代表する二輪事業のリーディングカンパニーにまで成長し、米国市場で年間約10万台を販売して10億ドル以上の売上高を達成している。KTMがここまで成長してきた大きな要因はレース活動を中心にした企業活動であり、レース活動こそが、それが米国市場でも長年にわたるKTMの原動力であった」と話した。
そして、「北米グループの組織は、2009年の30人の従業員から2023年には約360人の従業員へと成長し、3棟からなる新しい複合施設は、北米にある1000以上のネットワークをサポートするために、さらなる拡張を計画している」と続けている。

加えて、2020年には、米国の専門誌”Motocross Action mag”でこう解説「KTM SET SALES RECORD FOR THE NINTH YEAR IN A ROW)するまでになっていた。
KTM and Husqvarna combined for a total of 280,099 motorcycles sold in 2019, an increase of seven per cent over 2018’s sales totals. That makes it nine years in a row of sales growth for the company as a whole. Of the 280,099 units sold, 234,449 bikes were KTMs, and 45,650 were Husqvarnas.
「KTMとハスクバーナを組み合わせた2019年の合計販売台数は280,099台で、2018年の販売台数比+7%。 これにより、会社全体の売り上げが9年連続プラス。 280,099台の販売台数のうち、234,449台がKTMで、45,650台がハスクバーナだった。 さらに別の原文には、KTMグループの主要市場は米国で、特に米国のオフロードユーザーに支持されていると述べ、米国市場における日本のビッグ4の販売が低迷する中にあって、KTMは著しく販売を伸ばしたともある。加えて米国市場でもKTMの2ストロークモデルは強く支持されているとある。
そして、
Pierer Mobility, formerly known as KTM Industries, just released its year-end numbers and they were positive, especially in the US market, where overall motorcycle sales of most brands are either down or flat, but in KTM’s and Husqvarna’s case sales were up. Stefan Pierer has a five-year plan to sell 400,000 motorcycles a year, which would surpass Kawasaki as the third-largest motorcycle manufacturer in the world.
「米国市場では、ほとんどのブランドの二輪車の売り上げが減少または横ばいの中、KTMおよびハスクバーナは販売を伸ばした。次の目標は、5年以内に年間40万台販売する計画で、目標達成時はホンダ、ヤマハに次ぐ世界第3位の二輪企業となる」とある。

1991年に会社倒産(1991年の前年、KTM社が倒産する可能性があると、世界モトクロス選手権の会場、イタリアでこの話題を直接聞いたことがある)に会いながら「RacerXonline.com」の記事「KTM FACTORY TOUR IN AUSTRIA」の説明によると、1992年、KTM社は再び小さなワークショップから出発、エンデューロレースのニッチ領域に参戦しながら成長し、その後、ラリーやモトクロスの世界で輝かしい成功を収めてきた。” Ready to race ”と言う明快な企業コンセプトロゴを旗印に、 モータースポーツへの飽くなき挑戦によって KTMはグローバルに成長し続けている。その目標とするのが、5年以内に世界第3位の二輪企業に成長することだと言う。超優良企業だった米国のハーレーダビッドソンでさえ2019年の世界販売台数は22万台弱に低下し、メディアによる二輪の将来は必ずしも明るいと言えないとする論調もしばしばあるが、大きく成長しているオーストリアの二輪企業KTMの話題は明るいものがあった。

こうしたKTMの成長過程や法的再建の事例推移を見ると、二輪事業は経営手腕によっては「未来ある事業体」と言えるのではないだろうか。当たり前のことだが、最後は結局、経営戦略の優劣が勝敗を決する。
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謹賀新年、2025年

2025-01-01 07:46:45 | 日常生活
謹賀新年:2025年1月1日
   新年明けましておめでとうございます。
    本年もどうぞ宜しくお付き合いのほどお願いします。

    
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ことしも一年、お付き合いいただきありがとうございました。

2024-12-30 07:19:17 | 日常生活
今日は12月30日、今年もなんやかんやで2日で終わり。 

★ 今年も季が変わるたびに、目に入った、あるいは気になった事象をFBに投稿してきたが、その中で最も気に入った記事がある。それは、米国の最も有名なオフロード二輪専門誌「Motocross Action」が1990年のKXシリーズの広告宣伝写真を、”カワサキのモトクロスマシンの歴史の中で最も突出して格好良いマシン”だと紹介していたこと。1990年のKXモデルはその後の多くのモトクロスマシンに影響を与えかつ牽引する素晴らしいマシンとして多くの専門媒体に紹介されてきた。特に、それまでのモトクロスフレームとは一線を引いた、言わばモトクロッサーのフレームとはこれだと言う概念を形成する ”かっこよさ”がKX にあった。 このマシン開発の一端を担当することができたことは今もって私の誇りでもある。
Motocross Action:「The 1990 Kawasaki KX line-up was among the best looking green machines ever. Back in 1990 Kawasaki had a KX60, KX80, KX125, KX250 and KX500.   

★ 世界中の注目を集めた、アメリカ大統領選挙。
選挙が始まる前は、民主党のハリス候補と共和党のトランプ候補は接戦だと日本のマスコミは報道していたが、結果はトランプ候補の圧勝。現地の報道は、日本のマスコミとは違い、選挙前からトランプの圧勝になると予想していたが、現実の結果もそうなった。一部金持ちの理想論ばかりを唱える民主党にアメリカ国民は辟易 しているという現実を日本の報道は伝えてなかった。現実のアメリカ国民に寄り添ったトランプにアメリカ国民は賛同したのだ。
 トランプの過去の言動を見ると、トランプ元大統領は人格破綻しているという論調の意見も多くあるが、実のところ、一次大統領時、彼が選挙公約に挙げた項目を着実に実行してきたと思う。選挙公約できれいごとだけを言う従来型政治家にはできない決断を、忘れずに実行している点では正直者だ。政治家に必要なことは公約の実現性なので、この点でもトランプ元大統領は、投票してくれた人達への約束を忠実に実行しているだけだ。その点で言うと、今度もトランプ次期大統領はただちにパリ協定を脱退し、グリーンニューディールも執行停止し、脱炭素化の時代の終わりだと言う評論家も多いがその通りになって欲しい。
 欧州、特にドイツは反原発や再エネを宣伝した。 その結果ドイツが大貧乏に陥って、やっとドイツ人も気づいたと報道にもあったが、最近の欧州各国の凋落をみていると多くの国民の要望とはかけ離れて原理主義に走る傾向から、やっと欧州の脱炭素政策も大きく見直しされる。理念先行の環境原理主義から多くの国民の幸せへと真剣に考える政党が支持を集めつつある。当たり前だと思う。この点のおいても、トランプ元大統領の演説は我々年寄りにも素直に腹に入った。G7の中で最も貧乏で韓国にも劣ると言われるほど日本経済が悪くなっているにも関わらず対面ばかりを気にしている日本の政治家も、落ちぶれる欧州ではなく、トランプのアメリカに目を向けるべきだ。例えば、2050年に日本がCO2排出量をゼロにしたとしても気温上昇抑制効果は0.006℃だとする報道にはびっくりしたが、しかも脱炭素化の被害は貧乏人ほど影響が大きいと言われているのだから「再エネルギー賦課金」などの悪政は早急に廃止すべし。

★ 日本の製造業の実力なんてこんなもんだったんだろうか。
日本を代表する一部上場の大企業が毎日のように「申しわけありません」と頭を下げる姿は見苦しかった。特に製品品質は優秀と信じられていた大企業の品質データ改竄事件やごく最近では自衛隊との癒着問題などはひどいの一言だ。我々は高度成長期、品質確保の第一はルールを守ることだと教わってきた。しかし、最近の不正企業幹部の妙に言葉を使いまわした発言に、日本の製造業をマネージしている最高位管理者の危機管理の無さを如実に感じる。不具合を改善する方法は難しいことはなく、その時のトップの責任の採り方で如何様に変化するから、傍からみていると原因を含めおぼろげに分るだけに、幹部発言の軽さは実に面白い。「Made in Japan」は既に過去のものなったのかもしれぬとすれば、日本の製造業はどうして生きていくのだろう。
 その度に、企業ガバナンスの重要性が論じられたり、CSRへの取組や社外取締役を採用してきたが、一連の不祥事には如何なる経緯があるせよ関係するトップが深く関与していた可能性も否定できない場合があり、
ほとんどの関係者は本当の主因を知っていても、そんな話は面白いので、自分に関係なければだんまりを決め、そしてひそひそ話が空気を醸成してしまう。
 「NO SECRETS: THERE’S TALK IN THE PITS」
「名経営者がなぜ失敗するのか?」という本の中で、多くの失敗の分析の共通項目は「臭いものに蓋をしようとする人間の本性」が指摘されており、「人間の本性と戦うこと」が経営者の最大の仕事であると書いてあった。

★ こんな世間の話題や事件を気に掛けながら、毎朝6:00前後に寝床から起き、午後10:00前後に寝床に入るのが日常の生活パターンで、数年来変わらない。昼寝はしない、だから寝つきは極めて良い。これがほぼ毎日の日課で、通年通してこの時間内で一日を活動する。朝起きると、パソコンを立ち上げ、その間に洗顔や朝飯を食べ、パソコンで見るのはニュースやスポーツがほとんどだが、お気に入りにいれた報道機関各社のHP、FBは一通り読む。特に興味を持って目をやるのは経済や政治動向、歴史に関する記事が多い。テレビで見る番組も同じくニュース、経済、歴史に関する報道が主で、スポーツ番組もよく見る。毎日生きてる証に、気になったこと等を自分のブログに書き残しておこうと、知らないことは調べて書き写しながら勉強しているつもりだが、阪神が負けると腹がたって阪神の悪口を書き、朝早くから大谷の一打に手を叩いて喜び、それも普通の事象になってくるから慣れとは面白いものだ。大相撲で贔屓の力士は勝てばよくやったと褒め書き、季節なれば花が綺麗だと書き、変わらず能天気なことをブログに書いたりしている多さに、ボーッと生きてるわけでも無いと思うが、昼からの暖かい時間は運動で過ごし、専門医者による今年の健康診断も問題はなかったので、このまま大過なく昨日と同じく今日も普通に過ごせればと願っている。

昨日の訪問者は1300UUだったが、普段は450前後が日常で、私の独りよがりのブログでも読んで頂けるのは幸せだと思う。
読者の皆様、今年も一年、お付き合いいただきありがとうございました。
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