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「Airs」という煙の出ないたばこ

2007年08月17日 | たばこをめぐる見聞記
◎ 一昨日(2002年8月31日)の土曜日、私は完全にグロッキー状態であった。昼寝をしても身体がだるくて、とても外へ出る気力もなかった。たばこが切れてしまった。子どもに頼んでみたけれど、「中学生には売ってくれないよ。そんなことも知らないのかよおー」とあっさりと断られた。カミさんは町のスポーツ大会に早朝から出かけていた。

◎ そこで、引き出しをさがしたら、2年ほどまえに珍しいからという理由で買っておいた「Airs」(メンソール)というたばこがあった。封をきっていたので、メンソールの味はまったくしなかった。受動喫煙対策をほどこした無煙たばこであるが、口をつけて吸い込むと煙量は豊富であり、けっこう美味しく吸えたのである。(2002 09/02)

※ その後、「Airs」は販売中止され、現在では吸うことができない。(2007/08/17)
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秦野のたばこ祭について

2007年08月17日 | たばこをめぐる見聞記
◎ 10月16日、私はこのページに秦野産の塩ゆでピーナツのことを書いたが、秦野といえば以前からピーナツととともに、葉たばこの大産地として名が知られていた。その証拠に、今年も9月28~29日にかけて「第55回 秦野たばこ祭」が開かれた。私は一度も見に出かける機会はなかったけれど、ある業界紙にその様子が紹介されていた。最近では、「たばこには、あまり良いイメージがないので、祭の名称を変えよう」という地元での議論もあるようだが、たばこが農家の貴重な現金収入として地域に認知され、収穫を終えたこの時期に、町(現在は市)をあげて祝った事実や記憶が伝承されている。

◎ 驚いたことに、立派な「秦野煙草音頭」という踊りの歌があり、小島喜一郎作詞、作曲はあの著名な中山晋平であった。私も初めて知ったことなので、ここに一番の歌詞だけ紹介しておきたい。

一.うぶなみどりに なさけの露が
濡れていとしや エー なんとしょ 煙草笛
「ソレ」秦野葉たばこ 畑つくり
ハー みてくれ 秦野のはたらき手

◎  小田急線の秦野駅は、今ではすっかり東京のベットタウンとなり、たばこ製造工場も10数年前に閉鎖され、ショッピングセンター(まほろば秦野)に生まれ変わっている。現在、葉たばこの産地は東北と九州に集約されているようだが、私の生まれ育った福島でもそうであったように、かつては本州、四国、九州をつなぐ一大農産物であったのである。半世紀という年月の変化は、葉たばこを調べてみるだけでも、そのすさまじさを知ることができる。それにしても、「煙草笛」って、どうゆう代物なのだろうか?(2002 10/29)

※ その後の秦野市は、らーめん屋さんの超人気店が軒を並べていることでも有名である。さて、5年ほど前に紹介した「秦野煙草音頭」に関する疑問は、私の勘違い(引用するときに誤記してしまった)であることが判明した。「煙草笛」ではなく、「たばこ苗」であった。一番の煙草苗からスタートし、畑へ移植され、花が咲いて、収穫、販売されるまでのプロセスが、実に十番までの歌詞に構成されているのだ。ちなみに、たばこの花は咲く寸前に摘まれてしまうらしく、そのことが次のような三番の詩となっている。(2007/08/17)

三.いじらしいぞえ 煙草の花は
咲かで摘まれる エーなんとしょ恋の色
「ソレ」秦野葉たばこ 畑つくり
ハーみてくれ秦野のはたらき手
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